カントウマムシグサ
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サトイモ科

環境: 日本、東アジア、山地、林床、湿った草地、多年草、雌雄異株。

根・茎: 根茎偏球形で地中にあり、中央から茎にみえる葉鞘を立てる、これは葉柄下部の鞘が重なったもの(偽茎)、緑で紫褐色のまだらあり、偽茎部は葉柄よりはるかに長い。

葉: 互生、葉2枚、葉鳥足状に分枝して複葉7−17枚位、太い葉柄先で3分枝し、さらに分枝、 小葉卵形大きい、 葉縁脈なし、全縁波打つ。

花: 春、4−5月、花紫、花紫褐色に縦の白線ある仏炎包の筒に包まれる、葉腋から花茎をだし、まむしの頭に似た花をつける、紫緑白線の筒状の仏焔包の中にこん棒状の肉穂花序をつける、仏焔包卵形の先は次第に細くなり筒部の上で水平に曲がる、仏焔包は葉に遅れる、仏焔包の口部はやや広く開く、内面に隆起脈あり、雌株の肉穂下部に緑小球形の子房からなる雌花密生、雄株の肉穂には紫暗色のやくからなる雄花を密生。

果: 液果、熟すと果赤。

参考: 蝮草、寒地、多雪地の全体緑色、仏焔包舷部急に細くなる種をコウライテンナンショウ、、区別が難しいが染色体数が違う八丈島産のハチジョウジマテンナンショウもある。従来蝮草と呼ばれたのはこの関東蝮草である。


全長: 60- 120 cm
葉長: 10- 20 cm
花径: 2- 5 cm



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