オオマムシグサ
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サトイモ科

環境: 北海道、本州、山地、明るい湿った高原、多年草。

根・茎: 根茎偏球形で地中にあり、中央から茎にみえる葉鞘を立てる、これは葉柄下部の鞘が重なったもので偽茎、緑で白斑または紫斑あり。

葉: 互生、葉2枚、葉鳥足状に分枝して複葉9−17枚、太い葉柄先で3分枝し、さらに分枝、 小葉卵形大きい、 葉縁脈なし、大きく葉縁波打つ(全縁)。

花: 初夏、5−7月頃、花緑に白線ある仏炎包(長さ20cm位)の筒に包まれる、葉腋から(通常葉柄より短い)花茎をだし、まむしの頭に似た花をつける、紫黒線のある筒状の仏焔包の中に肉穂花序をつける、仏焔包の形は卵長形、内部に隆起脈あり、先は前面に曲がって次第に細くなり、やや外曲して下垂する、肉穂花序緑白色こん棒状。

果:

参考: 大蝮草、伊豆半島の葉1枚で偽茎と葉柄が同長の種をイズテンナンショウという、仏炎包の舷部狭く肉穂花序細い種をカルイザワテンナンショウ(ヤマトテンナンショウ)という。


全長: 60- 70 cm
葉長: 10- 20 cm
花径: 2- 5 cm



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