ノビル
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ユリ科

環境: 山地、野原、堤、土手、多年草。

根・茎: りん茎球形白色、りん茎径0.3−0.8cm、茎直立1本柔らかい、茎円柱状長い、茎白緑色白粉あり。

葉: 互生、葉茎下部に2−3葉出す、葉線形長い、葉基部鞘となり茎を抱く、葉上部断面三角状、葉柔らかい、全縁。

花: 初夏、花白紫、茎先に散形花序、多くの小花をつける、花序基部に包葉膜質2葉あり、花序に紫色小球状の珠芽混じる、花鐘筒形6裂、花被片6(花片6)長0.4cm位、花片皮針形背に紫線あり、おしべ6、やく紫淡色。

果:

参考: 野ヒルの意味、ヒルはネギ、ニンニクなどの総称、葉とりん茎食用、根茎をすりつぶして外傷、打撲などに薬用、ネビル、ヌビル、ノビロ、ともいう、草全体ニラの臭いあり、季語春、「野ビルの花」は季語夏。万葉集「醤酢(ひしはす)に蒜(ひる:ノビル)搗(つ)き合(か)てて鯛願ふわれにな見せそ水葱(なぎ)の羹(あつもの)」長意吉麻呂(ながのおきまろ)(巻16−3829)。


全長: 20- 70 cm
葉長: 10- 30 cm
花径: .2- .5 cm



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