ユリ科
環境: 山地、多年草。
根・茎: 根茎りん片状多肉質白色、りん茎筒状、こん棒状長4cm位。
葉: 根生葉対生、1対の葉は2葉向き合い平開、葉柄長い、葉厚く柔らかい、葉緑淡色、葉紫斑あり、葉卵形尖る、葉全体やや波打つ、全縁。
花: 早春、花紫、根茎から1本の15cm位の花茎を出し、茎先を急に曲げて1個の花下垂、花被片6反り返る(花片6)、花片卵長形尖る、花内面基部に紫濃いWの紋あり、おしべ6長短あり、やく紫色長0.6−0.8cm、柱頭3裂。
果: さく果翼あり。
参考: 地下茎(りん茎)は澱粉を貯えるので片栗粉の原料、しかし通常市販の片栗粉はジャガイモのでん粉、カタコ、カタカゴともいう。誕生花3・29、花言葉「初恋」。万葉集「物部の八十(やそ)少女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子(かたかご:かたくり)の花」大伴家持(巻1904143)。
遊び方: 風船。 小葉を1枚、縁を残してよく揉んで、元の方を少し切取る。
元の方を親指と人指し指でもむと、皮が2枚に開くので、この部分から吹いてふくらませる。
最後は、風船をふくらませた状態で、手で叩くと「ポン!」と破裂する。
全長: 12- 20 cm
葉長: 10- 20 cm
花径: 4- 5 cm
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