トコロ
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ヤマノイモ科

環境: 山野、つる性、多年草、雌雄異株。

根・茎: 茎肥大して横に伸びる、ひげ根を出す、つる右巻き。

葉: 互生、葉柄長い、葉無毛、葉ハート形、葉薄い、全縁。

花: 夏、7−8月、花緑淡、葉腋に3−5の穂状花序、小花をつける、雄花花序には花軸から2−5花の小花序を段状につける、おしべ6、雌花花序下垂長い、柱頭3、花片6、花無柄。

果: さく果軍配形に見える3稜翼あり、種子の周囲に翼膜質、果実上向く。

参考: 根茎苦味を抜けば食用、オニドコロともいう、別にヒメドコロ、タチドコロなどあり、長寿を祝う正月の飾りに使う、ひげ根を老人のひげに例えて野老と書くときあり。古名「トコロヅラ」。万葉集「皇祖神(すめろぎ)の神の宮人冬薯蕷葛(ところづら)いや常(とこ)しくにわれかへり見む」(巻7−1133)(吉野にて)。


全長: 100- 1000 cm
葉長: 4- 12 cm
花径: .2- .5 cm



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