ハンノキ
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カバノキ科

環境: 全国、林、野原、山地、湿地、水辺、畦などに植林、落葉樹。

根・茎: 幹直立分枝、樹皮黒褐色、雌雄同株。

葉: 互生、葉柄あり、葉卵形先尖る、鋸歯細かい、葉支脈斜めに平行6−10対。

花: 晩秋から早春、11−3月頃、花紫黒褐色(雄花)、花紫紅(花赤紫、雌花)、前年の枝に柄のある棒状の尾状花序を下垂、雄花を密生、雄花穂長5−13cm、雄花がく4裂、おしべ4、雄花の下部に柄のある雌花穂を上向きに、鱗片毎に2個ずつつける、雌花小包2個、子房1、花柱2。

果: 堅果、果球形あるいは果楕円形、松かさ状、果長1.5−2cm、果鱗片くさび形先5浅裂。

参考: 榛、ハリノキの転じた名、材は薪、建築、器具などに利用、樹皮、果実は染料、ハリ、ハリノキ、ハギともいう、同種にヤマハンノキ、カワラハンノキ、ヤハズハンノキ、ヤシャブシあり。古名「ハリ」。万葉集「住吉の遠里(とほさと)小野の真榛(まはり)もち摺れる衣の盛り過ぎ行く」(巻7−1156)。


全長: 400- 2000 cm
葉長: 5- 13 cm
花径: .2- .5 cm



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