カラムシ
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イラクサ科

環境: 原野、畑、栽培、多年草。

根・茎: 根茎木質、茎単一円柱形、あるいは茎分枝多少、茎毛あり、雌雄同株。

葉: 互生、葉柄あり、葉裏毛白綿毛密生、葉卵広形、鋸歯細かい、葉柔らかい。

花: 夏、7−8月、花緑、葉腋に分枝した短い穂状花序に小花を球状に集めてつける、茎下部は雄花、茎上部は雌花、雄花花片4(がく)、
  雄ずい4、雌花花片2合着して子房を包む、花柱1。

果: そう果卵倒形先細く尖る、果毛まばら、果宿存花被あり。

参考: 苧、苧麻、クサマオともいう、 茎は強い繊維質、織物に利用した、西南日本にはナンバンカラムシあり葉柄に毛開出毛あり、
   繊維用に栽培されるラミーはこれからの改良種か、綿毛の少ない種をアオカラムシとよぶことあり。古名「ムシ」。
   万葉集「蒸(むし)衾(ぶすま)柔(なご)やが下に臥せれども妹とし寝(い)ねば肌し寒しも」藤原麻呂(巻4−524)。

遊び方: ぽん(あるいはハッポン)。 葉を軽く握った手の親指と人指し指の上に置き、他の掌で強くたたくと「ぽん」という音がして葉が破れる。
 

全長: 70- 200 cm
葉長: 9- 15 cm
花径: .3- 1 cm


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