タブノキ
前のページへ 次のページへ


クスノキ科

環境: 暖地、海岸、常緑樹。

根・茎: 幹直立。

葉: 互生、葉柄あり、葉革質厚い、葉光沢あり、葉枝先に集生、葉裏緑白、葉卵長形先凸形(葉卵形)、全縁あるいは葉縁やや波打つ。

花: 初夏、5−6月、花黄緑淡、葉とともに円錐花序、1cm位の柄のある花を多くつける、花序の付け根に大きい包葉あり、花片6(がく)3個ずつ2列、裂片楕円長形長0.5cm、おしべ12で4輪に配列、めしべ1、頂芽大きい(0.5x1cm位)。

果: 液果、果球形、熟すと果紫黒(7月頃)、果径1cm位、果柄赤味帯びる。

参考: 葉、材はやや硬く精油含み香気あり、材は装飾器具、樹皮は褐色染料、葉、樹皮からのたぶ粉は線香の糊料、タブ、イヌグスともいう、楠仔木、老樹で木目が巻雲紋のをタマグスといい、高く評価。古名「ツママ」。万葉集「磯の上の都万麻(つまま)を見れば根を延(は)へて年深からし神(かむ)さびにけり」大伴家持(巻19−4159)。


全長: 300- 1600 cm
葉長: 10- 15 cm
花径: .7- 1 cm



群馬大学 Botanical Gardenの写真へ

石川森林図鑑のイラストへ(樹木のみ対象)

写真や図は、上記に「・・・写真へ」、「・・・イラストへ」、「・・・検索へ」などがあれば、その文字をクリックして検索下さい。 それでも適切な写真などが見つからない場合はお手数ですが、他の検索サイトYahoo goo Google などを検索するか、お手元や図書館の図鑑をご参照下さい。