バラ科
環境: 原野、河岸、山地、落葉樹。
根・茎: 茎多く分枝、枝刺多い、刺鋭い。
葉: 互生、葉柄あり、葉裏毛あり、葉羽状複葉1回奇数葉(複葉)、葉全体6−15cm、小葉卵広形無柄、鋸歯、葉柄基部托葉皮針形鋸歯あり、枝に刺。
花: 初夏、5−6月頃、花白、花紅淡、枝先に円錐花序をなし、花を密生してつける、香気あり、がく筒滑らか、がく片皮針形反り返る、がく毛密生、花片5弁開平、花弁三角形に近い卵広倒形先凹む、おしべ多い、おしべ黄色。
果: 偽果球形、熟すと果赤色光沢あり。
参考: ノバラともいう。果実は生薬「営実」として利尿剤に、またバラの台木に用いる。季語夏。誕生花6・8、花言葉「素朴なかわいらしさ」。万葉集「道の辺の荊(うまら:ノイバラ)の末(うれ)に這(は)ほ豆のからまる君を別れか行かむ」丈部鳥(はせつかべのとり)(巻20−4352)。
遊び方: 葉を草笛にする。葉を両手で持って下唇にあてて吹く。
全長: 100- 200 cm
葉長: 2- 5 cm
花径: 1.5- 2.5 cm
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