1999年3月、雨の500km走行

 久々に友達との再開を神奈川の橋本でするために、京都を朝7時にバイクで出
ました。ついたのは夕方の6時30分くらい。その時はずっと晴れてて気持ちい
いくらいでした。その夜はみんなと一緒に鍋を作って食べました。久々のみんな
との再開でとても楽しかった。
 そして、翌朝、8時に友達の家を出て、箱根に差掛かったころ雨がぽつぽつと
降ってきました。まぁ、箱根を抜ければやむだろうと思っていたけど、沼津・清
水・静岡と進んでもやむ気配はありませんでした。名古屋を出る頃には夕方で日
も沈みかけてあたりが暗くなりました。そのせいかとても寒く感じました。
 さらに、ヘルメットの防水・くもり止めも長時間雨の中にいると効果もなくな
り、視界も悪くなります。おまけに防水グローブにも水の染み込んでいる気配が
し、防水のジャケットもなんだか水をはじかない様子。
 とりあえず視界確保のためにヘルメットを上げて走っていたので、直接顔に雨
しぶきが。痛いし冷たいし。
 ついには、手がかじかんでものがつかめないくらいに。一度は高速道路で帰る
事を考えたけれど、料金チケットを取ることができない。もしできても料金所で
お金を払うときにお金が取れない。グローブをはずせば何とかなるかもしれない
が、ここでグローブをはずしてしまうと、もうこの手では再びはめることはでき
ない。高速を降りた後に素手で走ることはかなり危険である。(今でも十分に危
険であると思うが・・・)
 仕方ないので下道を走って帰ることに決めました。鈴鹿に差掛かった所で給油
しました。当然の事ながら、この手ではカードもお金も出すことはできない。そ
こで、給油してくれているガソリンスタンドの美人のお姉さんに、手がかじかん
でグローブもはずせないので、リュックの中から財布を出してくれるようお願い
して支払いを済ませました。とても親切でいい人だったので、今後給油の際は必
ずここに立ち寄ることにする。
 家に帰ってバイクから降りるとずっしりと体が重い。さすがにこれだけの中を
走ると力尽きたのかと、年には勝てないことを実感しました。家に帰ってさっそ
く冷えた体を温めようと服を脱いだらめちゃめちゃ体が軽い。なんと、防水のジ
ャケットがおもいっきり濡れていて、さらにその下のセーター、トレーナー、T
シャツ、アンダーシャツと全て濡れていました。
 そりゃ、これだけびしょぬれなら体は重いし、走れば風で濡れた服から熱を奪
われて寒い。普通のときならまだまだ走れるわと妙に納得してしまいました。

 次の朝、重大なことを忘れていたことに気付くが時既に遅し。
 みんな!!ごめん!!鍋のお金払うの忘れた。次に会うまで貸しといて!!



1999年5月、初めての日帰り観光  この所とても暖かくて絶好のバイク日和。仕事がオフの日はよくバイクで出か けるのだけれど、今回はちょっと違いました。いつもと違ってカメラを持って出 かけました。  目的地は平城京の朱雀門見学。道中はのんびりあっちこっちに立ち寄ってから、 見えてきました朱雀門。遠目に見て走りながら、朱雀門を中心に渦巻き状に走り ながら距離を詰めていきました。というのも、写真を撮るポイントを探すためで す。思ったよりも建物等の障害物は少なくて景色もよかったです。しかし、西と 南は建物が多くて遠くからは撮れませんでした。とりあえず、遠くのショットは 北から、近くのショットは南と西から撮りました。  今まで、あちこちバイクで走り回ったけれど、写真を撮る事に重点を置いたの は初めてでした。また、バイクも写真の中に入れようとすると、どうしても写真 を撮る場所が限られてしまいますね。名所や気に入った場所は歩いてしか入れな い所や、写真の中にバイクを入れて撮るスペースまで考えるとなかなか難しいも のでした。まさか、道路の真ん中で撮るわけにもいかないですからね。  家を出てから帰るまで100kmにも満たないほどの道のりでしたが、カメラ を持つだけで全く今までと違うバイクの面白さが見えました。同じことをしても これだけ違った感動が得られるのには驚きでした。  カメラを持って走るのもいいもんだと思いました。 写真です
1999年7月、またも初乗りは500km  5月末に新たなるバイク(中古)を購入!!BMWR1100RSです。  6月はまとまった休みがない(連休とかね)のでバイクで遠出の機会はなく過 ぎました。  7月に東京に遊びに行きました。もちろん、新たなるバイクで。この子は問題 児で、暖気をしっかりしなくてはすぐにエンストを引き起こします。しかも、な んといっても面倒なのが、サイドスタンドで止めておくとセフティーが働いてし まいエンジンがかからない。つまり、走る直前はバイクにまたがって暖気をしな くてはいけない。普通はサイドスタンドで止めてバイクから離れられるので、暖 気しながらでも他の事ができるのだけれど・・・。  しかし、東京までの500kmは快適でした。何と言っても風をほとんど感じ ないので長時間乗っていても疲れないし、高速で安定するし。しかし、風を感じ て走るにはちょいと物足りない気もします。  良いお天気だったので、走りながら見える景色はとてもきれいなものです。浜 名湖を横切ったり、富士山を遠目に走るのは爽快です。箱根の当たりは、夏場で もひんやりと涼しくて気持ちいいです。  しかし、帰りは東京を出る辺たりから雲行きが怪しくなり、山梨を越える頃ま でには雨が・・・。  初乗りだし、一応雨の日はまだ走りたくない。と思い途中で雨宿りをしました。 しかし、一向にやむ気配もなく後、2、3日はこんな調子という情報もあり、し かたなく雨の中帰りの旅路につきました。残念ながら雨だったので周りの景色や 寄り道はできずに帰りましたが、驚いた事に雨も結構きつく降っていたにも関ら ず走行中にはほとんどといってよいほど濡れませんでした。これには感動。あら ためて走り続けるための性能を感じました。  しかし、それは走っている時のお話。止まるともうびちょびちょです。かっぱ を着たくても、渋滞のど真ん中で足止めされると着るに着られず。
1999年10月、鈴鹿サーキット(南コース)走る!!  一度はサーキットで走ってみたい。そんな夢が叶ってしまった。  サーキット走行会に参加する機会がやってきたので、ここぞとばかりに応募し ました。参加費は安いのだけれど、皮のつなぎとブーツ、グローブ着用の義務が。  参加する皆さんは結構走り込んでいるような人なので、そういう物は持ちあわ せておられました。  まぁ、しょうがない。グローブ以外は持っていないので、早速買いに行きまし たが・・・高い!!なんとも高い買い物でした。全部黒一色で、上下が別れてい るタイプ。どちらかというと皮ジャンのような感じです。まぁ、これならEX4 であろうがBMWであろうがだいたいのバイクには合いますし、どこへ走りに行 くにもミスマッチって事もないでしょう。まぁ、無難な選択といった所です。  当日は、早朝にバイクで出発して、お昼前には鈴鹿に着きました。以外と道も 込んでいなかったしスムーズに移動できました。なによりお天気が絶好調でした。  走行会は午後からでした。初めてなので初級にしとこうかなと思ったけれど、 追い越しなしで、先導車付きなので飛ばす事もあまりできそうにないので、中級 にしました。さすがに上級は・・・ねぇ。  1回目20分、2回目20分で合計40分の走行でした。  初めてのコースなので、コースを覚えてカーブやアクセルの感覚を掴むのに結 構時間がかかりました。普段はバイクを寝かして曲がったり一気に加速したりな んてほとんどやらないし、どうも難しい。というかどこまで寝かせてもこけない のかがいまいち分からないし、カーブに入るタイミング(ラインどり)も慣れて いないとうまくいかないです。しかし、これは何とも面白い体験でした。一般の 路面と違って、かなりバイクを寝かせて曲がってもタイヤが吸い付くのでとても 安定していました。  とはいえ、周りの皆さんはかなり走りなれている人が多く、コーナリングや加 速が上手でした。我がEX4では、周りのバイクとポテンシャルが違うので、つ いていくだけでもかなり大変でした(言い訳ですぅ)。750ccや900cc が結構多かったです。  まぁ、結果はともあれ、普段にはなかなか走らないような事ができたし、バイ クだけの走行で存分に走れたので大満足でした。  次回は、もう少し腕を上げておきたいですね。 写真です

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