21世紀に入り、展覧会の作品も許される範囲で新しいスタイルを試みています。
       平成13年に発表した展覧会作品です。如何でしょうか?      

第28回日本の書展(奈良展)(1/31〜2/4)
               《於、奈良県文化会館》
 「風はきよし月はさやけし いざともにをどり
  明かさむ 老のなごりに 良寛のうた」
 パソコンの画面上で見る事を念頭に横作品を
 従来の右から左への書き方を反対にする為
 横書きにした。  サイズ半切(135×35a)
    日本書芸院二月展 (2/14〜2/16)
          《於、大阪市立美術館》
「柳色黄金嫩 梨花白雪香 玉楼巣翡翠
 金殿鎖鴛鴦 選妓随雕輩 微歌出洞房
 宮中誰第一 飛燕在昭陽 李白詩・宮中行楽詞

 4×4尺(105a角)サイズで従来の形式で
 漢詩を書いた作品
       第29回日本の書展(関西展)(3/18〜/20)
       《於、大阪国際会議場イベントホール》
「柳色 黄金にして嫩(やわら)かに 梨花 白雪
にして香し 玉楼 翡翠巣くい 金殿 鴛鴦を
鎖(とざ)す 妓を選んで 雕輦に随わしめ 歌を
微(め)して 洞房を出でしむ 宮中 誰か第一なる
飛燕 昭陽に在り 李白詩宮中行楽詞」

2×6尺(60×170a)で書芸院作品と同じ詩を
調和体で制作(従来通りの形式)
                第46回神融会書展  (6/5〜6/10)
          《於、大阪市立美術館》
 
 「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
  娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)
  をあらはす おごれる人も久しからず 唯
  春の夜の夢のごとし 平家物語より」
 
 この作品も パソコン画面を念頭に置いての
 横書き作品とした。山馬筆で制作
  作品サイズ・聯落2×8尺(53×225a)
            第24回 青史会書展  (8/24〜8/26)
       《 於 八尾市文化会館プリズムホール》

 「風をみた人はいなかった 風のとおった
  あとばかり見えた 風のやさしさも
  怒りも砂だけが教えてくれた」 
              岸田衿子詩

 今回はテーマが「紙」であったので 季節感が
 出る様 薄い紙(天具紙)を使い 夏の海を風に
 乗って走るヨットをイメージして 三角形の衝立を
 作ってみた
   作品サイズ・半切を斜めに半分を3枚

   ☆ 作品は見難いですが写真の写りが悪く
        大きく出来ませんご了承下さい
                第18回 読売書法展 関西展(8/28〜9/2)
          《於 京都市勧業館(第2会場)
                 京都市美術館(第1会場)》


 「人間とは河のようなものである どんな河でも   
  水そのものは同じだし どこまでいっても
  同じ水であることに変りはないのだが それ
  ぞれの河がある時は細く ある時は早く
  広いこともあれば 静かなこともあり 時には
  清く 時には冷たく ある時は濁り ある時は
  暖かくなるものだ 人間もこれと同じだ」
               トルストイ「復活」より

    作品サイズ 聯落8尺(53×225)

  茶色の半蝋箋を使用 やや長鋒の筆で
  濃墨で書きました

     ☆ 非常に見難い作品で申し訳ありません
        会場が狭く真っ直ぐに撮影出来ない上
        写りも良くありません

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第4回 グループ書展 輪書(10月18日〜23日)
         於 ギャラリー祥
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 「良寛さんのうた」
 あしびきの 山のたをりの もみじ葉を 
 手折りぞ来し 雨の晴れ間に

   作品サイズ 48×45

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 刻字作品 「馬」

   作品サイズ 46×20
 
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第31回 樟展 (11月9日〜14日)
       於 樟蔭同窓会館

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 「良寛の句」
焚くほどに 風が持てくる落葉かな
 トンパ文字にて「落ちる」
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 「挙頭望山月」 (陶板)
 頭(こうべ)を挙げて山月を望む

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