2008.12.20−21,23 (画像はクリックで大きくなります)
土曜日
今日は正月用の花材探しと竹の花器作りに娘が同行、といっても今日帰るのでナさんと別車で後から

上の茶畑からエンジンの音が聞こえます
上るとご夫婦で対面刈りの作業中、エンジンを止めてご挨拶
一面きれいになっていますがまだ何度も往復して高さを低くするそうです。
茶の葉刈りは再来年になるとのこと

小麦が芽を出しています。それも去年よりは元気がいい。
去年は(というか半分は今年)あるかないかの頼りない芽が出るまでに何週間も待ったような気がします。
また麦踏みをやらなければいけないけれどこれが結構大変なのです。足の面積は狭い。。
花器
孟宗竹は花器の長さに切り揃え、斧とハンマーで一部を割り取り、できた開口を鑿と木工ヤスリで仕上げます。
夜もそんなに寒くなく水道の水抜きはしないでもよさそう
地上に出ているのは井戸からのパイプとポンプの回り、それから蛇口までの立ち上げ、寒いときはもちろん一晩でこれらがカチカチに

日曜日
水はちゃんと出ました。
昼頃から雨の予報に、雨に降られると出来ないこと、降り始めて室内で出来ること、と仕事の段取りを考えます。
タマネギとキャベツに骨粉肥料を混ぜた油かすを撒いていると上から声が掛かります。
ナさんも加わり四人揃ってあらためて夫婦同士でご挨拶
話し好きのご夫婦でいろんな地元情報を仕入れました
やっているお茶畑はあちこちに分散していて、そこではいろんな動物との遭遇があるけれどアライグマとはまだないのだと。

この里山にはりっぱな角を持った鹿もいて、藪では角を拡げたままでは動きにくくそんなときは角を後ろにたたみ、跳躍もすごいということです。
先日四条畷から通って筋違いの谷の奥で畑をしているKさんを訪い聞いた話、時にイノシシが上からどどっと駈け下りてきてびっくりするのだそうです。
イノシシにはお目にかかりたくないけれど鹿には会ってみたい

対面作業を繰り返してお茶はかなり刈り込みが進みました。
つるバラ枠の塗装
赤色錆止めを塗り、乾いてから更にねずみ色の錆止め塗装、色を変えないと塗り落としがよくわからない、プロ仕様
ここまでやって後は雨が降っても大丈夫な、花器の下の台つくり

天皇誕生日
出かける前に買い出しに出かけるナさん、といってもバス通りの向こう側歩いてすぐの家から見えているスーパー。
その間に食器洗い、お米をといでご飯を炊くこととともに毎土曜日朝の私の仕事で、早く出かけるためには分業で片付けないと・・・
鶏を買ってきた  、と二つの大きな塊を示します
意図はわかったけれども誰がするの

流し場作業台の脚付け直し、下が有効に使えるように
つるバラ誘引枠の上塗り
白の水性塗料、これが失敗だった。全然乗らない、
クレヨンの上から水彩、そう、あれと一緒、油性の錆止めの後は油性にしなければいけなかった。
時間を掛けてなんども塗り重ねて・・・、また来週も作業が続くでしょう

さて鶏の塊
おなかに詰め物をして塩こしょうを振り、後はよろしく、とナさんは一人里山歩きに出かけます。
ドラム缶に澳をたっぷり作り、親子のダッチオーブンを並べます。
今日はクリスマスイブイブ、一つは娘達へのプレゼント



2008.12.13−14 (画像はクリックで大きくなります)


土曜日 少しでも長持ちするように、ベランダすのこの堆肥枠にブルーシートを張ります。
桜の木の下に立てて隅を太い針金で留めれば完成、1.9m×1.9m×0.8m=約2900L、たっぷりの容量で満タンにするのは大変です。
この季節まずは落ち葉集めから

作業中に軽トラが上ってきます。新しい隣人が登場、早速挨拶を交わします。
遠南さんから経緯は聞いていて(少し手を付けていたことについて)「すまんだったね」いえいえ、きれいな茶畑が維持されるのならそれだけでいいのです。
お茶はてん茶にするのだそうです。揉まないで乾燥させて後の工程業者に渡すまで
今日の一人作業では畝間を刈り払い機で拓いています。通り道を作っておいて後で対面作業の刈り機で上部を落とす。刈り払い機という発想はなかった。

遠南さんは先日しいたけ温室用のボイラーを人に譲り、お茶に続いて椎茸からも完全撤退、
里山チェックの回数が減ると会うことが少なくなるのは必然で寂しいことです。

つるバラの誘引枠の溶接組立作業
すでに出来ている2枚の断面枠を立て、3本の長いアングル材を長手方向に溶接すると立体的な枠ができました。
あとは晴れた日に錆止め塗装+白の上塗り塗装をして、ワイヤを張り渡し、玄関上の屋根に載せれば完成。
 
残った暗くなるまでの時間はパレットの薪作り

夜、雨の音、日曜午後からの予報だったのに・・、天気は早く動いている
朝、弱い雨、しかし薪ストーブに火を入れ、コーヒーを淹れ、(なぜかこのタイミングでナさんが起きてくる)食事をしているうちにもう上がります。
変わり門松の準備 青竹を探して山に入ります。今伐採しているハチクではちょっと役不足

採って来て次はベースの箱作り
竹を埋めてコンクリートで固める。
隣の大工さんにもらってきた厚板を4枚同じ長さに切断、リサイクルショップで手に入れたスライド鋸は役に立つ買い物でした。あきれるほど楽に正確な切断ができる。
隠しネジ用に2種の径にドリルで孔を開け、ルーターで6ミリの溝を掘り、5.5ミリ厚の底板を嵌めてネジ留めすれば出来上がり 

そんなことをしているうちにF君が現れました。自宅庭の植栽を整理した太枝(薪に使える)と小枝を車に積んでボランティアに。
持ってきた小枝を焼却しながらまた竹林の整備を進めてくれます。持ってきた枝払い用の棒は昔郷里でこのように使っていたと、確かに作業が早い。
竹林の上半分は隣との境界まで伐採が進みました。

変わり門松の箱ベースには竹を立てモルタルを流し込んで、固まれば発注者(娘)に引き渡してあとは竹に飾り付け




2008.12.6−7

土曜日 前日の雨のあと急に気候が変わり、薪ストーブに火がほしくなる寒さです。
到着後まずはいつもの通りぐるっとひとまわりのチェック
至耕天の畑、白菜はまだ巻く様子が見えません、約百個(作ったポット苗)がものになるのかどうかは大きな問題。ナさんはもう悲観的です。
小麦の発芽はもちろんまだ先、新開墾畑のエンドウは一番寒風にさらされる場所で落ち葉堆肥で襟巻きしていますが生き延びそうなのはポットの時の半数くらい。
竹林の上、南縁の大きなクヌギはもうほとんど葉が落ちて畑に透けた日が当たり、やっぱり樹は落葉樹。

会社で引き取って井戸のそばに積んである古パレットを薪にする作業
電気丸鋸で床板を芯材に沿って切っていくと短冊板と釘が残った芯材に分かれ、芯材をストーブに入る長さに切るとこれがこの冬の薪、灰の中の釘は磁石で集める。
短冊板材はいずれ手斧で子割にして竈用の木っ端薪になります。
パレットの板は堅くて火保ちがよいのです。
暗くなってまだ半分以上残っていますが当面の薪は確保できたので後はまた先の仕事

夜は冷えてきてナさん「水抜きしないでいいの」、「大丈夫」だって前日の夜も同じくらいの寒さだったけれど大丈夫だった。
翌早朝、水を動かしておく方がよいと思い厠内の蛇口をひねると流れだして一安心。
暖かい井戸水と冷え切ったポンプ+配管の水を入れ替えようとしばらく流しておくとやがて水流は細くなります。
ポンプがまわっていない、しまった、凍らせてしまった。

明るくなってポンプを点検すると2カ所のゴムパッキンが氷に押し出されています。
交換しようと配管を留めているナットをはずそうとしてもねじ山がさび付いて回りません。
耕耘機と同じ、ナットがステンレスなのでまだ救われているけれど・・・
潤滑油を吹き付けワイヤブラシでねじ山を磨き上げてようやくはずれました。
環境が悪い場所、部分のナットは定期的に緩める−締める、ことの必要性を痛感します。
もう十分劣化した専用のゴムパッキンを2カ所スペアと交換、これは以前の反省から取り寄せたストックがあるのです。

呼び水を入れ電源on、リセットボタンを押すとウンウンと真空状態から水を吸い上げ始め、タンクが満タンになるとリレーが働きモーターストップ、これで無事復旧完了
大事の前に小事発見、人間万事・・・・
ナットがまだはずれる状態だったことで今回のトラブルはむしろ幸運だったといえるでしょう。

ナさん「何してたの」  「・・@?×・・」 寒い中どれだけ苦労していたか  「(あなたが)いないとどうなるの、誰でも出来ないとこまるのよねえ」
マニュアルを作って済むようなことではないのです  「電気や水道の配管のルートなんかも書いといてもらわないと木を植えるときこまるでしょ」
そんなもん、もう私にもわからない。
たしかに自分で修理ができないと田舎暮らしは成立し難しいでしょう。

日曜日 軽いDIY作業から 
自宅収納スペースの棚の製作 材料:棚板は手持ちの合板 脚には自宅隣でもらったばかりの棒材
(長い間畑に使わせてもらった)隣地が新築中で「薪にする不要材がほしい」と大工さんに話を付けたので、集めて置いていてくれるのです。
昔、年末餅つきの前は新築中の現場を探してもらっていたのですがその頃に較べると一軒での不要材が本当に少なくなりました。
そんなことを大工さんと話していると、昔と違って燃やせなくなったので無駄なく、処分する量をできるだけ少なくするようにしてあるのだと。

竹林の伐採
晴れて日陰ができると、気持ちはもうなんとかしたい、今日はここまでと決めて・・、ようやく先が見えてきました。

堆肥作りの準備
篠竹、雑草を積み入れた最上段畑が一杯になったのでもう表土を入れて畑に使いたい。落ち葉が杜にたくさん積もりこれも堆肥にしたい
堆肥枠は4枚のすのこに少し手を入れ再利用
このベランダすのこは結婚してすぐ、最初のDIY作品です。それからもう30年以上の星霜、やはり檜は強い。ちなみに2番目の作品はベビーベッドでした。

2008.11.29−30

農作業が一段落して追われる仕事がなくなり、
晩秋と初冬が入り交じり、少し落ち着いた里山ではスローな気分になります。

土曜日の作業は腐葉土取りから
これはナさんから要求されていることでもありますが、実は裏の杜に楽に抜ける道を造りたい。
道は敷地境界の溝(窪み)を越すのですが埋めてしまうと大雨の時ダムになってしまう。
ちょうど不要資材で引き取った大口径のエンビパイプがあります。これを埋め込めば溝の機能を維持する通水暗渠になる。
そのあたりは腐葉土の宝庫で、埋め立てる前に取っておきたいのです。
その後の埋め土は畑の下の不要な粘土質の部分を使いたい、と欲がでるとなかなか前に進まない。

陽が落ちるのが早くなって暗くなると伊賀市のホームセンターと大型スーパーへ買い物 自宅DIYの材料と食料の仕入れ

日曜日
天気がよいときはやはりアウトドア、特に黄葉の景色を眺めながら作業をするのは気持ちがよいものです。
竹林の伐採が進み、遠くに見える景色も広がっています。
傾いた冬の天道が竹林に掛かり竹林寄りのタマネギの畑は半分くらいしか日が当たっていません。
その日陰のところに行ってどこの竹が遮っているのかを確認するともう切り倒したくなります。

自分は好きなことばかりしている とナさんは言いますが、それはお互い様
それぞれその時にやりたい、やらなければという思い入れの気持ち、理由があるのです。

竹林伐採ボランティアでだいぶ後退したのですが地軸の傾きは更にまだしばらく続きます。
山や建物だと仕方がないとあきらめるけれど竹は切った分だけすぐに効果が出る。
切っているうちに新領地境界斜面の大きなクヌギの樹の枝を縫って突っ立っているたくさんの竹が気になり始めます。
これまで竹の葉に覆われてきた下の方の枝を解放して春の若葉をいっぱい開かせたい。
こちらは切って斜面の下へ落とすだけなので始末が早い

ノコギリ作業の続きで茶畑防風林?の伐採
マイ茶畑の縁はリョウブ、ナラなどの落葉樹と常緑のカシが密生しています。
茶畑にも日が当たるように常緑樹のカシを切り取ってしまうとすっきりしました。

次はようやくインドアへ
久しぶりの溶接作業 延び延びになっている自宅庭のバラの誘引枠の組み立て
20ミリ幅の山形鋼の溶接はもう手慣れてスムースに進みます。

水道設備の水抜きが必要な季節になりました。来週はもう抜くことになるでしょう。

2008.11.22−24

三連休の土曜日
小麦を植える準備 至耕天の畑残り半分に鶏糞、油かす、ようりんを撒き入れリニューアルした耕耘機を入れます。
すごい、雨後でないということもありますが鋤は深く回転し土が沸き上がるように耕されていきます。
ついこの前までの機械はなんだったのか、おかげで腰が痛くなってしまいました。
耕すのが深くなった分耕耘機は沈んで姿勢が変わってしまったから。ハンドルの角度を変えなければ。

久しぶりに里山の整理と掃除。明日は来訪者があるので、こんなタイミングでしかきれいにならない。

天気予報がはずれ暖かい快晴の日曜日、初めての人にしては珍しく途中一度の問い合わせも通り過ぎの戻りもなく車は到着、
里山らんどのみの小字(この近所は一軒ずつ小字が変わります)が目的地に設定されているナビに誘導されれば近くまで来られるのは当たり前、
と言ってしまえば実も蓋もないのですが。
訪ってくれたのは若い頃職場をともにした友人夫妻、ずいぶん久しぶりの再会です。
ずっと前に免許が取れたらと約束し、その間に彼は免許を取り、しかしペーパーなるがゆえに彼女が運転し、豊中からやってきたのです。
夫妻は滋賀県の同じ山里の出身で、その地域の中で管理しなければいけない古民家、山林を持ち、その維持の大変さを聞いていると里山らんどの気楽さをあらためて感じます。
 
お昼は手打ちの十割蕎麦を持参してくれています
文字通り釜ゆでの蕎麦を堪能した後は小麦の製粉作業
初めて使う手回し製粉機のお披露目ですが、みんなの目はプラ衣装ケースの小麦へ
ちいさな羽虫が中に飛んでいたのは知っていましたが、じっくり観察されるといろんな虫が見つかります。
「これってゴクドウ(極道??)虫?」「いやいやコクゾウ(穀象)虫」、小さいけれどよく見るとやっぱり象さんみたい
それにぶよぶよの白いちっちゃな虫、たくさんの麦に小さな孔が穿いていて、「これ軽いよ」
収穫から脱穀完了まであまりに長すぎた。半年放っておいた間にいろんな虫が食べ、卵を産み付けていたようです
虫を製粉するわけにはいかないし、不良麦と健全麦を選別することはほとんど無理だし、結局焼却処分ということになりました。
脱穀を手伝ってくれたフクダ君ごめんなさい。
麦わらは残りましたが

月曜日は勤労感謝の振り替え休日 労働できることを感謝しましょう。
朝7時過ぎ、雨はまだ降っていません。というより雲が少し見えるだけの青空
さっき見たテレビの予報では小豆島はもう雨で大阪湾は雨雲に覆われていました。まもなく雨雲が河内平野にかかり、信貴・生駒の連山に近づくのをイメージできます。
まだ大和盆地、奈良の奥山を越えてくるまで少し時間があるはず、小麦の種蒔きを急がなければ
昨年末から正月の2回の種蒔きは時間がかかりすぎました。今回はその反省をふまえてやり方を変えます。
蒔き終えて、秋の木の実を探しに山に入った頃ポツポツと雨、

本格的に降り出し、次は雨合羽を着て段々畑の土留めの手直し、杭が朽ちて枕木が少し押し出されているのです。
一応土質力学も学んでいるので雨水をたっぷり含んだときの崩壊のメカニズムを理解してイメージできます。崩れてしまうと直すのが大変、
枕木背面の土を掘り上げ、枕木を押し戻して、先日仕入れた腐らないリサイクルプラの杭を打ち込む。
暑いときは雨合羽を着てこんな作業をするなど考えられないのですが寒いのでちょうど良い具合。この時期にしかできない雨の中の作業

少し早く帰宅して今日は娘達の新居で夕食の招待を受けます。

2008.11.14−15

先々週末は長崎(佐世保)、佐賀(唐津)への出張からそのまま福岡へ帰省、で先週の里山はお休み

土曜日朝、伊賀市のホームセンターから耕耘機が直ったとの連絡

精華町のホームセンターに寄り30ミリの山形鋼を4本仕入れます。長さが5.5m
軽トラを借りても普通の人が運ぶのは難しいでしょう。こんなものがホームセンターで手に入る時代になったのです。
これは自宅庭のバラの支柱枠になる
到着後手持ちの山形鋼と一緒に回転切断機で切断作業
明日は雨の予報なので孔明け、溶接ができるように部材の準備をしておきます。

夕方耕耘機を受け取りに伊賀へ
修理屋さんでもないのに成り行きで結局足回りは全交換の大幅な修理をしてもらいました。
持ち込み前ピンが抜けなかったシャフトは潤滑油スプレー缶一本使ってなんとか抜いてくれて、
オイルは真っ黒だったそうですがこれも交換してもらい、感謝感謝です。
記念のため、いや戒めのために刃は引き取ってきました。写真は新旧の刃。
使い過ぎたから刃のようになっただけで最初はやはり鋤です。

草刈り機は交換対象部品が一万円以上するということで修理は止め、ご近所の店員さんのお勧めのしっかりした機械を購入、4台目です。
草刈り機とともに、日常の管理方法(使った後の油の抜き方、草刈り機は混合燃料なので特に燃やしきってキャブ内に残さないこと)、
メンテナンスの指導・教育をしっかり受けました。そしてもっと優しく扱ってくださいと。

夜食後は昼間切り取っていた渋柿を剥いてひもを付け干し柿作り、気温はもう大丈夫でしょう。
遠南さんからは、うちはいらないから全部取って、とお墨付きをもらっています。

日曜日
予報通り朝から雨
娘に頼まれた棚の受け板つくり、ホームセンターで幅広厚手の板を探してもないので手持ち厚板の端材をはいで幅広にします。
幅方向に板を継ぐことを木工用語で“はぐ”といいますがどこからきているのでしょう。
板の向き合う側面にボール盤で孔を開け、少し大きいダボを間にたたき込むと一枚板に。新鋭のスライド鋸で両端を切り揃えると出来上がり

午後は雨が止んだので至耕天のさらに上の新領地の畑を掘り返してポットのエンドウ豆を植える準備
最初に植えたジャガイモを収穫した後ほったらかしだったので、回りからまた竹の根が伸びてきていないか心配だったのですが杞憂でした。
そんなに急に伸びるものではないらしい。
しかし土の壁にのぞく竹の根を見ると更に引っ剥がし開墾したい気持ちがフツフツと湧き出し、それを押さえつつ苗の植え付けは完了




2008.11.1−3

今日は一人で通勤?途中の里道、軽トラの遠南さんとすれ違います。
ちょっと複雑な表情、窓越しの会話、申し訳なさそうな声で、あんなー・・、茶畑・・、やりたいいう人がでてきてん
良かったじゃない
あそこまで(茶刈り)してくれて・・・・、部分的にやってもらってもいいんやけど
いやいや中途半端なことはしないほうがいい
わるいなあ
全面の面倒を見られるわけもなく、里山、茶畑の景観が保たれればよいだけなのでそれは最善の成り行きです。
新しい隣人とのおつきあいに期待しましょう。
でも、冬の作業をイメージしていた分ちょっと残念

到着するとすぐにタマネギを植える準備
予定地はサツマイモの後とその続きの空き畑、サツマイモを掘り上げながら耕耘機がないので鍬で耕していきます。
サツマイモはどうやら失敗、小さいイモばかりでたまに普通のサイズ
蔓を切らないから栄養がみんな葉と蔓にいっている、これは去年もナさんに言われましたが、たしかに立派なボリュームのある葉と蔓
フェンスで囲ってしまうと世話することが難しいのです。
イノシシにやられるリスクと、この不作の結果を較べると何もしないほうがましか

サツマイモのエリアを掘り耕し終わり、作ってそのままにしていた畝に鍬を入れると断面に5pくらいの穴が見えます。それも一畝に2本から3本
もぐらです。地表面の盛り上がりがないから耕耘機の作業だと気が付かないでしょう。
孔はずっと見事に走っていて畝はトンネル用地を提供し躯体工事を手伝っているようなもの
続くダイコンの畝もおそらく穴だらけで、部分的に干からびたダイコン、トンネルはつぶしておきます。

小麦の風選
扇風機で横から風を送り、ブロアーで上から風を吹き付ける、軽い殻は飛び去り重い実は残る、まもなく製粉

少し早めの帰宅、途中のホームセンターでナさんが予約していたタマネギの苗を予約の倍、タマネギ200本、赤タマネギ100本を購入します。
今日は息子が友人の結婚式で東京から帰省
娘は歩いても10分ほどの新居へ引っ越し、初顔合わせということもありますが、夕食は一緒に鯛の塩釜で新しい生活のスタートをお祝いします。

出直しの翌日は耕した畑に鶏糞、油かす、ようりん、化成肥料を入れ近南さんに借りた耕耘機を入れる。
やはりちゃんと刃がある耕耘機は気持ちが良いくらい土をかき混ぜ軟らかくします。
ナさんはエンドウとタマネギを植え付け、ここでまた一講釈、鶏糞、油かすはチッソでやり過ぎると葉ばかりのエンドウになる!言われればそうだけど・・・・・。
別の新しい畑で大きな手製のフルイを使って石除け、いまさらという気もしますが耕耘機の刃を削ってきたのは埋もれた大小の石、
ここに借りた耕耘機を入れるわけにはいかない。

文化の日、朝早く軽トラでない軽乗用車が躊躇なくスーッと駐車場に入ってきます。
あらわれたのはF君、ナさんと同期のクラブの後輩、里山OB会の続きで竹林伐採のボランティアにやって来てくれたのです。
時期がはずせない農作業が忙しい時に伐採が進むのはありがたいことで助かります。

干し柿
井戸近くの渋柿は今年当たり年、びっしり実をぶら下げています。
干し柿を作りたいけれど皮をむける(実が堅い)時期はまだ気温が高すぎて干してもカビがくる。
合わなくなったタイミング、これも地球温暖化の影響?
でこのような解決策、冷蔵庫にぶら下がった柿は約100個

農事メモ
うすいエンドウ あまいエンドウ(スナップエンドウ)の種蒔き タマネギの植え付け 
ゴーヤの最後の収穫と蔓、棚の整理
ナスの整理




2008.10.24−26

柿全滅

里山に到着するといつものように斜面の畑からスタートしてひととおり状況をチェック
富有柿の実がなくなっています。
畑の中の大きい木は今年たくさんの実を付けたのですが摘果をしなかったからか、もうほとんど落ちてしまいました。
逆に期待していなかった斜面の柿の木では落とし忘れた5個ほどが大きくなり、細い枝の高いところに付いていたので大丈夫だろうと次週(今週)の収穫を楽しみにしていました。
下の枝が折られていたのでアライグマの仕業かと思いましたが散らばっている食べ屑の状況からカラスも疑わしい。

遠南さんに先日の茶畑刈り込みの報告をしているとイタチがちょっと先の方でちょろちょろと池の前の茂みに出たり入ったり。
なかなか離れません。顔はイタチですが小さな子供でまだ人間との関係が掴めていないのかも知れない。
いったいヒトが恐れるべきものだということをいつから認識するのでしょう。生まれつき持っているのかそれとも親から教えられるのか。
外国の公園ではいろんな野鳥が足下に群れて逃げないのに日本ではいじめてもいないのに近寄らない
長い間のつきあいの積み重ねを遺伝的に持っているのかも知れません。

畝間がわからないくらい枝葉が伸びてしまった畑の取りかかりの大変さを話していると下刈りが必要だろうとエンジン剪枝機を貸してくれることになりました。
一人で操作するものでこれならぼちぼちと進められます。

新しくてなじみの?地元の知り合い

耕耘機の刃の取り替え 刃が付いている車軸ごとはずして持ってくれば本体は必要ないと言われ、
たしかに一本のピンを抜けば軸ごと左右ではずれる筈、ところがこのピンが叩いてもビクとも動かないのです。車軸に刃を取り付けているナットも錆び付いてはずれません。
時に雨ざらしにされ泥、石くれを相手に長い間働いてきた耕耘機は錆固まっているようです。
結局伊賀市のホームセンターに本体ごと運び、それまで電話で相談していた担当者の名前を告げます。
現れたのは年配のなじみの顔で、刃の減り方にあきれながら、これだけ使い込んでもらえたらうれしいです、
部品がまだ着かないのでとりあえず預かります、刃だけ替えるのが難しければ車軸ごと交換します、といいながらトラックから下ろします。

振動する草刈り機は刃の歪み等のせいかもしれないと新しい刃に付け替え試してくれますが振動は止まりません。
これも先端の部品の交換を依頼して預けます。
どこから来られました。月ヶ瀬、月ヶ瀬はどこ、田山、田山のどこ、天理教のところで折れて・・・、ああYさん
小字を言うと、ああ、あそこですか、じつは私も田山です。
家は幹線から分かれるもう一本の里山への上り道のすぐのところ、ゆっくり歩いても10分足らずでしょう。

それにしても世間は狭く里山はさらに狭い。
土地を世話してもらい田舎暮らしのご近所の集まりを企画してくれる田山のMさんはこの人の同級生だそうで、
谷筋違いで自分で登り窯を築いた田舎暮らしの元校長Sさんには高校時代に教わったのだそうです。
こんな強力な味方がご近所でしかもなじみのホームセンターにいるのは心強いこと。

日曜日は朝からあいにくの雨、自宅パーゴラの支え金具の製作
デンマーク製の20年保証のパーゴラの掘っ立て柱の柱元が腐りかけているようで、すぐ横の立木に連絡を取り支えるつもり。
あらためて保証書を確認すると16年経過していて、調べると製造元、輸入業者、施工業者すべてもう存在しないようです。
何が20年保証なのか 諸行無常の響きあり 

小麦の脱穀

千歯扱きの作業は完了したので次はちぎれた籾穂に残っている実落とし
コンクリート床のブルーシートに拡げ、持ち手の短い木槌で叩きます。
やっていると要領が掴めて千歯扱きよりは楽な作業。
それにしても叩いた全体と落ちた実を見ると歩留まりはかなり低い。山ほどの籾殻を吹き飛ばしてさてどれだけ実が残るか
早く風選、計量して製粉作業に移りたい

2008.10.18−19


至耕天の畑の白菜、ダイコンはあいかわらず大きくなりません
先週、中の畑に蒔いたニンジンの種 まだ芽が確認できません。
刃のない耕耘機で耕した畑は畝つくりに鍬をふるっても土はかたまりで表面がごろごろの小山しかできません。
ニンジンの種はほんとうに小さく軽くてどこに蒔いたかわからないようなうえに、土を被せようにもそれもかたまり、
仕方がないのでポット用の培養土を被せていきます。
しかしこれも軽いので翌日降った雨で流されてしまったかも・・・・

耕耘機は刃を留めているボルトナットに油を差して来週の交換の下準備
錆ついたナットははずれるのだろうか
新しい刃を伊賀市のホームセンターに注文すると耕耘機ごと持ってきて、と言われアフターメンテナンスの心意気を感じます。
この際徹底的に見てもらいましょう。
先端部のベアリングが潰れていそうな振動の刈り払い機も一緒に。
使い方が荒いのでしっかりした機械を選択しないと

竹材ストックの棚つくり
整理が進んだ竹林の中で生きた竹を柱に平行な空間を作り(竹林下の画像右側)、柱に竹の梁を渡し棚にして竹材をストック、鋼板波板の屋根を付ける予定。
土のうえに置いた竹は雨に濡れるとすぐ黴びてスカスカになってしまうのです。
柱の竹は切らずにおけばもちろんいつまでも元のままですが屋根を付けるのに邪魔になる。
途中で切っても下の竹は切らない時と同じように生き続けるのだろうか?

夜なべと早朝の作業で小麦の脱穀はようやく完了しました。
蕎麦の時はあまり役に立たなかった千歯扱き、麦わらの頸が強い小麦では有効でした。
お昼の番組で子供達が昔ながらの足踏み回転ドラム式脱穀機を使っていましたが、穂を揃えるのに時間がかかるのでこれではそんなに効率は上がらない
ある程度そろっていればいいのですが

小麦の栽培 今年(昨年末から)の反省とこれまでの作業で感じたこと

・種蒔きの時期を逃さない
・きちんと肥料を与えてちゃんと実が入った丈が同じくらいの小麦を育てる
(肥料の入り具合も違っていたのでしょうが、種蒔きの時期がずれた二つのエリアでは籾の大きさ実の入りに大きな差が出ていました)
・収穫前のイノシシ侵入防止対策
(特にできがよい部分を収穫直前にやられ、穂のない茎を取り除き、倒されて乱れた穂を揃えるのに手間がかかりました。実るまでの手間と脱穀の手間は比較にならないほど)
・刈取りで束にまとめる時できるだけ穂の頭を揃える
(これも脱穀時の手間軽減策)

そして今年も種蒔きの時期が近づいてきました。リベンジの心境です。


2008.10.11−13

見通しが暗い高原野菜への挑戦
至耕天の畑の白菜、ダイコンはなかなか大きくなりません
やはり出遅れは大きい、肥料は入れたけれども土が出来ていないからかな
来シーズンは種蒔きの時期とテクニックを考えて立派な野菜を育ててみたいものです。
まずはこの冬に堆肥つくりから

体育の日につながる三連休
今年も恒例のイベント 長大サイクリング部里山OB会 が開催されました。
初日から参加して畑の耕耘をお願いしたF君「こりゃだめだよ、耕耘機の刃がなくなっている。
田舎では3,4ヶ月で取り替えていた、これならスコップで掘り返したほうが早い」というのです。
きれいな形状のまま少しずつ減っていたので気が付かなかった。

最近ようやくこれはおかしい、調べなければと思いながら使っていました。
早くから指摘していたナさん、ごめんなさい。一番外側の刃でない部分のことをいっているのだと思っていた。
ヒトは小さな変化の積み重ねには気が付きにくい、ということと、あり得ないという思い込みが効率の悪い作業を続けさせてきた。
また彼はえびじょうけ(どうも福岡の方言で子供の頃から言い慣れていますが、箕というのかな)で行う小麦の風選もやって見せてくれました。
彼だけではなく農家出身者は子供の頃に体験したノウハウを記憶として持っていて疑問を投げるとすぐ役に立つ答えが返ってきます。

イベントの詳細はいずれ events & visitors で紹介するとして

今年は草刈り、草取り、茶畑の刈り込み、竹林の伐採整備とたくさんのボランティアをやってもらいました。

里山らんど至耕天畑裏の茶畑は昨年まで同年代のご夫婦二人でやっていたのですが条件の良い他の場所に移り放棄茶畑になっていました。
畑の所有者遠南さんに刈ることを承諾してもらい機械も借りる段取りをつけていたのです。
しかし枝葉が伸びた茶畑はもう畝の境界が判別し難いほど密生して中を進むのも大変です。
深い(丈が高い)ところから手を付けたボランティアK&Sコンビは最初かなり手こずっていました。
高い位置での機械操作に、刈り取るボリュームが多いのですぐ機械に溜まってしまうのです。
ある程度の範囲を見通し良く試験刈りし、次に里山らんどの茶畑もきれいにしてもらいました。

竹林整備はいつものフジモト夫妻にF君も加わってまただいぶ伐採が進みました。

そして最後の作業は恒例の薪ストーブの煙突取り付け。

夏は煙突孔に換気扇を取り付け屋根裏の熱気を排出、年2回の機能交換です。
重いステンレスパイプの煙突は多くの手伝いがなければとても上がりません。
毎回1年経つと忘れてしまうテクニックが必要な煙突の収め方と引き上げロープの括り位置
収めは北西方向から箱抜きの対角を利用して、ロープ位置はマーク付けしました。

このイベントで里山らんどはすっきりしました。ボランティアのみなさんありがとうございました。



2008.9.27−28

9月最後の土日
来月は一年ぶりのイベントがあるので里山を片付けて少しでもきれいにしておこうと大掃除、 は内的欲求というより外的圧力。
泥付きの長靴で出入りするコンクリート土間には掃除機をかけ、
かなり汚れて薄くカビも生えていた窓はしっかり水拭きすると見違えるようになりました。
トイレ槽にはおが屑と杜の腐葉を入れ発酵を促進、エコトイレはパイプ換気扇が有効に働いて室内はほとんど臭いません、
外では風向きにより時々・・・。今度木酢液も入れておこう。

近南さんは不思議に思っているでしょうが、いつもトラックで運び込む荷物の量と運び出す量のバランスが取れていない。
燃えてしまうもの、土に還るものもたくさんありますが、道具・資材は増え(ナさんはゴミ屋敷に向かっているとうるさいのですが)、
うまく片付けないとあちこちに散らばったまま。場所はあるというものの雨に対応した収納設備が追いついていないのです。
設備をしても、収納力が増えるとまたそこに持ち込む、いたちごっこ。

近南姉が畑でため息
順調に伸びていた白菜がやられてしまった、と、たしかに並んでしおれています。
モグラです。根を食べるわけではないけれど、ミミズを探して畝の中にトンネルを掘りまくり根を裸にしている。土を戻して持ち直すのかどうか。
里山らんどでもモグラがあちこちにトンネルを掘り、踏むたびに靴が沈み込んでしまいます。

かつて畑で見かけたカラカラ回る小さな風車、
(ネット調査から)モグラは土に伝わる音を敬遠するらしく、あれはモグラ除けだったということが今にしてわかりました。
スピーカを畑に埋め込むともっと効果的だろうけれど。
それにしても近南さんの白菜を見るとうちは完全に出遅れです。ダイコンも同様

農事メモ

直植え ネギ 
ポットに種蒔き 白菜 黄タマネギ サラダ小松菜 高菜 
冷床に蒔いた白菜と黄タマネギと赤タマネギはほとんどでません。これはもうあきらめて撤収するべきか。
無駄な労働もしているなあ。
至耕天の畑の半分に鶏糞を入れ、来週あぶらかすを入れる予定、これは白菜を植える準備。
畑のエリアが広がってきたので連作防止のために履歴記録、場所計画など手間のかからない情報管理の方法を早く確立しなければいけない。
菜園管理のソフトをシェアウェアで手に入れたのですが形が異なる分散畑ではどうもうまくシステムに乗りません。

2008.9.20−21,23

R163恭仁京跡付近では彼岸花が畦道のそこここに赤いかたまりを見せています。
全開の窓から入る風はもう秋の気配
この花は時期を逸すると赤の鮮やかさがたちまち色落ちてしまうのでその情景の趣は一変します。 

土日と彼岸の火曜はほとんど農夫。
段々畑下段は先々週ダイコンとカブの種を蒔いたけれども芽が出たところを虫に食われて
僅かに残ったものも無惨な姿に。これは種を蒔き直し。
下の畑のダイコンもやはり雨に流されていたらしくこれも新規蒔き直し。

至耕天の畑は小麦収穫の後一度耕していたけれどまた草が生えてきたので耕耘機を入れる。先手必楽、草が小さなうちは耕耘機も軽い。
前に刈って脇に積んでいた枯草の場所を中心にイノシシが掘り返しています。
この中にどれだけのミミズがいるというのでしょう。
遠南さんによると今一番食べ物が少ない時期らしい
フェンスで守られたさつまいも畑の近くにも足跡は残っていておそらく平日はイノシシの世界

軽トラで現れた遠南さんとはお互い手を挙げて挨拶、田舎では会釈なんかではわからない。
捕獲檻に猪が一度に2匹(頭?)入ったけれども猟友会のアドバイスで逃がしたのだそうです。
なぜ猟友会のメンバーがこの場面に登場するのかといえば、彼らがイノシシの生を止め処分するために呼び出しを受けるから。 
その理由は、<まだ脂がのっていない>
捌く値打ちがないものをただ殺すだけということはしたくないのでしょうか
たしかに捌かないとすれば遺体はそのまま処分しなければいけない
この感覚はわからなくもないけれど
それだと うり坊 が入っていてもやはり逃がすのか
農業被害を受けていても里山人には里山の生き物に対して簡単に割り切ることのできない感覚があるのでしょうか。

日帰りのお彼岸は忙しい
前日月曜日は会社の不要パレットの整理に引き取りを促されていたのでトラックで出勤
くたびれたパレットは産業廃棄物として出せば処分の費用もかかる、
同じ地球温暖化の一因なら室内温暖化に有効利用、化石燃料の使用を抑制する、ということでエコにもつながるでしょう。

長手方向に目一杯、高さも一杯に積んでくれて、
電気鋸とチェンソーでバラすとこの冬には十分な量の薪ストーブの燃料になります。

翌朝、くたびれたパレット満載のトラックを駐車場に置いておくのがいやなナさん、
いつもはせかさないと出発までのんびりですが今朝は早く出ようと積極的な動き。
たしかに隣近所の目に、あんなものを運んできていったいあの人は何をする人なのだろう、などと見られるのはいやです。

隣の空き地にテントが立っている。
早く出かけたい理由がもう一つあったのです。
長い期間畑に利用させてもらった空き地はリビングの窓に面した緑の空間
ようやく買い手が付いてまもなく家を建てると業者が挨拶に来たらしい。

テントが立っているということは地鎮祭が行われるはずだから始まる前に出かけたい。
たしかに閑静な住宅地でこれから新しい生活が始まる、と期待に胸をふくらませているその第一歩に
隣にこんなうさんくさい積み荷に関わる人が住んでいる、と思ったら不安になるでしょう。
私なら確実に不安になる。

(見せないように)早く出かけなければ、と考えているところにまだ8時前なのに車が止まり神主さんが降りてきた。
そして業者、まもなく施主らしき若夫婦が路上に集まった。
この厳かな儀式を前にしてこのトラックを運転して出かけるのはちょっと無理があります。
終わるのを待っていると、この儀式の長いこと、そして実に丁寧
子供たちだけでなく大人ももてあましている雰囲気があります。
1時間以上の待機の後皆さんは消えてくれようやく出かけることが出来ました。

農事メモ 
種まき: 大根、カブ、白菜、タマネギ、ほうれん草
収穫:ゴーヤ、ナス、オクラ

2008.9.13−15

三連休の初日

この日の作業は雑草に覆われた植栽域と畑から雑草を抜いて、隠れていた植栽と土を露わにすることから始まります。
徹底的に覆い尽くされた緑のカバーをひっ剥がさなければ里山に秋は来ない。
名前はわかりませんが上で細い茎が長く伸びている雑草は根が小さくて抜きやすいうえに地上部のボリュームがあり勝負が早い。
少ないエネルギーでネコはすぐ雑草で一杯になります。
逆にえのころ草は地上部が少ない割に根が深くて力が要ります。

引き抜くのがいいのか草刈り機で刈り取る方がいいのかは場所の条件、雑草の種類(根の張り具合)による。
闇雲に手を付けるのは無駄なエネルギーを使うだけ、除草方法の正しい選択が必要です。
ネコの雑草はつくりかけの最上段畑に放り込み、山になれば踏みつけて均し鶏糞を撒いて更に積み上げます。材料はいくらでも出てくる。
下に積んだ篠竹が朽ちたときには高さがズンと落ちるだろし雑草も枯れて腐ってくると体積が減るから盛り上げていても大丈夫。

野菜の種蒔き
部分的に使用を開始したけれども途中までだった冷床の整備
杜へ入りスコップを使って腐葉土を塊で(ぶ厚いので立方体のブロック状になる)掘り集め苗床で腐葉土と細根に篩い分けします。
先週蒔いた白菜はまだ二つ三つ小さな小さな葉が見えるだけ
拡張した苗床に赤タマネギと黄タマネギの種を10p間隔の溝を引いて種を蒔いていきます。





煉瓦道 初日は準備まで

デザインは考えたけれどもただ並べるだけ(通し目地)ではちょっと味気ない。
半個分ずらす 馬踏み という並べ方をやってみることにします。
ダイヤモンドカッターをつけたディスクグラインダーで四周に溝を付け煉瓦鏨で割るときれいに半割れができました。
再度耕耘機をかけ全体を均しておきます。
明日は晴れの予報、準備万端 さあいよいよ、  と思っていたら

翌朝は雨の音 またしても出鼻をくじかれてしまいます。
この工法は土が濡れていては具合が悪いのです。
でも雨は朝のうちだけでお日様も出てきました。
表面が乾燥すると耕耘機で掻き回して乾きを早くします。その間に中の畑を耕して、また下で掻き回す、上に下に忙しい。
使った賞味期限切れのモルタルは10袋、少し塊ができていますがまだまだ大丈夫、耕耘機で土とかき混ぜると砕けます。

空に黒い雲がかかると突然夕立に変わる雲ではないかと気があせります。
袋から出して広げた状態で雨に降られたらどうしようもない
このモルタルは乾燥収縮しなくて硬化時間が非常に短いのが特徴
土と混ざったモルタルを平らにして煉瓦を並べ始めると、濡れて色がわかりにくくなっている煉瓦は少しずつ幅・長さが違い、
組み合わせを考えないと形が決まらないので予定のリズム感のある茶・白の配置パターンは実現が難しいことに気が付きます。

煉瓦は数を案配して脇に積んでいるので全体的にはバランスが取れるはず、適当に白を配置して・・・。
高さはモルタル土を足し、あるいはハンマーで叩き、揃えていきます。
耕耘機をかけた下地は柔らかいので自由に調整が出来、あとは水をかければきちっと固まる。
土にモルタルを混ぜるのはコンクリート工事というより強度の地盤改良、かなりモルタルが濃いからもう草は生えないでしょう。
(普通はセメントに砂を混ぜてモルタルと呼ぶのですがこの袋の製品は砂状のものを混ぜて水で練るだけになっている)
雨に遭わず思惑通りの工程進捗で満足に仕上がりました。

遠南さんがあらわれ「畑はイノシシにやられていないか」
遠南さんの田んぼは刈り取り前にイノシシに走り回られ被害を受けましたが、感電バリアの電圧が低かったのだろうと。
鼻先だと感電するのでしょうが剛毛に覆われた体はお尻の方から突っ込めばなんということもないような気がします。

イノシシの捕獲檻はいま杜の裏、溜め池の前にまだ扉を付けずに置かれて餌だけ入れてあります。
昼間にこのあたりで大きなイノシシを見かけ、餌はたべられていたのだと。
危なくないの、向かってこないのか、と尋ねると「子持ちだと危ない」
一人で散策するときは気を付けなければいけないでしょう

草刈りをしていると近南さんの上の奥西さんが現れます。
この人は動物の餌を野山で集めて夜トラックで動物園に運んでいます。
いやもう、いました、といわなければいけない。
近く??は天王寺、王子動物園、
南紀白浜アドベンチャーワールドのパンダは餌(笹)を運ぶと檻に寄りかかって眺めていたり後ろからちょっかいを出してかすめ取ったり、
人のような動きをするので変な気分になるそうです。
舘山寺の浜松市動物園にも。たしかにこれは大変です。
自分の土地の世話もできないし、(この人に会うときはいつもどこかで草刈りをしている)
夜の配達の仕事はしんどいのでもうお役ご免にしてもらったのだそうです。
ひまになったということはおつきあいが増えて色々と教えてもらえることも期待できる。

2008.9.6−7

土曜日
今年は特別に不安定で荒れた天気が続き、あちこちでゲリラ的に大きな被害を与えています。
三重県でも先週被害を出していましたが、おそらくその時里山にも相当降ったようでトロ箱やネコは満杯、
できるだけ乾きが早いようにと耕耘機で掘り返していた工事中の煉瓦道は耕耘機をかけた跡が(雨に打たれ)見事に消えて平らに固まっています。
先週畝を作り種蒔きした下の畑は畝間に長い間水が溜まっていたような跡が残り、畝はこころなしか痩せたよう。

芽が出ているのが少ない、とナさんがつぶやいていましたが、こうした状況から種が流されてしまったのではないか、ということに今ようやく気が付きました。
直蒔きでなくて早く種蒔きをしなければいけないものがまだあります。タマネギと白菜。

ちょうど読んでいた野菜栽培の雑誌に冷床が紹介されていました。
温床の反対、角材で囲んだ90p幅の枠の中に田んぼの土と腐葉土を入れたっぷりの水で混ぜた苗床。ふかふかの腐葉土は杜にたくさんあります。
田んぼの土に代わるものとしてビオトープの池に沈殿した泥が思い浮かびます。
浚えても浚えても泥・砂がたまり底が上がってきます。
草に覆われ雨に洗われやすい地表面は少ないはずですが段々畑はいつも掘り返しているのでここからは仕方がない。
流れ出した土と肥料の行き着く先はこの池、浚いだしてその肥料分を再利用したいなという気持ちはずっとありました。
この日はその両方の材料を集めて枠の中に放り込みます。

日曜日 早朝ウォーミングアップはあいかわらず小麦の脱穀

朝食の後、中の段々畑にダイコンの畑を作りなさい、という指示。
先週耕し石灰を入れていた更に奥の方、カボチャの茎葉を整理をして雑草を取り去り、 ダイコンを植えるので全面をスコップで深く掘り返す。
暑さが戻り熱中症を頭において休憩と水分を頻繁に取りながら・・・、やはり暑いとしんどい割に作業はなかなか進みません。
有機石灰、鶏糞、よう燐を入れ、よく耕して3列の長い畝を作り、引き渡し。

次は冷床に水をたっぷりかけ10p四方の枠を切り白菜の種蒔き
晴天が続くと乾いてしまうのではなかろうか、週末農業で種から野菜を育てるのはやはり難しい。
暗くなったので種蒔きはタマネギまでは進まず日没コールドで作業終了

農事メモ
収穫 雑草の中から集め出したカボチャ ここにきて元気がよいゴーヤ
秋ナスに期待して鶏糞を追肥

2008.8.30−31

朝から雨 先代パソコンの整備
娘のパソコンを修理に出して、以来ずっと占拠されているので代わりのパソコンを準備しなければいけない、無線LANの設定から。
それでも雨が上がったので放って昼前には里山にでかけます。

ホームセンターで鶏糞の仕入
レジでトラックを袋の山に横付けしたいというと、手伝いをよこす、という。
待っていると現れたのは鶏糞を運ぶ作業にはまったくなじまない華奢な女の子
破れて出た鶏糞で汚れている雨に濡れた袋の山、
かわいそうに、こんな女の子よこすなよ。
もういいよ、と言ってもまじめに自分の仕事に取り組む彼女と二人で積み込んだのは30袋
前掛けに付いた鶏糞はしばらく臭いが残るでしょう。 

鶏糞は一袋98円、処理経費、輸送費用、販売経費を引くとどれだけ残るのか。
大型養鶏場は鶏糞処理ができなければ成り立たないし、ホームセンターは目玉が必要?か。
牛糞の価格は約4倍、肉だけでもなく差が付けられている。でも豚糞がないのはなぜ? 
(その後ナさんは88円の鶏糞を見かけたそうです)
積み込みの時と到着後しばらくは雨が上がっていたのでその間に先週苦土石灰を撒いた畑にま配る。

雨が降り出したので小麦の脱穀 
千歯扱きの作業は要領が掴めてきたけれども穂先を揃えるのが手間で一回の作業は全体のボリュームからすれば微々たるもの
それでも翌朝の作業と合わせて穂付きの山はかなりが麦わらの山に変わりました。
受け部の底をさぐると堅く重い麦の実の手触り、一つの穂から出る実を考えると収穫が蒔いた麦よりも少ないということはないでしょう。

日曜日 雨は上がって曇っていた空もだんだん晴れてきました。
とにかく下の畑のダイコンの種蒔きが最優先作業である、との強い指示で
下の畑に鶏糞とよう燐を撒きスコップで深く掘り返したうえで耕耘機をかけます。ダイコン足がのびのびと深く入るように。
畝を作り、種蒔きはまかせて、次の作業。
白菜の準備 今回は高原野菜作りの雰囲気を楽しみながら至耕天の畑で育てることにします。
南側の一郭を耕し、鶏糞、よう燐、油かすを入れ更に耕します。

中の段畑ではほとんど終わりのトマトとキュウリ、オクラを抜き石灰を入れて、来週肥料を入れます。
ナさんは雑草と競争しながら広く拡がったカボチャの整理と収穫
ズッキーニもまだ収穫がありました。

煉瓦道作りは農作業が優先ということで手が付けられません。
しかし乾くとかたまって作業が困難になるのでもう一度耕耘機をかけて来週に持ち越し










2008.8.23−24

今日は娘の結婚相手のご両親との顔合わせ
梅田のホテルでは懐石コースに談笑が弾みます。
明るいご夫婦で里山での再会を約束してセレモニーというよりイベントは終わりました。
里山へは翌日曜日だけの予定でしたが、時間が早かったのでこの日に出かけます。

煉瓦道のやりなおし
繋ぎ目からは草が生え、不陸がひどくなり路面が波打っている煉瓦道、色あわせは何も考えず並べたので茶色ばかりのところ、白ばかりのところと見た目もイマイチ。
保管していた別の場所を整理するとかなり煉瓦が増えて今1列5個をあと2個増やせる。
賞味期限切れ処分のモルタルもたくさん手に入ったのでやりかえることにしました。
白と茶の員数を確認しデザインを考えます。3列×7=21のうちちょうど5個が白
茶の中に2、1、2のリズムで白のアクセントを入れましょう。
とりあえず煉瓦をはずして白茶の数を揃えながら傍らに積んで準備。

翌日曜日、天気は回復する予報だったのに朝から雨
こんなときには、なかなか進まない小麦の脱穀、ナさんは土をこねています。
穂先を揃えてDIYテーブルに固定した千歯扱きに引っかけ実をはずす作業は手間がかかります。
昔この道具を使っていた人は同じことをやっていたわけで大変だったでしょう。
時々ブルーシートに受けた籾を手で探りますが底まで殻ばかりのようでどれだけ実が採れているのか。成長が悪い穂は殻ばかりで実が入っていないようです。

雨が上がると3月末にダンプで運んでもらった牛糞の山の整理
畑、花壇にまくばってだいぶ減ったのですがまだびっしり雑草に覆われた山
作っている段畑の雑草の上に撒き、物置の横の作りかけの花壇に運び、
山はきれいになくなりさっぱりしました。
煉瓦をはずした道のエリアは湿って柔らかい間に耕耘機をかけて土をバラしておく、
なぜバラすのかは次回明らかになります。

2008.8.13−17

お盆休み
13日

到着後お定まりのチェック、植栽とスイカの状況
期待していた不安定な気象条件による夕立雨はほとんどなかったようです。
これはトロ舟の雨水の溜まり具合でわかります。
伊賀上野方面の空に黒雲と雷鳴、でもこちらは降らない。局地的な現象なので当たりはずれが激しいのです。
夕方から雷の前触れの後ようやくまとまった雨、朝まで降っていました。
不思議なのはこの日から4日間相当な雨量の夕立が続きました。
居るときは水遣りが出来るのだから、いないときに降ってくれたらよいのに。

スイカは百均のプラザル×2に守られて安泰、遠南方式機能強化型が安価、手軽で来年はこれで決まりでしょう。
でもやはりアライグマを近づけたくはない。闘いは続きます。

土が濡れて軟らかいときには草引き
今里山らんどは全面草だらけですが植栽の回りは草刈り機が入れられないので手で引くしかありません。
草に水と栄養分を取られるのはいやだから植栽の回りだけはがんばって草引きをします。
流し前の屋根 吊り金具の取り付け

14日

屋根作業の続き、波板受け梁 鋼アングル材の孔明け
アングル1本につき4カ所の孔のうち一つだけを先行して明け、その孔を使ってボルトで仮留めし、取付け金具の孔から他の三つの孔位置と切断線もマーキング。
これがいわゆる現物合わせ、間違いなく取り合います。
円盤カッターで切断しボール盤で穿孔した後、錆止め塗料を塗って次の工程を待ちます。

スイカの収穫 プラ水切りザルでしっかりガードしていたスイカを全部取ってしまいます。
これまでの収穫分より小振りなもの6個、うち爆弾型黒皮スイカ1個、これはかなり小さい。
どうもスイカは待っていて大きくなるものではなく、大きくなるものはすぐに大きくなるようです。
これで最終14勝3敗、
数値としての結果はまあまあですが自信を持っていたバリヤーが破られた敗北感は大きく、それから全体の数量、大きさについても不満が残ります。
ザルはまだ残っている遠南さんのスイカを救援に貸し出し。

夕方伊賀上野のコメリに買い出し
準備が出来た鋼アングル材(3p×3p)とセットで使う梁用角材購入が主目的 
4.5p角×3mの杉タルキ材4本、それと亀甲形金網を購入、これは今はむき出しの五右衛門風呂釜に煙突を付けてオーソドックスな竈型にしたいから。
燃やしながら入ると煙たくてしかたがないし縁に腕を広げて湯船に浸かりたいのです。

15日

涼しいうちに草引きと片付け掃除
朝露が乾いてからアングル材の上塗りとタルキ材の防腐塗装
雨が降っても水は大事に、風呂の残り湯を果樹エリアの貯水槽に運びます。
風呂が空になると早速ナさんが注水してお昼から沸かします。

夕立がちょうどあがった頃、娘が一人の男性を連れて現れます。
実は6月にも一度里山に来ています。この時は結婚の申し込み。
結婚は二人で決めることだから、申し込みとか許しをもらうとかの言い回しは好きではないのですがフツーにはそう使われるので一応そうしておきましょう。
夕食はバーベキュー

これからもしばしば登場するでしょうから紹介しておきます。
結婚を前提におつきあいしているナオキ君
ナオまで一緒のところがちょっと気になりますが里山ライフに違和感なくとけ込んで、よいつきあいができそうです。
前回は里小屋に一人で寝てもらいましたが今回は4人ロフトで。

16日

流し・竈前の屋根の拡張工事、最終組立て作業をナオキ君に手伝ってもらいます。
これで雨に濡れないで第二流し場を使えて、流し・竈への降り込みもなくなる。
ところが完成引き渡しのあと早速ナさんからクレーム
これまでは流しから料理・片付けをしながら工房裏の杜の緑を楽しめていたのに見えなくなった。
これは非常に不満である。 確かに吊り下げ屋根のポリカ波板が視界を遮っている。

ここで反省
単管から吊り下げることしか頭になかったけれど単管の上に屋根を作りそれを単管で受ければよかった。金具の取り付けが上下にひっくり返るだけ

ナオキ君は初めての五右衛門風呂で汗を流し、昼から二人は帰ります。
娘は連れてくるとフィアンセをこき使われるのではないかと心配しているようですが、
すぐにそんなことはしません。
ぼちぼちと。

草刈り機の作業 アプローチの里道脇はもう何度目か、車の幅は確保しておかないと。
至耕天の畑は麦刈り後ほったらかしでもうだいぶ草が伸びています。広いので大量の雑草。

17日

朝涼しいうちに昨日刈った草を集めて、作っている段畑の篠竹の上に積んでいきます。
土が濡れている間に至耕天の畑に耕耘機を入れたい。乾いて土が堅くなると大変なのです。
中の畑はトウモロコシの後、下の畑はスイカのあとを整理して耕し、苦土石灰をテキトーに入れて更に耕し、次の野菜の準備完了

お盆といえばあかとんぼ
ちょっと秋を感じさせる高い空をバックに群がって飛び交うのは、お盆に来て、帰る縁故の仏様を送り迎えしているのかも知れません。







2008.8.9−10

土曜日の出発は午後になります。
到着後、すぐに水遣り、一週間以上の留守中、雨はほとんど降っていなかったようですが、
アジサイたちはなんとか生きながらえていたようです。

スイカ畑 再度の侵入はもう覚悟していたけれども問題はプロテクトカゴの有効性
やはり手は届くらしくすべてに川の字のひっかき傷が残り、1個が蔓を引きちぎられるような形でやられていました。
先週まだ守り切れていないのがあったので百均でプラ水切りザルを仕入れてきました。
二つ重ねるとスイカの形でLサイズでもまだ大丈夫な大きさ
けれどももう今期はあまり意味がなくなっていた、後が続かないのです。

まだ途中ですがここまで8勝3敗。
遠南さんの畑は今年不調で、あまり広がらない蔓にいくつかの玉がころがって買い物カゴをかぶせている。穴が開けられたのもころがっています。
近南さんは一番成りがよかったけれども、5個ほど収穫し残りを今日収穫しようと思っていたところを昨夜ほとんどやられてしまった、という。
二重防鳥ネットは破られていなかったものの一カ所のへりに抜けられる隙間を見つけられたようです。

今年の反省
去年の反省から初期の肥料を押さえていました。(葉や蔓ばかりが元気になり伸びすぎる)でもちょっと控えすぎたようです。
蔓が広がってから油かすを入れたけれども、どうも手遅れ。
去年は蔓がどんどん伸びてフェンスを上り天井枠にもびっしり張っていったのですが、
今年はフェンスを立てた頃からほとんど伸びず、フェンスまでも届きません。
スイカは伸びた蔓の先の方に実が付くのに蔓が少なく黄色い花の時期も早くに終わってしまった。これも肥料が少なかったせいでしょう。

伸びる時期が遅くわずかの広がりしかなかった黒皮スイカは苗一つに玉一つ、全2個だけ、
それも1個はプロテクターを付けるとき蔓を折ってしまいました。

夕方からかなり強い雨
もう少し早く降ってほしかった。

日曜日

段畑作り
前日の雨で土が湿って柔らかくなっているこの時しかない。
早朝の涼しいときに中断していた段畑の穴掘りを再開、朝飯前に深さ50pほどのプール型床掘りが完了
仮置きしていた篠竹の束をようやく放り込める状態になったものの、竹はまたも雑草にからまれていてまずそれを自由にしなければいけない。
中途半端な段取りの悪い作業の結果ずいぶんとよけいな体力を消耗しました。

あとは堆肥化を早めるために油かすをばらまき、刈り取った雑草や生ゴミを積み、牛糞でカバーをして、全体が土に戻るのはいつのことか。
上面に土を被せればとりあえず根菜以外は始められるでしょう。

ここまでで体力を使いきってしまってあとは工房でいねむり
少しだけでも杜にカバーされた落柿工房はわりあい涼しく、ここにハンモックを吊せば気持ちよく身を伸ばせると思うのですが、
どこに収納したのか、探すのが面倒なのでいつも思うだけ
やりたいことがたくさんあるのに暑い夏は何も進まない。



2008.8.1

土日には高知でサイクリングのOB会が開催され、参加するので、
そうすると里山不在が2週間になり里山の植え替えたあるいは植え込んだ木々が心配になる。
その間ずっと雨が降らない可能性もある。
で、金曜日に水遣りと野菜の収穫に出かけます。

自信を持っているスイカ畑のチェックは後回しにして、池の水を汲み上げて、しおれている植栽へ水遣り
一段落してスイカ畑フェンスの中をのぞき込むと、異変あり、ある部分の葉茎が乱れている、
そして孔が開けられた中くらいのスイカ。
横の大きなスイカは大丈夫なよう。
他の場所にも1個、くりぬかれた中はまだちょっと青そうですが。
結局今年も知恵比べに負けました。知恵になっていないのか。
中に入れていた脚立、これはフェンスをバラさずに、外側にも脚立を立てて跨ぎ畑に出入りするというアイデア、
うまい方法を考えたものだと自負していました。

ちょうどその場所のブルーシートに手形の泥が付いている。
届かないと思っていたのに 中の脚立を利用して入ったようです。
でも大玉が二つ、ひっかき傷があるものの大丈夫だったのが救い
とりあえず2個は収穫
中の脚立は取り外したけれど、そこまで上れるということは、なくてももうなんとかするでしょう。
こうなれば遠南方式で個別に守るしかない。
ちょうどB級家具で見つけたスチールカゴがあります。2個を上下に使い中に入れひもで止める。

大汗をかいてめぼしいものを囲い終えた頃にようやく気が付く、
カゴの隙間とやられたスイカの孔の大きさがそんなに変わらないことに。
そして今年もまた ケセラセラ を希望なく唄う。

翌日は重いスイカを土産にいざ高知へ





2008.7.26−27

土曜日 スイカ畑 アライグマ対策実施後第一週目、まだ無事です どこも手を付けられた様子はない。
今回はビルの建築現場と同じで外からは中の様子が見えない。中でスイカが転がっている情景を認識できるのかが第1のポイント。
考えられるのは匂いか、フェンスがないときに見ているとすればその記憶、くらい。ずっと気がつかないでいてほしい。

スイカも気になるけれど、それよりも早くチェックしなければいけないことがあります、アジサイなど春から夏までに移植した植栽類。
この一週間雨はほとんど降ってなさそうで土はカラカラ、葉がしおれていたりひからびかけたものもある。
そうでなくてもこの夏場は気を付けなければいけないのにまだ根がなじんでいない植え替えた木は心配です。
果樹も柿と桃はわりと強そうだけれども梅とミカンはちゃんと面倒をみて(まめに水を与える)やらないと危ないし大きくならないようです。
果実への嗜好、こだわりの違いで梅や桃はちょっとほったらかしにされていた、それは認めます。

日曜日 未明からヒグラシがうるさいほど啼いています。面白いのは5時頃に輪唱が終わるようにピタリと合唱を止めること。次の公演時間は夕方。
ワーシワシワシワシワシのクマゼミをまったく聞かないこととともに一年前もまったく同じ報告をしていました。
年々歳々、自然の中では確実にサイクルは繰り返されます。

朝日が昇りしばらくは地上のものはびっしょりと濡れています。この里山は湿度が高く朝露が特に多いのです。 
一週間空けても野菜がもつのはこの朝露のおかげでしょうか。
五右衛門風呂の残り湯は涼しい内にバケツ二つぶら下げて斜面を往復、果樹にかけて回ります。
リサイクルショップで手に入れた元コーク冷やしの水溜めに井戸からポンプアップしてそれも使いますが、
夏場は井戸の貯水量が心配なのでできるだけ無駄なく・・・、運動にもなります。
これからしばらくは草刈りと水遣りが主な仕事。

とにかく暑い
吊り上げ階段はウェイトを少し足してようやくバランスが取れました。片手で持ち上がります。外部片持ち梁に屋根を取り付けて一応完成。
後は吊り上げたときのストッパー、フェイルセーフでいろんな万が一を考えて設備する予定です。

自宅へ帰る途中R163木津川に沿った山際から広い木津川市域へ出たとたん前面夜空に大きな大きな花火。
これが木津川市花火大会のフィナーレだった。
ということは後は最悪のパターン。見物客の車が一斉に動き出し、知っている抜け道はみんな塞がれR163、R24は大渋滞
もう30分も早ければ適度な渋滞の中をゆっくりドライブin花火大会を楽しめたのに
フィナーレ一発を見られただけでも良しとするか
来週の土曜日は笠置の花火大会です。

2008.7.19−21

土曜日
早朝から京都街中の教会まで娘とドライブ
クーラーをガンガン効かせてブーケと結婚式の花一式のお届けでその運転手さん
グーグルマップを頭に入れて、ナビはなくとも無事到着

ナさんは土日に他の予定があるので里山へは一人で出かけます。
到着後すぐ収穫作業 トマト、キュウリ、ナス、ピーマン
ズッキーニは雑草を引いて実が付いた状態をようやく初めて見ました。
植えた2苗のうち残ったのは一つだけ、でも実が大きいので食べ応えがあります。
あとメモで指示されていたインゲンは草に埋もれてどこにあるのかわからない。

吊り上げ階段ウェイト受け梁の屋根
取付け部材に少し手を付けただけで後は進まず。
雨に濡らしたくないので早く屋根を完成させて乗せたいのですが。

流し部、屋根拡張のための吊り金具とクランプ8組の塗装
この二つをセットして単管梁にぶら下げると、さらにそれに下げる屋根梁の長さとボルト孔位置が決まる。
歯医者の治療と同じで順番に少しずつしか進まない。

窓を開け放った夜のロフトは寒いくらいで少なくとも熱帯夜はこの里山には縁がない

日曜日
午前中 涼しいうちに篠竹の運び出し
新領地の切り集めた篠竹は積んだままですが下から雑草、蔓が絡みながら生長してもう捕まりかけています。
すぐに運べばどうということはなかったのですがまだ受け入れ先(最上部段々畑)が整備中。
出さないと草刈り機が入れられないのでまた草が蔓延る、そしていよいよ手が付けられなくなるのです。
とりあえず小麦が終わった至天耕の畑に運び出します。

大汗をかいた後は五右衛門風呂に冷たい井戸水を張って水風呂

一番暑いときにナさんを迎えに自宅に戻ります。
ふゆう柿の柿吊り
今年は柿の成り年のようでたくさんの実を付けて地に着くように枝が垂れ下がっています。実が大きくなるともっともっと重たくなります。

月曜日
スイカ畑では玉があちこちに見えだして先週とりあえずバケツをかぶせていた先発はバケツが変形するくらいに大きくなって取り出すのが大変。
いよいよ今年度の対策工事に手を付けざるを得なくなりました。
よくやるねえ、ナさんにあきれられながら結局一日がかりで自信作が完成

トウモロコシの収穫
グリーンハウスの設置は一週間だけでしたが見事に役割を果たしてくれました。
久しぶりの収穫でトウモロコシは生で齧り付くものということを忘れていました。
トマトもそうですが、もいですぐ食べると甘さが違う。









2008.7.12−13

7月、全国安全週間で勤務先工場の大掃除が行われました。
現場工事が終わると余った資材が(処分の手続きが面倒で)持ち帰られます。
それが溜まり溜まって一角は山とまではいかないけれど丘くらいになっています。
賞味期限切れの無収縮モルタル(特殊なセメント)、塗料、樹脂(接着剤)、使い道のない鉄筋、ボルト等々。

これ使うことない? 引き取るからよけといて。
ちょっと見に来て、これは要らない? ・・・・(電球点灯)使い道が浮かび、それも置いといて。
リサイクラーとしてもう十分認知・認識されているのでみんないろいろと声をかけてくれます。
里山ではまだまだ利用価値のある資材ですが、処分しようとすれば産廃としての処理費用がかかり限りある資源が無駄になるのです。
土曜日 金曜日に引き取ってきた資材を下ろす前にまず置き場を作らなければいけない。それもリサイクル資材(パレット)で。

到着後ナさんはすぐはさみとカゴを持って野菜の収穫、キュウリとズッキーニは先週よりさらにお化けサイズになっています。
これらは成長が早いのでしかたがない。ナスは千に一つの無駄もなくたくさんの結果、こんなに一時にでなく細く長く供給してくれればありがたいのですが。
今年は小振りのトマトはようやく数がそろうようになりました。
あとはピーマンとオクラとインゲン豆

日曜日 テラステーブルの脚取り付け 作業としてはどうということはないのですが脚組みと天板とうまく合うかどうかが心配でした。
完全ほぞ組はほぞだけで形が決まりあとで形状の調整が出来ないのです。
ピッタリとは合わなかったけれど力をかけないでつなぐことが出来ました。

朝 遠南さんと近南さんがスイカ畑で話しています、遠南さんの畑ではもう三つほどの玉が大きくなり買い物カゴをかぶせられています。
スイカに続いてトウモロコシの話題、近南さんの昨日全部やられたという話に遠南さんも自宅畑のが全滅だと。
遠南さんちはここからだいぶ離れ、建物が隣り合った集落の中にあるので同じアライグマのしわざだとすればかなり広い行動範囲で大胆、
別のだとするといたる所に生息している、ことになる。

実は里山らんどでもその朝被害を確認していたのです。
土曜日にはなかったので泊まりの夜のアライグマの行状。
ひとつ下に転がっていたのですがそれがまったくヒトと同じ食べ方、軸の回りをぐるっとかじり、端の小さい実は残っている。
ナさんはこれを見てわたしが食べたと思っていた、と。
あと1、2週間での収穫でしょうがここまで大きくなってから献上することはない。
幸い面積があまりなくこれまでの対策資材でイメージができ上がると作業開始、完璧なグリーンハウスが完成しました。
フェンスの下にトンネルを掘られるとこれもだめですが。

スイカ畑の対策はまだいいだろうと読んでいたらうちにも二つの玉が転がっていました。
とりあえず遠南方式で個別に守ります。
園芸作業
またアジサイ2本の移籍、これからは水の心配をしなければいけません。

竹林の伐採
気になっていた竹林伐採後にまた伸びた竹、篠竹を草刈り機で伐採。
径が3センチほどの青竹はまだスパッと気持ちよく切り払えます。
ずっと刈り取っているとだんだん小さくなる 普通は上の方で枝葉が付くのが普通ですが径は小振りで下から枝葉が伸びまったく七夕向きの笹になっています。
先週に比べると少しは仕事がはかどったかなと思うのは湿度がまだましなのと体が夏に慣れてきたのかも知れません。
谷の向こうからヒグラシの声が聞こえてきました。




2008.7.5−6

土曜日 トラックの荷台には移籍の鉢やプランターがいくつも積み込まれます。
これに+いつものようにスーパーの純水、他給(自給でない)の食材が入ったワイドストッカー、一週間分の花ゴミ、庭の雑草と生ゴミ。
時にはパレット、軽量鉄骨などの資材も・・、いろんなものを積み込んで土日ごと消えるトラックをご近所の人はいったいどう見ているのだろう。

夏野菜 茄子が一番成りが良く、キュウリも調子が出てきて、トマトは青い実がたくさんぶらさがっているのですがこれが一斉に赤くなると忙しいことでしょう。
ズッキーニは二本の苗のうちひとつに大きな実をつけ里山では初の収穫
トマトと炒めていただきました。その色、形からキュウリのようなものかと思っていたら味、食感は茄子に近い、かな。なかなかいけます。
ズッキーニといえば玉村豊男さんが連想され料理方法ならこの人だろう、と彼の本を探しましたが(後日)見つかりません。

先週集めておいた竹林の伐採竹が乾燥しているので燃やして整理します。火を拡げながら下地も焼くのでしばらくは雑草が生えません。灰は畑に、焼竹農業。
伐採した(正確には、してもらった)竹林に篠竹のタケノコが林立、
伸びて堅くなる前に草刈り機で払っておきたいのですが、手が回らない、というよりあまりに暑くて体力を使う活動をする気にならないのです。
工事現場での熱中症の発症実例をいくつも聞いているのでこれには慎重になります。
そんなに無理な作業をしているようでもないのに気分が悪くなり救急車で運ばれ翌日には亡くなっているとか。
湿度が高いせいか汗ばかりかいて頻繁にTシャツを代えます。
やりたいことはたくさんあるけれども、がんばって無理をすることはない、と考えると休憩が多くなり作業はなかなか進みません。

もう夏、風呂を沸かす季節には夜の作業はありません。五右衛門風呂で汗を流し着替えてさっぱりするともう汗はかけない。
土曜日の夜はNHKのドラマ 監査法人
刑事ドラマがあるのだから監査法人のドラマがあっても不思議ではないのですが、より日常的にノンフィクション風で生々しくて身につまされます。
監査する側はもちろん受ける立場の人達も強い関心を持って見ているでしょう。
現実の監査法人に与える影響は少なくないでしょうからメディアの責任は重い。

日曜日、天気がよいのでペンキ塗り、吊り上げ階段カウンターウェイトの屋根材(コンパネ)にコールタールを塗り、あとはアスファルトシングルを張るだけ。
テラステーブルの足組みにはクリアラッカー、早く天板を乗せて全体のバランスを見てみたい。

スイカのフェンス設置開始 近南さんがアライグマ対策をやっています、今年は元に戻って防鳥ネット、これを二重に張ると破りにくくからまるだろうと。
これは桃を守った実績から。でもスイカと桃には執着度の違いもでるんじゃないのかなあ。
去年は畦シートフェンスで守ることが出来たけれども風通しが悪いので出来がイマイチだったと方針転換。ほぼ全滅だったこちらからすればぜいたくな不満。
遠南さんは連作障害など気にせずいつもの場所でおそらく去年と同じ方法、実ったらカゴをかぶせる。
そしてうちはとりあえず寄せ集めのフェンスを立てて、その外側を囲う素材が今年のポイント。それは来週の作業(予定)

ローズマリーとレンギョウを抜いた植栽エリアを整備して、運んできた木を植えられるように、の指示に耕耘機を入れて平坦に均します。
花壇がだんだん増えてきた。
午後から断続的に降り出した夕立みたいな雨はさらに本格的になり乾いた大地を十分潤してくれました。

2008.6.28−29

先週帰宅途中のリサイクルショップで手に入れたスライド丸鋸、前所有者お手製の台座が付いていて、工房に運び込み早速試運転。
ネットで仕様を調べるとレーザーマーカー付きとそうでない機種があり型番ではマーカー付き、良かった。これがあるのとないのでは大違いです。
赤いレーザー光のラインと切断の墨付線が一致するように材料をセットすればあとは電源ONで鋸をスライドさせるだけ。正確な切断ができます。
本格的に使うにはおが屑排出口の先をどう処理するか、簡単に済ますには布袋を取り付けて時々中身を捨てる。
マニアックなDIYerなら排出パイプを引き回して据え付けの集中吸引装置でおが屑を集めるのでしょうが、この中間の方法はないものか。

このときは雨だったので平日の夜引き取りに行ったショップ。実はもうひとつ手に入れたいものがあった。
オーディオスピーカーセット。里小屋の自作スピーカーは低音ウーファーのコーンが壊れて片側しか機能していないのです。
日本橋を探し回ったのですが、記憶にあったパーツショップの多くは今はなく、(本当に日本橋は面白くなくなった)
壊れたスピーカをかつて手に入れた店(当時は正統な?ジャンク屋だったのに今は値段もちょっと高めの小ぎれいな店に変身)に
少し径が大きいウーファーが16000円、これってペアで?、いや一つです。
舞台はリサイクルショップに戻って、定価6万弱のセットが中古ではゼロが一つ取れて当然ペアで手に入る。
どちらの音が良いだろうかって、これはわかりやすい話、臨機応変、自作にこだわらない自由自在流、実は酸っぱいブドウの論理?

ジャガイモの収穫 
フェンスを開けて掘り始めると、あれれ、ジャガイモはかじられています。フェンスでは守りきれない生き物がいた、おそらく野ネズミのしわざでしょう。
手(口)を付けたらきちんと食べてほしいな。ちょこちょこっとかじってまた別のを。
掘り進めると被害は端の方が主で、ナさんが途中出来具合を確認しながら先取りしたところで裸に近くなったのが犠牲になったのかもしれません。
大中小とりまぜてまずまずの収穫量
これからしばらくはタマネギとジャガイモが献立のメインになるでしょう。

夏野菜、トマトはいくつか色づいていますがピーマンとともにまだこれから、キュウリと茄子は順調に実を付けてポテトサラダと炒め物。

空模様が怪しいので少し早めに風呂を沸かします。火着きと火力はやはり竹が一番。
竹林の伐採後にはまたニョキニョキと緑の突起物が突き出ています。
これらは細胞が柔らかいうちは草刈り機で楽に払えるので風呂が沸くまでの作業。
五右衛門風呂に浸かり、上を仰ぐと毎年大きくなる栗の緑の天井、びっしり広がった葉は降り始めの雨くらいは受け止めてくれます。
ときおり房状の花が降ってきますがこれは風情なものではありません。

夜から日曜日早朝にかけては予報通りの雨。日曜日の屋内作業を考えます。
ところが意外と早く回復、短い時間でしたが晴天の状態も、のち曇り・・時・・々・・雨 
夏野菜エリア、カボチャ畑、サツマイモ畑の草取り
園芸作業
またまた自宅から移籍のアジサイ、井戸の近くナさんに指定された移植場所は笹が多いところで、
二重三重に太い地下茎が走り一本ずつ大地から引きはがします。
アジサイが終わると先週整理掘り出したレンギョウの大きな4つの株塊、
挿し木で簡単に増やせるからもういいよ、というけれど伸びている若葉を見ればやっぱりなんとか生かしてやりたい。
繁茂したもとの状態(=これからの姿)をイメージすれば植える場所は限られ、また竹の地下茎はがしに体力を消耗します。
すでに根付いたアジサイはいろんなところでそれぞれに梅雨らしい花色を見せていますが、降ったり止んだりの雨でシャッターチャンスを逃し画像はまた来週


2008.6.21−22

また蛍袋の季節がやってきました。里道の端に白い袋をぶら下げて雨に打たれています。本格的な梅雨らしい空模様が続きます。
畑の夏野菜はズンズン伸びて実をたくさん付けていますが雑草も負けじと伸び広がっている。

小麦畑をチェックに上ると雀の群れがサッと飛び立ちます。
もう期待してはいなかったけれど予想通り麦わらは立っているけれど穂はほとんどついてない。全面の1/4以上は残っていたのに。
主客はイノシシでしょうが残りを雀がきれいに片付けたのでしょう。

ふだん里山らんどでは雀はほとんど見ないのですが、こんな時にはどこからか集まっている。
そういえば里山の田に電気柵はあっても案山子だの雀脅しなどはなかった。
里山の谷津田は雀の目に止まりにくく、さっさと刈り入れをすませてしまうからか。
なんだか餌付けをしてしまったようで気が引けます。

予報の“時々雨”はほとんどなく、雨後で土が軟らかい畑の草取り。
草を引いた畝からミミズがたくさん現れます。マルチ代わりに入れた(公園から運んだ)ぶ厚い落ち葉はミミズの生息環境を作ったようです。
トマトは2、3個少し色づいたのを初収穫、キュウリとナスはまだ丈はそんなに伸びていないけれどもりっぱな実をぶら下げています。それとピーマン。
これからしばらくは新鮮な夏野菜を楽しめます。

園芸作業
中の畑の下に繁茂したレンギョウを抜き、至耕天の畑の下に植え替え、自宅から移籍のアジサイを移植。
竈の横の乱れ伸びてきた柳は物置の横に隠居願ってセンダンに交代。
工房の前に落葉高木アメリカハナノキを鉢からおろし地植えします。
これらはナさんの気分で調達されたものですが、高木ばかりで、この先どうなるのかしら・・・、先が見えない。
梅雨の時期はこれらのことが気安くやれるけれども、梅雨が明けると・・・・・。

日曜日は朝から雨。こんなときは工房作業、流し前の屋根を拡げるための金具の加工。
寸法を指定して切断してもらった2.3ミリ厚短冊形の8枚の鉄板にボール盤で4つずつボルト孔を開けるだけですが、
刃が焼き付かないように油で冷やしながらの作業は時間がかかります。
これは既設の単管の骨組みからポリカーボネートの屋根パネルを吊り下げる金具になります。

その下の発泡スチロールの三つの箱がずっと気になっています。
水を張ってクワイを植えているけれどこの季節ボウフラが湧くのは当たり前。
ああ、小さな生き物が動いています。
さあ、どう処分しようとよく見るとボウフラの上下運動ではなくしっぽを振り々々前に進んでいる。小さな小さなオタマジャクシでした。
池にも金魚を入れなければいけない(青サギから守る方法を講じて)かなと思っていたけれど、そうだった、オタマジャクシがいたんだ。

帰りにリサイクルショップをのぞくと面白いものを見つけてしまいました。
日立工機のスライド式電気丸鋸、 
この店は同じメーカーの角ノミ機を見つけ手に入れた所で、新品価格ではとても手を出せないこんな掘り出し物が安い値付けで転がっていて文字通り“お宝創庫”
もっとも掘り出し物と思う人が極々まれなのでこんな値段(定価より桁が一つ減っている)が付くのでしょうが。
またおもちゃを買って・・、としばらくはうるさいことでしょうが、いずれその能力を認識する、いや、無理か。

2008.6.14−15

土曜日 今日は早く出ます。先週手伝いに来てくれた藤本夫妻が今週も来てくれることになっているから。
手伝いに遅れてはサマにならない。
まだ来ていません、後で聞くと出発はずっと早かったらしいのですが。

小麦畑をチェック、先植えエリアの被害はそんなに進んでいないけれど、今度は遅れて色づいた後植えエリアがやられています。
気まぐれに漁っているようで徹底的に荒らされていないのがまだ救い。

昼前藤本夫妻が現れました。今日は自転車、茨木の自宅から3時間半走って来て、
さあ先週の続きをやろう、と竹林の整備、まったく元気です。
おかげでだいぶ竹林が後退消滅しました。


遅い食事の後話し込んでいたらもう4時前、これからまた3時間以上かけて茨木まで帰るのです。
そしてまた翌日曜日は摂津の山中に森林ボランティアに出かけるのだそうです。
その半分くらいは今回のように自転車で通うのだそうですが、それにしても今回の距離は半端じゃない。
夕方小麦を刈ります。束ねてぶら下げ、棹がいっぱいになれば・・・、良いものがありました。布団干しにハサ架け。

日曜日
日陰のあちこちにドクダミの花が咲いています。
子供の頃玄関の脇に植わっていたドクダミはその強烈な臭いで好ましいものではなかったのですが、
薬効を知った今は里山で増えてほしいものになっています。
花を焼酎に漬けると虫さされ痒みによく効くと純子さんが教えてくれたので早速集めて晩酌用のイモ焼酎に漬けます。
なんとなくもったいなくて飲んでも体に良さそうな気もするけれど・・やはり塗るだけにしておきましょう。
葉もドクダミ茶にしたいけれどもいつの時期採取するのかわからなくて・・。

井戸の隣の竹が処分され明るくすっきりしたので井戸から池の回りの草刈りと整理
渋柿の下の篠、雑草を刈ると見えなかった幹はびっしり蔓に覆われていてこの蔓を剥がします。
はずすではなく剥がすのは蔓が幹の回りいっぱいに根を張り板状になっているから。
蔓には共生という選択はないのでしょう。
枝を利用して拡がったとき元の樹の葉と光の取り合いになるから、相手を弱らせなくてはいけない。こんな戦略があるのかも。


農事メモ 上で植え残って中の畑のあちこちに植えたジャガイモは収穫が終わり、上のフェンス内のジャガイモはまだ結果がわからない。
ズッキーニ2本は若葉の頃虫にかじられ、もうダメかなという状態だったけれど持ち直しています。落花生の収穫は2個だけ。
えんどう豆とジャガイモの後を耕して、ジャガイモの後にはカボチャを植えます。
中の花壇にコスモスの種蒔き。


2008.6.7−8

土曜日 バラの誘引 天命により玄関上の二階ベランダから門のパーゴラまで約40p間隔で8本のステンレスワイヤーを平行に渡します。
この全面にパーゴラからのバラが拡がって葉が茂った状態をイメージすればその時にどんな言葉が飛び出すかを予想するのは容易ですが、
今彼女のあたまには拡がったバラの花のイメージしかないのだからやるしかない。

到着後一通り里山らんどをチェック、斜面にはやはりハチクのニョキニョキはない。
みかんの木は枯れるのかなと思うほど葉が落ち枝が茶色になっていたのが、
若葉がたくさんでてああ新生するんだ、と喜んでいたら今度はその若葉が皆しおれている。
土を入れ替えるなど環境を変えないと本当に枯れてしまう、とそのときは思っていた。


小麦畑まで登って見ると先週の不安は的中していました。悪いことはほぼ実現するもの。
先植えエリアの真ん中あたりで獣道状に小麦が倒されそのあたりの小麦色には穂がない、
倒すことが目的ではなく踏みつけながら穂を食べ歩いているのでしょう。
しかも被害は一番熟れている(色から)場所だけ、よく知っています。おそらくにおいでわかるのでしょう。

とりあえず先植えエリアのこの付近の小麦を刈り取ります。
しっかり結実しているかどうかちょっと微妙ですがそんなことは言ってられない、またやられたら元も子もないのです。
タケノコといい見えない敵に好き放題にされています。


日曜
小麦畑に登ると残っていた成熟エリアがまたやられています。
夜のあいだの仕業で、もう味を覚えたでしょうから来週は無惨な結末が待っているのでしょう。

タマネギを振り分けに結わえてブルーシートの納屋にぶらさげ保存食料に。

大学のクラブ以来の親友藤本夫妻が茨木から手伝いにやってきてくれました。
前に来たとき約束していて、裏の茶畑の刈り込みを手伝ってもらおうと考えていたのですが、
機械を借りて指導もお願いしようと思っていた遠南さんが現れないので最初の予定通り竹林の伐採整理をお願いします。

二人は前日にも森林ボランティアで摂津の竹林を疲れるほど整備してきたというのにまた同じ作業、
昨日は孟宗竹、それに比べるとハチクは多少は軽い仕事になるのでしょうが。

元気のないみかんの木を見せていると純子さんが根元に穴を見つけました。
後で切ってみると地中部分に向かって幹の中に大きな空洞、先週は近南さんのリンゴの木も同じ状態でやられていました。
果樹はやはり全体が甘いのでしょうか。注意深くまめにチェックをしておく必要があります。

汗をかいて、白玉あんみつと瓜をデザートにお茶休憩

この後また一仕事をお願いします。階段カウンターウェイト(前回画像紹介)の取り付け
知恵と力の手伝いがなければとてもできないこと。
二人でもようやく抱えられるウェイトを屋外の高い位置で取り付けるのは困難、重い階段をなんとか持ち上げて屋外側のワイヤー端を下げるしかない。
二人で少しずつ持ち上げ他の一人がつっかい棒を差し込みその高さを確保する。
最高位置まで上げ、つっかい棒をして外に回ると二つの脚立に仮置きしたウェイトまでワイヤー端はあと少し。
片方ずつ抱え上げてフックをかけてつなぎ、作業完了、あとはつっかい棒をはずすだけ、と思っていたらつっかい棒はもう要らなかった。

階段が重くてウェイトが負けるだろうと思いこんでいたのはとんだ思惑違い、階段が降りてこないのです。
こんなときには気球が砂袋を捨てるように荷を軽くすれば良い、棒鋼ウェイト3本のうちの1本を切り離します。
すると今度は階段が降りて上げるにはちょっと重い。でもウェイト側の追加調整は簡単にできます。

そして二人が帰ろうとするときに遠南さんが現れ、いないときでも始められるように茶刈り機の使い方を聞いておきます。
高さの調整方法、ガソリンの混合比は1:25、機械油の準備、エンジン側が少し先行し、往復で仕上がること
あとは500坪ほどの面積を片付けられるのか、だけが問題です。

藤本夫妻が帰ってから、あと少し小麦の刈り取り、サブ工房で束を天井からぶらさげ乾燥させます。
それで柔らか気味だった実が堅くなるのかどうかはわからないけれど。


2008.5.31−6.1

歳時画像データベースではちょうどの時期(2年前の画像)でしたが土曜日里山の斜面にニョキニョキはなかった。
ととおり竹林内をチェックするとあちこちに穴、そしてその近くには折られたタケノコの先の部分。
現場状況と証拠品から手口がわかりました。
側面から穴を掘り根の上に伸びたタケノコを露わにしてへし折り根の上に残った柔らかい部分を食べる。
嗅覚だけでしょうがよくわかりうまくやるものです。ヒトはとがった上の部分も皮を剥いて取り出すけれどイノシシにはそれはできない。
横にぽいと捨てています。これまでもこの恵みを分け合ったことはあるのですがここまで徹底して独占されたことはなかった。
それにしても20p直径ほどの深い穴を掘るのはどんな鼻。

夕方こちらは段々畑をショベルで穴掘り、雨の後で土が軟らかくなっているこの時にしかできないこと

夜、脚の組み立て、ほぞのオス側の角の面取りをし、入りやすくして玄翁で打ち込みます。簡単には入らない(のがいい)。
柄の長い重い玄翁に代えて何回も振り下ろしてようやく全てきっちりと収まりました。Good

日曜日、日の出が早いので5時から畑の穴掘り再開、
穴掘りを早く完了して、切ってまとめてある篠竹を中に放り込まないと篠竹はこれから伸びてくる雑草に取り込まれて草刈りも出来なくなる。

こんなときには自然とこの賛美歌が口を出ます。
つとめいそしめ、花の上の、きらめく露の消えぬ間に・・・・
その全文は同じ思いのこの方からの引用ですませませう
http://baaba1936.town-web.net/kougasitutateyoko/asatuyu.htm
穴掘り、100%完了ではないけれど篠竹を放り込める長さは確保しました。

切った竹や枯れた竹を集めて焼却をします。これから伸びてくる篠、草を刈るのに散在している竹はじゃまになるのです。
雨の後で地面や草が濡れているこの時は逃せないタイミングです。
乾燥していると散らばった枯れ草であっという間に燃え広がる可能性があるのです。 

竹を集めていると雑草の中に埋もれてあちこちに穴とちぎれたタケノコ。
収穫前の米は電気柵で守っているけれど、小麦は大丈夫なのだろうか、こんな不安がよぎります。

燃え上がる炎を見て、これで何回お風呂が沸かせるのだろうなど考えながら竹はきれいに片付きました。
竹は火付きがよく火力があって扱いやすい燃料なのです。
ナさんはタマネギの収穫、サツマイモとカボチャの植え場所を確保するために少しの紫タマネギを除いて全て収穫
もらったたくさんの苗は立派に生長して大豊作です
保存が難しい(らしい)紫タマネギが多いのは問題ですが

サツマイモの植え付け、苗20本、
昨年は10本、スイカ畑の隣で狭すぎたフェンスに囲まれまともな収穫がなく、
一昨年は至耕天の畑に50本、これはまだ蔓の時期にアライグマに掘り返され全滅でした。そうだ早い時期にフェンスが必要。
久しぶりに立派なイモを掘ってみたいものです。
カボチャは先に植えた3本の他に新規に3本、残ったタマネギの隣、イモとかスイカ、カボチャなど蔓性の作物は、
伸び拡がるまでは先住者がいても明け渡しの約束ができているので回しやすい。

麦秋
小麦は色づいてきていますがさて収穫時期はどう判断するか。

2008.5.24−25

この時期は庭の花も園芸作業も最盛繁忙期、土曜日の作業は自宅庭の樫の木、バラの剪定、誘引から始まります。
自宅の現在の庭の状況を紹介しておきましょう。
昨年の同時期からは緑のボリュームが増え、伸び続けています。
往きはホームセンターに寄り、買い物
単管クランプ金具、流しの屋根拡張に使います。その他金具数点に木工用ボンド 植木 一葉桜、トサミズキ。

里山に着くと、運んできた剪定枝を燃やす作業から、雨の予報なので降る前にやることがたくさんあります。
先週拓いた新しい花壇予定地にハコネウツギを植え付けます。
場所が取れると植木を買うのにも躊躇することが少なくなります。もっとも処分品などのラベルがついているとか価格も大きな要因ですが。

それが済むと新地斜面の草刈り、こちらは竹の切り株を地面まで切っているので心おきなく草刈り機を振り回すことができます。
今年はまだハチクのタケノコを手に口に入れていません。先週ナさんと南さん姉が竹林をチェックするとたくさんの場所で掘り返されていたそうです。
イノシシの仕業。
それにしてもハチクのにょきにょき突き出しがないのはまだ時期が早いのか、それとも親竹を少しずつ切り進んだことの効果が現れているのか。

こんな時は過去の画像データを調べればすぐにわかる。
里山画像データは日付のフォルダ名で0010××(2000年10月)からスタートして現在は0805××、7年7ヶ月でフォルダ数はほぼ300、画像数は約6000、
年ごとのその時期のフォルダを開けばすぐに明らかになります。
結果は、タケノコにはまだ少し早かった。今度行ったときにはおそらくにょきにょきが斜面につっ立っているのでしょう。

午後から予報通りの雨 こんな時はテラス大机の新しい脚のほぞ明け。
ようやく完了し、ゆるゆるにならず、またオス側を削らないできっちりと収まるか、それはまた次の雨の日のお楽しみ

農事メモ スナップエンドウとタマネギの収穫 クワイ、ひまわりの植え付け

日曜日は来客一人と一組、突然の最初の訪問者は大学時代のサイクリング部の友人
京都南部の自宅から名古屋の単身赴任先に戻る途中、時々寄ってくれて近況交換します。
昼頃に姉と義兄とそのいとこ夫婦
夫婦とも団塊の世代、六甲山麓の新居でこの2月から自然に親しむ生活を始めたそうで、里山らんどに興味を持って訪ねてくれました。
新居は野鳥の巣が壁面にあけられ、鳥が家の中を自由に飛び回れるような工夫をした雑木林の斜面にたつ家なのだそうです。
サンドウィッチパーティではアウトドアとエコロジーな話題に話が弾みました。

一葉桜を植え、新しい段々畑の穴掘りを進めててこの日の作業は完了

2008.5.17−18

近南さんは桜の園を目指して大きな栗の木の近くにいろいろな桜を植え始めています。
先週植え残した寒緋桜はこちらに仲間入りすることになりました。

今回は園芸作業と農作業がメイン
自宅の駐車場拡張工事で出たブロック、石窯のベース部の壁に使えるかな、と積んでおいたのですが、
ブロックを敷石と花壇の縁に転用したのでその場所が片付いて広くなりました。
空いた場所、ナさんの考えはもちろん花壇、平たい場所があればもうとにかく花壇、
ここに前回のコニファーに続いて白のライラックとゴールドクレスト、他の場所にもサンシュユと山椒の木2本を植えます。

黒皮スイカ追加2本を植えて、これで計4本、昨年の反省から、現時点ではあまり肥料をやらない、茎と葉ばかりが元気になるから。

工房裏の杜の方向、割合と近くで軽いエンジン音、でも草刈り機ではなく先日の乗用機の音でもない。
遠南さんが来たので聞いてみると(管理を放棄した場所を)借りる人ができて揃え刈りをしていた。
里山らんど斜面裏の他にもう一カ所ため池の前に少し狭いけれど放棄されようとした茶畑があったのです。
斜面裏の茶畑もいま同様の話があって状況を見に来る予定なのだと。
なんとか刈るだけでもやらなければいけないかな、と思っていたので確定ではないけれど朗報です。
南さんの話では来年になったらもう手が付けられないだろうと。
それよりもマイ茶畑の手入れをしなければいけないのですが、伸びてワラビとヘくそ葛が絡みつきまったくひどい状態。

2008.5.11

5月11日
土曜は出勤日、日曜日は自宅庭の作業から始まります。ブドウの剪定、アーチの高いところに届かないと下からの指示
こちらの鉢はあちらへ、これは里山行きだからトラックに
あ、そこ踏まないで、それは鉢が小さいから里山で植え替え、 積んどいて

ナさんのあたまにはローズガーデンのイメージがもうパンクしそうなほどにふくらんでいて
圧力抜きにその布石の指示も次々に飛び出し強制的にINPUTされます。
玄関の上に伸ばす誘引枠が必要になるから考えといて。このバラは支柱を立ててこちらに伸ばす。
その思いはまたしばしば変更をともなうのでうかつに手を付けられない。

行きの途中ミモザを求めてホームセンターの植木コーナーに。
里山のミモザは雪で大枝が無惨に折られ、もう歳を取っている(らしい)ので後継の木を調達、他に寒緋桜と小梅

ミモザは成長の展開がわかっている(すぐに大きくなり大きな日陰を作る)ので植える場所を決めるのに一苦労、駐車広場の隅が他に影響が少なそう。
小梅は斜面上の自宅裏から移植した梅が結局根付かなかったので抜いてその跡に、これは簡単。

桜は新領地じゃがいも畑の隣に植えよう。
斜面は広いようで果樹などを植え付けてそれぞれが(順調に)大きくなった状態をイメージすればもう植える場所がそんなにないのです。
ジャガイモ畑の周囲はまだびっしり篠竹の根、少しずつでも抜根を広げないとまた侵入されてしまう。
植える場所を確保しながら竹の根を駆逐しようとの算段で、そのために金象印のシャベルも手に入れました。
金象印だと根切りの作業が楽になるという思い込みがあります。
しかし思いこみは破られ、やはり大変な作業でこの日は完了せず寒緋桜の植え付けは来週に延期


2008.5.1−6

29日 昭和の日はGWへの振り替えで出勤日
GWは五月一日からスタートです。
1日目 ワラビ取りからスタート、今年は豊作(作ってはいないのに??)
煉瓦道の仕上げ パレット工房の入り口ブロック敷までうまくきっちりと収まりました。
赤土がベースなので不陸がでていますがしばらく踏み固めて何度か高さを調整すればきれいな面ができるはず。
まだ泥で汚れていますが雨に打たれるときれいになるでしょう。

上の茶畑に重いエンジンの音、いよいよ茶摘みが始まったようです。様子を見に斜面を登ります。
小麦は先蒔きの分は茎がしっかり丈も伸びて後蒔き分にも穂が出ています。緑色の濃さで肥料の入り具合の違いがはっきりわかります。
茶摘み機の上に一人のオペレーター、すぐに止まり携帯でなにやら話をしています。しばらくすると迎えのトラックが来て帰ってしまいました。
新規開墾のジャガイモ畑もチェック、良くできていると先日遠南さんに評価してもらいました。
フェンスがなかった昨年(今小麦畑の場所)はほとんどものにならなかったのでやはり必要なのでしょう。

上の茶摘みに刺激されてナさんがマイ茶畑の茶摘みを始めました。
まだ虫が付いていないと満足気にやる気十分。思いは1年分のお茶をこの際???
製茶工程はいつものように電子レンジで1分チン、熱々を保温レンジのホットプレートである程度まで揉み、後は広げて乾燥させる。省エネ製茶作業。

竹林の整備、ハチクをチェンソーで地面すれすれに切ります。鋸だとしんどい目をしてこううまくは切れない。
切った竹は竹炭も含めてこれから有効に利用したいので雨に濡らしたくない。
そこで密生した斜面に1m程度の間隔でひもを張り中の竹を切り、空けます。
ひもに沿って切り残した竹を柱に、切った竹を梁にして渡し、上にガルバ波板の屋根を広げる。
思惑通り運べば幅1m長さ8m程の竹資材棚ができる予定です。

2日目 付録地篠竹の伐採 草刈り機の燃料がなくなるまでの範囲、単位で作業を進めます。
早くすっきりさせたいけれどGWまだ時間はあります。
遠南さんが現れお茶談義、「昨日機械が入って始めたけれどもすぐやめて戻ったのはなぜ」、「まだ早かった、もう2、3日様子を見るようだ」、
タイミングが微妙なのだそうです。一芯五葉、きれいに表面の若葉を摘み集めなければいけない。
伸びが少ないと収量に影響するし、伸びすぎると堅くなってしまう。

タケノコもそうだけれど相手は待ってくれないのです。雨だとできないし、あちこちに広がる畑、時間との勝負、
この時期はそちこちにエンジンの音がして布袋を満載した軽トラが走ります。
この日はこの田山で手摘みもやっているそうです。
品評会に出すお茶は今も大勢での手摘み、それも一芯二葉(先端についている若葉二枚のみ摘み取る)、ブランドを維持するのも大変です。
南山城村には手もみ技術保存会もあります。

ゆうこが里山整理の手伝いにやってきました。
GWの晴天にナさんは自宅の草花への水遣りが気になって仕方がない。
で二人は一緒に自宅へ帰り泊まりは一人、夜は工房の工具の整理

3日目 朝から1日目と同じワラビ採りコースを回ります。
内径44pの大鍋にいっぱい、1日目と同じくらいの量で2キロ強、二日間で出た分だけでこれだけ、すごい成長力です。
ナさんとゆうこがゆうこの友人を連れて戻ってきました。

夜は海鮮バーベキュー
おみやげの大吟醸限定品にごちそうが更に美味しくなります。
花火の音に斜面を登るといいタイミングで林の上に大輪の花火、漆黒の山の中できれいなかたちで花火が見え感動です。
里山の動物たちもびっくりしているでしょう。月ヶ瀬湖の向こう(リゾート施設)レークフォレストでGW中打ち上げているのだと後で近南さんから聞きました。

4日目 篠竹の伐採 残った部分を伐りハチクをチェンソーで切って完了、ようやく付録地の全体が掴めました。
茶畑では機械の茶摘みが再開、二つの袋に風と茶の葉を吹きこみ集めますが袋の取り替えは重たそう。やはり重労働です。
階段跳ね上げ用ウェイトの溶接作業 3本の大径(約6センチ)異形棒鋼を小さな異形棒鋼で束状につなぎます。ペンキを塗って完了。
夜伊賀のホームセンター(コメリ)で買い物 ブロック、ガルバリウム鋼板、格子鉄筋、油かす

5日目 階段跳ね上げ用片持ち梁の外壁への取り付け
アングル材の切断、溶接組み立て、塗装からようやくの取り付け作業です。
ワイヤに仮のウェイトを付け、壁を突き抜けたガイドパイプにステンレスのワイヤができるだけ接触しないで貫通するように位置決めをするのが大変。
室内と屋外の二つの滑車のあいだに張り渡すワイヤが壁に仕込んだパイプの真ん中を通るのが理想ですが、
パイプ(ワイヤ)が二ヵ所でパイプの方向も室内側の滑車の位置ももう決まっているのでまったく触らないのは難しいのですが。

この日は午後から雨、雨の日はとってある大机足のほぞ加工
オスを面に合わせて墨付けをし、角のみ機に固定して
縦横の送り装置で刃の位置決めをして深さをセットしあとは角のみ機のハンドルを下ろすだけ、本当に楽です。 

6日目 コニファー類 5本 を煉瓦道横の花壇予定地に植え付け、あちこちに花壇ができています。 
タラの棒仮植え付け 水耕栽培にも栄養が必要かと先週肥料を水に溶かしたけれど、葉に元気がなくなりまた元の水だけに戻します。
それでもいよいよ元気がなく最終手段、池のヘドロを窪地に汲み上げタラの棒を突き刺して仮植え、これでうまくいくのならもっと早くしておけば良かった。

GW中の野菜の植え付け

中3畑 カボチャ 3本
中2畑 ズッキーニ 2本 キュウリ 4本
中1畑 ピーマン 4本 トマト6本 ナス6本
下の畑 ゴーヤ 1本
種蒔き
トウモロコシ、いんげん、落花生







2008.4.26−27

到着するとすぐタマネギ畑の草取り、ついこのあいだ一生懸命取ったのにもうまたはびこっている。
小麦が穂をつけました。
丈は短いのですが頭の先っぽはちゃんと麦の形をしています。
一ト月遅れエリアの桜の下あたりはまだひょろっとなよなよ。肥料の入り具合の違いもあるのでしょう。
さて結果は小麦粉か麦わらか、とりあえず麦秋が楽しみ。

ため池の周りをぐるっとワラビを採って回っていると遠南さんが田植えをしているのが見えます。もちろん機械、小さな田植機。
休憩の南さんとしばしの会話、今年は池が満杯で水の心配はない、田は3枚で一日1枚、アライグマをまた見かけたよ、
と話しているうちにさっきの池の土手にその当人が現れました。
まだ子供のようで、夜行性で昼間はあまり現れないのかと思っていたら、そんなことない様子で近所の犬のごとくうろうろしています。
すみかはどうやら下の笹藪らしい。ここはほとんど人が入れないのです。
ワラビはあそこに大きいのがある、とちょっとわかりにくいまだ知らなかった場所を教えてくれました。ポイントは茶畑の下、肥料が下に流れるからか?

またスイカの時期、南さんはいつもの場所に6本植えています。
連作障害がいつも話題になるけれどもいつも大きな玉をたくさんつけます。守る方法はまだ考えていないそうです。
こちらは今年こそ守りきらなければ、と気合いを入れてスタートするのですが結果は・・・。
またアイデアがあるのですが、とこれは毎年同じ台詞、広いので安く手軽に対策が出来なければいけない、という条件が付く。
敵は翌早朝遠南さんのハウスの前にまた現れ、顔が合ってすぐ笹藪に消えました。
日曜日、近南さん姉は姪を引き連れて畑仕事の実習指導?こちらはスイカどうするのでしょう。

前回中断していたれんが道作りの再開
上で作っている段々畑で掘り取った粘土を下で煉瓦の下地調整に使うので一石二鳥。
畑地はほとんど粘土質で土を入れ替えたいのです。でも入れる方の土は?これにはちょっと考えがあります。
れんが道、たいした面積ではないのですが上下作業で時間がかかります。

同時進行で斜面から裏の杜への道も整備、先週作ったフロントカーが杜に入れるように粘土をくぼみに入れてフラットにし切り株をチェンソーで落とす。
チェンソーが快調なうちに今度は竹林に移動、突き出た竹の切り株を地面に合わせて切り落としていきます。こうしておかないと草刈り機が振り回せないのです。
チェンソーのオイルが切れたようなので戻ると今度はフロントカーを押して整備した道の確認、ご用命の腐葉土をたくさん積んで・・・、便利に使えそうです。
とこのように次々に別のことに手を付けてしまい何をしていたのか忘れてしまうことがしばしばです。

夏野菜の植え付け ナス、トマト、ピーマン
秋蒔きの、えんどう、さやえんどう、スナップえんどうにはトレリスを立て誘引
先々週蒔いたトウモロコシはまだ芽が出ない
タラの棒きれの根は相変わらず



2008.4.19−20

桜の花が終わるとしめし合わせたように他も花びらを落としあるいはしおれ、里山は一度に色が落ちます。
今きれいに盛りなのは姫リンゴと梨の花、山桜は来週くらいでしょうか。

2月頃、棒切れのように短く切って水に浸けておいた元は一本のタラの木、芽が大きくなっています。
もちろん植え付けて増やそうという算段ですが、根らしきものはまだ数ミリの細く小さな白い突起。
以前は切ってそのまま土に挿していたのですが芽も出ませんでした。
このまま根が大きくならず葉だけがどんどん大きくなったらどうしよう。水に肥料を入れて水耕栽培?
柳は横で同じように切ってバケツに放り込んであるのですが立派に根が伸びています。

新規開墾の最上部の段々畑、切り出した竹をそのままの形で柵状に鉄筋の杭にくくりつけます。
柵の裏に掘り出した粘土質の土を積み入れ踏み固める。竹は粘土の土手の型枠みたいなもの。
ある程度の厚さ(幅方向)があってそんなに高くなければいずれ竹が朽ちても大丈夫でしょう。
こんなことをしていると、その畑は今やらなくてもいい、これから植える夏野菜の準備が先でしょう、と指示が出てそのすぐ下の畑に移動
農作業より土木作業に意識が向いてしまうのは職業的習性?

次もまた同様の動き、
里小屋の前に石を敷いたのでさらに工房とのつなぎ道に煉瓦をざっと並べると凸凹が気になる。
煉瓦を全部ハズして水糸を張り下地を鍬でフラットに均します。
これから雑草が伸びると草の中を歩かなければいけないから。するとまた天の声。
ナさんは池の横の花壇の草取り、雑草が抜けない、抜くの手伝って
植栽の根にからまった雑草もたくさんあって中途半端な草取りでは進みません。掘り返して雑草を一掃、牛糞を入れ、縁も枕木に変えて結局作り替えになりました。
新規の花壇の方は途中でstopしたまま。

遠南さんが空のアライグマの罠檻を軽トラのうしろに積んでやってきました。    かかったよ。
イノシシに続けてアライグマの捕獲にも成功したようです。
処分は?の問いに、答えは××××××××、苦笑いですがこの場では伏せておきましょう。

土を相手にしなかった作業は、五右衛門風呂の洗い場床(樹脂製パレット)と一輪リヤカーのペイント。
リヤカーは荷がたくさん積めるように一輪車に荷台をつくりました。ん、ここでリヤカーの語源が気になる。
荷を後ろで引くからリヤカー?それだとこの一輪車は前に押すから正確にはフロントカー?
いやいや昔から日本にあるリヤカー、そんな英語的な語源ではないような気がする。
こんなときにはWikipedia やっぱり日本のオリジナル、和製英語でリアのカー ちゃんと紹介したWebがありました。 リヤカー博物館(ムラマツ車両
塗り上がると、ナさんはエーこんな色
いいんです。使い込んで多少はがれた頃にいい味になるのです。

余録地(とりあえず名前を付けました)の篠竹の伐採は進まず、先週の作業後の画像のみ紹介しておきましょう。
手前の部分が奥の密生の状態だったのです。











2008.4.12−13

里山は満開の白と黄の花で包まれています
白はソメイヨシノとユキヤナギ、クレマチス、黄色はレンギョウ、スイセン、ミモザ
あと紫のモクレンにピンクの桃、カラフルなチューリップ
雑草も春の成長を始めて、到着して最初の仕事はタマネギ畑の草取り、敷き詰めていた落ち葉が多少押さえている感触はありますがやはり雑草は隙間からしたたかに伸びている。
草刈り機の作業を始めたナさん、切れ味が悪い、とすぐにクレーム。
もとより変えたいところ。付いていた刃は円盤に大きな孔が開いていて篠竹を刈るときこの孔に入ってすぐ止まってしまうので孔の小さい円盤を準備していたのです。

次にナさんは水道工事のダンプに入れてもらった牛糞を畑に入れ始め牛糞の山(画像、レンギョウの右側)はたちまち低くなります。
まだこれから作る花壇に入れ、新しい段々畑にも入れる予定なのに。もう一台分入れてもらっておけばよかった。

上の細長いおまけみたいな場所(桜の画像の後方右側)の篠竹の切り出し
草刈り機で幅方向になぎ払い、先に進めなくなったら倒れた篠竹を整理してまた草刈り機で前に進む。
北は童仙房を望む茶畑、南側は落ち込んだ谷、に挟まれた細長い土地は篠竹がなくなると(まだ途中ですが)意外に広い。
この場所を呼ぶのに名前がないと不便です。
今はその由来がわからなくなったところが多いのですが、地名は会話の中で特定する必要に迫られてその場所にその時に適切な名前が与えられた。
自分で付けるとなるとそのことがよく理解できます。
でも適当な名前がすぐには思いつきません、考えておきましょう。
一番高いところにあり篠竹、竹がなくなったときの景観がおそらく一番良い場所になるでしょう。

日曜日の朝はまだ寒く茶畑の扇風機が遠くあちらこちらに唸り、シーズン最後の?薪ストーブに火を入れます。
ナさんがワラビを採ってきました。そうでした、桜の頃にはワラビ、これからGWを過ぎるまでワラビを楽しめます。
ストーブの灰であく抜きをすると驚くほど鮮やかなグリーン。

茶畑の際刈りを終えた遠南さんが軽トラに機械を積んで戻ってきました。
乗用の機械になっても押し車みたいなこの機械の作業は必要なのだそうです。それももうしんどいのだと。
アライグマは最近みかけない、もういないのではないか、都合の良い明るい話題になっていたのですが、まだいた。
茶畑で遠南さんが見たそうです。イノシシももう引き上げようと考えていた奥に仕掛けた罠に30キロ級がかかり、どうもまた増えているようです。
スイカとイモは今年もこれまでの経験をふまえてさらに確実な対策が必要なようです。

2008.4.5−6

今日は往路で石を積んでいきます。里小屋テラスの前、雨が降ると水が溜まってぬかるみになるので砕石を敷き詰めることにしたのです。
163号でいつも横を通っている和束町木屋の採石(砕石)場、こんなところ昔は石切場と言っていたのですが今は切り出すことはなくて発破をかけて石山を砕いてしまうのでしょう。
ちょっと寄り道すればよいことですが、問い合わせをしようとネットで探していると、この採石場は鉱物マニアには紅柱石というキーワードでかなり名が知られていることがわかりました。
受け取るための準備と注意事項は以前に打ち合わせて聞いています。
なにしろ荷台より大きなばかでかいバケットから石を落とすのだから車に傷を付けられないように囲いをしっかりして来てくれ、と。

まずは事務所でお金を決める。軽トラより大きいけれど荷台は1t車ほどの大きさもない、一車6300円、「ズリだと安いのだけど砕石は高いのよ」。
納得して支払いバケットの下にもぐり込むといきなりザーと落とされ、オペレータ「このくらいでどう」、荷台を見ると少しもの足りない、
「もうちょっと」、さらにザーと入れてくれて、タイヤを見るとひしゃげている、
「もういい」もうちょっと、の一声で同じくらいの量が入ったので6300円が高いのか安いのか。
本物の砕石だから大きさもそろっていてきれいです。

荷台、見た目はまだいけそうですがやはり石は重く、キャブに石を当てないよう荷台の後ろに片寄ったので前が軽くなった。
163号、スピードを抑え気味に後ろに行列ができるとやり過ごし、やり過ごしして里山に着きます。
今回の石の受け取りと搬送がうまくいけばさらに二段階(こぶし大、積み石用の抱えられる大きさ)で手に入れたいと考えていたのですが、
大きな石をあのように落とされたら重量+衝撃で車が保たないでしょう。作戦中止です。

以前設置していた暗渠(排水用穴あきパイプ)を掘り出すと意外でしたがパイプの中に泥は詰まっていなくて機能は生きている、その上の層で水を通さなくなっていたのです。
石を敷き詰め終わると次のもくろみは残った石で先々週補修されたジグソー舗装のまだ不安な部分を補修しながら裏道を上まで登ってみること。
アスファルトがないぬかるんだ所に石を敷きながら少しずつ前に進むと片方のタイヤはアスファルトの塊をはみ出してぬかるみで穴を掘っています。
こりゃだめだ。裏道から資材を上げる構想はすぐに頓挫、断念して戻ります。

近南さんが畑仕事に現れたのでこの話をします。しばらくすると遠くで近南さんと遠南さんが会話をしながら手を振って呼んでいる。
行くと遠南さんがこの軽トラを使ったらいい、と乗ってきたのとは別のビニールハウスに置いている軽トラを指します。
オフロード用?の四駆、調子が悪くてローでしか四駆に入らないそうですがもちろんそれで必要十分。
ありがたく早速借りてまずはストックの材木を積み問題の場所に来るとタイヤはアスファルトの塊に両方ともちゃんと乗っている、問題なく楽に上まで走れました。
戻ってタイヤ間隔を計ると愛車ダットサンは160p、軽トラは135p、こんなに差があった、やはり里山道は四駆の軽トラ。
パレット等大物資材を3往復分上の新領地に運びます。

これで下の平地の部分がすっきりしたので次はナさんが希望している花壇の工事が待っています。まずは縁にする枕木に防腐処理、コールタールを塗ります。
平行して段々畑の拡張工事、これまでは枕木の土留めでしたが今回は竹を使います。
竹林を整理しながら資材として有効利用、思惑としては竹が腐った頃には裏込めの粘土質の土は硬くなって高くなければ竹は必要なくなっている。だめならまた竹を並べます。
太く長いできるだけ真っ直ぐな竹を切り出すと日陰が少しずつなくなっていきます。
全てなくなったときにどんな景観がひろがるのか、それはまだ当分先の楽しみです。




2008.3.23

このところ仕事の都合で里山は日曜の日帰りが多く、使える時間は泊まりの1/4から1/3くらい、落ち着いてじっくり一つのことに取り組めません。
ジャガイモはようやく植える段取りまで進みました。植えたあと畝に雑草除けの落ち葉をかけフェンスを立てます。
昨年は植えたばかりを掘り返され、犯人はアライグマだろうと目星を付けていますがスイカのように真剣にやってこられると、このフェンスでは役に立たない。
イノシシには有効だと思うのですが。

里道は土木工事をしています。南さんちまで村の水道工事、管の敷設替えです。でもそこで止まらなかった。
奥にもう一軒あるのですがそこまで水道管が延長されるらしくアスファルトをそこまで切っています。
水道を引いてもらおうと思えばぐんと近くなった(最後の地道分が自己負担分)わけで工事費も大幅に安くなるハズ。
まあ当面引いてもらう予定はないのですが、ここに生活があると村が認識してくれたと思うとありがたいことです。
土地購入前に村役場に相談に行ったときには村は簡易水道で余裕がないから村民以外には供給できないということだったのですが、水源事情が変わったことも一因にあるのでしょう。

工事完了間近で今日は頻繁にダンプが里道を行き来して仮置き場から廃土、アスファルトを運び出しています。
切り割った廃棄アスファルトを南さんが少しほしいと業者に話をしています。
裏のため池の横の道(南さんの私道)はいつもぬかるみ轍の溝は水たまりでとても車が通れる状態ではなかった。
しばらくすると重機の音がしてのぞいてみると轍の水たまりの部分にジグソーパズルのように大きなアスファルトのかけら(ブロックを)がうまくはめ込まれジグソー舗装工事が完了しました。
実はこの簡易補修工事、里山らんどにも大いに利するところがあるのです。
この道は新規に手に入れた竹林の上部につながっていて斜面で使う資材を車で運び上げれば後は下りで運ぶだけ、この道は私もなんとかしたかった。
今この瞬間にこれから調達したい石材の置き場を思いつきました。
業者が道路補修のサービスしてくれたのは廃土の仮置き場を南さんに借りていたからでしょう。
仮置き場にもとからあった牛糞のストックの残りが一カ所に集められていたのでもらいたいと話をすると持って行く、と、すぐダンプ一杯分運んでくれました。親切な里山の土木業者でした。


2008.3.15−16

今日はトラックに桜の伐採木を満載
過日の朝の通勤路、ご近所の小学校の校庭に伐採した木が積み上げてあるのを見つけました。
毎年この時期に校庭の樹木の手入れをするそうですが今年は大規模に行われ桜の太い幹がたくさん出たようです。
ある筋から話を付けて薪用に頂きました。昨年はこの幹からの落ち葉をたくさん頂いて今一部はタマネギの畑に撒かれマルチ代わりの草止めに役だっています。
もらってきたのはよいのですがまた薪棚を作らなければ。雨に当たると腐ってしまう。

到着すると南さんの畑がにぎやかです。
今日は南さん姉妹の妹母娘が菜園デビュー
それはアヒルのための畑、餌用に白菜を植えるのだそうです。
アヒルの卵を頂きました。鶏のよりもひとまわり大きくて殻も固くなかなか割れません。
盛り上がった黄身はねっとりしていかにも滋養たっぷり。目玉焼き、卵焼きでいただきました。

ジャガイモを植える予定なのにまだ芽がでてこない。出てほしくないときはどんどん出るのに。
とりあえず畝を立て溝を掘り化成肥料を入れて、植え付けは来週にします。
日曜日
パソコンの相談を受けているので南さんちにでかけます。
先日の航空写真の話をしていたらパネル張りの大きな面白い写真が出てきました。
昭和62年撮影の南さんの家から月ヶ瀬湖までカバーする航空写真で高山橋も見えています。
里山らんどは斜面も平地もきれいな茶畑で竹林はまだ竹林ではありません。
(スキャナーで一度に取りきれないので画像は処理後あらためて紹介します)

開拓当初からはたかだか13年前の状態で、そんな短期間にあんな状態になることを思えば斜面裏の放棄された南さんの茶畑もあっという間に藪になるのでしょう。

土曜の夜上野の(ホームセンター)コメリで単管と直交クランプを仕入れてきます。桜の薪棚用。ここだけが50センチ単位の寸法でそろっていてしかも安いのです。
農機具のコーナーで面白いものを見つけました。スチール製の手回しの唐箕、値段もお手頃、今時の農家ではもう使わないでしょうから趣味の世界の道具なのかな。
ここにほしい人がいるのだけれど。
新しい薪棚は運ぶ距離が短くて石垣が壊れていて使いにくかった駐車スペースの一角に単管で組みます。床はパレット。
画像ではわかりませんが桜の幹は奥に長くてけっこうなボリュームがあるのです。

2008.3.8−9

今日は井戸のすぐ横の竹林の整理作業から
以前から倒れ枯れた竹と今回の大雪で折れた竹が重なって状況(地勢)がよくわからない。
うちの(になった)竹が南さんの井戸を覆っている、やはり近所迷惑は排除しなければ。
またこの場所はこれからの竹林整理作業のアプローチになるので状況をつかみたいのです。
切った竹はすぐ山になります。新しく開墾した畑で焼き畑を思いつきますが、その前にやることが、
ジャガイモの栽培手順を確認すると苦土石灰を入れることが抜けていた。
石灰を撒くとまた耕さなければいけない、耕耘機を上げるのも移動距離が長くて一仕事です。

終わるといよいよ焼き畑開始、火が飛んではいけないので水を張ったバケツを二つ用意して、掘り上げた根も燃やして違う形で畑に返します。
切って運んで燃やして、その間にまた切って、高低差がかなりあるので上り下りの合計はちょっとした山登り。
井戸の廻りがきれいになってあらためて見るとかなりの高低差で竹林の斜面はがけ状態
アプローチは正面に階段をつけようと思っていたけれども高く急で無理なので90度方向を変え、がけに平行に階段を切ることにします。
竹の切り株が密に並んでいるので大変でしょうが。

方針が決まるとこの作業はまだ先のこととして、次に切って燃やすものは新領地の一番奥の笹藪
ここも笹が密生していて草刈り機を力任せに振り回して切り開かないと手に入れた土地の形が見えないのです。
しばらくはこの作業が続くでしょう
種イモは芽が均等に入るように適当な大きさに切って、と本にありますがもともと均等に出ていないものはどう切ればいいんだ
とこちらがキレてはしかたがない。
切り口に薪ストーブの灰をたっぷりまぶして植え付けは来週

2008.3.2

土曜日は仕事で今回は日曜日だけの日帰り
ジャガイモ畑の開墾作業はとにかく今日中に済ませなければ・・
種芋はまだ手に入れていません。
竹の根は密度が濃いけれどショベルでぶち切っていけばつながりはなくバラバラなので、手間だけれど着実に作業が進みます。
問題は規則的に入っている茶の木の根、
地上の部分はこれまで草刈り機で落としてきたのでほとんどないのですが地中にはイモみたいに意外な大きさの根がまだ生きている。
掘り上げるには相当深い穴を掘らなければいけないので、ある程度の深さで鋸で切り離します。
それでも体力と時間を取られます。

里道の入り口に軽トラではない車が止まり男性が近づくのが見えます。里山らんどを訪れる人は珍しい、手を止めて下りていきます。
手には額に入った写真、見慣れた風景、
里山らんどの航空写真、これだけで訪れた目的はすぐに理解できました。
かなり低い位置からの緑が濃い季節の撮影で心が動かされます。
おいくら? さっとサイズごとの価格表を提示、パレット納屋の屋根を葺く前の状況で時期的にはちょっと残念ですが。
自分でヘリを頼んだら(頼まないけど)かなりな費用。
居合わせた遠南さんは自分ちもJAが取りまとめた話で自宅の航空写真を持っている、と。
都市部の一般住宅では成立しにくい田舎ならではのサービス?いやビジネス。
田舎の一軒家は絵になる?のでしょう。

飛ぶ話題がまた飛びますが、グーグルアースの画像も都市部は更新がされていて視点がどんどん降りています。
人も道路の白線もはっきり見え道路規制の計画図に十分使えます。
航空写真屋さんによるとあれは衛星写真ではなく航空写真なのだと、そりゃそうでしょう。
あんなにはっきりと衛星で撮られるのなら大変。でも航空写真でもまた撮るのが大変でしょう。
ナさんはブツブツ言っていますが、一番小さいA3サイズ判で商談成立
だってそれより大きいとスキャナが使えない

作業再開、
昼過ぎにフェンスの倍数の大きさで第一次開墾作業は完了、画像に掘り上げた竹の根が見えますが山が三つも積み上がりました。
できた畑の面積から言えばすごい密度です。その先に見えるのは小麦畑。
化成肥料と鶏糞を入れ耕耘機でかき混ぜると準備完了。第二次の耕耘機ステップも続けると腕がパンパンです。
耕耘機を下ろすときにはしっかりチェックされていて無駄なく使役、こことここを耕していって。
タマネギ畑に油かすを撒き、マルチ代わりに昨年集めた?落ち葉を敷いていきます。雑草を押さえていずれ腐葉土になる、一石二鳥
DIY作業はなし






2008.2.23−24

日曜日の天気予報(寒気が下りてくる)が気がかりだったので今回は四駆のフォレスターで自宅を出発。
もちろんトラックよりははるかに雪に強い。

土曜日は小麦畑半面の麦踏みからスタート、初めての体験、このところ雨も降っていないし・・、
たしかに土は浮き上がったように軟らかく麦を踏む意味がわかります。
後ろ手に背を丸めて小刻みに歩みを進める、絵のような田舎のおばあちゃんの麦踏みスタイル。
でも足裏の面積だけではハカがいかない。テニスコートの転圧ローラーのようなものがあれば早くて簡単なのですが。

新しく開拓を始めた畑 耕耘機でかなり掻き回し根をぶち切ったつもりですがスコップを入れるとまだまだ簡単には入らない。
スコップに体重をかけ少しずつブロック単位に土(根)を切り根を取っていく、時間がかかるけれどもこの原始的な方法は耕しながらほとんど根が取れます。
方針決定、耕耘機のステップはやはり必要なのですが。
掘り返す土はスコップの刃くらいの深さまで黒っぽく軟らかくてユンボを入れないほうが良いなと感じます。
ユンボの作業ではせっかくのこの表土が下の粘土質の土(おそらく)と一緒に掻き回されて消えてしまうでしょう。

ユンボと言えば8年前の写真が出てきました。デジカメの画像ではなくスキャナで取り込んだのでちょっと粗い。(左の黒っぽいところが今回手に入れた竹林)

この強力な機動力がなければこの面積の根っこをきれいにすることはできなかったのですが、
整地直後は掘り返された粘土質土壌に長靴がずぼずぼと入ってしまうような状態でした。

日曜日起きると雪が降っています。少し積もっているけれどそんなに心配はしません。強い風の中の雪なので樹々はそんなにかぶってはいない。
里小屋の薪ストーブに火を入れてから雪見散歩に出かけます。
前の大雪の時里道を塞いでいた倒竹はきれいに処分されて(しないと軽トラが通れない)さっぱりしています。
ぐるっと回って麦畑、どちらの畑にも白い雪の上に緑色が少し顔を出しています。雪国ではずっと雪の下で春を待つのでしょうが。
戻ると里小屋は暖まっていてコーヒーを入れ、できあがる頃にナさんが起きてくる、まるでその状況が見えているように。

今日のDIY
・階段跳ね上げ装置の取り付け
と思ったのですがまだ屋根を作っていなかった。
・薪棚の組み立て
単管パイプの柱に直交クランプを使うとすっきりした棚が出来あがります。
単管をつなぐクランプは90度で固定された直交クランプとフリーに動く自在クランプがあって目的によって使い分けます。
薪を受ける梁材は細くて済むように真ん中を太い針金で上から吊っています。
棚を作ることで太さ、使い道の異なる(ストーブ用、竈用)薪を分けて自由に取り出せます。日当たりがいい場所なのでよく乾燥するでしょう。

・FLOWER TORCH様 御発注のブーケ発送用の台 作成
端材でちゃちゃっと完了、(木切れはとにかくストーブに放り込む、というのはやめましょう)どのように送ろうかと悩んでいたらしい。
言ってもらえばなんでも解決、便利屋さん。
以前も寸法を確認せずに大きく作った花が配達前フォレスターの後部に収まらないと大騒ぎ、
この時は床をはがしスペアタイヤをちょっとどけて即解決、株価が一時的に上がりました。

やらなければいけないことが済むと再び開拓民、見晴らしの良い場所で竹の根が積み上がっていくと達成感を感じます。
まだ半分ほど残りましたが今期のジャガイモ畑はなんとかなるでしょう。






2008.2.17

土曜は出勤日で里山は日曜日だけの日帰り。
午後からは雪、の予報に着いたらすぐ帰ることになるのかもと覚悟して出発。
小麦の最終チェック
と言っても次に別のものを植えるまでチェックはいつまでも続くことになるのですが。

近づいてよく見るとちっちゃな緑色の針がポツポツと地面から顔を出しています。ようやくの発芽、新しい展開です。隣の半面はまだそんなに伸びてはいない。
これから暖かくなると案外追いつけるのかも知れない。比較しながら見守るのも楽しみです。
麦踏みは地面が乾燥している時にとあるので、これはまだその機会が訪れていません。
ということはジャガイモの候補地がなくなってしまった。

今空いている畑は多いのですがナス科の連作障害を考えると限定され、これからの計画にも影響してくる。それだけジャガイモはややこしいのです。
大規模ジャガイモ農家は連作障害にどう対処しているのでしょう。
畑地はいよいよ開拓するしかありません。
隣地の竹林の上に少し勾配が付いた平地があります。もとは笹藪(その前は茶畑でまたその前は畑)だったのですが刈り払って草刈りしてはいたのです。
人の土地を対象に考えてどうすんの・・・・・、そう今までは!   でも手に入れました。

そうです。竹林を手に入れました。
これまでも世話する人はなく笹藪を刈り竹を(利用しながら)切り倒し竹林を押し返してきたのですが。
でも土地を利用するためにやはり自分のものにしたいと思っていました。
昨年秋、地元の不動産屋Mさんが、自分が土地の世話をした南山城村と月ヶ瀬の田舎暮らしの人達に呼びかけて親睦会が開かれました。もう2度目です。

その席上、あの土地もう少しなんとかならない、 ほろ酔い以上のMさんは、××××で話を付けるよ、 と以前聞いた価格からダウン。
後日、あれは酒の席での話か、 と確認すると、いくらと言ったかな、 ××××、 そうか、それで話を進めてみるよ。ということで話が進みました。
上の部分は平らで斜面をはさんで下も帯状に平らなところがあります。
さらに西の方に細長い土地がおまけみたいに続きます。
そこは広がる茶畑を前面に彼方に童仙房の山並みが見えるお気に入りの場所だったのです。

もとは段々畑で戦時中は芋を植えていたそうです。その後茶畑になりそれも放棄されて谷を隔てた南側から侵食してきた竹が竹林を作ってしまった。
やる(やらせたい)ことがたくさんあるのに、それらをほっておいてまた別のことに手を付けるなんてとんでもない、とナさんはずっと反対していました。
竹の根が地下を縦横に走り回っているのはわかっているのですが、手を付けられるものかどうかとりあえず耕耘機を入れてみます。
今様のまともな開拓方法としてはユンボを入れて掘り返すのでしょうが、土日だけのレンタルで、借りれば当然運んでこなければいけない、
運転もどこで教えてもらうのか、など考えるとすぐ実現する話ではない

耕耘機は最初バンバン跳ね飛び、たまに残っている茶の切り株には拘束されて進みません。
けれども何度も往復しているうちに根は切られて刃は少しずつ深く入り、またその下の新しい根を切る。
ある程度の深さを耕すことが出来ればその下に根があっても使えるはずです。
残っていてもこれからも耕すうちに少しずつなくなっていくでしょう。樹木は植えられないけれど畑は掘り返しの機会が何度もあります。
もと畑というだけあってこれまで開拓した畑の中で一番畑らしい土です。
もう少し手を加えればワイルドなジャガイモ畑になりそうです。辺境の場所にあるのでもちろんイノシシ除けは必要でしょうが。

農作業   
中の畑一条に鶏糞を入れ耕耘機を入れる
生ゴミを入れる穴の掘り換え
甘夏ミカンの植え替え、1メートルほどの移動ですが前に話したように段々畑拡張のための準備

DIY作業
角材三本を追加して先週からの続き、工房デッキの仕上げ、うん、三本分増えるだけでもでも広さの感じが違う。
ナさんから指示された油絵の額(というより枠)の加工。
角材で絵に縁を作るのですが隅の45度の突き合わせ部の加工が難しい。
前回は新兵器の前後ガイド付き手引き鋸を使用したのですが、一つずつの加工でぴったりとは合わないのです。
今回はテーブルソーの刃を45度傾け、並べてクランプで締め板状にした枠材を挽く。
これなら絵2枚分の枠材8本の正確な45度の切り口が2度の切断作業でできあがります。
その前にはテーブルソーにセット(ガイド位置と刃高)している状態で先週からのほぞ作りを完了させておきます。
ゆっくり平行移動させながら挽ききるときれいな斜めの仕口の出来上がり
合わせるとぴったりの90度が出来ました。

2008.2.9−11

三連休初日は雪の予報
先週のこともあり最近の天気予報はよく当たるので要注意、朝はまだ曇りで天気予報チャンネルを気にしながら出かける準備を進めます。
里山に入ってしまえばこちらのもの、日曜月曜は天気が回復する予報なので、雪が積もる前に滑り込めばよい。
いやいや滑ってはいけない。出発する頃には本格的に降り出して、雪の中R163は交通量が多いので全く心配はしない。
問題は分かれてからの田舎道と里道。
アスファルトの上はまだ溶けるほうが早くて、軽く積もった最後の里道(地道)は勢いを付けてエイヤと駆け上る。
途中で止まるともう上れないだろうから。
着いてからはあっという間に積もり、もう車は動かせない、すぐに孤立状態。

土曜日の作業
先週部材を準備した階段跳ね上げ装置、片持ち梁の組み立て溶接
力がかかる部分は孔を開けてボルト留めし更に溶接しています。
重い階段の半分の重量を受けるものだし屋根は付けますが屋外の装置になるので水が溜まって錆びないようにといろいろ工夫をします。

溶接部をグラインダーで仕上げると次は木工、大テーブルの脚部材のほぞ工作
ほぞはオスの部分を正確な寸法の出来型にしなければ(決めたメスの寸法に合わせて)と鋸で手引きしていたのですがこれがなかなか大変な作業だった。
角ノミ機の使い勝手がわかった(自在に正確にほぞ穴を開けることができる)ので方針を変えます。
出来たなりのオスに合わせてほぞ孔を開ければ良い。それならオスはガイドを使い刃の高さを調節してテーブルソーで均一に(切り落とし部を)簡単に加工できる。
この説明はわかりにくいでしょうが角材の断面が同一でないときにこの方法ではオスの形が変わるのです。
手法が確認できたので続きはこれからの雨の日の、また夜の作業です。

日曜日はドウダンツツジの植え込み用の穴掘りから始まります。
南さん母子が顔を出します。
犬を連れて散歩していたら、この雪で来ているはずもないのにうちの方に足跡が続いているので不審に思って見に来た、のだと。
朝早く散歩をした跡が雪に残っていたのです。
ずっと前の夜に音源不明の大音響があり、その時も暗い中姉妹でわざわざ様子を見に来てくれました。
こんな里山で気を付けてくれる隣人がいることは本当にありがたいことです。

日曜日のDIY作業 工房前角材デッキの組み立て
角材2カ所の孔(もう以前にボール盤で開け、孔にはどぶ漬けでクレオソートを含ませてある)に全ねじ2m2本の棒ボルトを通して両端からナットを締め上げる。
角材の間には大きめのナットをボルトに通して隙間保持をします。簡単そうですが組む(角材をボルトに差し込む)たびに重くなり形状調整も大変なのです。
一応できあがったもののすぐにクレームです。
角材は廃材(といっても鉄鋼機材の下敷きに使っていた重くて堅い丈夫な材質の木材)のうち良品を選んでいたけれど、
これも廃材(自宅カーポート拡張で出た)のコンクリートブロックの基礎に乗ると長さが合わず、みっともないと。
そして広さはそれだけ?  コンクリートブロックのステップも同様にみっともない。
金をかけてはいけないと言いながら、出来上がりはいつのまにかガーデニングの雑誌にでるようなものをイメージしているのでややこしい。
要求を入れて、残っていた角材の中から更に3本まともなものを追加加工し長さは基礎と合いました。クレオソートを塗ったので組み立て完成はまた来週のお楽しみ。

天気が回復しお日様も出てきて今度は塗装作業
対象は溶接後の片持ち梁、薪棚の単管柱と受梁、譲り受けバラしてある事務用椅子の脚
すべての面に塗れるように針金でぶら下げたり竿に並べてクランプで固定したり、一度に済まそうとすると準備にも時間がかかります。
日曜日にさび止め塗装、月曜日は上塗り塗装を順に進めます。

その合間に中の畑、白菜と下仁田ネギの跡を耕し春野菜の準備
今年植えた小麦はやはりダメのようです。種から発芽するまでの過程に最低限必要な温度というものがあるのでしょう。
ジャガイモを植える場所を探していたので転用することになるでしょう。

2008.2.2−3

土曜日はトラックの車検から
法隆寺の近くのホリディ車検、車の下からエンジンルームまで丁寧に状況を説明してくれて1時間ほどで済むので長らく愛用しています。
トラックは毎年車検で法隆寺まで去年も同じルートを走っているのですが、ん、違う。
すれ違いができないポイントがたくさんある古い集落の狭い道を対向車を気にしながらヒヤヒヤ通り抜けていた、のですが。
その集落は横に離れて見えて今は真っ直ぐの広い立派な道を走っている。そういえば田んぼの中に道を作っていたのは見えていた。
また少し先、富雄川沿いではこれまで川の片側を対面で窮屈に走っていたのが今対向車線は川の向こう側でゆったり走っている。
歳々年々道同じからず。

道路財源がなくなるとこれらのことがなくなるのか。ガソリン税がどうなるかわからないけれど世論に阿て建設業界にだけしわ寄せ
(ありえない工事単価の積み上げで赤字を押しつける)しないようにしてほしいものです。
地元にとって良いことかどうかはわからないけれど、これだけ整備されると利用者の流れも大きく変わるでしょう。
おかげで去年は少し遅刻した予約時間を今年は早く着きました。

車検を終えて法隆寺からは名阪国道をひた走り山添ICで花苗センターをのぞき栗の木(筑波栗)、ドウダンツツジといくつかの花苗を仕入れます。
到着後は早速気になる小麦畑のチェック
まだ遅い半面は雑草も生えていません。もう一月以上経つのだからそろそろあきらめなければ?

栗の木は竹林との境界の斜面に植えます。日曜日は雨の予報だから今日中にやってしまわなければ!まずは植える場所の竹の根を取り去る作業から。
深さ30センチ程までですが縦横に走る太い根、これを完全に取るには全面を掘り返さなければいけない。
いずれ伸びてまた侵入してくるだろうから、そのことを考えて広いエリアを竹の根から解放しておかなければいけない。
原野の開拓に比べるたいしたことはないのでしょうが現代人?には大変な作業です。
あとは掘った穴に鶏糞、油かす、有機石灰を放り込んで土と一緒にかき混ぜ苗を真ん中に据えるだけ。
桃栗三年待ちましょう。暗くなってドウダンツツジ2本は残ってしまった

雨の音を覚悟していたのですが夜中に外で聞こえるのは小さなポタッポタッという音、ああたいしたことはないけれど降っているな、とくらいに思っていた。
朝、窓から外を見るとなんと真っ白、頭の中も真っ白、木々は枝葉に雪化粧
工房のひさしの雪下ろしをしながら確認すると積雪は10センチ以上
もうこれでは車では帰れない、すぐに覚悟します。

犬は喜び庭駆け回る、人は喜び里山回る。
長靴を履いて里山の雪景色を楽しみます。
春に黄色い花が楽しみなミモザアカシアは雪の重みに大枝から幹が大きく裂けています。成長が早い分脆いところがあるのでしょう。
もっとも条件の悪い雪質だったようで水平な単管パイプには上に被った以上の雪がぶら下がっています。
竹林では軒並み傾き倒れいくつかは裂けて折れています。
チシマネザサの藪は雪を被った上面が全面に大きく下がり里小屋の窓から見える景色が一変。そうか、ササ藪がなくなればこんな風景なのか。
感心して眺めてばかりで作業は何も進みません。それよりも何時どのように帰るか。

まったく車を動かせるようには思えない。
昔は冬には近所の買い物にも必ずチェーンを積んで出かけていたのに、今は持ってもいない。やはり地球温暖化の影響か。
南さんちの様子を見に行ったナさん。月ヶ瀬口の時刻表聞いてきた?伊賀上野へ行かなければならないそうで前の坂にみんなで融雪剤撒いていてそれどころではなかった。
しばらくして時刻表を持って現れた南さん、月ヶ瀬口まで歩くと1時間はかかるよ。 バスがあるでしょう。 三重交通のバスならもうないよ。
以前帰りにすれ違っていた定期バスはもうだいぶ前に廃止になったらしい。
ないと地元の人はこまるでしょう。 車があるからいい。 ない人はどうするの。 ・・・・・。

JR関西線になんとか乗ったとして自宅の最寄りの近鉄線との接点(という言葉はまったくふさわしくないのだけれど)はそれぞれの奈良駅、これがまた離れているのです。
関西線木津駅と自宅近くのサイエンスプラザ(大学院大学)を連絡するバスがあったはず、帰ってから調べると、以前はたしかにありました。
でもこちらも今はなくなっている。いろんな思惑でスタートする地域(学研都市開発地区)サービスは運用を持続するのが難しいのでしょう。

日曜日の室内作業
こんな日は工房の階段跳ね上げ装置、外側のカウンタウェイト受けの片持ち梁の製作
鉄のアングルを溶接で組み上げるのですがその材料加工。

午後になって気温が上がりアスファルトの上の雪はシャーベット状になっている。
でも地道の上はまだ雪がたっぷり。幹線まで歩いてチェックします。
問題の南さんちの前の坂は融雪剤のおかげできれいに雪がなくなっています。
あとはシャーベット状の下り道、これなら大丈夫、冷えてかたまらないうちに幹線まで車を出しておきましょう。轍は真っ直ぐにトラブルもなく幹線まで抜けた。
今回は雪質が水っぽくて溶けるのが異常に早かったけれど普通ならこううまくはいかない。
いろんな状況、コースを想定して合理的に生還する手段を普段から考えておかなければいけないでしょう。

2008.1.26−27

先々週の土日は中国自動車道補強工事への現場応援で里山はお休み
30年程昔、中国道が開通する前にはその設計の担当としてもう少し西、六日市の工事事務所に通い、
その後は製作(設計図面から橋の製作情報を作り出す仕事)、品質保証と橋に関係するいろんな仕事に関わり、
現在のメインは橋の維持補修。
考えてみれば橋の一生と半生以上を共にしています。
どちらが長持ちするかって、
そりゃ橋に決まっています。健全にケアされていれば組織、体力の衰えはなくて、くたびれた部分があれば取り替えが簡単にできるのだから。

今回の応援は耐震補強に必要な構造物を製作するための情報の採取。
立体的な形状情報、現場の状況をきちんと掴んでおかないとせっかく作ったものが現場で取り付かないという大変なことになります。
設計図面から立体的な形状を作り上げるのは比較的簡単なことですが、この逆は難しい。
こんなときホームセンター通いが生かされます。
今はいろんな目的に便利に使えるたくさんの種類の計測器具が並んでいて、それらからデータ処理までの作業をイメージしながら選び準備するのです。
このイメージできるということが経験というものでしょうか。
現場でイメージ通りの作業が進むと作業スピードと精度が大幅にupします。

一週留守にした里山
天気予報では雨雪のマークはなかったのにときおり白いものが降ってきます。
こんな天気の時は車の置き場に注意が必要。幹線に出るまで、南さんの家の先に峠とはいえないけれどちょっとした勾配の坂があり
雪が積もると四駆でないダットサンは上れなくなるときがあるのです。
帰る時間と積もり具合を見て、状況によっては幹線まで出しておかなければ閉じこめられてしまうのです。
朝起きるとしっかり積もっている、こんな時はもう仕方がないので雪かきです。
これからしばらくは要注意

小麦畑のチェック
寒さの中、葉はちょっと元気がない様子でそんなに伸びていません。麦踏みにはまだまだ早そう。
一月以上の遅れで今年になって蒔いた半面はまだ依然として土色のみ、やはりだめなのだろうか。
遅くに蒔いたダイコンは大きくならないし、下の畑ではちゃんとした形のちゃんとした重たい塊になっていた白菜(収穫完了)は後蒔きの中の畑では外葉を落とすとやせ細ってあまり残りません。

翌朝はいい天気
朝日の中に雪が降ってきて(雨だと そばえ だけれど雪はなんというんだろう)お日様のあいだにその雪を見るとダイヤモンド−ダストのようにキラキラと輝いてきれいです。
写真では見えたものとは違って面白い効果がでています。でもキラキラが見えないのは残念。
この季節はいろんな野鳥が姿を見せます。食べ物が少ないのか忙しそうに木の実を探しながら樹間を飛び回ります。

大学のクラブの後輩が軽トラを駆って四日市からやってきました。
会議用の椅子があるが里山で入り用なり也、と問い合わせがあり、頂く、と返事していたので持ってきてくれたのです。
メッキの金属部分(脚、枠)がきれいに分解できたので全部バラして、また天気のよい日に素地調整して塗り替えをすれば・・、もう仕上がりのイメージはできています。
塗装作業はコンクリート作業と同様に準備(素地の前処理、調合=硬化剤を使う塗料)、後始末(刷毛の洗い、あるいは使い捨てる)が大変なのでできるものはまとめて塗りたい。
そこで始めるまではいろいろ考えてしまうのです。
後輩は経済を出てメーカー勤めですが実家が農業をやっていたそうで農作業では先輩で現役です。
畑を回っていろいろとアドバイスをもらいました。
田んぼの土作りにトラクタを動かさなければ、とあわただしく帰って行きました。今後も頼りになりそうです。

作業
先々週に続いて流しとデッキの基礎、コンクリートの練りは前回と同じくトロ舟
次週はそれぞれ完成しているでしょう
ナさんは白菜の収穫と漬け物仕込み、それから土ひねり


2008.1.12−14

里山への往路、ホームセンターに寄ります。
特にすぐ何が必要ということはないのですが新年のホームセンターには面白い掘り出し物がありそうな気がする。
長年の経験から来るものです。

それははずれでしたが、りんご(アルプス乙女)梨(幸水)キウイフルーツ(メス)の苗と角材デッキ用の金具を購入。
自宅裏の畑から移植した梨がなんとか根付いてくれて、実を成らせるには別の品種が必要だということ、
だけど移植したのは豊水だったはず、とナさん、これはもうよくわからない。一緒に大童で時間と体力をかけて移植した大樹の梅はどうやら絶望的。
キウイはもう何度も植えました。そして夏に何度も枯らした。
ようやく根付いたけれども後から決まった花壇植栽エリアの真ん中で植え替えを余儀なくされ、そしてまた枯れた。

斜面最上部に梨とりんご、斜面最下部にキウイの植え付けを終わると新たな構想が告げられます。
将来的に工房と里小屋の間の下の畑を花園にするのだと、花よりだんごではなく、菜より花、だから補充に斜面の段々畑をもう一段上に拡張すると。
そうなると柑橘類の並びから一本だけ下にはずれた夏ミカンがじゃまになるので上方に移植しなければいけない。
これはまたこの時期にしておかなければいけないこと。
今日は移植先の穴掘りまで進めます。柑橘類の中では一番大きいので穴も大きく。

三連休なので前準備が必要でしっかり作業時間が取れる工房廻りのコンクリート工事に手を付けます。
角材デッキの基礎、流しの受け台、厠裏の薪棚の支柱基礎
いつもながらコンクリート工事はスタートするのにちょっとした決断が必要です。
型枠はもちろん捨て石その他の準備もしっかりしておかないと練り始めてから忙しい、それから後片付けも大変。
少しの量だからコンクリートミキサーを使うまでもない、これはさらに後片付けが大変なのです。
でも舟の手混ぜで作業が始まると、このくらいかなと思っていた量ではいつも全然足りなくてシャツ姿になって結局三倍くらい練っているのです。
ブロックの上積みとデッキの張出し側の基礎は来週以降の作業。
小麦
細いのは変わりないのですが5センチくらいに伸びて全面がうっすら淡緑。さて麦踏みは何時頃やればいいのか。
蒔き直しをした半面、まだ緑色はまったく確認できません。自然の摂理は甘くはないのか。

2008.1.1−6

おおみそかの紅白、明けて新年の深夜は息子が美術を担当している生の歌番組を見て、今年の正月は自宅で始まりました。
家族三人京都の料亭のおせち料理をつまみます。
種類は多いけれどもかわいらしいおせち、黒豆は二粒だけ、親が一つずつ口に入れる、
入っている由来(意味)を話すと娘は にんまり まあがんばって。
午後から里山へ向かうつもりだからお酒は飲めません。

国道はやはりトラックはほとんど走っていなくて走りやすい
気を付けて見ていたのですが正面に注連飾りを付けた車はほとんどいません。
結局一台だけ出会いました。
もともと車という新しい文化に注連飾りという昔ながらの文化をとってつけたようにぶら下げただけなのだから一時的な流行だったといえばそれだけのこと
それにしてもこんなに見事に消えてしまうものなのか
車というものの価値観が大きく変わったということもあるのでしょうが、もう少し経つとそんなことがあったということも忘れられてしまうのでしょう。

田山宮ノ前の諏訪神社で車を止めて初詣、社殿のひと間に地元の人の直会(なおらい)らしい静かなざわめきがあり他に人はいません。

小麦、年が明けてのチェックをすると後半蒔きの半面に2,3センチの細い芽がたくさん出ています。
こちらより少し広い最初に蒔いた半面はほとんど何も確認できません。
10日ほど早いのだから出る意志があればもう出ているはず、どうも気になっていたことが当たっているようです。
蒔く前夜のお湯漬け消毒処理、少し温度が高すぎたのかも知れない。  過ぎたるは・・・・

番組が終わってようやく解放された息子が2日に東京から車で帰ってくるという
一度里山から自宅に戻りましたが、息子のナビが合理的だと決めたのは月ヶ瀬口を通るコースで1時間後に同じ道を走って帰ってきた。戻ることはなかったのです。
帰ってきた息子はそれまでの寝不足を取り戻すのだと感心するほど寝てばかり。

その間にずっと気になっていた、母の自分史 に入れる写真の選定をします。
旅行記の部分が長くて、その原稿は校正も済んでいるのですが、
少ししか日付が入っていないたくさんの写真を床に拡げて、文章と突き合わせて旅行ごとの写真を探して並べていく。
これが大変なのです。海外旅行は風景、建物でわかりやすいのですが、紅葉の信州東北にはほとんど毎年行っていて判別できる材料は顔の老け(若さ)具合
写真を並べて見ると若い頃から現在までやはり人は歳を取っていくのだなとあらためて感じさせられます。
ずっと連続的に向き合っているとそんなに変化を感じないでその時々の状態がその人なのだとおそらく思うのでしょうが。

おかげでほぼ写真の整理がつきましたが、写真がたくさんある時期とほとんどない時期がある、これは本の編集には具合が悪いのですが、
どんな心の動きがあったのか、どんな事情があったのかなどを考えるとちょっと興味深いところもあります。
母によると父はある時期から旅行先のスケッチをしなくなったのだと、そんなことも関係しているのかも知れません。

また里山に戻り
半分失敗した小麦畑
種籾はまだたっぷりある、せっかく準備した畑、出ないものを待っていても仕方がない。
里山に来てもまだ眠るばかりの息子を促して耕耘機を動かしその後から種を蒔いていきます。種は今度は水に浸けただけ。
指定蒔き時期Limitの11月25日を大きく過ぎていますが今年は暖冬、北海道東北に比べると今の時期でも向こうのその時期よりも暖かいのではないのか。
勝手な理屈を付けて結局ダメモト気分、麦わらだけでもいいのです。小麦高騰の昨今収穫できればもうけもの。

他に休み中に進んだこと、工房テラスの床角材の穴明けとクレオソート塗布完了、
厠の外天井を張り、そこと外壁に防腐剤を塗り直して薪棚をつくる準備が整いました。

正月休みも終わり、息子はお気に入り83年式ステーションワゴンのベンツに乗って東京へ帰っていきました。