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■ ラングサイド

- 賃貸共同住宅 -

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ラングサイド8 写真撮影:喜多章 無断転載を禁じます。StudioS.E.A.

所在地 大阪府藤井寺市
構造規模 鉄筋コンクリート壁式構造
地上3階建
敷地/延床 10704.2㎡ / 1687.7㎡
主な外部
仕上げ
外壁 50角モザイクタイル
屋根 アスファルト露出断熱防水
舗装 インターロッキングブロック
主な内部
仕上げ
共用部 - 玄関 / 廊下
インターロッキングブロック
/ 歩行用露出塗膜防水
シッタSP ・ マヂックコート
・ 50角モザイクタイル
天井 アルミルーバー天井
住戸内 - リビング・ダイニング
ナラフローリング
ビニルクロス
天井 ビニルクロス
 「特定優良賃貸住宅」として、国や府から工事費や家賃の補助を受けた賃貸マンションである。名前は「lung(空気の新鮮な空地)side」の意だ。
 敷地内にオープンスペースを持つ共同住宅(マンション)は珍しくない。しかし、その空地の多くは他人が自由に出入りできたり車が通ったりして、真の意味で住民のための空間となり、 積極的に利用されるための配慮がなされたものは少ない。ラングサイドでは、オープンスペースを共用玄関の内側に囲い込んだ。結果そこには適度な囲い込み感や各住戸への距離感からくる親密性、 そして、他者が入ってこれない安全性が生まれ、正に住民のための「庭」となっている。
 その他にも、スロープの設置による乳母車や自転車の利便性・全ての個室や寝室に窓がある開放感、専用庭付きやメゾネットタイプなど全住戸プランが異なる選択性など、数々の工夫の甲斐あって竣工即日から現在に至るまで完全満室を維持し続けている。

●「カーサウエスト」2001 夏    ●「建築設計資料」No87
●「建築ジャーナル」2002.06    に掲載されました。
 

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