所在地		大阪市阿倍野区
構造規模		鉄筋コンクリート薄肉ラーメン構造 地上３階建
敷地/延床		278㎡ / 228㎡
主な外部 仕上げ	外壁	マジックコートサンタフェ
	屋根	露出断熱塗膜防水
	舗装	ピンコロ石敷き
主な内部 仕上げ	食堂
	床	ナラフローリング（床暖房）
	壁	マジックコートフラット
	天井	ビニルクロス
	音楽室
	床	ナラフローリング
	壁	漆喰塗
	天井	漆喰塗

　高層ビルやマンションが散在する繁華な商店街内に立地する、親子二世帯（三世代）住宅に内科診療所が併設された兼用住宅である。
　
　１階は診療所・２階は過ごす空間・３階は寝室ゾーンとしたが、３階は将来親世帯が独立して過ごせるようにも考慮している。
　全体配置は、立地条件から住環境を・高層ビルからプライバシーを守るためコートハウス形式とした。中庭は、１階ではあたかも坪庭のように小さいが、建物を順次セットバックさせることで上階にゆくに従い拡がってゆく。 結果生まれた段丘状の三つのルーフテラスは、現在は子供たちの走り回れる遊び場に、将来は三世代それぞれの専用の庭となる。
　
●「建築ジャーナル」 2002年6月
●「ひろば」 2003年2月　　　　に掲載されました。