StudioS.E.A.ロゴ

Seekers for Environment & Architectures

■ 西三国の家

- 鉄筋コンクリート+木造 混構造 -

前のページへ戻る▲

 西三国の家1 西三国の家2 西三国の家3 西三国の家4

西三国の家5 写真撮影:喜多章 無断転載を禁じます。StudioS.E.A.

所在地 大阪市淀川区
構造規模 1階;鉄筋コンクリート壁式構造
2階;木造在来工法
敷地/延床 587㎡ / 194㎡
主な外部
仕上げ
外壁 1階:コンクリート化粧打放し
2階:マジックコートHM
屋根 瓦葺
舗装 300角タイル
主な内部
仕上げ
1階 台所・食堂
サクラフローリング
ビニルクロス
天井 2階床杉板現し
2階
天井 杉 野地板現し
海抜0m地帯に建つ住宅で、洪水時には0.1~0.5m、河川氾濫時には3mもの浸水が予測されている。地震についても、上町断層帯地震や東南海地震での大きなゆれや液状化が高確率で予想されている。 従って、最大の課題は防災対策であり、もう一つは建築主の希望である「木の家」であった。
構造は、1階を洪水対策のために鉄筋コンクリート造、2階を木造在来工法の、混構造とした。2階を木造としたのは、「木の家」のためと、重量削減による構造上のメリットが目的であった。 さらに、1階の床高や階高はそれぞれ通常よりも大きくしている。これは、一般の洪水時に床上浸水を起こさないこと、河川氾濫の大洪水時にも2階の木造構造材が水に浸からないことが目的である。 2階部分は天然乾燥木材による真壁造とし、小屋組や野地板を露出させた。これは、意匠性は勿論だが、木材による調湿効果を狙ったからでもある。   

前のページへ戻る▲