写真撮影:喜多章 無断転載を禁じます。StudioS.E.A.
所在地 |
大阪府豊中市 |
構造規模 |
木造在来工法地上2階建
(高気密断熱外断熱工法) |
敷地/延床 |
325.84㎡ / 199.79㎡ |
主な外部
仕上げ |
外壁 |
マジックコートHM |
屋根 |
カラーステンレス
太陽光発電パネル |
舗装 |
300角窯変タイル |
主な内部
仕上げ |
居間・食堂 |
床 |
チークフローリング |
壁 |
シナ合板目透し張り |
天井 |
シナ合板目透し張り |
●「階段-カイダンっておもしろい!」ニユーハウス出版2005年11月
●「ニューハウスムック multukuNo,103
建てたい家・ほしい家ここにあります」2005年9月
●「カーサウエスト第17号」 2004年10月
●「New HOUSE ニューハウス」 2004年7月
●「週刊朝日ーわたしの理想の家」 2004年6月
に掲載されました。
建て主の最大の希望は、「とにかく暖かい家、しかも、家全体を均質に暖かく」であった。立地は大阪なので、無論、夏の暑さも充分考えなければならない。
使った手法は
1.外壁や屋根の充分な外断熱。
2.窓は二重ガラスとし、西面にはとらない。また、適宜高窓を設置し夏場には自然の風を誘い込む。
3.1階床下には温水によるヒーターを設置、暖まった空気が家全体に行き渡る経路を造るとともに、吹抜上部の暖気を床下に戻すファンを付ける。
などである。
冬は、床下から壁の中を上る空気が家全体を穏やかに暖める。この暖房方式は、温風による不快感や温度むら、室内空気汚染などが全くない。夏は、高窓を開ければ、無風の日にも上昇気流が床下の涼しい空気を吸い上げてくれる仕掛けだ。勿論真夏には冷房に必要な日もあるだろうが、その日こそ、屋根上の太陽光発電装置の出番となる。
厳冬期にも、暖かさは期待以上だと喜んで貰っている。