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■ 藤井寺の旧家改修
- 思い出を残して旧家のリフォーム -
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改装前
写真撮影:三宅啓介 無断転載を禁じます。StudioS.E.A.
所在地
大阪府藤井寺市
構造規模
木造在来工法
平屋建
延床面積
89.82㎡
主な内部
仕上げ
食堂
床
ナラフローリング
壁
和紙貼り
天井
和紙貼り+化粧棹縁
/旧天井復旧
黒船来航の翌年に建てられた150年の歴史をもつ民家のリフォームである。
この種の計画は、先ず構造体の安全性を確認するのが先決問題である。今回も、過去何度もリフォームを重ねられた付け足しの壁や天井などを撤去してみると、本来の骨組みにかなりの問題が発生していることが解り、 それらを、基礎の新設・腐った木材の交換・仕口部の金物補強などにより一つ一つ解決していった。この作業を怠り、一部マスコミで取り上げられているような格好良さしか考えない改装工事をすると、将来後悔することになる。
次にプランやインテリアの改造。建て主のたっての希望の「明るく」のための窓新設とそれに伴う構造補強、7人家族が一間に集えるための大空間の創造、思い出の染みついた竹天井や古い家具などの復元や再配置などがテーマだった。