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■ 池辺ビル改修
- 事務所ビルの耐震改修と内装リフォーム -
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写真撮影:三宅啓介 無断転載を禁じます。StudioS.E.A.
所在地
大阪府大阪市
構造規模
鉄骨造 地上4階建
敷地/延床
115㎡/約400㎡
主な外部
仕上げ
壁
弾性吹付タイル
屋根
アスファルト露出断熱防水
主な内部
仕上げ
床
カーペットタイル
壁
ビニルクロス
天井
ジプトーン
鉄骨造4階建ての事務所ビルの耐震リフォームである。一般に鉄骨造の補強はブレース(斜材=筋交い)の追加が基本だが、そのために邪魔な壁ができたり窓を塞いでしまったりと、弊害も大きい。 今回の場合、構造体の調査と解析を行った結果、「現状では耐震設計基準の古さと部分的工事不良のため強度が不足しているが、パネルゾーンを鉄板で補強することで強度はほぼ倍増する」ことが判明したため、 その方法によることとした。結果、使用勝手に何ら支障なく充分な耐震強度を確保することができた。
勿論、折角構造体の工事のため一旦内装を解体するので、同時に意匠・機能性のグレードアップも行った。エントランスホールの新設や、水廻りの改修、断熱の追加、オフィスレイアウトの見直しなどである。
注 : 柱(ハシラ)・・・建物を支える垂直方向の主要な構造体
梁(ハリ)・・・・建物を支える水平方向の主要な構造体
パネルゾーン・・・柱の梁の交点の部分。
この部分の形状は建物強度に大きな影響を与える。