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■ 倉智産婦人科

- 有床診療所 -

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倉智産婦人科5 写真撮影:喜多章 無断転載を禁じます。StudioS.E.A.

所在地 兵庫県県西宮市
構造規模 鉄筋コンクリート壁式構造
地上3階建
敷地/延床 372㎡ / 561㎡
主な外部
仕上げ
外壁 アルコートR + マヂックコート
屋根 露出断熱アスファルト防水
舗装 300角タイル
主な内部
仕上げ
エントランス・待合室
300角タイル + 木彫ビニルタイル
無地 + 花柄ビニルクロス
天井 ビニルクロス + 岩綿吸音板
入院室
タイルカーペット
無地ビニルクロス貼分
+ 柄入ビニルクロス
天井 ビニルクロス
 甲子園球場のすぐそばの、先代から続く産婦人科の建て替えである。
 津波や洪水が懸念される土地柄、1階床は道路面より持ち上げスロープによるアプローチとした。アプローチ沿いの塀にはスナゴケによる壁面緑化を施したがこれは、スナゴケは枯れても死なない謂わば不死の植物で、産婦人科にはぴったりだと考えたからだ。
 玄関を入ると待合は、左右二つに分かれている。メインの待合はスナゴケの壁や南面の植樹を望む明るい空間、他方は大窓から樹木が見える落ち着いた作りとなっている。
 1階は主に外来診療部門、2階は病棟、3階は母親教室やマタニティヨガのための多目的室である。多目的室は高天井としてハイサイドライトからの光溢れる伸びやかな空間とした。大きなルーフテラスは、 多目的室の庭であるとともに、津波災害時には近隣住民の一時避難所にもなり得るよう配慮した。
 

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