どうして僕はずっと一人なんだろう?
「……皆本君は協調性がありません」
そう先生は僕の顔を見ていった、お母さんは三者面談で、いつもこのような台詞を先生に聞かされて、悲しそうな顔をしている。
「……この子はいじめられてるんじゃないでしょうか?」
「いいえ、殻に閉じこもる傾向があるようですねえ」
僕はずっとクラスで一人だ。友達を作ろうとしても、皆が僕を避ける。
僕はどうして、ずっと一人なんだろう?
頭がよすぎて気持ち悪い、と言われたこともある。
僕はただ頭に浮かんだことを、授業の時に答えているだけなのに。
先生は僕が質問するたびにいやな顔をする。
僕はずっと黙ることにした。
だって、話すたびにみんないやな顔をするから。
すると【協調性がない】と言われるようになった。
お母さんはいつも悲しい顔で先生のその台詞を聞いている。
「……でも先生僕は」
「また口ごたえなの?」
お母さんは何もいえない、いつも僕をかばってくれていたけど、疲れ果てて何もいえなくなってるんだ。
僕は人を悲しませるだけの存在なのかな?
僕は窓から見える青空に目を向けた。
先生はとてもいやそうな顔で僕をまた見る。
「……私の話は退屈?」
「いいえ……」
僕はできるなら友達がほしかった。
なんでも言い合える友達。
いつでも遊べる友達。
でも僕は多分ずっと一人だ。
先生の声はもう聞きたくなかった。
僕は青空をただ見ている。
窓の外から見える空を。
いつも授業中は空を見ていた。だって先生は僕と視線があうたびにいやそうな顔をするから。
僕は一人はさびしい。
誰か、僕と友達になってほしい。
お願いだ、誰か、誰か、誰か。
今日も僕は青い空を見上げる、そして一人ぼっちの僕を再確認する。
お願いだよ、誰か僕の声を聞いて。
お願いだから……お願いだから。
でも悲しい過去があるから、今は強くなれたんだね、って思います。 (ルカ)
とりあえず、えと短い作品たちですが頑張りますよろしくお願いします。 (ルカ)