「何で、何でみんながでっかくなってんだよ!?」
そう、そこには今までの身長の半分くらいの大きさになった横島がいた。
「・・・一体何がどうなってんだ!?」
困惑する雪之丞。だがそれはその場にいる全員も同じことだ。何せ、今さっきまで何ともなかったハズの横島が
いきなり小さくなってしまったのだから。
「あんたのさっきのキノコがいけなかったんじゃないの!?」
「そ、そんなことはないと・・・思うで・・・ござるが・・・」
タマモがシロに突っかかる。シロは反論するも最後の方の言葉は小さい。
まあ無理もない。先ほど自分が食べさせたキノコのせいでこうなったのは明らかな事実だし。
「横島さん!体はなんともないんですか!?」
「え?あ、ああ・・・今度は本当に大丈夫みたいだけど」
おキヌがとても心配そうに尋ねる。だがどうやら今度は本当に何ともないようだ。
と、ここで美神が横島に告げる。
「横島クン、一応念のために文珠で解毒しておきなさいね」
「あ、はい・・・」
ヴィムッ
横島が文珠を取り出してそれぞれに「解」「毒」と込めて自分の体にあてる。が・・・、
「あ、あれ?治りませんけど・・・」
「美神さん!これはどういうことなんですか?」
「わ、私だって知らないわよ!でも多分そのキノコ、食べた人の霊力を下げる働きがあるみたいね。
横島クンの霊波動が少し弱まってるみたいだから・・・」
「ホントだ〜〜、ちょっとだけだけど弱まってるわね〜〜、令子ちゃん〜〜」
冥子がクビラを出して横島を見ている。霊力が弱まってるのは事実らしい。
「ま、文珠で解毒したんならもう大丈夫ね。なんだかんだ言って、文珠の回復力は相当なものだし・・・
とにかくさっさと食べちゃって山を下りましょう」
その意見に全員が賛成したので・・・
ガツガツガツガツ・・・
「お、雪之丞。この松茸もらうぞ・・・おーっ!やっぱ美味い!」
「あっ!?横島、てめえ人が食ってんのに!出せっ、出しやがれ!」
「別にいいじゃんか、まだまだあるんだしさ」
「そんなのは問題じゃねえ!とにかく出せぇ!!」
再び昼食会が始まったのだ。ただし横島と雪之丞はとてもハイスピードで食っている。
それはもう・・・大食いチャンプ顔負けなぐらいに。
「あんた達ねえ・・・もうちょっと静かに食えないの!?」
「まあまあ、いいじゃないっすか美神さん」
「あんたも呑気ねえ、自分が小さくなったってのに・・・」
「開き直りも大事なんですよ。
お、ちょっと具が足りなくなってきたな。シロ、お前のカゴの中にまだ材料入ってるか?」
「え?まだまだ入ってるでござるよ」
「じゃあ悪いけど取ってきてくれないか?」
「承知したでござる!」
そう言うとシロは上へと駆け上っていく。そしてカゴを持ってこようとするが、
ずるっ・・・
「あっ!?し、しまったでござるー!」
シロがこけた。カゴの中身がどんどん下に向かって落ちていく。
いがぐりころころどんぶりこ・・・
カゴから転げ落ちたイガ栗はどんどん加速して山を落ちていく。
ころころころころごろごろごろごろ・・・
加速を増した栗は決して止まる素振りを見せずに転がっていく。
もちろん――下にいる横島達目がけて――
「美味しいですか、横島さん?」
「うん、美味い美味い。やっぱおキヌちゃんが作ってくれただけあるよなぁ」
「へっ!?や、やだ、横島さんたら・・・」
照れるおキヌ。が、ふと横島の後ろに視線を移すと・・・
「・・・う、後ろ!」
その声に美神も反応する。
「ん、どうかしたの?・・・って!?逃げるわよ、おキヌちゃん!」
「ちょっと待って、美神さ・・・よ、横島さ〜ん!!」
「バ、バカ犬〜!」
「待ってよ〜〜、令子ちゃ〜〜ん」
「何やってんだ、横島!早く逃げろ!」
「へ?一体何だってんだ?」
横島がそう言って後ろを向くと・・・、
ゴロゴロゴロゴロォ!栗が勢いよく転がってくる。
「な、何じゃこりゃー!?」
ぷすぷすぷすぷすぅっ
「いでーーーーーーーーーっ!!」
本来ならここで終わるはずなのだが、今日は横島、実に運がいい。
ぷすっ・・・・・・
「あっ、い、痛〜〜〜い!?・・・ふえ、ふえ・・・」
逃げ遅れた冥子に栗が1コ襲いかかった。栗まみれの横島が顔をあげると・・・
「ふえ〜〜〜〜〜〜んん!!」
どっごーん!
「あぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
そんな横島を少し離れた所から見ていた美神達はこう言った。
「・・・こんなこともあろうかと早めに逃げといてよかったわ・・・」
「あうあう、横島さん・・・ごめんなさい・・・」
「う〜ん、久々に見るとやっぱすげえな。六道の旦那の暴走は」
「あ、あれが・・・」
「美神さんやおキヌちゃんが言っていた・・・」
「「 暴走(プッツン)・・・ 」」
獣娘2人が初めて見るその光景は、凄まじいものだった。
なんせ今まで見たこともないような奴らが・・・
めっちゃくっちゃに暴れ回っているのだから。
この事件の後、冥子が暴走仕掛けるたびに2人も止めに入るようになったと言うが、それはまた別の話。
そんな中騒ぎの被害者である横島は・・・
(おーい、誰か・・・助けて・・・)
バサラに吹き飛ばされながら助けを請うていた。
(それにしてもさっきのキノコ・・・どっかで見た気がすんのよね・・・どこだっけ・・・ああっ!!)
美神が何かを思い出した。そしてこう叫んだ。
「冥子〜!もっとよ!もっとやっちゃいなさい!!」
「ええっ!?み、美神さん、何を言ってるんですか!?」
「大丈夫よ、まあ見てなさいって、おキヌちゃん」
===========================================
ザクッザクッザクッ・・・
「ほら横島!何ぼさっとしてんのよ!置いてくわよ!」
「ア、アンタなあ!今さっき元に戻ったばっかだってのに俺をこんなに働かせる気ですか!?」
「まあまあ横島さん、落ち着いて下さいよ」
「・・・バカね、やっぱり」
そう、ついさっき横島は元の状態に戻ったのだ。それにはこんなことがあったわけで・・・
ズドーンッ
横島がバサラに吹き飛ばされて地面に叩きつけられた。
それとほぼ同時に冥子のプッツンが終わりを告げる。
「よ、横島さーーーん!」
「せんせーっ!大丈夫でござるか!!」
おキヌとシロが横島の元に駆けつける。そのころ横島はピクピクいっていた。
「美神さん!どういうことですか、もっと暴走させろって!?」
おキヌが美神に問いつめる。すると美神は信じられない行動に出た。
「まあ見てなさいって。・・・コラッ横島ァ!さっさと起きなさい!」
そう言って横島を何回も『げしっ』と踏みつける。全員、唖然・・・すると、
ピカーーーーッ
再び横島の体が光り出した。そして、元に戻ったのであった・・・
下山しながら美神が言う。
「あのキノコは食べた人の霊力を下げて、その人の体を小さくする作用があったのよ。どっかの文献で見たわ。
『一定以上のダメージを与えると元に戻る』ってね」
「そんな都合のいいキノコがあるんすかね?」
「あるんじゃないの?実際、あんたが体験したじゃない」
「でも〜〜、元に戻ってよかったじゃない〜〜、横島君〜〜」
「そうでござるよ、一時はどうなるかと思ったでござる」
「本当に良かったです。もしあのままだったら私どうしようかと・・・」
おキヌの目にはちょっと涙が浮かんでいる。まあ仕方ないが。
「もう大丈夫だって。ところで雪之丞、お前何で山を下りたかったんだ?修行に来てたんじゃないのか?」
「え゛っ!?いや、まあ・・・そんなところだ」
「?」
雪之丞が何故山を下りたいかという疑問が残されたまま、一行は山を下りたのだった。
――後日――
ズドドドドドドドドドッ・・・!!
「どわああっ!?ちょ、ちょっと待て弓ぃーっ!話を聞けーっ!」
「話すことなどございませんわ!山で迷ってデートをすっぽかした上、その上、その上・・・・・・
あなたがロリコンだったなんて!!」
「それは違〜う!!大体誰に聞いたんだ、そんな話!!」
「横島とか言う人が教えてくれましたわ!マザコンなのは知ってましたがまさか、まさか・・・
童女趣味だったなんて!たとえあなたのよーな人といえども、とりあえず今は私の彼氏!こうなったら私の手で
・・・あなたを更正させてあげます!」
「だからそれは違うって言ってんだろーがっ!!」
「問答無用!おとなしく・・・更正・・・いえ、成仏しなさいっ!!」
「止めんかーっ!ってか成仏ってなんだ成仏ってーっ!?水晶観音と薙刀で迫ってくるんじゃねーっ!」
「待ちなさーーーーいっ!」
ズドドドドドドドドドッ・・・!!
その日、白煙をまき散らしながらおいかけっこをする、トゲトゲした鎧を装備した男と、クリスタルの輝きを放ち
ながら薙刀を振り回すカップルが東京23区で目撃されたらしい。
「横島ーーっ!てめえ覚えとけよーっ!・・・・・・あっ!?・・・・・・ぎゃあああああああっ・・・!!」
そして、Wコン疑惑を押しつけられた男の悲鳴が日本中に鳴り響いたという。
これはとある秋のお話。
のどかな雰囲気がちょっとだけ壊れた、そんな秋の一日。
おしまい
ちなみに、弓にロリコン疑惑を教えたのは実はおキヌちゃん♪
こんどこそおしまい。
とんでもなく訳の分からない、強引なお話にしてしまい、誠に申し訳ありませんm(_ _)m
実はほとんどプロットたてていませんでした、特にラスト2話。ほんっとーに、申し訳ありません!
ま、とにかくこれで秋さがし!は完結です。読んで頂いた方々、誠にありがとうございました。ここまで書けたのも、全ては読者の皆様方のおかげです。心より、感謝の意を申し上げます。ではっ! (BOM)
>横島とか言う人が教えてくれましたわ!
ちょっとここはひっかかっちゃいましたちゃいましたけど、
>弓にロリコン疑惑を教えたのは実はおキヌちゃん♪
の台詞の伏線ならなるほど〜と思いました。うん!
では次は冬・・・いや、春探しでしょうかね?期待してますよ〜
であであ〜これからも頑張って下さいませ〜 (ヒロ)
毒茸問題も強引に片がついてしまったし。
ちょっと呼んでて取り残されてしまった感じがします。
最後の弓さんと雪之丞のデッドヒートは面白かったのですがね。 (U. Woodfield)
確かに多少強引な感は否めませんでしたが、それもご都合主義として流しましょう♪
さまざまな事件が起こった今回の話ですが俺の中の主人公は美神ではなく、横島でもなく、おキヌでもなく・・・
────雪之丞です☆(゜ー^)b
秋さがしにおける彼の活躍(?)はMVPですよ、奥さんw
彼が弓さんと幸せになれることを心から祈るユタデシタ(笑)
本当にお疲れ様でしたm(__)m (ユタ)
一定以上ダメージを与えると元に戻る?某スーパーきのこの逆ですか?やはりマ○オ!
雪之丞が最高でした。落ちはやっぱり雪之丞で!童女趣味を弓さんに叩きなおしてもらってください。
では、このへんで・・・。お疲れ様でした! (誠)
まず思ったことは、「ああ、そう言えば、BOMさんってこういう変わった作風だったなぁ」と。
三人称が中心ですが、こちらに語りかけてくる独特の人称を使用されてましたね。こういう書き方はこのお話のような100%ギャグという内容に適する一つの手法ではあるかもしれません。実際に何作か読んだことがあります。
ただ、この作品を小説として評価した場合は、残念ながら失格の烙印を押さざるを得ません。それはおそらくBOMさんご自身もお気づきでしょうし、小説として評価されることも望んでいらっしゃらないかと思いますので、文章の批評等は割愛させて頂きます。でも、誤字はないようにしましょうね?
では、これが小説でなければ何と呼ぶのでしょうか?実のところ、私にも分かりません。強いて(「しいて」とは漢字でこう書きます)言うならば、「一次元漫画」でしょうか?
読者のみなさんはおそらく、この作品を漫画を読むように読み進められて行ったのではないでしょうか。いみじくも私はそうでした。小説のように細かい情景描写や心情描写等を最小限にまで抑えて書かれてあるのにもかかわらず、読者の頭にはどんどんとその光景が入っていくんですよね。それはなぜかと言うと、私が思うには、この作品が原作に限りなく準拠されているからなんだと思います。
読者は当然原作を読んでるわけです。その中で繰り返し用いられた展開はすでに頭の中にインプットされています。そういった要素をBOMさんが上手く用いて、余計な要素なしにお話を組み立てていったので、ここまで読める作品になったのだと思います。もし、仮にこういった作風で、あるいは描写を少なく抑えて「横島最強列伝」を書いたりしたら、間違いなく受け入れられないでしょう。実際にそうでしたし。
ということで、こういった作風も一つのジャンルとして確立されてもいいかな、と思います。ただ、他に用いている方が、心当たりならありますが、なかなかいらっしゃらないので大変かとは思いますが、研究してみる余地は十分あるかと思います。
話の内容は、まず読んだことの無い独特のセンスの光るお話でした。ただ、ちょっと急いでいるような、それでいて急にゆっくりになったりで、リズムが悪かったかもしれませんね。連載というのはそういったリズムや推敲に苦労してしまうもので、誰がやってもそうだと思います。
あとは、全般的に文章も構成も雑なイメージが残りますね。まあ、初めての連載でしょうから、いい経験をしたと思って、次回に活かしてください。
この「二次創作広場」では、かなり珍しい100%ギャグなお話で、肩の力を抜いて笑いながら読むことができました。とても楽しめました。
評価は「B」としますが、まあ、私の中の基準ですのであまり気にしないでください。「A」はNAVAさんとか矢塚さんとかロックハウンドさんくらいに書けるようになったら、ということで。
・・・・・と、長々と書き連ねてしまいましたが、連載は完結してからコメントを書くのが私の習慣でして。途中にコメントも評価もしなかったことを、この長い駄文に代えてお詫びいたします。
次回作も期待しております。
Maria's Crisis (マリクラ)
GTYからこちらの広場に引越しをされたということで、構成やら一話における内容の調整等、もしかしたらなかなかに大変だったかもしれませんが、ともあれ、連載終了おつかれさまでした。
全体的な感想として、以前のコメントでも触れたのですが、原作のギャグテイストを濃縮し前面に押し出しておられ、原作の空気を損なうことなく纏めあがられた安定感があったと私は思いました。
漫画のワンシーンを切り取ったようなイメージを断片的に頭の中に湧かせるテンポの文章が、今回の連載の内容とマッチしていたのが良かったのではないかと思います。
毒キノコで小さくなるネタについては、全体が少々破天荒なギャグテイストなのでそれほど気になることもなかったですし、美神が最後に一応フォローしていたのでいいかなと。どうせなら思いっきり無茶な展開をしてモニター前で「何でだよ!?」と読み手が突っ込みつつ爆笑してしまうくらいでも良かったかもしれません。
まあ、そんなことしたら後でお話の構成調整が大変になるでしょうが(笑)
ということで、今回は一話から最終話までを総括しつつコメントさせていただきました。 (矢塚)
さすがに違和感がありすぎなのでここでおキヌちゃんに出てきて頂きました。
春探し・・・やりません!だってネタがないんだもん。いやマジで。ご感想誠にありがとうございました。
>U. Woodfieldさん
>ちょっと呼んでて取り残されてしまった感じがします
それにつきましてはスイマセンとお詫びするしかないです。どうもスミマセンでした。
ご感想、誠にありがとうございました。
>ユタさん
ええ、ゴメンナサイ。ご都合主義でお願いします。(平謝り)
今回の影の主人公はもちろん雪之丞です!雪之丞には幸せな毎日が待っていることでしょう。多分。
ご感想、誠にありがとうございました。
>誠さん
そうです、マ○オです!あの大きくなるキノコの逆バージョンです!
>童女趣味を弓さんに叩きなおしてもらってください。
この後さんざんしばかれた後で結局許してもらったそうです(笑)
(BOM)
ええ、おそらく自分はちょっとどこかのネジがぶっ飛んでいるのでしょう。
「変わった作風」であることは自覚していますので。でもそれだからこそ表せる世界もあると思うのです。なので自分はこれからもこの書き方でいくと思います。
>全般的に文章も構成も雑なイメージが残りますね
・・・まったくその通りでございます。これから頑張ってより読みやすい文章を目指して努力します。誤字についても同様です。
最後になりましたが、GTYに掲載したときのマリクラさんからのアドバイスをいただいてなかったら、自分はこんなに書けなかったと思います。そういう点ではマリクラさんからのアドバイスはとても貴重なものでした。改めまして御礼を言わせて頂きます。ご感想、誠にありがとうございました。 (BOM)
>原作のギャグテイストを濃縮
そう言ってくださればとても嬉しいです。書いてるときにそれが出ていればいいなあと思って書いておりました。
なるほど、モニター前の皆さんが突っ込みつつ爆笑するようなギャグですか・・・
そこまで書けるほどの頭はありませんでした。次にギャグを書くときにはそこにも注意したいと思います。ご感想、誠にありがとうございました。 (BOM)
次に描写について。ここは二次創作小説投稿広場ですので、当然ながら作者と読者は原作についてある程度の共通する知識を有しています(少なくとも投稿・コメントする人は)。従って、小説として評価するとこの粗さはマイナスとなりますが、二次創作として評価すれば気になる程ではありませんでした(^^)。
最後に内容についての感想を。各キャラが好き勝手に「秋さがし」をするだけでなく、その中に彼ららしい動き(或いは暴走(笑))を織り交ぜているので、原作準拠のコメディとしては好感の持てる仕上がりになっている様に思います。冥子の唐突な登場も、如何にも彼女らしくて十分あり得ますし(笑)。ただ、雪之丞の行動(弓とのデート前に山篭りして遭難?)については、後日談で種明かしされているものの少々消化不足だったかもしれませんね。
では、完結お疲れ様でした。m(_ _)m (dry)
やはり粗かったですね。自分でも読み返すとなんか合点がいかないところが多かったですし・・・この点につきましては本当に平謝りするしかありませんです。申し訳ありません。
前のコメントでも書いたとおり、原作準拠を狙って書いていましたのでそう思って頂ければ嬉しいです。まあ、最後の雪之丞の行動につきましては消化不足と言われても仕方ないですね。あぁ、俺ってすんげぇ未熟・・・(ガックリ)
ご感想、誠にありがとうございました。 (BOM)
こんにちわBOMさん、いつぞや言ったように感想を書かせていただきます。「約束果たすのが遅いんじゃ我ぇ!」(゚д゚)クワッ!とは思ってても言わないでください(笑)。
マリクラさんも仰っていましたが、この二次創作小説投稿広場においてギャグオンリーな作品というのは、おそらく初めてだったんじゃないかなぁと思っています。だからこそ新鮮味を感じ、GTYで読んでいたときよりもとても楽しく読むことができたと思います。そして、ただのギャグではなく原作の持ち味、キャラの性格や動きなども損なうこともなく進めていけたと思います。読んでいてなんとなくその先が想像しやすい彼らの動きを、忠実に再現されていました。原作の雰囲気を損なわないが故のテンポのよさ、痛快でした。面白かったです。また、作品全体に粗さがありましたがそれが逆にこの物語をより面白くさせているような印象を受けさせてくれました。さすがに「黄泉がえり」のような物語で粗いと致命的なのですが、この「秋さがし」においては物語のよさを逆に抽出し、より彼らの不器用でギャグテイストなお話を引き立たせていたように思えます。
さて、失礼ながら少し不満(?)・疑問なども書いてみたいと思います。
確かに面白かったのですが、ギャグに固執するあまり、本来ギャグ足りえない部分も軽く流されている部分には少々首を傾げました。例をあげるとすればやはりdryさんも仰っていた「おキヌちゃんとルシオラ」のくだりでしょうか。思っていることのほとんどをdryさんが仰ったために何も言いませんが(^^;
それとラストに近づくにつれ物語があまりにも急展開になってしまったのにも残念な部分ではあります。前半〜中盤にかけては物語がゆっくりとなっていたにもかかわらず、中盤〜終盤のあの急展開模様は、ほのぼのとしているこの作品を壊すほどではありませんがやはり違和感が出てしまうのは否めないほどにはありました。あと一話でも掘り下げられる部分があればもうちょっとゆっくりとしたペースを維持したまま物語を終結できていたと思います。
コメントを書くのが大変遅れたこと、それと感想とは言えかなり失礼なことを書いたことをまずは深くお詫びします。自分も頑張りますが、はっきり言って感想でいったようなことをしろと言われても俺は難しいです(汗)。でもそもそも物語をきちんと完遂した時点で貴方はとても立派ですので。ですから色々な事を加味して、今回はA評価をしたいと思います。では、投稿お疲れ様でした!m(_ _)m (浪速のペガサス)
>「約束果たすのが遅いんじゃ我ぇ!」(゚д゚)クワッ!とは思ってても言わないでください(笑)。
ええ、わかってます。たとえお約束でもそんなことは言えません(笑)
上で述べたように、やはり原作らしさ、というものは大切なものだと思います。
原作あってこその2次創作、SSなのですからね(^^;
>さて、失礼ながら少し不満(?)・疑問なども書いてみたいと思います。
とんでもない、寧ろ不満とかを言ってくれた方が書き手としては未熟な点がわかるものです。寧ろこーなったらどんどん言っちゃってください(笑)
>「おキヌちゃんとルシオラ」のくだり
>ラストに近づくにつれ物語があまりにも急展開
この二つに関しましては作者自身も反省しているところです。
というのも、前述しましたとおり、原作らしさを大切にしていた訳です。原作では結局うやむやになってしまったルシオラとの別れ。それをどうやって処理するかをかなり悩んでいました。その結果がこれなのです。
正直言うと、おキヌちゃん好きの部分が強く働きかけた結果でもありますが(爆)
ラストのほうは、実はかなり煮詰まった結果だとも言えます。GTYからの移行を決意した後、どうしたらこの話がより面白くなるかをずっと考えていました。なるべくならギャグ性を、読者の皆様が楽しめるように、と考えていたのですがそれが裏目に出てしまったようで(汗
まさか、こーも疑問点を感じさせてしまったのにA評価という、存外の評価をもらえまして最高です(w ただ、一つだけ、一つだけ我が侭を言わせて貰えるのならば、評価する場合にはあくまでも作品に対する評価のみの方が嬉しく思います。続ける以上完結させるのは当然のこと。立派だとか、そーいったことではなく、一本のSSとして評価して頂きたかったな、と思っております(←我が侭すぎます)
ともかく、詳しいコメントを有り難うございました。心より感謝の言葉をm(_ _)m (BOM)