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天国への入り口、通天閣です。 現在の通天閣は二代目で、初代通天閣は太平洋戦争中に焼失してしまいました。空襲とは関係なく火事でうっかり燃えてしまったそうです。 当時は吉本興業が運営していて、広告は"ライオン歯磨"でした。 1956年に地元の人たちの出資により通天閣観光株式会社が設立され、 通天閣再建。熱いですね。二代目通天閣の広告は、ちょうどそのとき関西進出を狙っていた日立製作所が買いました。 塔を設計したのは内藤多仲さんで、彼は東京タワーの設計者でもあります。 塔頂上のネオンは翌日の天気予報になっていて、白色なら晴れ、青色なら雨、オレンジ色ならくもりです。 ピンク色なら雪なのだけど、この色はめったに見れないので雪予報が出るとカメラを持ってわざわざピンクのネオンを見に行く人もいます。 繁華街の通りの先にそびえる通天閣を見上げると、ふつうの観光塔にはない不思議な神秘さが伝わってきます。 |
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大阪にも大きなつり橋があるんです。 府民の森の星田園地にある星のブランコと呼ばれるつり橋です。 全長250m、高さ50m、木製の歩道、名前はかわいいけれど、子供だましではありません。こわい! 風でゆらゆらゆれるわ、足元の木はぎしぎし鳴るわ、落ちたらやばい。 つり橋の50m下には浅そうな川がせせらいでいるんだけれど、あんな薄い水じゃ落ちたときクッションにも なってくれそうにない…。 休日はハイキングしている人が結構多くて、ばんばん渡る。たくさん人が乗って、ぎしぎし。 限界加重は何kgだっけ、橋の真ん中が裂けたら前へ逃げるが早いか、後ろへ逃げるが早いか計算しながら、 今70%…、80%…、あと少しで陸地だ・・・! とか考えながら。 どうも僕はつり橋をわたるときは落ちたときのことばかり考えてしまいます。 橋の上から見える景色が最高らしいのですが、それどころじゃなかったので覚えていません。 |
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道頓堀は夜が美しい。 ネオンサインがぱっぱか光って、楽しい気分。飲み屋や食べ物屋も多いし、僕もよく寄ります。 道頓堀という名前は、江戸時代に安井道頓さんが運河を掘ったからそう呼ばれています。 建物の高さまではちかちか明るくて、見上げると、まっくらな夜空。ええ感じです。 写真は道頓堀の西向きの看板門で、反対側には東向きの看板があります。栄えてるのは東向きの方だけど、 西向きの方が道頓堀上級者エリアだそうです。東向きには、かに道楽など雑誌で紹介されるような華やかなお店がいっぱい。 西向きは、かに屋はかに屋でも、かに道楽起源の千石船だったり、派手ではないけどいろいろ深い店が多いです。 学生のときは道頓堀よりもこの近くのアメリカ村に寄ってはレコード屋や服屋をまわったもんだけど、 今はこっちで飲み屋やジャズバーをまわってはよろこんでるんだから、僕もおっさんになったもんです。 道頓堀は大阪遺産の宝庫なので、大阪観光に来ている人にはぜひ訪れてほしいところです。 |
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