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道頓堀のノアの箱舟、北海丸です。 道頓堀の西にはでっかい木造船が2隻あって、北海丸と千石船といいます。 この2隻はかに料理の姉妹店で、たしか千石船の方が年上でした。 千石船はなんと、かに道楽発祥の店。つまり、どっちもかに道楽です。 江戸時代に大阪を基地に各地方へ出ていた北前船を再現した屋台船はおみごと。 店内も船にこだわった造りになっています。 千石船は船尾だけの再現だけど、北海丸は船首も見えててかっこええです。 最近電気がついてません。店の前には姉妹店の千石船へ誘導する案内が張られていて、存続が心配。 船の下にある地蔵やぐらのちょうちんだけが、静かにともっています。 |
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大正にある京セラドーム(旧名:大阪ドーム)を南側から出てすぐのT字路は、今でも"大阪ドーム南"という名前のT字路になっていて、
そこからJR環状線の古い高架が見えます。 南口といっても南西を向いてるから、南口から高架越しに夕暮れを見るととてもきれい。 たしか、高架下の名札には尻無川高架って書いていたように思います。 すぐとなりを流れている尻無川は木津川から分岐している結構大きな川です。 尻無川っていうと普通、上流はあるけど下流がない川のことを言うけれど、この尻無川は実は下流があって大阪湾に流れ込んでいます。 逆に、上流に向かう川を大阪ドーム建設時にぶった切られてしまった。 そこには尻無川の墓標が立っています。 むき出しの鉄鋼がガキンゴキン組まれた高架は、夕焼けどきに見るととても味があります。昭和のにおい。ここは大正だけど。 |
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大阪城は8階建てです。 瓦屋根が5層あるから5階建てだと思ってたけれどちがいました。緑がかった瓦はとてもきれい。 一番上は展望台になっていて、ちっちゃい子が間違って落っこちないように金網が張られています。 当時、フルスペックの大阪城は、一の丸、二の丸、三の丸と呼ばれる外堀や複雑な石垣で守られていて、 豊臣軍10万人で、20万人の徳川軍を相手に1人も中へ侵入させなかった難関不落の城だったけど、 1614年の大阪冬の陣で、終戦条件だった三の丸をつぶすのと同時に、無断で二の丸の外堀まで埋められて 丸裸の城にされてしまった。二の丸埋められてるの、気づかなかったんでしょうか。 |
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