Don't Look Back in Anger 〜曽我部恵一’70年代を語る〜

5/23(sun)am1:00-2:30 FM802 BINTANG GARDEN
1時になっていきなり(時計の針が1時を回りました、こんばんわ曽我部恵一です)とか言ったハズなのですが、テープの頭の分だったので録れていませんでした、あしからず・・・。

FM802 BINTANG GARDEN Don't Look Back in Anger Keiichi Sokabe talking about 70's♪

えー、今夜のビンタンガーデンはドント・ルック・バック・イン・アンガーと題しましてですね、えー、ぼくが影響受けた70年代の日本の音楽をたっぷり紹介していきます!えー、そう、70年代の日本の音楽がぼくはすごーく好きで、ですね、マニアなんですけど、いろいろ自分で、趣味が高じてですね、えーー、コンピの、コンピレーションCDを企画したりですね、監修させてもらったりして、あの、もうほとんど趣味なんですけどね、あのー、いろいろとやってます。で!えー、今日はそんなぼくが好きな70年代の日本の音楽をですね、ガンガン紹介していきたいと思うんですが、えー、後程、あのなんと、金延幸子さん、「み空」で有名な金延幸子さんをゲストにお迎えしてですね、えー、いろいろとおしゃべりしたいなと思いますので最後まで聴いてください。よろしく。

FM802 BINTANG GARDEN Don't Look Back in Anger Keiichi Sokabe from Sunny Day Service talking about Japanese music in the 70's♪

でわ!早速ですね、ぼくが70年代の音楽を聴くきっかけになったアーティストというかですね、このー、あのー、ま、グループなんですけど、実は70年代のグループじゃなくて60年代後半の、68年・9年くらいのグループなんですけど、ここが僕がスタートですね、日本のロックを聴きはじめた。まー、えー、すごいバンドです。とりあえず、まずは聴いてください。ジャックスで「ラブジェネレーション」。

♪ジャックス「ラブジェネレーション」

ジャックスで「ラブジェネレーション」を聴いていただきましたが、いやー、いいですね、かっこいいですね。あのですね、ジャックスというのは、60年代後半にデビューしたグループなんですけど、当時ですね、まー、グループサウンド、GSが、えー、もう、全盛の頃ですね。かといってですねジャックスは別に、GSでくくるとちょっとまた入らない感じの、ちょっと特別変異的な変わったグループでして、その頃、あと学生さん達のカレッジフォークというのも流行ってまして、そっちにも入んない、どっちにも入んない、あのー、ヘンなグループだったんですけど、それが日本のロック、まー、良い抽象的な表現でのロックという、なんか基本になってるような気がぼくはします。えー、そんなジャックスの「ラブジェネレーション」をですね、ぼくは最初なんか高校生かなー、中学生かな。中2くらいの時にラジオで聴きましてですね、いやー、コレ、衝撃でしたね。ぼくが中学なる時にジャックス再評価ブームというのがあったんです、日本で。あのー、ベストアルバムとかが出まして。その時に僕もかなりどっぷりとつかりまして、今に至る、という、感じになっております!そんなジャックスで「ラブジェネレーション」をお聴きいただきましたがいかがでしたでしょうかっ。

えー、次の曲はですね、そこから来まして、次は70年代です。えー、はちみつぱい、というグループがありまして、えー、これはですね、鈴木慶一さん、今、ムーンライダースをやってらっしゃる鈴木慶一さんなんかがリーダーでいたバンドです。えー、この曲もすごく、ぼく、大好きな、ちょっともう、朝方、なんですか、聴くと、ホロッときちゃうような曲です!じゃ聴いてください。はちみつぱいで「塀の上で」。

♪はちみつぱい「塀の上で」

いやー、いいですねっ。あのー、つい聞き入ってしまいますがー、このはちみつぱいというグループですね、あのー、ファーストアルバム「センチメンタル通り」というのがありまして、これがねー、いいジャケなんですよ。なんか飲み屋の、スナック街、裏通りのスナック街みたいなところでね、メンバーがこう、飲んだくれて、まぁ明け方ですか、たたずんでる、すごい紫ぽい色でね、きれいなジャケなんですが、えー、そんな、なんていうんですか、もうー、夜、朝まで飲んで、その朝がちょっと徐々に来るような感じを思わすような、はちみつぱいの曲でした。

えー、それでですね、ま、あの、70年代の音楽と言いましても、今かけたはちみつぱいとかですね、ジャックスは、これ、某流でありまして、えー、実は、主流の音楽というのがちゃんとありまして、やっぱそれは、ま、歌謡曲なんですね。で、えー、そんな歌謡曲もぼく大好きでして、えー、そんな中から一曲聴いていただきたいんですが、次の曲は、えー、堺正章さんの曲なんですけど、えー、ぼくが大好きなスパイダースのボーカリストのね、堺正章さんのソロのナンバーで、筒美京平さん作曲してます。えー、じゃあ聴いてください。堺正章で「さらば恋人」。

♪堺正章「さらば恋人」

堺正章さんで「さらば恋人」を聴いていただきましたー。えー、まぁね、この曲はですね71年に、えー、あれですよ、えー、例の、レコード大賞、とったらしいですねー!えー、ま、こっちが売れてる、売れてた、いわゆる70年代。ま、はつみつぱいも、ま、そんなに、売れてなくはないでしょうが、いわゆる、ま、主流ではない音楽なんですけど、こう比べてみてもですね、えー、あんまりそんなにすごく差がある感じじゃなくて、なんか空気のね、やわらかい感じが、ま、はちみつぱいも堺正章さんも全然かわんない感じがして、ぼくはそういうとこがやっぱり好きですね。あとですね、正章さんのですね、ぼくは、高音の歌い上げるところがすごく好きで、えー、もうスパイダースが大好きでですね、毎日のように聴いていますがっ。

えー、次の曲も、実は。えー、堺正章、マチャアキさんはですね、えー、スパイダースから、まぁ歌謡界にガーンと行きましたが、今はTV出て料理とかしてますけど、えー、次のかける方は、スパイダースから出て、もっとすごくヒップな、おしゃれなトコに行った、まぁ、スパイダース時代からすごくおしゃれな人だったんですけど。えー、そんな人の曲を聴いていただきたいと思います。えー、それでは聴いてください。かまやつひろしさんで「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。


♪かまやつひろし「ゴロワースを吸ったことがあるかい」

かまやつひろしさんで「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を聴いていただきましたー。いやー、これもいいですねー、ぼくはですね、この曲、あれですよ、ぼくの人生のテーマソングですからね。あのー、すごく歌詞がねー、好きで、えー、まぁ、聴いていただけるとー、いただくと、わかったと思うんですが、なんか、えー、人生をですね、こう、簡単なことにたとえて、それですごく素敵な詞を書いてらっしゃいますよねー、詞をね。でー、あの、まっ、さきほどおかけした、えー、堺正章さん、このかまやつひろしさん共々、スパイダースの出身なんですけど、このスパイダース、これがですね、実はぼく、日本の、えー、その70年代のロックと言わず、日本のロックの原点なんじゃないかなーと思ってます。えー、それまではやっぱり、あのー、ロカビリーとかですね、えー、なんですか、えー、そういうものがやっぱり主流だったわけですが、あと洋楽のポップスですね、洋楽を日本語にして歌うポップスとかですね、だったんですが、スパイダースの、えー、あたりから、オリジナルの日本語のロックを作りはじめて、えー、それがまぁ、えー、GSブームとなってその後、えー、ま、いろいろですね、あのー、それこそ、ジャックスなり、いろんなかたちでいろんなバンドに発展していくものだったんじゃないかな、と思ってます。とにかくぼくはスパイダースが大好きで、えー、もう、スパイダース聴かない日は無いというくらいに好きですねー。あのー、ぼくが持ってるスパイダースのベストがあるんですけど、そのベスト盤にはいちおうかまやつさんと、あと順ちゃん、井上順ちゃん、のサインが、ちゃんと入ってます。これ、宝物ですね、ぼくの。
ハイ、というわけで、かまやつひろしさんの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を聴いていただきました。

えーー、次の曲はなんと、もう、ここでやっときましたよ。はっぴいえんど。えー、まぁ、基本ですね。あの、いわゆる定番というか。まー、一番、とりあえず、聴いておきましょう、という感じのはっぴいえんどなんですが、ま、ぼく、これ、好きとか嫌いじゃなくてですね、スゴイ!と。えー、あの、ま、ジャックスやスパイダース、あとはちみつぱいなんかはですね、ま、好きとか大好きとかね、なんですが、はっぴいえんどの場合はスゴイ。何がスゴイかといいますと、まぁ、音を聴いていただけるとわかるかなと思いますが、えー、とりあえずじゃあ聴いてください。はっぴいえんどで「抱きしめたい」。

♪はっぴいえんど「抱きしめたい」

といわけで、はっぴえんどの「抱きしめたい」を聴いていただきましたっ。そんな感じでですね、ぼくが、えー、聴いてきた70年代のアーティストの曲をいろいろお送りしてきましたわけですが、最後にはっぴいえんどというわけで、えー、まぁ、これはスゴイですね、なにがスゴイ、まー、大瀧さんの声のねばっこさが、まず、えー、ぼく、幼心、幼心というか、もう、あの、物心ついてましたが、いやぁ、きましたねー、重たい感じの声ですよね、かわいてて、ねばっこい、というヘんな。えー、外人にいそうで、でも日本人しか絶対できないような唄法っていうんですか、いやぁ、これはやっぱり、何度聴いても、えー、心ゆさぶられるものがありますっ。

というわけで、今日は70年代のいろいろなアーティストの曲をとりあえずは聴いてきましたがー、まだですね、まだまだ、あのー、ホントはかけたい曲がいっぱいあったんですよっ。えー、たとえば、この、はっぴいえんどと、なんていうんですか、えー、対立関係にあったという、フラワートラベリンバンドとかね。あのー、日本語のロック対英語のロック、そういう対立構造があったわけなんですが、それも、フラワートラベリンバンドのほうもぼくは大好きで、ま、それもみなさん、機会あれば是非聴いてみてくださいっ。

というわけで、この後は金延幸子さんをゲストにお迎えします。


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