1996年3月 社員旅行での恥芸

これは初ネタを披露したときですな。

えせ大阪人のなか○らとコンビを組んで、コンビ名はたしか...
なんじゃそりゃ研究会」やったと思う。

とにかく、関西人としてネタをやるからには、うけねばならない!!
すべる=死に等しいのである。
そのため、ネタの検討&ネタ合わせは真剣そのもの!!
その時のことは忘れもしない。


旅行の3週間前  ネタの検討を始める
          このときはまだまだ余裕があったなぁ...

   2週間前  まだネタの検討中
          かなり、構想ができあがってきていたところ。

   1週間前  ネタ合わせ開始
          なか○らとネタ合わせ。
          お互い、すべるのは怖いので、真剣そのもの。

    3日前  ネタを再思考
          ネタは非常に面白かったのだが、いかんせんやる方の腕がついてこない...
          タイミングがちょっとでも狂うと面白くなくなってしまう。
          それに、ネタを覚えきれない...
          ここで英断!!
          ネタも覚えやすく、考えやすいショートショートコントに路線を変更!!
          しかし、今からネタを考えられるのか...

    1日前
   20:00 ネタ合わせ開始
          ここで、おいらが考えたネタをあーでもない、こーでもないといじくり回して、
          面白くしていく。
          このときは、かなり議論が白熱して、まじめに笑いについて語りあう。
          ふと、
          「なんで、こんな真剣にこんな話してんねやろ?」
          という考えが浮かんでくるが、心の奥底にしまい込む...

   23:00 ネタの大まかな流れ完了!!
          あとは、覚えるのみ!!

   24:00 ネタの練習中
          夜中なのに、かなり大きな声で練習を行う(本番に限りなく近づけるため)。
          ふと、
          「隣の人は俺達のこと、どお思ってんねやろ?」
          と、なか○らに聞くが、やっぱり忘れることにする。

    当日
   03:00 寝る
          徹夜はいやだし、効率も悪いから寝る。

   05:00 起きる
          眠い〜!!
          ...が、もう一度ネタ合わせを行い準備万端!!

当日はテニスなどをやったはずだが、ネタのことに神経が行きすぎていておぼえてないっす...

で、ネタをやる時間が近づいてくると、心臓バクバクもんで、なんか手ぇ震えてるし...

このときに、ネタは完璧だったのだが、絶対すべらないための保険を思いついた!!

それが写真の通り、ダウンタウンのごっつええかんじでやっていた電磁波クラブを帯で やってしまったのだ。(下ネタは外道だが、内輪ではかなりの確率でうける!!)

準備万端で本番を迎える...

ドックンドックン...
心臓が飛び出しそうだ...

さあ、出番だ!!

さっそうと飛び出す。

登場だけですごい笑いがおこった。
つかみはOKだ!!

しかし、ここで思わぬハプニングが!!
我が恥芸人生のなかで、今思い出しても恥ずかしくなる事態が発生しようとは...

なんと、1発目のネタがすべったのである。

このときの空気と言ったら、死んでしまいたくなるくらいの(いや、ほんとに)空気で寿命が10年は縮んだと思われる。
ネタ自体は悪くなかったのだ!!
いや、むしろ面白い部類で、自信作だったのだ。
だから、1発目に持ってきて、笑いをつかもうとしたのだ。
しかし、ここに盲点があった...
ネタが関西ローカルだったのだ...
なか○らも私も根っからの関西人のため、そのネタが関西ローカルであることに気付かなかったのだ。
(ちなみにネタは赤福餅のCMの替え歌コント)

しかし、ショートショートコントにした利点がここをここで発揮!!
1つすべっても他のネタでとりかえせば良いじゃないか!!

他のネタはすべて順調にうけ、なか○らのつっこみも冴え渡り、おいらもアドリブを盛り込むなど、上場の出来だった。

こうして、おいらの初ネタ披露は終わった。

いや、終わったのではない。
ここから我が恥芸人生は始まったのだ!!

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