『フッド:ザ・ビギニング』:2018、アメリカ
荘園の馬小屋を掃除しようとしていたロクスリーのロビンは、馬を盗むために忍び込んでいた覆面の女泥棒と鉢合わせする。なぜ盗むのかとロビンが訊くと、女泥棒は「隣人の馬が死んだ。家族が餓死する。荘園の馬なら1頭ぐらい減っても平気でしょ」と言う。ロビンは自分が領主だと明かし、「名前を教えてくれれば馬をやる」と持ち掛けた。女泥棒は覆面を外して素顔を見せ、「マリアン」と名乗った。2人は惹かれ合い、交際を始めた。そんな中、アーサーにはノッティンガム州長官から第3回十字軍の徴兵通知が届いた。
4年後、アラビアのケブリット半島。ロビンは部隊の仲間であるクレイトンたちと共に、戦闘に参加していた。クレイトンが敵軍に連れ去られたため、ロビンはギズボーン隊長の制止を振り切って助けに向かう。敵軍はクレイトンを逆さ吊りにして待ち伏せしており、ロビンの仲間は次々に殺された。ギズボーンは全滅を避けるために救出を断念するよう告げるが、ロビンは敵兵のヤキヤを執拗に追い掛けた。彼はヤキヤに追い込まれて殺されそうになるが、駆け付けたギズボーンに救われた。
ロビンが野営地に撤退すると、大勢の敵兵が捕まっていた。ギズボーンが部下のマトンたちに命じて無抵抗の兵士を殺害する様子を見た彼は、「なぜ殺す?」と尋ねる。ギズボーンは「任務だ。上から新しい命令が出た」と言うが、ロビンは納得できなかった。ギズボーンがサリームという若い男を殺そうとすると、捕まっていたヤキヤが「俺の息子だ。何でも話すから息子は許してくれ。代わりに俺を殺せ」と懇願する。ヤキヤは東に千人が集まっていることを教えるが、ギズボーンは満足しなかった。
ギズボーンがサリームを殺害しようとすると、ロビンが妨害する。しかしギズボーンはロビンを取り押さえ、サリームを殺した。ロビンは鎖を切断し、捕虜たちを解放した。ギスボーンはロビンの腹に矢を放ち、病院戦でイングランドへ送り返すことにした。ヤキヤは船に密航し、ノッティンガムに着いた。ロビンが屋敷に戻ると領地は州長官によって没収されており、マリアンの姿も無かった。彼は教会へ赴いてタック修道士と会い、自分の名前が戦死者リストに掲載されていたこと、2年前に葬儀が執り行われたことを知った。
ロビンの死を発表したのは州長官で、領地は戦争税として没収されていた。州長官はマリアンを追放し、平民に重税を課して鉱山へと追いやっていた。鉱山へ出向いたロビンは、マリアンがウィル・ティルマンという男と親密にしている姿を目撃してショックを受けた。そこへヤキヤが現れ、「戦争が起きると金持ちや権力者が得をして、無垢な者が血を流す。それを止めるんだ。俺と一緒に来い」と告げた。彼はロビンを連れて、州長官がアラビア軍の脅威について演説している評議会の場へ赴いた。
州長官が増税の必要性を説くと、マリアンとウィルが抗議した。州長官は2人の意見を無視し、財務大臣に投票結果を発表させようとする。そこへタックが現れ、ロビンの票が入っていないと告げる。ロビンが生きて戦争から戻ったことをタックが話すと、決議は延期された。ヤキヤはロビンに、「奴が権力を握っている理由は金だ。それを奪おう。ノッティンガムは十字軍の銀行だ。仕返しできるぞ」と告げる。ヤキヤのフルネームが言いにくかったため、彼はロビンに「ジョン」と呼ばせた。ジョンはロビンに、「夜間に徴税官を襲って税金を奪う。昼間は領主を演じろ。金持ちと付き合って戦争税の行き先を知り、黒幕を探るんだ」と述べた。
マリアンが屋敷を訪ねて来たので、ロビンは会いに行こうとする。しかしジョンは彼に「計画を知られたら彼女にも危険が及ぶ」と言い、会いたくても我慢するよう指示した。ジョンはロビンに、速く矢を放つ特訓を積ませた。彼は州長官に戦争の費用を寄付し、親しくなって信用させるよう告げた。ロビンは黒い頭巾を被って夜間に通行税徴収所を襲って税金を奪い、寄付金として州長官に渡した。彼は教会でも大金を寄付し、領主の集まりに招待してもらう約束を州長官から取り付けた。教会でマリアンが声を掛けて来たのでロビンは話そうとするが、ジョンに釘を刺されたので早々に立ち去った。
ロビンは教会の寄付金を奪い、マリアンの家の前に金の入った袋を置いた。タックは州長官に寄付金が奪われたことを報告し、「助祭長に報告しないと」と言う。州長官は「ダメだ。枢機卿に伝わる。私が秩序を守る」と言い、警備を増やすよう命じた。ロビンはマリアンが金について「嬉しいけど、他の人にあげてほしい」と話すのを耳にして、庶民に分け与えることにした。ロビンは領主の集まりで、フッドと呼ばれる盗賊への対処について「賞金を懸けては?」と提案した。彼は賞金の提供を申し出て、州長官を喜ばせた。
州長官はロビンに、かつて養護施設で暮らしていたこと、領主の父親たちと助祭長から酷い目に遭わされていたことを話した。ロビンが「1人だけ吊るせば残りは行いを改めます。私は大きな卓に座りたい」と言うと、彼は「では私に従うんだ」と告げた。ロビンはウィルに声を掛けられ、冷たく拒絶した。ウィルはフッドについてロビンから問われ、「いずれ捕まって忘れられる。俺たちは、もっと大きな物のために戦っている」と語った。
ロビンはジョンに、「大きなことをやる。金庫を狙う」と言う。ジョンは芝居を打って金を集める馬車に接触し、その隙にロビンが荷台の底に隠れた。しかし馬車は徴収所の金庫ではなく、勘定室へ運び込まれた。衛兵に見つかったロビンは戦いながら脱出し、ジョンの馬車に飛び乗った。ロビンが金を盗めなかったことを知らせると、ジョンは「みんなの注目を集めることが出来た」と満足そうに告げた。町のあちこちには、フッドへの支持を示す手作りの黒頭巾が幾つも吊るされた。
州長官は助祭長に呼び出され、「枢機卿が来る。盗賊を捕まえて反乱を防げ」と命じられた。州長官は特別な代理官として、ギズボーンの小隊を雇い入れた。ロビンの元には枢機卿を迎える祝宴への招待状が届き、ジョンは「計画は成功だ。仮想パーティーで上手く自分を売り込め」と指示した。マリアンとウィルの元にも招待状が届くが、これはタックが州長官に助言した結果だった。マリアンとタックは密かに計画を進めていたが、ウィルには内緒だった。
パーティーに赴いたロビンはギスボーンと再会し、余裕の態度を見せた。彼が州長官と話していると、マリアンとウィルが現れた。ウィルが州長官と喋っている時、ロビンはタックがペンブローク卿から鍵束を盗む様子を目撃した。マリアンはタックから鍵を受け取り、資料室へ忍び込んだ。彼女は州長官が署名したアラビア語の書類を見つけ、密かに持ち去った。ロビンはタックに「俺を信じろ」と言い、州長官と枢機卿の前に連れ出して「こいつは鍵を盗んだ泥棒です」と知らせた。
枢機卿が州長官にタックの始末を命じると、ロビンは「こいつは死んで殉教者になる気です。死よりも酷い仕打ちを。教会を閉鎖し、聖位を剥奪して放り出しましょう」と提案した。枢機卿は賛同し、タックを外へ放り出すよう部下に命じた。ロビンは州長官の口添えにより、枢機卿の信頼を得た。ロビンは枢機卿がアラビア軍に資金援助し、国を動かそうと目論んでいることを知った。枢機卿は4日後に船で金を送るつもりだったが、フッドの度重なる泥棒行為のせいで充分な額に達していなかった。
枢機卿は州長官に「平民に恐怖を与えろ」と言い、手を打つよう命じた。州長官が「鉱山を襲わせ、平民の持ち物を全て奪い取って焼き払います。彼らが下僕だと思い知らせます」と話すと、枢機卿は満足した。鉱山に戻ったマリアンはウィルに書類を見せるが、不正に入手したことを咎められた。ウィルが「州長官に見せて説明を求める」と語ると、彼女は「ダメよ。貴方のやり方じゃ何も変わらない」と反対する。ウィルが「俺は成功のため、ずっと耐えて来た。誰にも邪魔させない」と言うと、マリアンは「恐れてるのね。平民が立ち上がれば、貴方じゃなくてフッドに従う」と述べた。
ギスボーンは部隊を率いて鉱山に乗り込み、平民から次々に所持品を奪い取った。彼らが鉱山に火を放つと、平民のペニーが止めようとする。ペニーが暴力を振るわれると、腹を立てたマリアンが抗議した。ギズボーンはマリアンを殴り付け、箱に閉じ込めて馬車で連行するよう部下たちに命じた。鉱山に駆け付けたロビンとジョンは、兵士を倒して馬車を奪った。フッドを見たマリアンは、すぐにロビンだと気付いた。ジョンは馬車を走らせ、ロビンは追って来るギスボーンに戦いを挑む…。監督はオットー・バサースト、原案はベン・チャンドラー、脚本はベン・チャンドラー&デヴィッド・ジェームズ・ケリー、製作はジェニファー・デイヴィソン&レオナルド・ディカプリオ、製作総指揮はトーリー・タネル&ジョビー・ハロルド&ベイジル・イヴァニク&E・ベネット・ウォルシュ&エド・マクドネル&アイアン・チェン、共同製作はデヴィッド・ジェームズ・ケリー、製作協力はコナー・デシャー、共同製作協力はワン・ヤンチョン&シェン・シェン、撮影はジョージ・スティール、美術はジャン=ヴィンセント・プーゾス、編集はクリス・バーウェル&ジョー・ハッシング、衣装はジュリアン・デイ、視覚効果監修はサイモン・スタンレー=クランプ、音楽はジョセフ・トラパニーズ、音楽監修はランドール・ポスター。
出演はタロン・エガートン、ジェイミー・フォックス、ベン・メンデルソーン、ジェイミー・ドーナン、イヴ・ヒューソン、ポール・アンダーソン、ティム・ミンチン、F・マーリー・エイブラハム、イアン・ペック、コーネリアス・ブース、ケイン・ヘッドリー=カミングス、スコット・グリーナン、ララ・ロッシ、ケヴィン・グリフィス、カトリオナ・テンプル、ビョルン・ベングトソン、ニコラス・ウィットマン、ヤーセン・アトゥール、ジョシュ・ハードマン、ジェローム・ホルダー、ケンブ・ソーレル、ジョナサン・ペック、ラズロ・アーロン、デクラン・ハニガン他。
中世イングランドの伝説的英雄であるロビン・フッドの物語を、新たな解釈で描いた作品。
TVドラマ『クリミナル・ジャスティス』や『ピーキー・ブラインダーズ』を手掛けたオットー・バサーストが、長編映画の初監督を務めている。
原案と脚本のベン・チャンドラーは、これがデビュー作。共同脚本のデヴィッド・ジェームズ・ケリーは、これが長編デビュー作。
ロビンをタロン・エガートン、ジョンをジェイミー・フォックス、州長官をベン・メンデルソーン、ウィルをジェイミー・ドーナン、マリアンをイヴ・ヒューソン、ギズボーンをポール・アンダーソン、タックをティム・ミンチン、枢機卿をF・マーリー・エイブラハムが演じている。冒頭のシーンで、「ロビンとマリアンが出会って恋に落ちる」という様子が短く描かれる。
でも貧しい隣人のために馬を盗もうとしていたマリアンが、苦労を知らず何の不自由も無い生活を送っていた金持ちのロビンに、そんなに簡単に惚れるかね。
「名前を教えてくれれば馬をやる」と言われると、すぐに素顔を見せて名乗るんだけど、その時点で惚れているってことでしょ。「なんでだよ」と言いたくなるわ。引き込む力は全く無いし、のっけから気持ちが萎えるわ。
そもそもアクションじゃなくてロマンスから始めている時点で大いに疑問なんだけど、そのロマンスの中身も安っぽいのよね。十字軍遠征のエピソードに入ると、まるで「十字軍が悪玉でアラビア軍が善玉」みたいな描写になっている。
だけど、まずアラビア軍がクレイトンを逆さ吊りにして待ち伏せする手口を使っているので、「善玉ではないだろ」と言いたくなる。
そんでロビンは無抵抗の捕虜を殺す行為に反発するんだけど、嬉々としているギスボーンやマトンの態度を見る限り、今までも決して褒められるような奴らじゃなかったはずで。でも十字軍に入ってから4年の間、ロビンは彼らと仲良くやっていたんでしょ。
捕虜の殺害を見て反対したり阻止したりするのは、急に良心でも目覚めたのかと言いたくなるわ。ロビンが病院船でノッティンガムに戻ってから、タックが初登場する。
でもロビンが十字軍で遠征する前に、タックと友人関係にあることを示しておくべきだ。
マリアンと付き合い始めたことだけに触れて4年後に移るのは、あまりにも拙速だ。タックを登場させるだけなら、1分もありゃ済む作業なんだし。
あと、この時点で州長官が全く登場していないのも、明らかにミスだろう。こいつが悪党なのも、最初のパートで触れておいていいぐらいだよ。っていうかさ、十字軍で遠征しているパートって、全て無くてもいいんじゃないかと。
「州長官の横暴にロビンが怒って立ち上がる」という話であって、戦地で何があったかなんて、どうでもいいっちゃどうでもいいことでしょ。
そこにジョンやギズボーンを登場させることで「どうでもよくないエピソード」にしてあるんだけど、その設定からして邪魔だわ。そうまでして十字軍遠征のパートに意味を持たせることの効果が見えない。
もしかすると現実社会の状況を重ね合わせる狙いがあるのかもしれないが、だとしても成功していない。ジョンが共闘を持ち掛けた時点では、ロビンは正義感や使命感に燃えていない。
州長官が「アラビア人は土地を燃やし、ノッティンガムが戦地になる」と話すのを聞いて腹を立てるが、「そこじゃないだろ」と言いたくなる。
州長官のせいで庶民が苦しんでいる姿を見て、義憤にかられるべきじゃないのか。なんで「アラビア人に関して嘘をついている」ってことで、初めて怒りに燃えるんだよ。
スピーチに憤慨して「州長官を失墜させてやる」と言い出すのは、幼稚で短絡的な奴に見えるぞ。ロビンがジョンから戦闘訓練を受けるシーンは全く要らないと感じるんだけど、どうやら近距離の敵に高速で次々に矢を放つアクションを売りにしたいようだ。
でも正直に言って、まるで見栄えがしないんだよね。
スローモーションを多用したりカットを細かく割ったりしてテンポの速いアクションシーンを描いているけど、「どこかで見たような映像表現」としか感じない。
皮肉なことに、ロビンが矢を放つ動きをガンアクションのように扱っていることが、余計に既視感を抱かせる原因となっている。州長官が領主や助祭長から酷い目に遭わされていたことが明らかになると、性格が歪んじゃうのも仕方がないかなあと思ってしまう。そこで同情の余地が生じるのだが、そんな中途半端なヌルさなんて要らないよ。こいつは完全無欠の悪党にしておきゃいいのよ。
でも、それで終わらず、さらに州長官への同情心を誘うような描写が用意されている。彼が助祭長や枢機卿から残忍な命令を下されて脅しを掛けられ、そのために平民を苦しめる策略を練る様子が描かれるのだ。
そうなると、「州長官が平民を苦しめる残忍な行動を繰り返すのは、助祭長や枢機卿の要求を満たすため」ってことになる。
だったら倒すべきは州長官じゃなくて、教会幹部ってことになるでしょ。ロビンはウィルに声を掛けられて友好関係を求められても、冷たく拒絶する。
「市民のために奔走する立派な男」に見えていたウィルは、実際は「野心に満ちた身勝手な男」であることが露呈するので、結果的にはロビンが邪険にしていたのは正解ってことになる。
でもロビンは、ウィルの本性を見抜いた上で拒絶していたわけではない。単純に、「出征している間にマリアンを奪った奴だから」という個人的な憎しみだけで拒絶していたのだ。それは主人公として、どうなのかと。
もちろん恋人が他の男と一緒にいたら嫉妬心を抱くのは分かるけど、「個人的な感情はひとまず脇に置いて、人々を救うために協力しよう」という考えを持てないのはカッコ悪いなあと。この映画のロビンって英雄としての意識が無くて、ずっと視野の狭い私的な感情だけで動いている感じなのよね。
っていうか、そう感じるだけじゃなくて、本人も終盤に「マリアンのために動いていた」ってことを言っちゃってるし。
本人だけじゃなく、周囲がフッドを認めていく描写も不足している。
フッドが義賊として認識され、民衆の支持が広がっていく様子は、表面的な段取りだけなら一応は踏んでいる。でも、こちらに伝える力は弱い。幾つもの頭巾が町に吊るされるシーンだけでは、説得力に欠ける。ウィルは前述したように自己中心的な野心家ってことが露呈するので、そのまま「ロビンやマリアンたちを裏切る姑息な悪党」になるのかと思いきや、ロビンと手を組んで一緒に戦う。
でも、そこはヴィランにしちゃった方がスッキリするぞ。ロビンとマリアンのキスを見てショックを受け、背後から殴られて大怪我を負うのが可哀想に見えちゃうし。
ただ、そう思っていたら、全てが終わった後で「彼が枢機卿の手下として新しい州長官になる」という様子が描かれるんだよね。
だったら、善玉じゃないことが露呈した後、一時的に善玉へ戻る手順なんて邪魔なだけだよ。ロビンは平民に呼び掛けて、一緒に反乱を起こす。しかし戦いが続く様子を見た彼は、軍隊に「もう戦うな。お前らが捜しているのは俺だ。俺が犠牲になって収まるなら、もう逃げも隠れもしない」と叫んで連行される。
でも、そんなことを戦いの途中で言い出すぐらいなら、最初から平民に蜂起させるなと言いたくなるわ。
で、自ら捕まって何か策はあるのかと思ったら、何も無いのだ。兵士に化けていたジョンに助けてもらうだけなのだ。州長官を倒すのもジョンだし、なんかカッコ悪いぞ、ロビン。
あと枢機卿は生きているし、前述したようにウィルが新しい州長官に就任して続編を匂わせているけど、完全にコケたので厳しいと思うぞ。(観賞日:2021年8月28日)
第39回ゴールデン・ラズベリー賞(2018年)
ノミネート:最低作品賞
ノミネート:最低助演男優賞[ジェイミー・フォックス]
ノミネート:最低序章&リメイク&盗作&続編賞