『バイオハザードV:リトリビューション』:2012、カナダ&ドイツ

アリスはアルカディア号に捕まっていた人々を救い出すが、デバイスを装着されたジルがアンブレラ社の治安部隊を率いて襲撃してきた。 激しい銃撃戦の中、アリスは海へ転落した。ベッドで目を覚ましたクローンアリスは、カルロスのクローンである夫のトッドから「ほら、 早く起きないと。まだベッキーも起こしてない。」と優しく告げられる。クローンアリスは聴力に障害を持つ娘のベッキーを起こし、朝食 の用意をした。
トッドが会社へ行こうとしたところへ、アンデッドの群れが突入してきた。クローンアリスがベッキーを連れて窓から脱出すると、外では アンデッドの群れが人々を襲っていた。車で通り掛かったクローンレインが2人に声を掛け、同乗させて走り出す。「何が起きてるの?」 とクローンアリスが尋ねると、彼女は「見当も付かない」と答える。トラックと激突して車は横転し、クローンアリスはベッキーを連れて 脱出する。アンデッドに追われた2人は、民家に逃げ込む。クローゼットに隠れていると、マジニが近付いて来た。クローンアリスは ベッキーを残して飛び出し、マジニを突き落とす。そこへマジニに変貌したトニーが現れ、クローンアリスを襲撃した。
アリスが意識を取り戻すと、そこはアンブレラ社の拘束室だった。モニター室にジルが現れ、「なぜアンブレラ社を裏切った?」「誰に 指示された?」と尋問を開始する。アリスが質問に答えずにいると、耳をつんざくノイズが彼女を苦しめた。コンピュータに不正アクセス があり、セキュリティー・システムが停止して扉が開く。中央コンピュータ再起動するまでに、アリスは部屋から出る。セキュリティー・ システムが復活し、ジルは警備チームを出動させた。
レーザーグリッドに追われたアリスは、慌てて逃走する。前方の扉を抜けると、そこは夜の渋谷だった。街は荒れており、人の気配が無い 。アリスはパトカーの窓を壊し、銃を入手する。「スタンバイ。東京シーケンスを開始します」というアナウンスと共に雨が降り出し、傘 を差した大勢の人々が突如として出現した。歩いて来た少女がスーツ姿の男を襲い、マジニに変貌した。他の人々もアンデッドに変貌し、 アリスに襲い掛かった。
アリスは施設の廊下へ駆け込み、襲って来たアンデッドを全て倒す。さらに多くのアンデッドが迫って来たので、アリスは開いた扉へと 走った。真っ暗な部屋に入ると、扉が閉じた。照明が付き、「スタンバイ。中央制御室へようこそ」というアナウンスが響いた。床から せり上がった職員たちは、皆殺しになっていた。アリスが部屋にあった武器を物色していると、背後から女が現れた。アリスは、その女が ウェスカー部隊の精鋭である女性工作員、エイダ・ウォンだと知っていた。
アリスがナイフを首に突き付けると、エイダは全く動じずに「私もウェスカーも、もうアンブレラ社では働いていない」と言う。アリスが 「関係ない」と告げると、モニターにウェスカーが現れて「殺したければ殺せ。しかし、そこから出られなくなるぞ」と告げた。職員を 全滅させたのはエイダで、ウェスカーがメインコンピュータに侵入し、セキュリティー・システムが停止させたのだった。
ウェスカーは「君が必要だ。人類は絶滅の危機に瀕している。我々が協力しなければ生き延びられない」と言い、そこがアンブレラ社の 主要実験施設であること、先程の渋谷は実験フロアとして作られた精巧な模型であることを説明した。彼は「アンブレラ社は主な収入源を ウイルス兵器に頼って来た。現実世界では実験不可能な兵器だ」と話す。そして、複数の国のフロアで実験を行い、それとは別の国に ウイルスを売ったことを語る。
ウェスカーはアリスに、その施設はカムチャッカ海峡の海底に位置しており、旧ソ連が作った核シェルターをアンブレラ社が買い取って 拡張したものだと語る。ウェスカーは「そこから抜け出せた者はいないが、救出チームを行かせるよう手配した」と言う。雪深い土地に ある施設の吸気口に、リーダーのレオンが率いる救出チームが到着した。「アリスとエイダを連れ出すまでに2時間しか無い。それを 過ぎるとアンブレラ社の増援部隊が到着する」とレオンは言い、エレベーターを確保した。
エイダはアリスに、救出チームの中にはルーサーもいることを教えた。レオンとルーサーの他に、バリー、セルゲイ、トニーという5名が 救出チームのメンバーだ。ウェスカーはアリスたちに、治安部隊チーフのジルが東京の実験エリアに到達したことを知らせる。彼は「可能 ならば君をもう一度捕獲し、必要なら殺せと命令されている」と述べた。アリスが「誰が命令しているの」と訊くと、彼は「レッド・ クイーンだ。君がハイヴで出会ったのと同じ人工知能だ。今や彼女がアンブレラ社の残骸を支配している。地表を出ようとするのを、何と してでも阻止するはず」と語った。
ウェスカーはアリスに、脱出経路を説明する。ニューヨーク・エリアを横切り、郊外エリアで救出チームと落ち合う。そこからモスクワ・ エリアを抜けて潜水艦シェルターへ行き、エレベーターで地表に出るというプランだ。レッド・クイーンがウェスカーの信号を傍受し、 通信は途絶えた。アリスとエイダはニョーヨーク・エリアへ向かう。アリスが「なぜアンブレラ社は実験を続けるの」と訊くと、エイダは 「バイオハザードをコントロールする方法を知りたいの」と答えた。
「ニューヨーク・シーケンスを開始します」というアナウンスが響き、2体の処刑マジニが出現した。アリスとエイダは2体を倒し、次の エリアへ向かう。レッド・クイーンは「プラーダ・アンデッドを始動させる」と指示した。レオンたちがモスクワ・エリアに入ると、 軍服姿のマジニ軍団が襲ってきた。レオンたちは応戦するが、トニーが犠牲となった。アリスとエイダは、郊外エリアに到着した。アリス は民家に察知し、エイダと共に中へ入る。そこでアリスは、自分のクローンの無残な死体を発見した。
エイダは淡々とした口調で、アリスに「そりゃあ、基本モデル50体の1つだから。実験用の住民を、どうやって調達していると思うの? アンブレラ社はバイオハザードに対してクローンが正しい感情的反応を示すよう、最小限の記憶を刷り込んでいる」と語る。2階に潜んで いたアンデッドをアリスが始末すると、そこへ「ママ、言われた通りに隠れてた」とベッキーが飛び出して来た。アリスは、自分を母親と 思い込んでいるベッキーを連れて行くことにした。
アリスたちが民家の外へ出ると、ジルの率いる治安部隊が待ち受けていた。そのメンバーには、クローンアリスを助けたのとは別の クローンレイン、トッドとは別のクローンカルロス、そしてアンブレラ特殊部隊隊長ワンのクローンもいた。レッド・クイーンはジルたち に、「生きたまま捕まえて。ダメなら殺しなさい」と指示を出す。アリスたちは民家に逃げ込み、激しい銃撃に応戦する。エイダはアリス に脱出ルートを渡し、逃げるよう指示した。
アリスはベッキーを連れて裏口から脱出し、モスクワ・エリアへ向かう。地下鉄の駅構内に入ったアリスは、クローンアリスを助けた方の クローンレインと遭遇する。クローンレインはアリスを見て、自分が車に乗せたクローンアリスだと勘違いする。アリスは彼女に銃を 渡してベッキーを預け、地上に赴いた。レオンたちは巨大リッカーに襲われ、セルゲイが殺された。そこへ車に乗ったアリスが猛スピード で突っ込み、巨大リッカーを倒した。
アリスがレオンたちを車に乗せて走り出すと、マジニ軍団と巨大リッカーが追跡してきた。アリスは駅構内に車を突入させ、その追跡を 振り切った。彼女はベッキーたちと合流し、脱出ルートを確認する。一行はトンネルを辿り、潜水艦シェルターに通じる点検シャフトへ 向かう。アリスたちはトンネルを抜けてエレベーターに乗り込むが、レッド・クイーンが送電システムにアクセスして停止させた。そこへ 巨大リッカーが襲い掛かり、クローンレインを殺してベッキーを連れ去った。
アリスはレオンの制止を振り切り、ベッキーの奪還に向かおうとする。そこへジルの率いる治安部隊が現れ、ルーサーが撃たれる。彼は 「大丈夫だ。取り戻して来い」とアリスをベッキー救出に向かわせ、レオンたちと共に応戦する。アリスは巨大リッカーを倒し、ベッキー を助け出す。クローンレインは人質に取ったエイダに銃を向け、「それ以上撃ったら、この女を処刑する。出て来い」と呼び掛ける。物陰 から出たバリーは、銃殺された。
アリスとベッキーは、クローンか製造されているフロアに辿り着く。そこに巨大リッカーが襲って来るが、アリスは退治してエレベーター へ戻った。レオンが吸気口に仕掛けた時限爆弾が起動し、実験施設が崩壊して大洪水が発生した。その水流を利用して、アリスたちは地表 へ出る。しかし救助ヘリへ向かう途中で、エイダを人質に取ったジルとクローンレインが潜水艦で現れた。ジルはアリスに襲い掛かり、 クローンレインはプラーダ寄生体を自分の体に注射してレオンとルーサーを攻撃する…。

脚本&監督はポール・W・S・アンダーソン、製作はロバート・クルツァー&ドン・カーモディー&サミュエル・ハディダ&ジェレミー・ ボルト&ポール・W・S・アンダーソン、共同製作はヴィクター・ハディダ、製作協力は小林裕幸、製作総指揮はマーティン・ モスコウィッツ、撮影はグレン・マクファーソン、編集はニーヴン・ハウィー、美術はケヴィン・フィップス、衣装はウェンディー・ パートリッジ、特殊メイクアップ効果はポール・ジョーンズ、視覚効果監修はデニス・ベラルディー、、音楽はトムアンドアンディー。
出演はミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、ケヴィン・デュランド、シエンナ・ギロリー、ショーン・ロバーツ、リー・ ビンビン、ボリス・コジョー、アリアーナ・エンジニア、コリン・サーモン、ヨハン・アーブ、 ロビン・カシヤノフ、オフィリオ・ポーティロ、オデッド・フェール、トシオ・オーキ、タカト・ヤマシタ、中島美嘉、ミーガン・ シャーペンティア、レイ・オルボワーレイ、ケヴィン・シャンド他。


カプコンのゲームをモチーフにしたシリーズ第5作。
1作目から全て出演しているのは、アリス役のミラ・ジョヴォヴィッチのみ。
ウェスカー役のショーン・ロバーツ、ルーサー役のボリス・コジョー、東京エリアで最初にアリスを襲撃するアンデッド少女役の中島美嘉 は、前作からの続投組。バリー役のケヴィン・デュランド、エイダ役のリー・ビンビン、ベッキー役のアリアーナ・エンジニア、レオン役 のヨハン・アーブ、セルゲイ役のロビン・カシヤノフ、トニー役のオフィリオ・ポーティロは、今回の新顔。
前作のクロージング・クレジットで1シーンだけ登場して第2作以来の復活となったジル役のシエンナ・ギロリーが、今回はちゃんとした 形で出演。他に、1作目でレイン役だったミシェル・ロドリゲス、2作目でカルロス役だったオデッド・フェール、1作目でワン役だった コリン・サーモンが、それぞれ同じキャラクターのクローンとして再登場している。
レインとカルロスは、クローンが2体ずつ登場する。レッド・クイーンのホログラムに登場する少女は、当然のことながら1作目と異なる 子役がやっている。

映画が始まると、アルカディア号でアリスが襲撃されて海に落ちるシーンが描かれる。
そこからフィルムがスローモーションで巻き戻され、それが終わるとモニター画面にアリスが登場して自己紹介し、これまでの粗筋を説明 する。
前作の粗筋じゃなくて、1作目からの粗筋を説明するのだ。アーカイヴ映像によるフォローも付いている。
1作目で登場したレッド・クイーンが今回の話には絡むので、そういう事情もあるんだろうが、一見さんでも入りやすいようにしてあると いう意味で、親切設計ではある。

アルカディア号の戦いでアリスは襲ってくるジルを確認しているはずだが、それに対して何のリアクションも見せない。
それはクールというのじゃなくて、奇妙なだけ。
拘束されてからジルが来たら、アリスはそこで初めて見たような顔をしているが、アルカディア号で気付かなかったのかよ。だったら、 ジルをアルカディア号へ行かせた意味が無いだろうに。襲われた時点でアリスに何のリアクョンもさせないのなら、尋問シーンで初めて ジルを登場させた方が効果的でしょ。
ただし前作のラストで既にジルを登場させているので、やっぱり「アルカディア号で襲われてアリスがビックリ」というのを描くべき だよな。

バリー、エイダ、レオンというのは、原作ゲームに登場するキャラクターだ。ポール・W・S・アンダーソンはゲームが好きで本作品に 携わった人なので、1作目から一貫して、ゲームのファンに向けてのサービスを考えている。
また、ジル、レイン、カルロス、ワンというキャラクターを演じていた面々を再登場させているのは、映画シリーズのファンに向けての サービス精神として捉えておきたい。
ただ、そうやってファンへのサービスを考えている一方で、前作で生き残ったクレア、クリス、Kマートの存在を消しちゃってるのはダメ でしょ。
何しろ冒頭の戦いからして、そこにいるはずのクレアたちは見当たらないのだ。クレアたちがどうなったのか、何の説明も無い。アリスは ジルの尋問シーンで「クリスとクレアはどうなったの。船にいた他のメンバーは」と尋ねているが、そこで終わりだ。
物語が進む中で、彼らは最初から存在しなかったかのようになっている。
それはシリーズのファンに対して不誠実なんじゃないかと。

っていうか、再登場組に関しても、それはオリジナルじゃなくてクローンで(まあジル以外のオリジナルは死んでるから仕方がないけど) 、敵として襲って来るという扱いだと、あんまり歓迎できないんだよなあ。
そんな不憫な扱いで再登場させるぐらいなら、出さない方がいいよ。ジルは洗脳されているという設定だからともかく、クローンの連中に 関しては要らないわ。
出すのなら、「実は生きていた」という『魁!!男塾』方式でオリジナルを登場させるか、クローンにしても味方として登場させて ほしいよ。
そもそも、人間vsクローン部隊の戦いをメインにしちゃったら、それって『バイオハザード』じゃないでしょ。

新しく登場するゲームのキャラクターにしても、その見せ方が上手くないんだよな。
レオンはゲームのファンからすれば「あのレオンね」ってことになるんだろうけど、映画だけに限定すると、初登場のキャラだ。
にも関わらず、まるで「皆さんご存知でしょ」という感じでチームのリーダーとして登場し、その後も彼のキャラ紹介は無い。
まるで、シリーズに以前に出ていた奴が再登場したかのような扱い方になっている。
それは、いかがなものかと。

前作で死んだはずのウェスカーが何事も無かったかのように復活しているが、どうやって生き延びたのかという説明は何も無い。
そこは『魁!!男塾』みたいなメチャクチャな方法でもいいから、何か説明が欲しい。
あと、ものすごく簡単に、アリスと仲間になっちゃうのね。しかも「人類を滅亡から救うため」とか言い出しちゃう。
前作を見た限り、そんなことを考える奴には思えんのだが。
そういう理由で、今さらアンブレラ社を裏切るキャラにするってのは、かなり強引に感じる。

アリスが「なぜアンブレラ社は実験を続けるの」とエイダに訊くと、「バイオハザードをコントロールする方法を知りたいの」という答え が返ってくる。
前作で「何のためにアンブレラ社は実験を続けているんだろう」と首をかしげたのだが、その答えが一応は説明されているわけだ。
ただ、それって説明になってないんだよな。
バイオハザードをコントロールして何をやりたいのかってのが分からん。

この映画、粗筋を短くまとめるのが、ものすごく簡単だ。「アンブレラ社に捕まったアリスが脱出する」、これで事足りる。
もう少し細かく見て行くと、サバイバル・アクションゲームをそのまんま映像化したような構成だ。
「フロアに用意されたミッションをクリアし、次のフロアへ。そこでのミッションをクリアしたら、また次のフロアへ」という流れに なっている。
ポール・W・S・アンダーソン監督は人間ドラマとか緻密なシナリオを作るセンスがある人じゃないので、そこは無理をしていないって ことだろう。

ただ、背伸びしていない分、分かりやすいっちゃあ分かりやすいけど、前作までと比べると、ますます話が薄っぺらくなっている。
おまけに、アクションだけで満足できるほど魅力的な映画に仕上がっているわけではないんだよな。テンポが悪いから、勢いだけで畳み 掛けることも出来ていないし。
アクションの演出は「とにかくスローに頼りまくり」という感じで、特に目を引くような目新しいモノは無い。
その内容にしても、基本は格闘アクションとガンアクションで、これまで見て来たようなモノだ。

ウェスカーはアリスが気を失っている間にアンブレラ社を裏切り、仲間たちを集めて組織を作り、アリスを助け出す準備を全て 整える。
どんだけ迅速なんだよ。
それとも、劇中では触れていないが、アリスは1年ぐらい眠っていたのか。そんなことはないよな。アンブレラ社がアリスを1年も 眠らせたままにしておくのは変だもんな。長く見積もっても、せいぜい1週間ってとこでしょ。
今回はシンプルな作りにしているはずなのに、それでも整合性の取れないことをやっている辺り、さすがポール・W・S・アンダーソン 監督だ。

ウェスカーは「レッド・クイーンが地球の生命体を抹殺することに決めた」と言っているけど、レッド・クイーンって1作目では人類を 守るために秘密研究所“ハイヴ”の所員を全滅させたはずだよね(そうすることで感染を施設内に留めようとした)。
それなのに、考え方が変わっちゃったのか。
あと、ウェスカーは「全人類で残っているのは、ここにいる我々だけ」と言うけど、アンブレラ社の施設内ではクローンが作られ続けて いるんだよね。クローンは人間じゃないっていう扱いなのか。
ただ、レッド・クイーンは地球の生命体を抹殺することに決めたはずなんだから、クローンを作り続けているのは矛盾してるぞ。
っていうか、既に2作目でTウイルスの解毒剤は作られていたはずなのに、なんで生命体を全滅させるという思考になるのか良く 分からんな。

ウェスカーは脱出したアリスと会うと、いきなりTウイルスを注射する。
前作でウェスカーは、アリスに中和剤を注射してTウイルスの効力を消したってのに、また戻すのだ。
「前作ではアンブレラ社の人間だったからアリスの特殊能力が邪魔だった。だから中和剤で普通の状態に戻した。でもアンブレラ社と戦う 立場になって、今度はアリスの特殊能力が必要だから、また無敵モードに戻した」ということで、一応の筋は通っている。
でも、まあアホにしか思えんわな。
ウェスカーがアホに思えるっていうか、行き当たりばったりのシナリオを平然と作っちゃうポール・W・S・アンダーソン監督がね。

(観賞日:2013年1月17日)


第33回ゴールデン・ラズベリー賞

ノミネート:最低主演女優賞[ミラ・ジョヴォヴィッチ]

 

*ポンコツ映画愛護協会