『NEXT -ネクスト-』:2007、アメリカ

クリス・ジョンソンは、ダイナーで8時9分に女性が入って来る未来を見た。しかし8時9分になっても、その女性は現れなかった。彼は 自分に直接関係のある未来を見ることができる。それは「2分先までの未来」に限定されているが、その女性に関しては例外だ。クリスは フランク・キャデラックというステージ・ネームを使い、ラスベガスでマジシャンとして働いている。観客席は、あまり埋まっていない。 そんな中で、FBI捜査官のカリー・フェリスがクリスの様子を観察していた。
その日の観客が少なかったため、クリスはカジノへ行って稼ぐことにした。彼は警戒されないよう、あまり大きく勝たないことに決めて いる。だが、警備主任のロイバルは、クリスに不審を抱いた。彼が部下と話していると、監視モニターを見上げるクリスの様子が写った。 ロイバルは部下たちに、クリスをマークするよう指示を出した。カジノの換金所で現金を受け取っていたクリスは、歩いてくる男が強盗を 働いて発砲する2分先の映像を見た。
クリスは強盗を押さえ付けて銃を奪うが、まだ犯罪が発生していないため、ロイバルや部下たちは彼を犯罪者扱いする。クリスは警備員を 回避し、その場から逃げ出した。外に出た彼は車を盗んで走らせるが、通報で駆け付けたラスベガス警察のパトカーに追跡される。クリス は自分の車が列車に激突する2分先の映像を見たため、その事態を回避することが出来た。彼はスピードを上げ、列車が来る前に線路を 通過し、パトカーの追跡を振り切った。
諜報用トラックでカジノの監視映像を見たカリーは、上司のウィズダムに「彼は自分が何をすべきか正確に把握している」と告げる。 ウィズダムは「時間が無い。5週間前にロシアから10キロトンの核兵器が無くなった。このは、その捜査のために使われるべきだ。こんな マシジャンのために使うべきじゃない」と言うが、カリーは「彼には素晴らしい能力があります。利用できます」と反論する。ウィズダム は彼女に、5日間だけ猶予を与えた。カリーはキャヴァナー捜査官にロイバルを呼び出させ、クリスについて警備室で話していた時に彼が モニターを見上げたことを知った。
クリスは友人アーヴの元へ行き、盗んだ車を隠した。アーヴが「頭の中の女のことは忘れたらどうだ」と促すと、「彼女と会うまでは、 どこへも行かない」とクリスは告げる。「どこにいる?」と問われ、彼は「ダイナーで8時9分に会う」と答えた。「時計を見た時、日付 は確認したのか。かなり先かもしれないぞ」とアーヴに言われ、クリスは「もうすぐだ。たぶん彼女は運命の女だ」と述べた。
クリスは警官が来るのを予知するが、その目的を知るため、あえて留まることにした。そこへカリーが現れ、「盗まれた核兵器が国内に 持ち込まれた。どこに配置されるか教えてほしい。貴方は大惨事を防ぐことが出来る」と語る。クリスが「ほっといてくれ。普通に生活 させてくれ」と拒むと、カリーは「貴方が人助けをしないなら、私がさせるわ」と言う。彼女が警官隊を突入させることを予知したクリス は、そこから逃亡した。その直後、カリーがやって来た。
核兵器を持ち込んだ一味のスミスとブラウンは、ロイバルに接触して「クリス・ジョンソンについて教えろ」と脅しを掛けた。ロイバルが 答えずに去ろうとすると、スミスは銃で足を撃った。翌朝、クリスがダイナーで待っていると、8時9分に女性が現れた。その女性リズに 声を掛けようとするクリスだが、2回連続で失敗に終わることを予知した。そこへリズの元恋人ケンドルが現れ、しつこくヨリを戻そうと して声を荒げる。クリスは止めに入り、殴り掛かるケンドルの攻撃を全てかわして押さえ付けようとする。だが、それだとリズに嫌われる ことを予知したため、わざと殴られた。
リズがケンドルを追い払い、クリスは彼女と知り合いになれた。クリスが「フラグスタグへ行く用事があるが、車を盗まれて困っている」 と嘘をつくと、リズは「私もそっちへ行くの。乗せてあげるわ。途中で立ち寄る場所があるけど」と言う。2人が去った後、カリーと キャヴァナーはダイナーに現れ、そこで情報を入手した。キャヴァナーはロイバルの死体が見つかったことを告げるが、カリーは「今は ジョンソンを追っているのよ」と関心を示さなかった。
スミスやブラウン、グリーン、ホワイトという一味の裏で糸を引いているミスター・ジョーンズは、「準備に2年もかけた。邪魔者は 許されない男を排除しろ」と言い、改めてクリスを始末する指示を出した。リズはクリスを伴い、子供たちに勉強を教えている特別居留地 へと立ち寄った。ジェイという少年の誕生日だったため、約束の日ではなかったが、立ち寄ったのだ。1人の少女はクリスに視線をやって から、リズに「彼は貴方のことが好きよ。そういう目をしてる」と告げた。
クリスがジェイに手品を披露すると、リズは好意を抱いて微笑を浮かべた。夜になり、眠り込んだリズに代わってクリスが車を運転した。 しかし道路が寸断されて通行止めになっており、ガードマンは迂回してモーテルに宿泊するよう促した。クリスはモーテルまで行き、リズ に「俺は車で眠るよ」と告げた。翌朝、ウィズダムはカリーたちに、捜索チームが核兵器が配備された場所をロスからサンディエゴの間に 絞り込んだことを告げる。動きが遅いことを批判されたカリーは、「全ての人員をクリスの確保に回してください」と頼む。出動する FBIの様子を、スミスたちが監視していた。
クリスはリズとキスを交わし、そして関係を持った。リズがモーテルから買い物に出て来る様子を、FBIと犯人グループが監視していた 。カリーはリズに接触して車に乗せ、カジノの事件を録画した映像を見せる。そして「逃亡のために貴方を利用した。彼は社会病質者よ」 と吹き込んだ。彼女はリズに、モーテルに戻ったら眠り薬を密かに飲ませるよう依頼した。そして「彼が別の部屋に行ってから2分後に 行動するように」と付け加えた。
リズはモーテルに戻り、クリスにシャワーを浴びさせる。そして2分が経過してから、薬ををジュースに混ぜる。戻って来たクリスが何も 知らずに飲もうとすると、リズは「薬が入ってるの」と打ち明け、FBIが接触してきたことを説明した。盗聴されていると察知した クリスは、テレビを大音量にする。そして5分で薬の効果が出ると聞いてから、バルコニーに出てジュースを飲んだ。犯人グループは、 クリスを狙撃しようとライフルを構えていた。
クリスは部屋に戻り、リズに予知能力のことを説明した。そしてテレビの音声を先に喋り、そのことを証明する。彼はリズにメモを渡し、 そこに書かれた指示通りに動くよう頼んだ。彼は再会を約束し、モーテルを出た。クリスが崖を下りて逃亡したので、カリーたちは急いで 追い掛ける。犯人グループが狙撃するが、クリスは身をかわした。リズが指示通りに動いたことにより、車や樽などが崖から落下した。 それがFBIの追跡を妨害した。
クリスが崖を駆け下りると、カリーが待ち受けている。そこへ丸太が落ちて来るが、カリーは「私を死なせる?」とクリスに告げ、全く 逃げようとしない。クリスは彼女を助け、捕まってしまった。一方、リズは犯人グループに捕獲された。カリーはクリスを監禁し、「ロス で核兵器が爆発したらテレビで報じられる。その現場を見つけて」と言い、テレビを付けて見続けさせる。すると、クリスの頭には、ある 映像が飛び込んできた。ブロードウェイに近い駐車場でリズが車椅子に拘束され、そこで爆発が起きる生中継の映像だった。
クリスはリズを救うため、隙を見て脱走した。クリスが予知で見た駐車場に到着すると、カリーが追い掛けて来た。クリスは彼女に「奴ら は2時間後に彼女を処刑する」と説明する。カリーは「まだ起きていないわ。奴らは彼女を囮にして貴方を誘い出したのよ。ここから出て 行ったら殺されるわよ」と語り、協力するよう要請して衛星回線を遮断する。クリスが「何をすればいい?」と問い掛けると、カリーは 「奴らに撃たれるのよ」と告げた…。

監督はリー・タマホリ、原作はフィリップ・K・ディック、映画原案はゲイリー・ゴールドマン、脚本はゲイリー・ ゴールドマン&ジョナサン・ヘンズリー&ポール・バーンバウム、製作はアーン・L・シュミット&トッド・ガーナー&グレアム・キング &ニコラス・ケイジ& ノーム・ゴライトリー、製作協力はデブラ・ジェームズ、製作総指揮はゲイリー・ゴールドマン&ジェイソン・ クーアニック&ベン・ウェイスブレン、撮影はデヴィッド・タッターサル、編集はクリスチャン・ワグナー、美術はウィリアム・サンデル 、衣装はサーニャ・ミルコヴィッチ・ヘイズ、視覚効果監修はジョン・E・サリヴァン、音楽はマーク・アイシャム。
出演はニコラス・ケイジ、ジュリアン・ムーア、ジェシカ・ビール、トーマス・クレッチマン、トリー・キトルズ、ピーター・フォーク、 ジム・ビーヴァー、エンツォ・チレンティー、ジェイソン・バトラー・ハーナー、ホセ・ズニーガ、 マイケル・トルッコ、レイティティア・ダニエル、ニコラス・パジョン、セルゲイ・トリフノヴィッチ、チャールズ・チュン、パトリシア ・プラタ、ジョン・ヒューズ、ジャック・オン、アリス・キム・ケイジ、エディス・フィールズ、ロリリン・フェイラー他。


フィリップ・K・ディックの短編小説『ゴールデン・マン』を基にした作品。
ただし「主人公が予知能力を持っている」という設定を借りているだけで、内容は全く異なっている。
オリジナル作品と言っても全く差し支えの無い内容なのに、なぜ『ゴールデン・マン』を原作として使っているのかは良く分からない。 「フィリップ・K・ディック」という名前に訴求力を期待したんだろうか。
クリスをニコラス・ケイジ、カリーをジュリアン・ムーア、リズをジェシカ・ビール、スミスをトーマス・クレッチマン、カヴァナーを トリー・キトルズ、アーヴをピーター・フォーク、ウィズダムをジム・ビーヴァー、ロイバルをホセ・ズニーガが演じている。
監督は『007/ダイ・アナザー・デイ』『トリプルX ネクスト・レベル』のリー・タマホリ。『ゴースト・ハンターズ』『トータル・ リコール』のゲイリー・ゴールドマンが映画原案と共同脚本を担当している。

序盤の展開が慌て過ぎだと感じる。
最初にクリスがモノローグで「2分先までの未来が見える」と説明した後、初めて示される「予知した映像」が強盗発生で、いきなり クリスはトラブルに巻き込まれている。
そうじゃなくて、その前にせめて1つぐらいは「未来予知によって美味しい目に遭う」とか、「ピンチを回避する」とか、そういう絵を 見せるべき。
カジノで稼いでいるシーンはあるが、そこでは「未来の映像を見ている」という描写は無いからね。

カジノから逃亡するシーンでも、いちいち「未来の映像」を挿入して、警備員が来るのを知った上で身を隠したり逃げたりしているのを 分かりやすく描くべきでしょ。
そうじゃないから、クリスが相手の動きを分かった上で逃げていることが伝わりにくい。
音楽でスリリングに盛り上げようとしても、ただ単に警備員がマヌケとしか写らない。
その後のカーチェイスは一応、そのままだと列車にぶつかるという映像が先にあって、列車にぶつからずに線路を突っ切る現実のシーンに 繋げているんだけど、「予知」と「現実」の境目が分かりにくい。
これは映像表現が上手くないのだ。

まず序盤の段階で、「2分先までしか予知できない。ただしリズは例外」ということをクリスが明かしている。
そこで既に、ルールが適用されない例外を用意しているのだ。
そりゃダメでしょ。
念のために書いておくけど、後半に入ってから例外が出て来るのであればOKかというと、そういうわけでもないよ。ちゃんとした手続き を経た上で、こっちが納得できる形で例外を作るならともかくとして。
この映画は言わずもがなで、まるで納得できる「ルール違反」になっていない。
それと、「2分先が予知できる」というのと、「2分先に起きるピンチを回避することが出来る」というのは、また別問題なんだよな、 ホントは。
例えば、銃弾を回避する行動にしても、それなりの運動能力が無ければ無理だ。
そういうトコロについては、完全に無視している。
あと、「2分先を予知できる」というのは、言い換えれば「2分先までしか分からない」ということなのに、そこの「限界がある」という 部分を上手く活用できていない。

カリーがどうやってクリスのことを知ったのか、良く分からない。 かなり前から知っていたのなら、ギリギリの状況になってから調査して協力を要請するのは変だから、あのタイミングで知ったということ になるよな。
どういうきっかけでクリスの存在を知り、「予知能力者ではないか」と調べることにしたんだろう。「予知能力者の可能性がある」という 情報がどこからか入らない限り、わざわざ調べたりするはずが無いもんな。
あと、あれだけの情報で、カリーが「クリスは予知能力者だ」と確信しちゃうのは、かなり軽率だと感じる。それで彼に依頼するってのは 、頭がイカれた奴としか感じない。
それと、予知能力があると確信したとしても、そこに頼りまくるのはダメでしょ。
ちゃんとした捜査をした方が利口だと思うぞ。

なぜ犯人グループがクリスのことを知ったのかも良く分からないし、そこまで過敏に恐れて排除しようとするのも不可解。
クリスはFBIに協力しているわけじゃないんだし。
それに、犯人グループはFBIの動きを全て把握できているのなら、2分先しか予知できない奴なんて、放置しておいても大した脅威に ならないんじゃないかと。
大体さ、クリスに予知能力があるなら、殺し屋が来ることも予知できるわけで、にも関わらず、そこをどう突破するのかという策も無い みたいだしなあ。

クリスがアーヴの元へ来たカリーと喋るシーンは、ちょっと引っ掛かる。
2分を費やして予知の映像を見ていたら、その間にケリーが来てしまうはずだから、「実際には2分の出来事を高速で見ているが、それを 映画では通常スピードで描いている」という風に解釈しておこう。ただ、そうだとしても、やはり変だ。
だって、カリーと話している時間は、2分を越えているんだから。
そうなると、「2分先までの未来」というルールから外れてしまう。だから、予知を見て逃げ出したところへカリーが来るというのは変だ 。

ダイナーでリズに声を掛けようとしたクリスが「声を掛けるが上手くいかない」という予知を2連発で見た後、立ち上がろうとしたら、 リズが「お願い、来ないで」と拒んでいる。
その態度は「2度も声を掛けられたから」ということで嫌がっていると解釈せざるを得ないが、それは変だ。
実際には、彼女はまだ一度も声を掛けられていないはずなのだから。
それが分かっているとすれば、彼女にも特殊な能力があることになる。でも、そんな描写は無い。
あと、リズの態度は変だとクリスが気付き、疑問に思うような描写も無い。

「あの店で出会い、同じ方向へ向かっている。これは運命だ」などとリズに言うクリスが、気持ち悪い男にしか見えない。
振る舞いが元気で明るければ救いがあるけど、ものすごく陰気な奴だからなあ。
だけどリズは、彼に簡単に惚れて、出会った翌朝にはシャワーを浴びた後、バスタオル一枚で平然と彼の前に現れている。そしてキスを 交わし、クリスとセックスしている。なんか軽い女だなあ。
「リズはクリスと会ったばかりなのに、すぐに彼女も好意を抱くようになる」という部分には、無理がある。
恋愛を絡ませるにしても、クリスとリズとの関係を「以前から交際している」とか「付き合っていないけど以前から知り合いで、クリスは 密かに好意を寄せている」とか、とにかく「以前から知り合い」という形にしておいた方が無理をしなくて済むはずだ。
あと、「彼女のことだけは例外」というのも、やっぱりアウトだよ。そこはルールは順守すべきだ。

クリスがリズと会った後、しばらくはチンタラとした恋愛劇が続く。何の緊迫感も無いし、メインのストーリーも進まない。
たまにFBIの様子がチラッと写るけど、クリスに迫っている様子は薄いし。
それに、迫って来てもクリスは予知できると分かっているから、そこでスリルを作るのは難しいし。
あと、その辺りは、「2分先が見える」ということも、まるでサスペンスに繋がらないし。
陰気な男が主人公の、出来損ないのロマコメみたいになっている。

その後、カリーがリズに接触したりするけど、そこでチンタラやっているのも構成として上手くないでしょ。
「核兵器が配備されるので場所を突き止め、テロを阻止する」という明確な目的が最初に提示されているわけだから、クリスがFBIに 協力するまでの話に、そこまで時間を取るのは無駄にダラダラ寄り道していると感じてしまう。クリスがFBIに協力することは、もう 序盤の展開を見ていれば分かり切っているんだし。
そうじゃなくて、「クリスは仕方なくFBIに協力するけど、2分先しか見られないまで苦労する」ということにでもしておけばいいん じゃないのか。そして事件解決までの部分を長く尺を使って、そこでサスペンスを盛り上げるべきじゃないのか。
なんで核兵器を見つける展開に行く前の段階で、別の話でサスペンスを構築しようとしているのかと。
FBIから逃走するサスペンス・アクションとか、そういうのって「核兵器が使われる大惨事を防ぐ」という目的から完全にズレている でしょ。

クリスを捕まえたカリーが、どうやって核兵器の位置を捜索させるのかと思ったら、「ずっとテレビを見続けさせる」って、なんじゃ、 そりゃ。
そこで2分先のニュース映像が予知できたところで、意味も無いでしょ。配置された場所に、たった2分で到着して核兵器の使用を阻止 することなんて出来ないでしょ。
で、そんなことを思っていたら、クリスが「リズが爆死させられる」という映像を見る。
それは「2分」というルールが適用されない予知だ。
もはや「2分先までしか予知できない」という設定は、まるで無意味になってしまうのだ。
で、「核兵器を見つける」という目的も、「リズを救う」という目的に変わる。

犯人グループがどういう組織なのかも、核兵器を使ったテロの目的が何なのかも分からない。
核兵器の爆破阻止を終着点に設定しているのであれば、そこの対決の図式をクッキリと描くべきだろうに、余計なトコばかりに気を 取られて焦点がボケボケになっている。
最終的には、「核兵器が使用される予知をしたので、1日前に戻って阻止しようとする」という展開になるが、「ルールって何かね?」と 言いたい。言いまくりたい。
とにかく作りが粗すぎるよ。

(観賞日:2012年2月26日)


第28回ゴールデン・ラズベリー賞

ノミネート:最低主演男優賞[ニコラス・ケイジ]
<*『ゴーストライダー』『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』『NEXT -ネクスト-』の3作でのノミネート>

 

*ポンコツ映画愛護協会