『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』:2011、アメリカ

遠い宇宙の何処かにある惑星サイバトロンで、善のトランスフォーマー軍団オートボットと悪のトランスフォーマー軍団ディセプティコン の戦争が勃発した。オートボットは自由のため、ディセプティコンは独裁のために戦った。数でも勢力でも勝るディセプティコンの前に、 オートボットは壊滅寸前まで追い詰められていた。そんな中、一隻のオートボットの宇宙船が極秘の積み荷を乗せ、星を脱出しようと 飛び立った。だが、その船もディセプティコンの攻撃により大破し、宇宙の彼方に消えた。
1961年、ニューメキシコ州の電波観測所が、月面に宇宙船の衝突を検知した。NASAの長官とペンタゴンのマクマナラ国防長官に、連絡が 届いた。大統領は報告を受け、ロシアより先に宇宙船を回収するために月への有人飛行計画を急がせた。1969年7月、アポロ11号による 人類初の月面到達が達成された。しかし、その裏にはもう1つの計画が隠されていたのだ。中継が途絶えている21分の間に、ニール・ アームストロング船長たちは極秘任務で壊れた宇宙船へ赴いた。中に入った彼らは損傷したオートボットを発見するが、全て生命反応は 無かった。しかし彼らが去った後、オートボットは生命反応を示した。
現在のワシントン。サム・ウィトウィッキーは大学を卒業して3ヶ月が経過し、就職活動をしているが、未だに仕事は見つかっていない。 これまでの功績によって大学の学費は払って貰い、大統領にメダルは貰ったが、就職には何のプラスにもなっていなかった。あと1週間で 、世界旅行中の両親が戻ってくることになっている。それまでに仕事を見つけたいと彼は考えている。今は、同棲中の恋人カーリー・ スペンサーが生活費の面倒を見てくれていた。
カーリーが勤務する会計会社へ向かった後、サムが外に出ると、予定より早く父ロンと母ジュディーがやって来た。サムが「これから面接 に行く」と言うと、まだ仕事が決まっていないことにロンは幻滅した。一方、オートボットは人間と同盟を結び、警備や戦闘の阻止と いった任務に世界中で当たっていた。ウクライナのエネルギー省の職員ヴォスホートはチェルノブイリでエイリアンの物らしき物体を発見 し、NESTに知らせた。オートボットとNESTは、チェルノブイリで調査を行うことにした。
NESTが謎の物体を発見した直後、エネルゴン反応が観測される。ディセプティコンのショックウェーブとドリラーが出現し、NESTを襲撃 したが、オプティマス・プライムが追い払った。オプティマスはNESTに、発見された物体が大昔のオートボットのエンジンだと告げる。 これまでサムは幾つもの企業で面接を受けていたが、FBIに追われた過去が影響し、雇ってもらえずにいた。そんな中、航空・宇宙の 通信分野の大手企業であるアキュレッタ・システムズの面接に赴くと、副社長のブルース・ブラゾスは「推薦状が届いている」と言う。 喜ぶサムだが、用意されたポジションは資料運搬係だった。
ワシントンに移されたNEST本部に、アメリカ合衆国国家情報長官シャーロット・メアリングがやって来た。彼女はNESTの指揮官である ウィリアム・レノックス大佐に対し、高慢な態度を取った。オプティマスはメアリングに怒りをぶつけ、「嘘をついたな。我々について 知っていることは全て話したと言ったはず。なぜ、こんな物を持っている」と回収された物体を指差した。メアリングは「我々だって 知らされていなかった。この秘密を知る者は、わずかよ」と釈明した。
アポロ11号の乗組員だったバズ・オルドリンが本部に現れたので、シャーロットはオプティマスに紹介した。シャーロットは燃料ロッドに ついて、「ロシアが無人偵察機を打ち上げて持ち帰り、チェルノブイリで動かそうとしたのだろう」と説明する。オプティマスは「宇宙船 のシェルターは調べたか?船の名はアークだ。そこには戦いを左右する技術が積載されていた。そして船長のセンチネル・プライムもだ。 ディセプティコンが場所を突き止める前に何とかしなければ」と語った。
サムはカーリーの勤務先を訪れ、仕事が決まったことを報告する。そこへ社長のディラン・グールドがやって来た。サムはディランが展示 しているクラシックカーを見せられ、嫉妬心を抱く。ディランはサムに、就職が自分の推薦であることを囁いた。一方、オプティマスは ラチェットを伴って月へ行き、アークに入ってセンチネル・プライムを救出した。アフリカにいるメガトロンは、サウンドウェーブから 「オートボットがエサに食いつきました。アークから積み荷を回収しました」という報告を受けた。
サムが仕事をしていると、カーリーが会いに来る。彼女は「土曜日に仕事関係でパーティーがあるの。ディランが貴方も誘えって」と言う 。カーリーがディランに支給してもらった高級車で来たと知り、またサムは嫉妬心でイライラする。そこへブラゾスが来たので、サムは 慌てて仕事に戻った。社員のジェリー・ワンはエレベーターでサムを見つけると、強引にトイレへ連れ込んだ。彼は「俺はスパイだ。今、 とても恐ろしいことが起きてる。君の仲間たちに危険が迫ってる」と言い、資料を差し出した。
デスクに戻ったサムは渡された資料に目を通し、気になってジェリーのオフィスへ行く。だが、ジェリーは慌てた様子でサムを追い払った 。サムが立ち去った後、ジェリーは部屋にいたディセプティコンのレーザービークに「俺は何も言ってない」と釈明する。「言われた通り に観測衛星に細工しただろ。プログラムに穴も作っておいた。何でも言う通りにするよ」とジェリーが怯えながら言うと、レーザービーク は「上からの命令で、お前には自殺してもらう」と口にした。ジェリーはビルから突き落とされ、死亡した。
レーザービークがオフィスで暴れ出したので、サムは慌てて逃走する。彼はカーリーを連れてNEST本部へ行き、ディセプティコンが戻って 来たことをレノックスに知らせる。NEST本部には、アークで回収された5本の柱を保管されている。オプティマスはスリープ・モードの センチネルを復活させた。センチネルによると、柱は5本ではなく、もっと大量にあった。それを組み立てると、時空を超えて物質を運ぶ ことの出来るスペース・ブリッジになる。それはセンチネルの設計で、彼にしか動かせない。
サムはメアリングに「何か僕に協力できることは?」と申し入れるが、「貴方は兵士じゃなくて、ただの使い走り」と冷たく言われる。彼 は元セクター7のエージェントであるシーモア・シモンズに電話を入れ、「ディセプティコンが戻った理由を知りたい」と告げる。著書に よって有名になったシーモアは関わり合いになるのを避けようとするが、「50年前のエイリアンの秘密を知りたくないか」というサムの 言葉に興味をそそられた。
シモンズは宇宙飛行士が次々に死んでいることをサムに教え、それを調べるよう促した。ブラゾスが持って来た情報によって、ジェリーが NASAの技術開発部門にいた頃、無人観測機のプログラムをいじって月の裏側を観測できなくしていたことが判明した。シモンズはサムに、 「ディセプティコンは月の裏側にある何かを隠したいんだ」と言う。ブレインズは、月の裏側へいくミッションの中止後に失踪していた ロシア人宇宙飛行士2名がアメリカ国内にいることを突き止めた。
サムがシモンズたちと話しているところへカーリーが現れ、「貴方は危険の中に飛び込むのが好きなのね」と不機嫌な態度を示す。サムは 「心配するのは分かるけど、僕は大丈夫だ」と言うが、ディランのパーティーへの不参加を告げると、カーリーは悲しそうに車で去った。 シモンズの秘書ダッチは、ロシア人宇宙飛行士2名のいる酒場を調べ上げた。サムはシモンズ、ダッチと共に、2人と会う。
シモンズは宇宙飛行士たちに、ミッション中止の理由を尋ねた。すると2人は、1963年にロシアのルナ4号が撮影した月の裏側の写真を 見せた。そこには大量の柱が写っていた。ディセプティコンはオートボットの船を襲撃した際、それを奪っていたのだ。サムは彼らが センチネルを狙うと確信し、メアリングに連絡を入れた。オートボットは指示を受け、センチネルの警護に当たる。だが、センチネルは 「敗北は決まっていた。サイバトロン星を復活させるため、メガトンと取り引きするしかなかった」とサムやレノックスたちの前で言い、 アイアンハイドを殺害した。彼はNEST本部の柱とコントローラーを奪って逃走した。
その夜、センチネルはスペースブリッジを組み立て、ディセプティコンの軍団が月から地球へと移動してきた。オプティマスはセンチネル に掴み掛かり、「なぜだ」と詰め寄った。センチネルが「サイバトロンを救うためだ。戦闘の傷が少なければ立て直せる。そのためには ディセプティコンと組むしかない」と述べるが、オプティマスは「他にも方法はあるはず。ここも故郷だ。人間を守らねば」と反論する。 しかしセンチネルは「人間を下僕にするか、皆殺しにするかだ」と冷徹な態度を取った。
サムはカーリーと仲直りするため、彼女がディランと食事をしているレストランへ赴いた。サムはカーリーの腕を取り、店から連れ出す。 だが、サウンドウェーブが現れてカーリーを捕まえてしまう。店から出て来たディランは、自分がディセプティコンの連絡役として働いて いることをサムに明かした。サムはカーリーを人質に取られ、オートボットの動きを探るためのスパイになるよう要求された。
センチネルは人類に対し、地球を侵略しない代わりにオートボットを追放するよう要求した。アメリカ政府はオートボットの追放法案を 可決し、宇宙船ザンティウムの発射準備が進められた。NASAを訪れたサムは、レッカーズと共に作業をしている元NESTの現場副官ロバート ・エップスと再会する。彼はNASAの職員になっていた。オートボット9体を積んだザンティウムは発射された直後、スタースクリームに よって撃墜されてしまった。
サムはディランの居場所を調べてもらい、シカゴのトランプタワーにいることを突き止めた。彼がカーリー救出に向かおうとすると、 エップスが同行を申し出た。その頃、トランプタワーの近くでは、センチネルがブリッジ建設に取り掛かっていた。ディランはカーリーに 、ディセプティコンがサイバトロン星の再建に人間を使うつもりだと明かした。さらにデイセプティコンは、スペース・ブリッジを使って サイバトロン星を地球の近くへ転送しようと企んでいた…。

監督はマイケル・ベイ、脚本はアーレン・クルーガー、製作はロレンツォ・ディ・ ボナヴェンチュラ&トム・デサント&ドン・マーフィー&イアン・ブライス、共同製作はケニー・ベイツ&アレグラ・クレッグ、 製作協力はマシュー・コーハン&マイケル・ケイス、 製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ&マイケル・ベイ&ブライアン・ゴールドナー&マーク・ヴァーラディアン、撮影はアミール・ モクリ、編集はロジャー・バートン&ウィリアム・ゴールデンバーグ&ジョエル・ネグロン、美術はナイジェル・フェルプス、衣装は デボラ・L・スコット、視覚効果監修はスコット・ファーラー、音楽はスティーヴ・ジャブロンスキー。
出演はシャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タートゥーロ、タイリース・ギブソン、ロージー・ハンティントン= ホワイトリー、パトリック・デンプシー、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコヴィッチ、ケヴィン・ダン、ジュリー・ホワイト 、ケン・チョン、アラン・テュディック、グレン・モーシャワー、レスター・スパイト、 バズ・オルドリン、ビル・オライリー、ラヴィル・イスヨノフ、ダスティン・デナード他。
声の出演はピーター・カレン、ヒューゴ・ウィーヴィング、レナード・ニモイ、ジェス・ハーネル、チャールズ・アドラー、ロバート・ フォックスワース、ジェームズ・レマー、フランチェスコ・クイン、ジョージ・コー、トム・ケニー、レノ・ウィルソン、フランク・ ウェルカー、ロン・ボッティッタ、キース・ザラバッカ、グレッグ・バーグ他。


アメリカのハズブロ社が日本の玩具会社タカラ(現在はタカラトミー)と業務提携して北米で発売した変形ロボット玩具シリーズを実写 映画化した2007年の作品『トランスフォーマー』シリーズの第3弾。
サム役のシャイア・ラブーフ、レノックス役のジョシュ・デュアメル 、シモンズ役のジョン・タートゥーロ、エップス役のタイリース・ギブソン、ロン役のケヴィン・ダン、ジュディー役のジュリー・ ホワイトは、1作目からの続投。他に、カーリーをロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ディランをパトリック・デンプシー、メアリングをフランシス・ マクドーマンド、ブラゾスをジョン・マルコヴィッチ、ジェリーをケン・チョンが演じている。
声優陣は、オプティマス役のピーター・カラン、メガトロン役のヒューゴ・ウィーヴィング、アイアンハイド役のジェス・ハーネル、 スタースクリーム役のチャーリー・アドラーといった1作目からの面々に加え、センチネルの声をレナード・ニモイが担当している。

前作の出来栄えについて、シャイア・ラブーフはアクションは素晴らしいが人間ドラマに欠けていたと評し、マイケル・ベイも失敗作で あったことを認めている。
だから、この3作目では反省し、人間ドラマを重視するのかと思ったら、何も変わっていない。
安西先生の言葉を借りるなら、「まるで成長していない……」である。
しかし、それは当然のことだ。何しろマイケル・ベイ監督なのだから。

マイケル・ベイは、人間ドラマを充実させたいと思ったとしても、それを実現させるだけのセンスを持ち合わせていない。
頭のてっぺんからつま先まで、「プロモーション・フィルム」「コマーシャル・フィルム」の人なのだ。
だから、サムとカーリーの恋愛劇とか、サムと両親の関係とか、オプティマスとセンチネルの師弟関係とか、そういった人間ドラマ (オプティマスとセンチネルは人間じゃないけど)は、申し訳程度に触れるだけに留まっている。
っていうか正直、サムの両親とか、全く要らないよな。
ただし前作の批評でも書いたが、脚本はマイケル・ベイが担当しているわけではないので、人間ドラマの薄さは、彼だけの問題ではない。
たぶん「人間ドラマは二の次、三の次で、とにかく派手な映像があればいい」ってのは、製作サイドのスタンスなんじゃないだろうか。

今回も新しいロボットが登場するが、その扱いがイマイチってのは、前作と同様だ。
っていうか今回に至っては、ちゃんと紹介するための時間さえ用意されていない。
だから前作までのキャラを全て把握していないと、それが新キャラなのかどうかも分かりにくい。
ただし、それが分からなくても何の支障も無いってのが、このシリーズの特徴だ。
オプティマス以外のオートボットは、名前が分からなくても、見分けが付かなくても、ほとんど影響はない。
アイアンハイドが途中で死ぬけど、すぐに忘れてしまうぐらいだ。

オートボットやディセプティコンがトランスフォームするシーンがガチャガチャしているのも、原形が良く分からない変身をするのも、 無駄に変身を繰り返したがるのも、もちろん前2作から全く変更されていない。
アクションシーンで何がどう動いているのかゴチャゴチャしていて分かりにくいのも同様。
「とにかく細かいパーツが幾つも目まぐるしく動いていることだけは分かるけど、何がどうなっているかサッパリ」というのは、1作目 から全く変わらない。

前半、アポロ計画やチェルノブイリを物語に絡めている。
それによって観客の興味を誘おうという狙いがあるんだろうし、それはそれで構わない。
しかし、そういう設定が、後の展開に全く影響を及ぼさないのだ。
前半のシーンは、ほとんど無意味だと言ってもいいぐらいだ。サムが就活している設定も、ブラザスやジェリーの存在も、どうでもいい 要素だ。
もっと恐ろしい事実を指摘してしまうと、実は主人公のサムでさえ、後半に入ると、ほとんど無意味な存在になってしまう。
その辺りには、「ロボット・バトルさえあれば、他に何も要らない」という、清々しいぐらいに割り切った意識が垣間見える。

ただし、そのロボット・バトルが、ちっとも魅力的に感じられないという残念な現実が待ち受けている。
まあ残念っていうか、あらかじめ予想した通りだったけど。
アクションシーンはてんこもりだが、途中で退屈になってしまうのだ。これも前2作と同じだ。
物語と連動していないアクション映像というのは、長く惹き付ける力を持っていない。まあ10分ぐらいかな。

「前2作と同じ」という表現を何度も使っているが、大きく違っているのは、前2作でヒロインを演じたミーガン・フォックスが降板した 点だ。
あるインタビューで彼女がマイケル・ベイをヒトラーになぞらえて批判したことから、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグが 激怒し(彼はユダヤ系のアメリカ人)、降板を余儀なくされたのだ。
そのため、シナリオが変更され、新ヒロインが投入された。

しかし、その新ヒロインのカーリーは、まるで存在意義を発揮できていない。彼女が人質にされてサムがスパイ活動を命じられるという 展開があるのだが、その意味が全く無い。サムがオプティマスたちの情報を流すまでもなく、オートボットは宇宙船で発射され、それを スタースクリームが撃墜しているのだ。
で、スパイ活動の意味が無いってことは、カーリーが人質にされる展開も必要性が無いってことになる。カーリーを活用するために、 無理矢理に用意された展開のようにしか感じられない。
でも、そこまで無理をしてカーリーを物語に絡めようとしているけど、やっぱり存在意義は無いのだ。
あえて言うなら、「娯楽映画にはヒロインが必要だという、ハリウッド映画の暗黙のルールを成立させるため」というところに存在意義を 見出すしかない。
終盤に入り、オプティマスが危機に陥ったところで、カーリーに「メガトロンを挑発してセンチネルを襲わせる」という役回りを担わせて いるけど、これも強引だし、別に要らないなあ。

そもそも、オプティマスの危機にメガトロンが助っ人として駆け付けるという展開自体、テンションが上がらないのよね。
メガトロンがオプティマスと仲間になったのならともかく、そうじゃないんだから。
そんでもって、メガトロンから休戦協定を提案されたオプティマスは拒絶し、いきなり襲い掛かる。
自分を助けてくれた相手を問答無用で攻撃しちゃうから、なんかオプティマスが嫌な奴に見えちゃう。
いいのか、そんなクライマックスで。

(観賞日:2012年4月26日)


第32回ゴールデン・ラズベリー賞

ノミネート:最低作品賞
ノミネート:最低助演男優賞[パトリック・デンプシー]
ノミネート:最低助演女優賞[下着モデル(別名はロージー・ハンティントン=ホワイトリー)]
ノミネート:最低スクリーン・アンサンブル賞[『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の全キャスト]
ノミネート:最低監督賞[マイケル・ベイ]
ノミネート:最低スクリーン・カップル賞[シャイア・ラブーフ&下着モデル(別名はロージー・ハンティントン=ホワイトリー)]
ノミネート:最低脚本賞

 

*ポンコツ映画愛護協会