『スクービー・ドゥー』:2002、アメリカ&オーストラリア
ミステリー社のフレッド、ダフネ、シャギー、ヴェルマ、それにシャギーの相棒である犬のスクービー・ドゥーは、深夜のオモチャ工場に 出没するルナ・ゴーストを退治した。バメラ・アンダーソンが警官隊とマスコミ、それにフレッドのグルーピーを引き連れてオモチャ工場 に乗り込み、お礼を述べた。記者から成功の秘訣を問われたフレッドは、「常にチームワークを大切にする心と、周到な作戦かな」と話す 。実際に作戦を立てたヴェルマは、手柄を自分のものにするフレッドの発言に不快感を抱いた。
フレッドはルナ・ゴーストのキグルミを脱がし、正体が工場管理人のスミザースだと明かす。パメラにデートを断られたのが、犯行の理由 だった。工場を後にしたフレッド、ダフネ、ヴェルマが言い争いを始めるので、シャギーに仲裁に入る。だが、フレッドたちは「辞める」 と口々に言い、唖然とするシャギーを残してバラバラに立ち去った。シャギーとスクービーだけが、ミステリー社に取り残された。
2年後。探偵稼業を休止しているシャギーとスクービーの元に、モンダヴェリアスという男から、彼が営むスプーキー・アイランドという 恐怖のテーマパークへの招待状が届く。シャギーたちは配達人に、「探偵は辞めたんだ」と告げる。配達人は「モンダヴェリアスを 悩ませているミステリーを解決すれば1万ドルの報酬」と言うが、それでもシャギーの気持ちは変わらない。飛行機代とホテル代が無料 だと言われても断ったシャギーだが、「食べ放題」という言葉に反応し、スプーキー・アイランドへ行くことにした。
モンダヴェリアスはシャギー&スクービーだけでなく、フレッド、ダフネ、ヴェルマも招待していた。空港でフレッドとヴェルマを見た ダフネは、露骨に不快感を示す。そこにシャギーが現れ、久々の再会を喜んだ。大型犬は飛行機に乗せられないので、スクービーは服を 来て人間の女性を装っている。だが、誰が見ても犬だった。シャギー以外の3人は渋い表情を浮かべ、飛行機に乗り込んだ。シャギーは 機内でメアリー・ジェーンという女の子と知り合い、一目惚れする。
スプーキー・アイランドに到着したフレッドたちは、出迎えに来ていたモンダヴェリアスと会った。彼は「ここに来る若者たちに、誰かが 呪いを掛けているらしい」と言い、島に来る時は元気で明るかった若者たちが、去る時には全員が凶暴な性格に変貌しているのだという。 フレッド、ダフネ、ヴェルマは「自分が解決する」とライバル心を剥き出しにする。夜になると生贄ショーが行われ、フレッドとヴェルマ も客に混じって見物する。進行役のヌゴー・タウナは、「モンダヴェリアスが島にテーマパークを作り、悪霊を呼び覚ました。悪霊は 怒っている。必ず恐ろしい復讐を実行するだろう」と語った。
シャギーとスクービーは、メアリーと一緒にカフェへ足を向ける。スクービーは知らない男からの電話を受け、「贈り物がある。誰にも 気付かれないように、真っ暗な森を歩いて行け。そこにハンバーガーがある」と告げられる。スクービーは喜んで森へ入る。シャギーは メアリーにクレーン・ゲームで取った人形をプレゼントする。ダフネは浜辺の小屋でブードゥーの儀式を行っている呪術師に声を掛け、 若者が変貌する理由について尋ねる。呪術師は「恐ろしいことが起きる前に島を去れ。何があってもスプーキー城へは行くな」と警告する が、ダフネは微笑を浮かべて「城に罠を仕掛けてあるんでしょ。確かめるわ」と告げる。
スクービーは森で怪物に襲われるが、偶然にも追い払うことに成功する。スクービーはシャギーの元へ戻って「怪物が出た」と知らせるが 、まるで信じてもらえない。ダフネはシャギーとスクービーを誘い、城へ行こうとする。シャギーもスクービーも、怖がって拒絶した。 しかしスクービーはスクービー・スナックに釣られて同行を了解し、シャギーも一人になるのが嫌で付いて行く。城に入ると、先客として フレッドとヴェルマも来ていた。みんなは手分けして城を調べることにした。
城は閉鎖されたアトラクションだが、実は小人が残って管理していた。侵入者の存在を知った小人は、装置を動かしてフレッドたちを襲う 。フレッドとヴェルマは、小人が装置を動かしていた部屋を発見する。しかし小人は姿を隠していた。フレッドが適当にボタンを押すと、 モニターには若者言葉を学ぶための研修用ビデオが写し出される。ヴェルマは「ここは洗脳のための施設みたいね」と口にした。
ある部屋に入ったダフネは、開閉する三角錐の置物を見つける。ダフネは閉じ込められそうになるが、間一髪で逃げ出し、シャギーと スクービーの元へ行く。小人がボタンを押して警報を鳴らしたので、フレッドたちは慌てて逃げ出そうとする。だが、生贄ショーの出演者 である覆面レスラーのザルコスが手下を率いて城にやって来たので、彼らは展示品に化けてやり過ごした。小人はザルコスに、「秘宝が 盗まれました」と報告した。
城を脱出したフレッドたちはモンダヴェリアスの元へ行き、「手掛かりを見つけました」と秘宝を見せる。そして、事件の首謀者の可能性 がある人物として、ヌゴー・タウナ、ブードゥーの呪術師、モンダヴェリアスの3人を挙げた。フレッドたちは手分けして調査を進める ことにした。バーで秘宝を調べ始めたヴェルマは、1人の青年から声を掛けられ、過去を語り出す。彼女は青年に、スクービーの甥で 傍若無人なスクラッピー・ドゥーが一緒だったこと、車から追い出したことを話す。
フレッドやダフネたちがバーへ戻って来たところへ、数匹の怪物が襲ってきた。フレッドとヴェルマは怪物に緑の息を浴びせられて失神し 、数名の若者たちと一緒に連れ去られた。ダフネはンゴーが奪おうとした秘宝を鞄に入れ、シャギー、スクービー、メアリーと共に逃走 する。ダフネは怖気付くシャギーを叱り、怪物たちの後を追う。メアリーは沿岸警備隊に連絡し、助けを求める。連絡を受けた隊員は 「すぐに巡回船を向かわせます」と告げるが、実は敵の一味だった。
翌朝、ダフネたちが目を覚ますと、昨晩の騒動で怪物に破壊されたはずのホテルが元に戻っていた。若者たちは何事も無かったかのように 、平然と過ごしている。ダフネたちは、手分けしてフレッドとヴェルマを捜すことにした。シャギーとスクービーは、若者たちと楽しく 過ごしているフレッドを発見する。だが、フレッドは別人のような性格になっており、シャギーたちのことも覚えていなかった。フレッド と若者たちは緑の息を吐き、逃げ出すシャギーとスクービーを追い掛けた。ダフネはザルコスに捕まり、秘宝を奪われた。
シャギーとスクービーは怪人的能力を使うフレッドたちから逃げるため、四輪バギーを走らせる。途中でメアリーと遭遇し、シャギーは 彼女を後ろに乗せる。スクービーはメアリーの顔が怪物に変貌した瞬間を目撃し、「彼女はマスクを被ってる」とシャギーに知らせる。 だが、シャギーは全く信じず、スクービーと仲違いを始める。スクービーは床に開いた穴から落下した。シャギーはメアリーが止めるのも 聞かず、自ら穴に落ちてシャギーを助けに向かう。
シャギーは魂だけになっているヴェルマを発見し、彼女を救い出した。ヴェルマは地上へ飛び出し、自分の肉体に戻った。彼女に憑依して いた怪物は外に放出され、太陽の光を浴びると弾けて消えた。続いてシャギーは、フレッドとダフネの魂も救い出す。ダフネを元に戻した ヴェルマは、「奴らは昼間に活動するため、私たちの体が必要なのよ」と説明する。だが、ダフネの体に入ったのは彼女の魂ではなく、 フレッドの魂だった。そしてフレッドの肉体には、ダフネの魂が飛び込んだ。3人が森で合流したところへ、シャギーが盗み出した秘宝を 持って現れた。すると4人の魂は不安定になり、たちまち別の肉体に入り込んでしまう。
何とか元の状態に戻った4人は、浜辺にいた呪術師から「奴は悪魔到来の儀式を始めるつもりだぞ」と聞かされる。ヴェルマは秘宝を開き 、そこに古代文字で儀式の方法が記されているのを確認した。最も純粋な魂が生贄となり、儀式は完成するのだ。呪術師は「儀式が完了 したら、それから一万年は悪霊たちが地球を支配することになる」と話す。フレッドたちは、スクービーの魂が生贄として使われることを 確信し、モンダヴェリアスが黒幕であることに気付く…。監督はラジャ・ゴズネル、キャラクター創作はハンナ・バーベラ・プロダクションズ、原案はクレイグ・ティトリー&ジェームズ・ガン、 脚本はジェームズ・ガン、製作はチャールズ・ローヴェン&リチャード・サックル、共同製作はアラン・G・グレイザー、製作協力は シェリル・ベンコ&スティーヴン・ジョーンズ&フィリップ・A・パターソン、製作総指揮はロバート・エンゲルマン&アンドリュー・ メイソン&ケリー・スミス=ウェイト&ウィリアム・ハンナ&ジョセフ・バーベラ、撮影はデヴィッド・エグビー、編集はケント・ベイダ 、美術はビル・ボース、衣装はリーサ・エヴァンス、視覚効果監修はピーター・クロスマン、音楽はデヴィッド・ニューマン、音楽監修は ローラ・Z・ワッサーマン。
出演はフレディー・プリンゼJr.、サラ・ミシェル・ゲラー、マシュー・リラード、リンダ・カーデリーニ、ローワン・アトキンソン、 ミゲル・ヌネズJr.、アイラ・フィッシャー、スティーヴン・グリブズ、スタン・フレイジャー、DJホミサイド、マーフィー・ カーグス、マーク・マクグラス、ロドニー・シェパード、サム・グレコ、チャールズ・カズンズ、クリスチャン・シュミット、ニコラス・ ホープ他。
ハンナ・バーベラ・プロダクションズ制作の同名TVアニメを基にした作品。
スクービーはCGで描かれている。
トロマ出身のジェームズ・ガンが脚本を担当し、『ホーム・アローン3』『25年目のキス』のラジャ・ゴズネルが監督を務めている。
アニメ版は、日本では『弱虫クルッパー』のタイトルで短期間だけ放送されたこともある。
アメリカでは1969年に第1シリーズの放送が開始され、1988年から1991年に掛けての第8シリーズで一度は放送が途絶えていたが、本作品 が公開された2002年に第9シリーズの放送が開始された(その後もシリーズは続いている)。フレッドをフレディー・プリンゼJr.、ダフネをサラ・ミシェル・ゲラー、シャギーをマシュー・リラード、ヴェルマをリンダ・ カーデリーニ、モンダヴェリアスをローワン・アトキンソン、ブードゥー教の司祭をミゲル・ヌネズJr.、メアリー・ジェーンをアイラ ・フィッシャーが演じている。アンクレジットだが、パメラ・アンダーソンが本人役で出演している。
ザルコス役は格闘家のサム・グレコだが、最後まで覆面姿だから、別にスタントマンがやってもいいんじゃないかと思ってしまう。
しかもプロレス的なアクションをやらせているんだから、だったら普通にプロレスラーを起用すれば良かったんじゃないの。基になったアニメーション作品は北米で長寿番組であり、誰もが知っていると言ってもいいぐらい有名な作品のようだ。日本で言えば、 『ドラえもん』とか『ちびまる子ちゃん』みたいな感じなんだろうか。
それぐらい超有名な作品が原作だからなのか、何の説明も無いまま、どんどんストーリーを進めていく。
キャラクター紹介とか、相関関係の説明とか、世界観に入り込ませるための序奏とか、そういう手順はバッサリと省略している。
最初のエピソードをやった後で説明するのかと思ったら、そのまま進めている。原作についての知識が乏しい私は、映画が始まると、いきなり深夜のオモチャ工場で「ルナ・ゴースト」なる敵を退治するために4人と 1匹が奮闘しているところで、ちょっと戸惑いを感じてしまった。
まるで前作を受けての続編のような入り方に感じたからだ。
前述したように、もう完全に「皆さんは原作アニメ版を見たことがあるはずから説明は不要でしょ」というスタンスなのね。
っていうか、ルナ・ゴーストがどういう敵なのか、何の目的でオモチャ工場に出没するのかも分からないままなので、続編だったとしても 、やはり説明不足だとは思うけどさ。だけど、原作アニメを知っている観客が大半だったとしても、やはり実写版としては第1作なわけだから、それなりの説明はすべきだと 思うんだけどなあ。
これが「TVシリーズの劇場版」ということなら、ちょっと事情が違って来るんだけどさ。
しかも、序盤からチームが解散するエピソードをやっちゃうんだよな。
それは原作を知っているから説明は不要とか、そういう問題じゃない。観客の大半が原作を知っていたとしても、この構成には大いに問題 がある。
『ドラえもん』で例えるなら、ドラえもんが未来へ帰ってしまうエピソードから始めるようなもんだぜ。
そう考えると、「そりゃ違うんじゃないか」と思うでしょ。あと、そのチーム解散の流れも、すげえ強引だぞ。
工場を出たヴェルマが手柄を横取りしたフレッドに文句を言い、さらわれる役ばかりさせられるダフネも愚痴る。で、ヴェルマはダフネ から嫌味を言われて腹を立てる。そんな中でシャギーが「このグループに要らない人間なんて存在しない。俺たちはとびきりのバナナ パフェみたいなもの。フレッドは大きいバナナ、ダフネはアイス、ヴェルマはたっぷりと掛かった甘酸っぱいソース」と仲直りさせようと するが、ヴェルマは「その例え、良く分かったわ。辞める」と言い出し、ダフネが「私も辞めようと思ってたのに」と言い、フレッドが 「僕も辞める」と口にする。
ワケが分からん。
どう考えたって、チーム解散のきっかけになるような出来事なんて無かっただろ。言い争いが激しくなって、みんなが「もう辞める」と 言い出す流れなら分かるけどさ。
むしろ、シャギーが仲裁に入って、怒りが収まるという流れでしょ、そこは。
たぶん、「普通なら仲直りする流れだけど、あえて逆を行って解散させる」という意外性を狙っているんだろうとは思うけど、まるで 上手く行っていない。2年後に移ると、シャギーとスクービーは「もうミステリーの解決は嫌だ、恐怖とか呪いと名の付く場所も勘弁してほしい」ということで 探偵稼業から完全に身を引いているのだが、なぜなのか良く分からない。
その2年間の間に、シャギーとスクービーだけで色々な仕事をする内、探偵稼業に嫌気が差してしまったという裏設定でもあるんだろう けど、それは裏設定じゃ困るんだよな。
足を洗っているのなら、どういう事情なのか、もっと分かりやすく説明する必要がある。
そこは原作を知っているか否かは関係なく、必要な作業だと思うぞ。
長い尺を使わなくても、セリフや短い映像で説明するだけでもいいからさ。2年後にフレッド、ダフネ、ヴェルマが再会すると、すっかり険悪な状態になっているけど、ちっともスムーズじゃない。
そもそもさ、原作アニメを実写映画化するという企画で、なんで「険悪になってバラバラの状態に」というところから話を始めようと するのか、その感覚は理解不能。
普通に「ミステリー社の仲良しグループとして事件解決に当たる」という形でいいでしょうに。
険悪になっている状態で話を始めると、キャラクターの魅力、チームとしての魅力を描く上で、デメリットしか無いように思えるん だけど。上述したように、明らかに「原作アニメを見ている人が観客」ってのを前提として作られている映画なのに、ミステリー社が解散している ところから始めるのは、そういう原作ファンに対する意識が欠けている構成に思えてしまう。
それにさ、どうせ2年後に入ってしばらくすると、フレッドたちはあっさりと仲良くなっているんだよな。
それも、何か明確なきっかけがあって和解するという展開じゃなくて、何となくヌルッと仲良くなっている。
最初に解散させた意味、効力を全く感じないのよ。あと、さらわれる役回りばかり担当していたダフネが2年後には武術の黒帯を取得して格闘アクションをやるようになっているとか、 そういうのも原作ファンからすると、「イメージと違う」ってことになるんじゃないかと。
シャギーとヴェルマが、それぞれ別の異性とカップルになるのも、原作ファンからすると「ヴェルマはシャギーに好意を持っているん じゃないのか」と違和感を覚えるんじゃないかと。
なんかね、原作を意識しているのか、原作を改変して単独の作品として楽しめるように仕上げようとしているのか、その辺りのサジ加減 が中途半端に感じられるんだよな。2年後の主な舞台はスプーキー・アイランドというテーマパークだが、まさにテーマパーク映画といった様相を呈してくる。用意した アトラクションを見せたいんだろうなあというのが、強く伝わって来る。
「ストーリー?ドラマ?それって、つおい?」と言った感じだ。ミステリー社の面々がテーマパークの仕掛けにビビって逃げ回ったり、 仕掛けを止めようとしたりという様子が描かれる。
なるほど、それならチームとしてのコンビネーションとか、チームワークとか、そんなのを描く必要も無いわけだ。
人を見せたいんじゃなくて、アトラクションを見せたいのであって、フレッドたちは、そのための道具に過ぎないわけだから。だけど、アトラクション映画として作るなら、そういうことで徹底すりゃあ、それはそれで良かったんじゃないかと思うのよ。
ところが、すぐにアトラクション映画としての時間帯は終了し、フレッドとヴェルマが若者言葉の研修用ビデオを見るという展開で、脇道 に逸れてしまう。
シャギーとスクービーがゲップ&オナラ合戦を始めるのも、これまた余計な脱線。そういうユルいネタをやっている暇があったら、もっと アトラクションを見せた方がいいんじゃないかと。
逆に、そういうユルい笑いを見せたいのであれば、アトラクション映画としての色付けは邪魔になるし。秘宝を調べ始めたヴェルマは若者に「そういうの、好きみたいだね」と言われ、「ミステリーを解こうとしていると昔を思い出すわ」と 遠い目になる。
で、ミステリー社の面々がバンで移動している回想シーンに入り、スクラッピー・ドゥーが初登場する。
それは彼を登場させるやり方として、あまりにも不器用すぎる。もっと上手いやり方が他に幾らでもあったはずだろ。
そこで急にスクラッピー・ドゥーが登場するのは、不自然極まりない。それまでスクラッピーの存在なんて、セリフでも言及されて いなかったんだし。唐突に1シーンだけスクラッピー・ドゥーを登場させるのは、終盤に「実はモンダヴェリアスはロボットで、その中に入って操っていた真 の黒幕はスクラッピー・ドゥー」という展開が待ち受けているからだ。
つまり伏線を張っているってことなんだけど、そりゃ伏線の張り方が下手すぎるだろ。
あと、TVシリーズではミステリー社の仲間だったスクラッピーを悪役にしちゃってるのも、原作ファンに対する配慮に欠けた設定だろ。
もうさ、原作ファンを取り込みたいのか、そうじゃないのか、どっちなんだよ。(観賞日:2013年7月17日)
第23回ゴールデン・ラズベリー賞(2002年)
ノミネート:最も空虚なティーン向け作品賞
ノミネート:最低助演男優賞[フレディー・プリンゼJr.]
第25回スティンカーズ最悪映画賞(2002年)
受賞:【最悪な総収益1億ドル以上の作品の脚本】部門
受賞:【最も苛立たしい非人間キャラクター】部門[スクラッピー・ドゥー]ノミネート:【最も痛々しくて笑えないコメディー】部門
ノミネート:【最悪なTV番組の復活】部門
ノミネート:【最悪のグループ】部門[おせっかいなガキども]
ノミネート:【最も苛立たしい非人間キャラクター】部門[新しくて改良されていないコンピューター製のスクービー・ドゥー]
ノミネート:【最も気が散るセレブのカメオ出演】部門[パメラ・アンダーソン]
ノミネート:【最もでしゃばりな音楽】部門