『ダイバージェントFINAL』:2016、アメリカ
箱が解放され、フェンスの外の住人を名乗る女は人々に「フェンスの外は戦争で廃墟になった。失われた人間性を取り戻すことを願い、街や派閥システムを作った。それを超える存在であるダイバージェントが、いずれ現れる。それが実験の真の目的。ダイバージェントこそが人類存続の鍵」と説明した。彼女は「皆さんを隔離から解放する時が来ました」と口にしたが、イヴリンはフェンスを封鎖して外へ脱出しようとする人々の行動を阻止した。
イヴリンはジェニーンの共謀者たちを裁判に掛けることを決定し、その場には大勢の住民が集まった。ジャック・カンは集まった人々に対して「ジェニーンに騙されていた。これからも公正さを追求し、街の再起に努めたい」と訴えて喝采を浴びた。彼はマックスに自白剤を注射し、尋問を始めた。マックスはジェニーンたちによる殺戮行為を「抵抗する羊は始末する」と正当化し、多くの住民たちは「殺せ」と叫ぶ。ジョアンナは反対するが、イヴリンは「皆さんの声に従います」と告げてカンにマックスを射殺させた。ジョアンナはイヴリンのやり方を受け入れず、仲間たちを伴って立ち去った。
トリスは拘束されているケイレブから助けを求められるが、冷たく無視した。フォーはイヴリンから指示に従わないトリスの説得を要請され、「街を出ようとする者を止められると思うのか?」と告げる。フォーはトリスの意志を汲み取り、ケイレブを牢から出して始末したように偽装した。3人が車でフェンスへ向かおうとすると、ピーターが現れて自分も連れて行くよう要求した。彼が人を呼ぼうとしたので、トリスたちは仕方なく車に乗せた。
フォーはケイレブの護送を装ってゲートを抜けようとするが、許可証の提示を求められる。そこへクリスティーナが駆け付けて許可証を見せ、車に同乗した。エドガーはフォーがケイレブを逃がしたという知らせを受け、急いで捕まえに行く。ゲートから去るトリスたちの車を見たエドガーは、「反逆だ。撃ち殺せ」と部下たちに命じた。トリスたちは森に入り、トーリと合流した。一行はワイヤーでフェンスを登ろうとするが、イヴリンが電流を流していた。
フェンスへエドガーたちがやって来るが、トリスはフォーの援護を受けて電流装置を爆破した。一行はフェンスを登り切るが、トーリがエドガーに射殺される。他の面々がフェンスの外へ出ると、荒廃した大地が広がっていた。5人が生存者を見つけるため移動していると、エドガーとホリスの車が現れた。フォーはホリスを始末し、他の面々と共に逃走した。すると見えない偽装壁が開き、その向こうには武装した集団が待ち受けていた。彼らはエドガーの車を弾き飛ばし、偽装壁を閉じた。
集団を率いる男はトリスたちに、「未来へようこそ。待っていたよ」と告げる。トリスたちは汚染から守ってくれるプラズマ・グローブに包まれ、空飛ぶ車に乗って遺伝子繁栄推進局へ移動した。局員のマシューはトリスたちに挨拶し、除染装置へ導いた。除染を終えたトリスの腕にはバーコードが印字されるが、それは他の面々と異なっていた。5人が再合流するとモニターが起動し、21世紀初頭に科学者たちがヒトゲノムを編集する方法を生み出したこと、人間の欠陥を無くす試みが人間性まで奪ったことが説明された。
「文明の崩壊後、遺伝子操作されていない者たちが遺伝子繁栄推進局を創設した。シカゴ・オヘア空港は遺伝子を純粋状態に戻す実験を監視するためだ。実験に選ばれたのがシカゴだ」という解説があった後、マシューがトリスたちに施設を案内した。施設には周辺部の住人が暮らしており、監視映像を通してトリスたちの存在を知っていた。トリスは「箱を開けた者だから」という理由で、デイヴィッド局長の元へ呼び出された。
トリスが「シカゴの現状を?」と尋ねると、デイヴィッドは「承知している。博学が混乱を招いたが心配ない。損傷者(ダメージド)を救う」と語る。彼は「周辺部にいる損傷者を安全なシカゴへ移せば遺伝子的に回復した人間が生まれる。本来の姿である純粋者(ピュア)は君だけだフォーもケイレブよりは軽度だが損傷者だ。君を解明できれば損傷者の治療も可能だろう」と語り、評議会がトリスに可能性を見出せば全てが変わると言う。彼は「母の言葉なら信じるだろう。ナタリーは周辺部で生まれ、遺伝子繁栄推進局に救われた」と告げると、ナタリーの記憶映像を見せた。ナタリーと仲間がフリンジャーズと呼ばれる集団の襲撃を受け、遺伝子繁栄推進局の兵士たちに救われる映像をトリスは目にした。
デイヴィッドが「ナタリーは街へ行くことを志願した。実験を信じて身を投じた。君の奇跡を再現できると評議会が納得すれば、彼女の悲願は叶う」と語ると、トリスは協力を承諾した。デイヴィッドがトリスのデータを確認する部屋には入室制限があり、フォーは入ることが出来なかった。ピーターとケイレブは局員のレジーナから、シカゴの監視業務を指示された。フォーは兵士のニータから、訓練を指示された。ニータはヘッドギアでドローンを操作し、周囲の状況を3D映像で見る方法を教えた。
ジョアンナは勇敢の一部と手を組み、「忠誠者(アリージェント)と名乗るようになっていた。イヴリンは部隊を率いて忠誠者の元へ乗り込むが、ジョアンナは予期して戦いの準備を済ませていた。彼女は話し合いで解決しようとするが、エドガーが忠誠者の1人を撃ち殺したことで戦いが勃発した。その様子を見たケイレブは、慌てて監視装置から飛び出した。トリスは評議会を説得すると言うデイヴィッドを信頼していたが、フォーは懐疑的だった。局の兵士がナタリーを救ったという話にも、彼は不審を抱いていた。
フォーはニータに、周辺部へ連れて行ってくれと頼んだ。部隊はフォーリンデール居住地へ行き、隊長のロミットは「任務は出来るだけ多くの子供たちを救うことだ。止むを得ない場合は武器を使え」と指示した。部隊が降り立つと、居住地の人々は一斉に逃げ出す。フォーは父親と共に逃げる少年を見つけ、後を追う。すると兵士が子供を捕まえようと襲い掛かり、抵抗する父親を射殺した。フォーが動揺していると、ロミットは任務だけを遂行するよう要求した。
施設へ戻ったフォーは、連行された子供たちがガスを吸わされる様子を目撃した。ニータはフォーから「あれは何だ?」と問われると、「ワクチンよ」と答えた。フォーが少年に話し掛けると、彼は殺された父親のことを覚えていなかった。ガスはワクチンではなく、記憶を消去するために噴霧されていたのだ。ニータはフォーに「略奪じゃないか」と非難されても悪びれず、「記憶を消して遺伝子繁栄推進局で育て直すのが目的だ」と告げた。
ジョアンナは大勢の仲間を殺されたが、残った面々を集めてイヴリンと戦うことを宣言した。その様子を観察していたケイレブは映像をフォーに見せ、「リアルタイムの監視システムは素晴らしい」と能天気に言う。フォーは戦争を止めようと考え、トリスに「ここを出よう。君は騙されてる。デイヴィッドは子供を略奪してる。一緒にシカゴへ来てくれ」と告げる。しかしトリスはデイヴィッドを信頼しており、一緒に評議会のあるプロビデンスへ行くことを選択した。
ロミットはフォーに、「シカゴまで警護しよう。故郷へ戻ることは禁じられていない」と告げる。マシューは「一緒に行こう」と告げ、フォーやロミットの部隊に同行して輸送機に乗り込んだ。マシューはフォーに「シカゴへは行かない」と言い、ロミットたちの狙いが抹殺にあることを知らせた。フォーは部隊に襲い掛かり、マシューの協力も得て一掃した。飛行機は墜落するが、フォーとマシューは助かった。フォーはトリスへの伝言をマシューに託し、シカゴへ向かった…。監督はロベルト・シュヴェンケ、原作はヴェロニカ・ロス、脚本はノア・オッペンハイム&アダム・クーパー&ビル・コラージュ、製作はダグラス・ウィック&ルーシー・フィッシャー&プーヤ・シャーバジアン、製作総指揮はトッド・リーバーマン&デヴィッド・ホバーマン&バリー・ウォルドマン&ニール・バーガー、共同製作はジョン・ワイルダーマス&チャーリー・モリソン、製作協力はデビ・ボッシ&ジュリア・T・エネスク、撮影はフロリアン・バルハウス、美術はアレック・ハモンド、編集はスチュアート・レヴィー、衣装はマーリーン・スチュワート、視覚効果監修はシュテフェン・ファンクマイアー、音楽はジョセフ・トラパニーズ、音楽監修はランドール・ポスター。
出演はシェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ジェフ・ダニエルズ、ナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、マイルズ・テラー、アンセル・エルゴート、ゾーイ・クラヴィッツ、マギー・Q、レイ・スティーヴンソン、メキ・ファイファー、ダニエル・デイ・キム、ビル・スカルスガルド、レベッカ・ピジョン、ザンダー・バークレイ、キーナン・ロンズデール、ジョニー・ウェストン、ナディア・ヒルカー、アンディー・ビーン、ジョセフ・デヴィッド=ジョーンズ、アシャレイ・シャッド、ジョシュ・デュヴェンデック、パリサ・ジョンストン、ビリー・フォー・ジョンストン、マイケル・クリストファー・ロドニー他。
ヴェロニカ・ロスのヤング・アダルト小説を基にしたシリーズ第3作。原作は『ダイバージェント3 忠誠者』。
監督は前作に引き続き、ロベルト・シュヴェンケが担当。脚本は『メイズ・ランナー』のノア・オッペンハイムと、『エクソダス:神と王』『トランスポーター イグニション』のアダム・クーパー&ビル・コラージュによる共同。
トリス役のシェイリーン・ウッドリー、フォー役のテオ・ジェームズ、ピーター役のマイルズ・テラー、ケイレブ役のアンセル・エルゴート、クリスティーナ役のゾーイ・クラヴィッツ、トーリ役のマギー・Q、マーカス役のレイ・スティーヴンソン、マックス役のメキ・ファイファー、ナタリー役のアシュレイ・ジャッドは、1作目から続投のキャスト。
イヴリン役のナオミ・ワッツ、ジョアンナ役のオクタヴィア・スペンサー、カン役のダニエル・デイ・キム、ユライア役のキーナン・ロンズデール、エドガー役のジョニー・ウェストンは、2作目からの続投。
他に、デイヴィッドをジェフ・ダニエルズ、マシューをビル・スカルスガルド、サラをレベッカ・ピジョン、フィリップをザンダー・バークレイ、ニータをナディア・ヒルカー、ロミットをアンディー・ビーンが演じている。まるで最終作のような邦題が付けられているが、実は『トワイライト』シリーズと同じく、原作の3作目だけは分割して製作されている。
つまり次の第4作が最終作という予定で、ライオンズゲートやサミット・エンターテインメントは製作した。
しかし本作品が酷評を浴びて興行収入も今一つだったため、ライオンズゲートはテレビ映画に切り替える方針へ傾いた。
ところが肝心のシャイリーン・ウッドリーがテレビ映画への出演を拒否すると断言し、最終作は幻となった。その1点だけでも、この映画は相当に厳しい評価となることが確定していると言っていいぐらいだ。
何しろ、物語が完結しないのだから。
「これから最終決戦」という辺りまで話を進めておいて、そこで放り出されてしまうのだ。
まるで週刊少年ジャンプで打ち切りを食らった連載漫画が、「俺たちの戦いは、これからだ」と主人公に叫ばせて終わっちゃうようなモノだ。
まあ実際に打ち切りみたいなモノだから、そうなっちゃうのも当然だけどね。ケイレブは前作でトリスを裏切り、彼女を抹殺しようとするジャニーンの部下になった。
今回の冒頭で「実は」という事情が明かされるような展開は無く、ホントにただ妹を裏切って敵側へ寝返っただけだったことが明確になる(まあ前作で既に明確だったけど)。
なので、今さら「処刑されたくないから助けてくれ」とトリスに懇願されても、「いや死ねよ」と言いたくなる。
今回はトリスに助けてもらった恩義があるからなのか、終盤に彼女に協力して行動するが、「だったら前作での裏切りは何だったのか」と言いたくなる。
このシリーズ、行動に一貫性の無い連中ばかりが出て来るのよね。
だから皮肉なことに、その場に応じて「自分の利益に繋がりそうな奴」の側へコロコロと立場を変えるピーターが、ある意味では最も芯の通ったキャラになっている。最初にトリスがフェンスの外へ出ようとした時点では、車に乗っているのはフォーとケイレブだ。
そこへピーターが現れ、脅しを掛けて同乗する。ゲートを抜けようとする時には、クリスティーナが許可証を持って同乗する。
「たまたまピーターが現れる」とか、「たまたまクリスティーナが許可証を持っている」という都合の良さを置いておくなら、その2人は「加わるための手順」がある。
しかしトーリに関しては、「森に行ったら彼女がいる」という処理が雑。しかもトーリって、すぐに殺されちゃうので「何のために合流したんだよ」と言いたくなる。
「仲間で1人ぐらいは、脱出する時に死んだ方がいいんじゃね?」という軽い考えで、適当に殺されているだけでしょ。だからトーリが死んでも、何の悲劇性も無い。
しかも困ったことに、こっちが何も感じないだけでなく、トリスたちもトーリの死を全く引きずらないのだ。
もちろん殺された時はショックの反応を見せるが、フェンスの外へ出た途端、すっかり忘れている。
なのでトーリは完全に「無駄死に」だし、繰り返しになるけど、ホントに何のために出て来たのかサッパリ分からない。「閉鎖された世界の外には、実は大勢の人々が暮らしていた」とか、「そいつらの監視下で主人公たちが実験材料になっていた」とか、「主人公の味方みたいな発言をする外の連中が、実は利用することしか考えていない悪党だった」とか、この作品で新たに登場する設定は、何もかもが「どこかで見たような」と思わせるモノばかりだ。
だか、そこを今さら言い出しても仕方がない。
このシリーズは過去の作品から拝借したネタを寄せ集めて作られているので、そこに新鮮味を求めちゃいけない。
それに、過去作の要素の寄せ集めだからって、それが必ずしもダメというわけではない。
このシリーズのダメなトコは、そういう問題ではないのでね。遺伝子繁栄推進局はフェンス内の街や派閥システムについて、「実験」と説明している。
だが、なぜ閉鎖した街が必要だったのか、なぜ派閥システムが必要だったのか、それで具体的に何を分析しようとしているのかはサッパリ分からない。
理由は簡単で、最初から細かいトコまで設定を考えていないからだ。
急にフリンジャーズと呼ばれる集団が登場するけど何のことだかサッパリ分からんし、それについてトリスが何も質問しないのも不可解。
そういうトコの処理も、すんげえ適当だ。ニータがフォーに「訓練よ」と言って銃を撃たせるので「何のためなのか」と思っていたら、周辺部の子供たちを連行する任務のシーンが登場する。
そんな任務があることを、そこで初めて知らされる。
ピーターとケイレブの監視業務も同様だ。こいつらが施設で暮らすだけでなく、仕事も担当させられるってことが、そこまでにキッチリと示されていないのだ。
遺伝子繁栄推進局や外の世界に関する説明が恐ろしく雑で、色んなことが後付け状態になっている。ジョアンナはイヴリンの部隊が来ると、「私は平和の生まれじゃない。信じる物のためなら戦う準備は出来ている」と言い、武器も用意している。
もはや平和という派閥のリーダーだった設定が完全に崩壊しているが、「もう平和じゃなくて忠誠者だし」ってことだからOKなのね。
まあね、どうせ今に始まったことじゃなくて、派閥の設定なんて既に崩壊していたからね。
いや崩壊していたっていうか、最初から上手く機能させられていなかったからね。ケイレブはイヴリンの部隊が忠誠者グループを攻撃する様子を見て、慌てて監視装置から飛び出す。
レジーナにでも知らせに行ったのかと思っていたが、その後の動きが全く無い。そしてケイレブも、何も無かったかのように普通に過ごしている。
かなり時間が経ってから、ケイレブがジョアンナの戦闘宣言をフォーに見せて「リアルタイムの監視システムは素晴らしい」と能天気に言うけど、じゃあ慌てて飛び出した行動は何だったのかと。
戦闘を知ったのなら、一刻も早く誰かに伝えるべきだろうに。1作目と2作目において、トリスは周囲の人間の裏切りや欺きを幾つも体験してきたはずだ。
それなのに、「ナタリーの記憶映像を見た」という言い訳があるにせよ、デイヴィッドの言葉を全面的に信じるってのは、あまりにも愚かしい。もうデイヴィッドなんて、登場した時から「いかにも胡散臭い」という匂いがプンプンと漂っているのに。
フォーの説得さえ無視してデイヴィッドへの信頼を貫くんだから、どんだけバカなのかと。
1作目と2作目でも単細胞の女だったけど、何も変わっちゃいない。
っていうか、そこでの経験から何も学習していないんだから、余計に酷くなってるぞ。
こんなヒロイン、どうやって応援しろっていうのか。無理だよ。「派閥の争い」という要素を使えなくなって、それに代わるようなネタを用意する必要があるだろうと思ったのか、遺伝子繁栄推進局が使っている様々なハイテク機器が登場する。
そういうのを全面的に押し出すことで、「もはや前の2作と完全に別物じっゃねえか」という印象を抱かせる。
登場キャラクターは共通しているし、もちろん物語としても繋がっているのだが、新しいシリーズとして仕切り直しているかのような状態だ。1作目と2作目を使って「派閥の中での争い」を描いてきたが、3作目にきて「派閥なんて無意味」ってことで、「外の世界との戦い」という構図を用意する。
まだ派閥の争いも残っているけど、外に敵が見えているので、「そんなトコで揉めてる場合じゃねえし」ってことになる。
もちろん、「外部の敵が登場することで、内部は団結する」という形を、意図的にやろうとしているのは理解できる。
ただ、前作までにやっていた派閥の争いが低調だったので、そこから「外部の敵との戦い」に移られても燃えないのよね。今回も含めて、派閥の争いの中で、「敵だけど能力の高さや人間性を認めて互いに認め合う」みたいな人間関係が構築されるようなことは何も無かった。愚かで醜い争いが、ずっと続いているだけだ。
なので、そこから「派閥を超えて団結しよう」みたいなトコへ移ろうとしたところで、「いや無理があるだろ」と言いたくなる。
最終的にはイヴリンまで善玉サイドに鞍替えさせる予兆があるけど、彼女は「母さんの記憶を忘れたくない」というフォーの訴えで記憶抹消ガスをシカゴに噴霧するのを思い留まっただけなのよ。
そこまでに逆らう人々を容赦なく殺していたので、「それは忘れて仲良くやろうぜ」ってのは難しいんじゃないかと。(観賞日:2018年10月6日)
第37回ゴールデン・ラズベリー賞(2016年)
ノミネート:最低主演女優賞[ナオミ・ワッツ]
<*『ダイバージェントFINAL』『Shut In』の2作でのノミネート>
ノミネート:最低主演女優賞[シェイリーン・ウッドリー]