『アローン・イン・ザ・ダーク』:2005、アメリカ&カナダ&ドイツ

1967年、遥か昔に絶滅したアメリカ先住民アビカニ族の遺物が、鉱山労働者によって発見された。アビカニ族は、この世に光の世界と闇の 世界の2つがあると信じていた。1万年前、彼らは2つの世界を隔てていた門を開けたが、閉じる前に邪悪な者が光の世界に入り込んだ。 間もなく、アビカニ族は地上から姿を消し、わずかに残った遺物だけが地の果てに残り、拡散した。遺物には、「闇の世界に生息する 恐ろしく邪悪な者たちが、再び門が開かれる日を待っている」と記されていた。
超常現象を調査する政府機関として713部隊が設立され、アビカニ族絶滅の謎を解明するために乗り出した。考古学者のライオネル・ ハジェンズ博士の指揮下で、713部隊はアビカニ族が残した遺物の回収を始めた。だが、博士の研究は行き過ぎだという声が上がり、政府 は研究を打ち切った。博士は使われなくなった金鉱に秘密の研究所を作り、研究所に身寄りの無い孤児たちを集め、人間と邪悪な生き物を 合体させる実験を行った。こうして「スリーパーズ」と化した孤児たちは、その邪悪な魂が呼び起こされる瞬間を待っていた。
22年後、「あの子たちを守るのは私の義務です」と協力を拒むシスター・クララに、ハジェンズは「彼らは特別に選ばれた子供たちだ。 実験が成功すれば何千という命が救える。わずかな子供たちの命など何だ。それに計画は始まってしまった。君は予定通りにやるしかない 。10時になったら、君は警察に電話して、子供たちは全員消えたと言うんだ」と述べた。そこへ部下が来て、20人の子供たちを運んだはず なのに1人が逃げたことをハジェンズに報告した。施設から20人の孤児たちが失踪したため、保安官が捜査に乗り出した。クララは事情 聴取に対し、「停電してすぐにベッドを見に行ったら空っぽだった」と証言した。
その時に1人だけ逃げ出したエドワード・カンビーは成長し、フリーで超常現象の調査員をしていた。一方、ハジェンズは船から部下の ピンカートンに電話を掛け、「カンビーはブエノスアイレス発185便で戻って来る。遺物を持っているはずだ。空港で待ち伏せて遺物を 奪い取れ。そして殺せ」と命じた。10歳までの記憶を失っているエドワードは、孤児院で何かが起きたに違いないと考えていた。
空港で下りてタクシーに乗り込んだエドワードは、尾行のクネマに気付いた。タクシー運転手はスピードを上げるが、ピンカートンは車を ぶつけて停止させる。ピンカートンは車を突っ込ませるが、エドワードは間一髪でタクシーから脱出した。エドワードは襲い掛かって来た ピンカートンと格闘になり、その場から逃げ出す。通り掛かった警官の拳銃を奪ったエドワードは、物陰からピンカートンに発砲する。 銃弾を体に浴びたピンカートンは、平気な顔でエドワードに迫る。エドワードは彼を串刺しにして、何とか危機を脱した。
人類学者のアリーン・セドラックが博物館で仕事をしていると、ハジェンズが自分宛てに送ったという荷物が届いた。アビカニ展の展示品 なのかと疑問を抱きながら、アリーンは箱を開けた。一方、ハジェンズはエレボス像が収められた黄金の箱を船に引き上げた。エドワード が帰宅して留守電を聞くと、ジョン・ディロンからのメッセージが入っていた。ジョンは「また、あの悪夢を見た。俺だけに起きている ことなのか知りたい。電話してくれ」と語っていた。
ハジェンズに協力していた船長は、引き上げた箱が黄金だったことから欲にかられ、中身を横取りしようと考えた。彼は「開けるな」と 警告するハジェンズを船室に押し込め、箱を開ける。それと同時に、自宅で作業をしていたエドワードは頭痛に襲われた。ジョンや他の 数名も、何かに導かれるように動き出した。ハジェンズはドアを閉め、甲板で暴れ出した「何か」が入って来ないようにした。
騒ぎが沈静化してからハジェンズが船室を出ると、船員たちは皆殺しにされていた。ハジェンズは箱の中に残されていたエレボス像を入手 した。713部隊は強烈な磁気を探知し、その位置を特定した。アリーンはハジェンズからの電話で、「荷物は届いたか」と問われる。彼女 が「目録を作るために、象形文字の解読をしています」と言うと、ハジェンズは「それに触ってはならん。君は私の指示に従っていれば いいんだ」と鋭く告げて電話を切った。
翌朝、気絶していたエドワードは、携帯の呼び出し音で目を覚ました。電話を掛けて来たのは、ジョンの妻のリンダだった。「起きて みたらジョンがいなくなってた。車はあるから、あるいて夜中に出て行ったみたい」と、焦った様子でリンダは語った。「すぐに行く」と 告げたエドワードは、アビカニ族の伝説を思い浮かべる。その伝説によると、門が開かれた時、少数の人間は闇の生物に協力することで 生き延びた。その者たちは魔力を得る代わりに、人間の心を失った。
エドワードは、ジョンと他の仲間にも、自分を襲ってきたピンカートンと同じ現象が起きているのではないかと推測する。エドワードは 713部隊時代の旧友であるサム・フィッシャーに電話を掛け、「施設で一緒に育ったジョン・ディロンが消えた。探ってくれないか」と 依頼した。713部隊に知られたら自分の身に危険が及ぶことを知りながら、フィッシャーは協力を承諾した。エドワードは孤児院へ赴き、 クララに「ジョンが消えた。俺にも何かが起きてる。みんなを捜したい。力を貸してほしい」と告げた。エドワードはクララから、孤児の ファイルを見せてもらった。
エドワードは20歳で713部隊に入ったが、真実に近付くことは出来なかった。アビカニ族の遺物を見つけても、極秘事項として713部隊に 取り上げられたからだ。彼は713部隊の監視下にいては永遠に真相を掴むことが出来ないと感じ、フリーになったのだ。フィッシャーと 接触したエドワードは、孤児院で一緒だった19名が一斉に失踪したことを知った。彼は昔の恋人であるアリーンの元を訪れ、アマゾンで 手に入れたアビカニ族の遺物を見せた。他の場所で見つかった複数の遺物を調べていたアリーンは、「遺物は全て異なる場所で見つかって いる。元々は1つだったとしたら、なぜここまでバラバラに隠すの?」と疑問を口にした。
建物が停電になる中、巡回に出た警備員のロブは謎の生物に襲われて死んだ。駆け付けたエドワードとアリーンは怪物を目撃し、慌てて 逃げ出した。部屋に入ってドアを閉めた2人だが、怪物は入って来ようとする。エドワードは拳銃を発砲して怪物を追い払い、警戒しつつ 廊下に出た。713部隊が建物に突入し、怪物を攻撃した。隊長のバークは昔の仲間であるエドワードを見て、冷淡な態度を取った。「あの 怪物は何だ?713部隊は掴んでる?」と質問するエドワードに、彼は「部外者に話す必要は無い」と告げた。エドワードは彼に掴み掛かり 、IDカードを盗み取った。
エドワードは713部隊の解剖室に潜入し、ピンカートンの死体を調べていたフィッシャーと会った。ピンカートンは713部隊の元隊員だった 。20年前の任務中に失踪しているが、ファイルは極秘扱いなので詳しいことは分からないという。フィッシャーはエドワードに、死体の 脊髄に融合している未知の生命体の死骸を見せた。「こいつが体内で強制してたんだ。そのせいで神経組織が損傷した」と彼は解説した。 フィッシャーが持っているスキャナーは、エドワードの体にも反応した。
アリーンがエドワードの持って来た異物を調べていると、ハジェンズがやって来た。その異物を見たハジェンズは「凄い発見だ」と顔色を 変え、「私が分析する」と言い出す。しかしアリーンの警護を担当する隊員が来たので、「分析は明日の朝にしよう」と述べて去った。 フィッシャーがエドワードの体を調べてみると、ピンカートンと同じ組織体が入っていた。しかし子供時代に感電したことが原因で、完全 に融合していなかった。フィッシャーは「取り出そうとすれば神経が麻痺する」とエドワードに告げた。
ハジェンズは実験室の牢に監禁している怪物から血液を摂取し、自分の体に注射した。フィッシャーはエドワードに、怪物が最初に出現 したのは2年前であり、713部隊の最大の標的になっていることを話す。これまでは僻地にしか出現しておらず、市街地に入り込んだのは 今回が初めてだという。713部隊は怪物がプラチナや金など特定の金属に弱いことを突き止めており、連中が起こす磁気の乱れをキャッチ するスキャナーも開発していた。
さらに713部隊は、怪物が苦手とする波長の光を放つライトや、光の粒子で焼き付けた発行樹脂でコーティングした弾丸も開発していた。 エドワードはフィッシャーに頼み、それらの道具を入手した。バークはフィッシャーを呼び出し、「カーンビーに関する情報を全て教えろ 。そして後は黙ってろ」と要求した。帰宅したフィッシャーは、妻のサラが死んでいるのを発見した。驚いている彼の前にハジェンズが 現れ、いきなり首を絞めた。ハジェンズはフィッシャーの口に、ピンカートンの時と同じ組織体を放り込んだ。
エドワードはアリーンに、「遺物を全て組み合わせると1つになる。何に使うか分かるか?」と尋ねる。アリーンは「遺物に刻まれた星座 を分析すれば、特定の場所が導き出せるかもしれない」と言い、コンピュータで位置を絞り込む。停電が発生したため、エドワードは戦い の準備を整える。組織体に操られたジョンと仲間たち、さらには怪物も襲撃して来たため、エドワードはアリーンは逃げ出した。2人が 戦っていると、713部隊が突入して敵を倒した。
バークはエドワードを敵の仲間だと決め付け、銃を捨てるよう要求した。そこへ新たな敵が襲って来たので、エドワードは713部隊と協力 して戦う。全滅させたバークは通信担当のクラッシュから、近くにある使われていない金鉱へ別働隊を向かわせたことを知らされる。そこ に敵が集結している動きをスキャナーが感知したのだという。バークは説明を要求するエドワードに、「フィッシャーが姿を消した。これ からが始まりだ。ヘリで説明する。行くぞ」と告げた。金鉱は20年前に謎の事件が発生したため、閉鎖されていた。その時の調査担当者は 、ハジェンズとピンカートンだった…。

製作&監督はウーヴェ・ボル、脚本はエラン・マスタイ&マイケル・ローシュ&ピーター・シェーラー、製作はショーン・ウィリアムソン 、製作協力はジョナサン・ショア&マックス・ワンコ&ヨルグ・ティッテル、製作協力はフィリップ・セルカーク&フレデリック・デミー &ダニエル・セールス、製作総指揮はウォルフガング・ヘロルド、共同製作総指揮はハリー・ルービン&ブルーノ・ボネル、撮影は マティアス・ニューマン、編集はリチャード・シュワデル、美術はティンク、衣装はマリア・リヴィングストン、音楽はベルント・ ウェンドランド、音楽監修はウォルフガング・エロルド。
出演はクリスチャン・スレイター、タラ・リード、スティーヴン・ドーフ、ウィル・サンダーソン、フランク・C・ターナー、マシュー・ ウォーカー、フランソワーズ・イップ、ダニエル・カドモア、マイク・ドゥーパッド、 マーク・アチソン、ダーレン・シャラヴィー、カリン・コノヴァル、クレイグ・ブルナンスキー、クウェシ・アメヤウ、ダスティン・ アーサーズ、キャサリン・ラフ・ハグクイスト、エド・アンダース、ブラッド・ターナー、マイケル・P・ノーシー、マルコム・スコット 、ライアン・ドレシャー、ショーン・キャンベル、サラ・ディーキンス他。


フランスのゲーム会社「Infogrames」が制作した同名サバイバルホラーゲームを基にした作品。
どうやらゲームのシリーズ4作目をベースにしているようだ。
監督は『シアトル猟奇殺人捜査』『ハウス・オブ・ザ・デッド』のウーヴェ・ボル。
エドワードをクリスチャン・スレイター、アリーンをタラ・リード、バークをスティーヴン・ドーフ、フィッシャーをフランク・C・ ターナー、ハジェンズをマシュー・ウォーカー、713部隊のマイルスをウィル・サンダーソン、同じくチェンをフランソワーズ・イップ、 同じくバーをダニエル・カドモア、同じくターナーをマイク・ドゥーパッドが演じている。

粗筋に記した「1967年、遥か昔に〜」からの文章は、映画の冒頭でテロップと語りによって説明される内容である。
さて、どこまでがテロップ&語りによる説明だと思うだろうか。
幾ら長くても、『「闇の世界に生息する恐ろしく邪悪な者たちが、再び門が開かれる日を待っている」と記されていた』という辺りまで だと思うだろうか。
いや、そこでは終わらない。まだ続く。
「713部隊はアビカニ族が残した遺物の回収を始めた」でも終わらない。「政府は研究を打ち切った」でも終わらない。

なんとテロップと語りによる説明は、「その邪悪な魂が呼び起こされる瞬間を待っていた」というところまで続くのである。
何も知らずに映画を見たら、「これって前作があっての続編なのか。それともTVシリーズを経ての劇場版なのか」と勘違いする人も いるんじゃないかと思うぐらい、かなりのボリュームをテロップだけで説明してしまうのだ。
「そういうことを劇中で描写しろよ」と言いたくなるのは、きっと私だけではないはずだ。
せめて713部隊の調査活動とか、博士の実験とか、そういうのは「過去にこういう出来事がありました」ということで最初に描くべきじゃ ないのか。
なんでもかんでもテロップだけで説明するってのは、完全に手抜きだぞ。

その長いテロップによる説明が終わって、ようやく現在の物語が始まるのかと思いきや、最初に描かれるのはエドワードの子供時代に発生 した出来事。
つまり過去のシーンである。
最初に「22年後」と出るので、それが現在のシーンなのかと思いきや、「逃げ出した少年が成長して現在のエドワードに」という流れに なっているんだよな。
導入部からして、明らかに処理能力を超過しているとしか思えない。

テロップの後に描かれる出来事は、「ハジェンズがシスターに協力させ、孤児院の子供たちを実験のために拉致する。それは失踪事件と して処理されるが、エドワードだけは逃げ出して助かる」というものだ。
で、そこから現在のシーンになるので、その事件はどういう解決を見たのか、その後の経緯はどうなったのかと思っていたら、現在の エドワードが「10歳で記憶を奪われた。孤児院で何かがあったに違いない」というモノローグを語る。
つまり彼は、その直前で描かれた出来事を覚えていないのだ。
冒頭で説明したことをエドワードは覚えていないのだが、こっちは彼が失った記憶を全て分かっているという、とても愚かしい脚本 なのだ。

その後、エドワードはジョンたちの失踪を知ったり怪物に襲われたりして、「何が起きているのか」「過去に何があったのか」という ところの謎を探るために行動する。
だけど、その答えを、こっちは全て分かっているんだよね。
そういう展開になるのであれば、最初にエドワードの子供時代の出来事を堂々と描いちゃったらダメでしょうに。
実験の内容については描かれていないけど、冒頭のテロップ表示があるので「孤児たちは人間と邪悪な生き物を合体させる実験に使われた 」ってのもバレバレだし。

本編の内容を考えると、エドワードの少年時代のシーンだけでなく、オープニングのテロップ説明も要らないでしょ。
エドワードが記憶を呼び起こそう、過去に起きた出来事を探ろうとする中で、アビカニ族や713部隊、博士の恐ろしい実験などについて 次第に分かって来るという流れにしておくべきじゃないのか。
つまり、導入部に関しては、全て後から描くべき内容なのだ。
「実はこういうことだった」と後で明らかになることで意味が生じるようなネタを、最初に暴露してどうすんのよ。

原作はサバイバルホラーゲームらしいので、仕方が無いのかもしれないが、かなりアクションのテイストが強くなっている。
だけど冒頭で提示される内容からすると、もっとオカルト・スリラーの色を濃くした方がいいんじゃないかと思うんだよな。
アクションをメインにするにしても、せめて「アクション・ホラー」にすべきでしょ。
序盤からカーアクションとか格闘アクションをやってどうすんのかと。

エドワードはフィッシャーから怪物退治のための道具を貰った後、家に戻って眠りに就く。
翌朝、アリーンはなぜか彼の家へ行き、そこで遺物をケースから取り出す。
で、それを調べ出すのかと思いきや、エドワードのベッドに入り込んで彼とセックスを始める。
なんて脈絡の無いベッドシーンなんだ。
無意味な濡れ場が途中で用意されているってのは、B級アクション映画で良く見られる光景ではあるんだが、そんなとこで律儀に「B級 アクションのセオリー」を守らなくてもいいでしょ。

上述のように、最初に長いテロップ説明が用意されているのだが、にも関わらず、本編に入ると説明不足を感じる。
例えば、エドワードとジョンの関係性、ジョンと同じ日に変な行動を取った連中との関係性も、しばらくは分からない。
ジョンが失踪し、エドワードがリンダの元へ向かう辺りで、ようやく「どうやらジョンと他の連中は、ジョンと同じ孤児院で育ち、あの日 に拉致された連中らしい」ってことが分かる。
そりゃあ、しばらく待てば理解は出来るんだけど、「説明が下手だなあ」ってのは強く感じる。

それは「しばらくは謎にしたままで引っ張リ、何かしらの効果を狙っている」ってことじゃなくて、単に説明不足で伝え切れていないだけ なんだよな。
それ以降も、やっぱり無駄に分かりにくい。
「それは先に説明しておいた方がいいんじゃないのか」「そこに至るまで説明しなかった意味が何かあるのか」と言いたくなる事柄が、 幾つも出て来る。
そもそも根本的な問題として、「余計な要素を盛り込みすぎているんじゃないか」と思う。

ちゃんと処理できないのなら、もっと要素を削ぎ落として、スッキリとさせた方がいい。
例えばエドワードが713部隊に所属していた設定なんて、別に無くてもいいんだよな。
あと、ハジェンズは713部隊から研究を打ち切られたのに現在でも顧問として残っているとか、そのハジェンズはエドワードを排除しよう としているのに部下のアリーンはエドワードと付き合っているとか、そういった相関関係、キャラの立ち位置も、無駄に分かりにくいし。
そこ整理整頓が出来ていないと感じる。

結局、ウーヴェ・ボル大先生がやりたいのってアクションシーンだけなんだよね。
怪物との銃撃戦を描きたいだけなのよ、どう考えても。
だったら、無駄に物語を複雑化させても、何のメリットも無いでしょ。もっと整理して、「どうやってアクションシーンを盛り上げるか」 ってことから逆算してシナリオを構築した方がいいんじゃないかと。
しかも、映画のセールスポイントであるはずのアクションシーンも、まるで魅力を感じないんだよな。無駄に細かくカットを割って映像が ゴチャゴチャしているし、緊張感も迫力も皆無だし。
クライマックス、いよいよ最終決戦のために金鉱へ突入しようかとなった時にも、なぜかダラダラしちゃってるし。

(観賞日:2013年9月14日)


第26回ゴールデン・ラズベリー賞(2005年)

ノミネート:最低監督賞[ウーヴェ・ボル]
ノミネート:最低主演女優賞[タラ・リード]


第28回スティンカーズ最悪映画賞(2005年)

受賞:【最悪の作品】部門
受賞:【最悪の演出センス】部門[ウーヴェ・ボル]
受賞:【最悪の主演女優】部門[タラ・リード] 受賞:【チンケな“特別の”特殊効果】部門

ノミネート:【最悪の歌曲・歌唱】「Wish I Had an Angel」[ナイトウィッシュ]

 

*ポンコツ映画愛護協会