『HERO』:2007、日本

検事の久利生公平は、6年ぶりに山口地方検察庁・虹ヶ浦支部から東京地検・城西支部へ戻って来た。彼は検察事務官・雨宮舞子、検事・ 江上達夫、刑事部部長・牛丸豊と共に、社交ダンス大会の会場へ出掛けた。検事・中村美鈴と検察事務官・末次隆之がペアを組んで出場 するので、応援に出向いたのだ。検事の芝山貢は自身の離婚調停に出席するため、担当事務官の遠藤賢司と共に法廷へ行っている。 美鈴と末次はステージに現れ、華麗に踊る。しかし調子に乗った末次は転倒し、足を挫いてしまった。
翌日、久利生らは城西支部に出勤した。久利生は河野桜子という女性の取り調べを担当する。6年間の海外留学の間に浮気した婚約者を レンガで殴り、傷害容疑で送検された女性だ。その婚約者と同じく6年も放っておかれた雨宮は、取り調べに口を挟んだ。江上は郷田秀次 という連続放火犯を担当し、芝山は傷害致死事件を起こして罪を認めた梅林圭介を取り調べた。テレビのニュースでは、元国土交通大臣・ 花岡練三郎の贈収賄疑惑に関して法務大臣が指揮権を発動し、特捜部の動きを止めたことが速報で伝えられた。
翌日、久利生は牛丸から、梅林の公判検事を依頼された。芝山が離婚調停で多忙なため、代わりにやってほしいというのだ。本人が自白 しており、簡単な公判になるものと思われた。久利生は雨宮を伴い、事件のあった三軒茶屋のタバコ自販機の前を現場検証する。9月10日 の午後9時頃、梅林はタバコを買って車に戻ろうとした時、被害者の里山裕一郎と肩がぶつかった。梅林の暴行を受けて転倒した里山は、 頭部を強打して死亡したのだ。
久利生と雨宮が現場を調べている時、少し離れた場所から様子を見ている男性がいた。久利生が気付くと、男性は立ち去った。里山は結婚 を控えていた。久利生と雨宮は、彼の婚約者である松本めぐみの元を訪れ、話を聞いた。公判の初日、梅林の弁護人として現れた蒲生一臣 は、現場検証の時に久利生が目撃した男だった。被告人席に立った梅林は、取り調べとは一転して無罪を主張した。
城西支部に戻った久利生は、蒲生が元検察官で、刑事事件の無罪獲得数日本一を誇る大物弁護士だということを知った。その蒲生は、料亭 で花岡の秘書・大藪正博と会っていた。大藪は「梅林が無罪になると、花岡先生が困る」と告げた。廊下に出た蒲生は、通り掛かった 東京地検次席検事・鍋島利光と挨拶を交わした。2人は同期の間柄だった。
久利生は傷害致死事件の証人として、第一通報者の柏木節子を呼んだ。柏木は、「近くで起きた火事を見に行こうとして事件を目撃した。 犯人は車に乗ってUターンして逃げた」と証言し、犯人は梅林に違いないと主張した。しかし蒲生は事件当夜と同じ明るさを再現し、彼女 の目撃証言に信憑性が無いことを主張する。さらに彼は、事件のあった時刻、梅林が三軒茶屋ではなく警備のアルバイトで赤坂にいたと いうアリバイを持ち出した。
久利生は再び事件現場を調べ、縁石に車が乗り上げた跡を発見した。Uターンする際、梅林の車が付けた跡に違いないと久利生は考えた。 梅林の車にも傷があれば、アリバイは崩れる。しかし梅林は、「男魂」とペイントされた車を事件の翌日に処分していた。久利生と雨宮は 、梅林が車を引き渡したスクラップ工場を訪れた。スクラップになった車を調べようとしていると、車に乗った男が2人を観察しながら 携帯電話で話していた。それに気付いた久利生と雨宮は彼を捕まえ、説明を要求した。
その男は、東京地検特捜部の検事・東山克彦だった。東山は久利生と雨宮を、上司である黛雄作の元へ案内した。黛は2人に事情を説明 する。彼は花岡の贈収賄疑惑を追っていた。花岡が建設業者から1億円の賄賂を受け取ったのは、神楽坂の料亭だ。しかし彼は事情聴取で 、その夜は赤坂の歯科医院で治療を受けていたと主張した。ビルの警備員が、花岡を見たと証言している。それが梅林だった。そして、 現金の授受があったのは9月10日の午後9時頃、つまり傷害致死事件があったのと同時刻だった。
黛は、梅林が事件を起こしたのを知らずに、大藪が彼を証人にしてアリバイ工作を行ったのだと推理していた。後になって傷害致死事件の ことを知り、梅林を無罪にするために蒲生を弁護士として付けたのだ。梅林が有罪になれば花岡のアリバイが崩れ、法務大臣も捜査を再開 させざるを得なくなる。そのため、黛としては、絶対に梅林を有罪にしてもらわねば困るのだ。黛は、久利生が虹ヶ浦支部にいた頃に花岡 との因縁が生じていることも知っていた。
城西支部の面々は揃ってスクラップ工場に赴き、梅林の車を見つけ出そうとする。しかし怪しい動きを見せた自動車解体工場の工員・ 川島雄三を締め上げると、梅林の車は不正輸出で韓国へ送られていたことが判明した。久利生と雨宮は、韓国へ飛んだ。梅林の車を買った イム・ヒョンチョルという男の家を訪ねた2人は、警官隊に包囲されてしまった。
釜山地方検察庁・東部支庁を訪れた久利生と雨宮は、事務官のキム・ヒョンウから、イム・ヒョンチョルが麻薬密輸組織の人間だと聞く。 検事のカン・ミンウは、逃げたイムの捜索に出て不在だった。ヒョンウは、ヒョンチョルが梅林の車を捨てたことを告げた。同じ頃、日本 では「花岡の贈収賄疑惑が再浮上」と新聞で報じられていた。それは特捜部のリークによるものだ。
久利生と雨宮は梅林の車を見つけるため、粘り強い聞き込みを続けた。日本語の話せるヒョンウは、聞き込みを手伝わされた。そんな中、 雨宮がヒョンチョル一味に拉致されてしまう。慌てて久利生が追跡すると、カン・ミンウが現れてヒョンチョルを捕まえた。ヒョンチョル の証言より、梅林の車は発見された。ミンウは韓国語で、「彼女を絶対に離すなよ」と久利生に告げた。しかし韓国語の分からない久利生 と雨宮には、何を言ったのか理解できなかった。
日本に戻った久利生は、公判で車の傷について説明する。しかし蒲生から「事件以前に付いた傷かもしれない」と言われ、立証が不充分 だと指摘された。久利生は、虹ヶ浦支部で一緒だった検事・泉谷りり子と会い、その頃に担当した被疑者・滝田明彦の病状について尋ねた。 収監されている滝田は、既に手の施しようが無い状態になっていたが、それを本人は知らされていなかった。久利生は滝田と面会し、 摘んでおいた四つ葉のクローバーを渡した。
城西支部には黛が訪れ、花岡の裁判資料を渡すよう要求した。今のままでは梅林を有罪に出来るかどうか不安なため、特捜で担当すると いうのだ。しかし芝山と雨宮が「これは花岡の事件ではなく傷害致死事件だ」と主張し、要求を拒絶した。久利生らは、柏木が言っていた 火事のことを思い出した。末次の証言で、それは郷田が三宿で起こした放火事件だと判明した。
久利生らは、梅林が車から火事を見ていたはずだと考え、それを証明するために野次馬の写真を調べ始めた。放火事件の場合、警察は捜査 のために野次馬を写真に撮影する。そこに犯人がいる可能性があるからだ。しかし残念ながら、どの写真にも梅林の車は写っていなかった。 そこへ黛が現れ、花岡の裁判資料を久利生に渡して、傷害致死事件の公判で使うよう告げた。
夜、久利生は雨宮と共に、梅林が警備していたというビルを訪れた。ビルの外で待っていた雨宮は、ベンチで眠り込んでしまった。彼女の 横に腰を下ろした久利生は、4台分の駐車スペースに、エルホームハウジングの車が入ってくるのを目撃した。翌日、久利生は公判で、 花岡を証人として申請した。一方、雨宮は携帯電話の写メールに着目した。火事の現場にいた野次馬が撮影した写メールに、梅林の車が 写っているかもしれない。城西支部のメンバーは、一斉に街での聞き込みを開始した…。

監督は鈴木雅之、脚本は福田靖、製作は亀山千広、企画は大多亮、プロデューサーは現王園佳正&牧野正&宮澤徹&和田倉和利、 プロデューサー補は竹田浩子&瀬田裕幸、エグゼクティブプロデューサーは清水賢治&島谷能成&飯島三智、統括プロデュースは石原隆、 企画協力は樹林伸、撮影は蔦井孝洋、編集は田口拓也、録音は柿澤潔、照明は疋田ヨシタケ、美術は荒川淳彦、VFXスーパーバイザーは 西村了、リーガルアドバイザーは落合洋司、音楽は服部隆之。
出演は木村拓哉、松たか子、松本幸四郎、中井貴一、森田一義、イ・ビョンホン、大塚寧々、阿部寛、勝村政信、小日向文世、八嶋智人、 角野卓造、児玉清、香川照之、岸部一徳、石橋蓮司、古田新太、正名僕蔵、田中要次、国仲涼子、綾瀬はるか、山中聡、ペク・ドビン、 眞島秀和、波岡一喜、長野里美、伊藤正之、MEGUMI、奥貫薫、鈴木砂羽、山崎汐音、宮根誠司ら。


2001年にフジテレビ系列の月曜9時枠で放送され、全話視聴率30パーセント以上を記録した大ヒットTVドラマの劇場版。
物語は、2006年7月3日に放送された特別編の続きになっている。
久利生役の木村拓哉、雨宮役の松たか子、美鈴役の大塚寧々、芝山役の阿部寛、江上役の勝村政信、末次役の小日向文世、遠藤役の 八嶋智人、牛丸役の角野卓造、鍋島役の児玉清、警備員・井戸秀二役の正名僕蔵、バーのマスター役の田中要次は、TVシリーズから続投 のレギュラー陣。
滝田役の中井貴一、りり子役の綾瀬はるか、大藪役の石橋蓮司は、特別編から引き続いての出演。特別編ではセリフで名前だけが登場した 花岡をタモリが森田一義名義で演じている。他に、蒲生を松本幸四郎、黛を香川照之、裁判官・桂山薫を岸部一徳、郷田を古田新太、 めぐみを国仲涼子が演じており、カン・ミンウ役でイ・ビョンホンが友情出演している。

今さら言うまでも無いが、木村拓哉は何をやっても木村拓哉でしかない。
しかし、この役は(っていうか本作品は)、木村拓哉に合わせて作られているのだから、それで構わない。
スターというのは、作品が自分の方に寄って来るのだ。
映画の作りにしても、とにかく木村拓哉を見せようという意識は強い。
終盤、久利生が事件の詳細を長々と説明する講釈なんて、明らかに「木村拓哉を見せましょう」という狙いで設けられているシーンだ。

タモリは明らかなミスキャスト。
衆議院議員なのに、あんなに色の濃いグラサンは掛けている時点で大いに違和感がある。
あと、終盤の公判シーンまで登場せず、そこまでに花岡の悪辣ぶりをアピールすることも無いのだから、登場した時点で「こいつは 大ワル」と観客が感じるような配役にすべきだ。
お昼の顔であるタモリには、そういう「巨悪の貫禄」は無い。

久利生が城西支部の面々から蒲生のことを聞くシーンで、牛丸が「オーラが出ていたか」と尋ねる。
実際、蒲生には凄腕の大物弁護士としてのオーラが無くてはいけない。だが、それを全く感じない。
松本幸四郎という役者が持っている大物感に、全て委ねてしまったのか。
でも松本幸四郎って、そんなに「大物オーラ」を出す感じの役者じゃないんだよな。
その後のエピソードで蒲生の大物オーラや凄腕ぶりを見せ付けようにも、柏木の証言を「立証が不充分」とするだけで終わってしまうので、 アピールとしては全く足りていない。
本当に凄腕ぶりを見せ付けるのであれば、久利生が繰り出す証拠や証言を、ことごとく潰していき、もっと追い込んでいくべきだろう。
でも久利生は証言を1つ潰されただけで、全くピンチには陥っていない。

柏木の主張が蒲生によって不充分とされた後、雨宮が城西支部で「こんなに攻められる久利生さんは初めて」と口にするシーンがある。
でも、そんな印象を受けないんだよな。
「打ちのめされても、へこたれずに立ち向かっていく」という感じじゃなくて、久利生って飄々と仕事を進めているのでね。
それは、そういうキャラクターだから別に構わないと思うのよ。
ただ、そういうキャラクター設定なので、「いかにも追い込まれています」といった感じをアピールする雨宮のセリフは、ピンと来ない。

途中、スクラップ工場の川島が車を不正輸出していたことが判明するが、他にも色々な車が運ばれてくる中で、「男魂」と大きくペイント されたような車を、わざわざ不正輸出に選ぶかね。
で、その車を捜すために久利生と雨宮が韓国へ飛ぶのは、「まず韓国ロケありき」で用意された、無理のありすぎる展開。
まあ、ほぼ観光旅行だな。観光映画としての魅力は無いけど。
韓国の検察庁にはラッキーなことに、日本語が話せる事務官がいる。久利生も雨宮も韓国で車を捜すという目的があるのに、ロクに韓国語 を話せず、通訳も連れて行かないという無茶な出張なのだが、その事務官が手伝ってくれるので、ほとんど韓国語を話さずに済む。
とても分かりやすい御都合主義だ。
韓国では雨宮が拉致されるが、いかにも取って付けたような展開。
それは、スペシャル・ゲストのイ・ビョンホンをカッコ良く登場させるための演出だ(っていうか、韓国ロケそのものが、彼をゲスト出演 させるためのものだが)。
でも、もうちょっとスムーズなやり方があっただろ。

グダグダと時間を費やした割りには中身の薄い韓国ロケで、梅林の車は発見される。ところが日本に戻ると、すぐに蒲生が「立証は 不充分」としてしまう。それを久利生は全く覆すことが出来ず、それ以降、車は全く登場しない。
一度は無駄になったと思われていたが、終盤になって逆転の材料になる、といった展開は無い。
じゃあ何だったんだよ、韓国へ行ったのは。
「わざわざ韓国まで飛んで証拠品を見つけ出したが、あっさりと却下されて無駄になりました」って、なんだ、そのシナリオは。
で、その車を「立証が不充分」と蒲生が宣告するシーンで、彼は「立証責任は検察官にある。被告を有罪にしたければ、検察官は0.1 パーセントの疑問も抱かぬような立証をしなければならない」と語っているのだが、そうだったっけ?
立証責任って、むしろ「被告側が無罪を立証しなければならない」という性格のモノだったような気がしたんだけど。だからこそ、起訴 された被告が無罪を勝ち取ることは非常に難しいんだと思ったけど、違ったっけ。

蒲生は「検事は自分の全人格を懸けて被疑者と向き合うべきだ。しかし現実は多くの被疑者を抱え、毎日のように取り調べをする。気が 付いたら機械のように仕事をこなしていた。あのまま続けていたら、冤罪を生んだかもしれない」と、自分が検事を辞めた理由を久利生に 語る。
しかし、それに対して、久利生が言葉や自らの行動によって、答えを示すことは無い。
何しろ、久利生は検事時代の蒲生とは違い、多くの「被疑者を抱えて毎日のように取り調べをする」という生活を送っていない。梅林の 公判を担当している間、彼は他の仕事を何もやっていないのだ。
彼だけではなく、城西支部の他の面々も、多くの被疑者を抱えて忙しく働いている様子は無い。
蒲生に前述のようなセリフを言わせるのなら、久利生は「多くの被疑者を抱えて毎日のように取り調べをするが、それでも機械のように 仕事をこなさず、人間味の溢れる検事であり続ける」という設定じゃなきゃダメでしょ。
1つの仕事に掛かり切りになれるなら、蒲生だって検事を辞めていなかったはずなんだから。

花岡が証人席に座ってからの蒲生は、何もしていない。ただのデクノボーだ。
どこが凄腕なのかと思ってしまう。
久利生らの頑張りに心を打たれたのか、弁護の仕事を放棄し、被告の不利益になるようなことをハイハイと認めてしまう(一応は「梅林の 弁護人であって花岡の弁護人ではない」という言い訳を用意しているが、言い訳になってねえよ)。
そんな腑抜けになってしまうのなら、弁護士など辞めちまえ。
久利生らに感銘を受けようが、こっちはこっちで全力を尽くして戦ってこその弁護士だろうが。

人物の表情を捉えるために、顔のアップを撮るというのは、当然あるべきだ。
だが、この映画は人物のアップが多すぎると感じる。
引いた絵に関しても、サイズの限界が狭いと感じる。
もっと思い切ったロングショットがあってもいいんじゃないか。
カメラのアングルにしても、振り幅が狭いなと。
TVサイズでの演出に慣れると、そんな感じになってしまうのかな。

TVシリーズを見ていたファンへのサービスはあってもいいし、細かいネタで「TV版を見ていなければ分からない」というモノがある のもいい。例えば久利生がバーのマスターに「山口に双子の兄弟がいるか」と尋ねるシーンは、特別編の内容に絡めたネタだが、 そういうファン・サービス的なことは、大いにあっていい。
しかし、特別編からの続投キャラである滝田&りり子が、メインのストーリーと全く絡まず、ただの顔見せというわけでもなく、浮いた 感じになっているのは、どうなのか。
TVの特別編の続きであっても、エピソードとしては、映画版だけで成立する形にしておくべきだろう。
しかし滝田が久利生と語る、お涙頂戴チックなシーンは、特別編からの流れが無いと成立しないモノだ。

まあ視聴率が全話30パーセントだから、TVシリーズのファンだけを取り込んでも充分に儲けは出る。だから、そういう戦略であっても、 稼ぐことだけを考えれば間違ってはいない。TVのスペシャル版に留めるよりは、劇場映画にした方が儲けはデカいだろうし。
そう考えると、「TVのスペシャル版で充分な中身あっても、映画として公開する」というのも、いい商売だわな。
テレビ版のファンに向けた、特典映像みたいなモンだと考えれば納得しやすい。テレビ版を見ていない人には分からないことも多いが、 そういう人は最初から排除されているんだろう。
ただ、そういう風に観客を限定しておきながら(テレビ版を見ていなかった人を排除しておいて)、邦画史上最高記録を目指すとか云々 とか亀山千広が言っていたのは、どうなのかね。
あと、テレビ版の映画化作品で、カンヌ映画祭へプロモーションに行くのは、パフォーマンスとしてもアホすぎるぞ。
しかしまあ、ナンダカンダと言っても、2007年の邦画部門では興行収入1位なんだから、立派だよね、ホントに素晴らしい(棒読み)。

(観賞日:2009年1月15日)


2007年度 文春きいちご賞:第8位

 

*ポンコツ映画愛護協会