『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』:2009、日本

大根田真男はうつろな目をしてフラフラと街を歩き、スクランブル交差点の真ん中で倒れ込んだ。彼は心の中で、「もう、限界だ」と 呟いた。帰宅した彼はパソコンの前に座り、インターネットの巨大掲示板「Bちゃんねる」に「名前、マ男。職業、プログラマ。この職業 、マジでやばすぎる」と書き込んだ。しばらくすると、「長くなるならスレタイ立てろ」という書き込みがあった。そこで真男は、 「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」というスレッドを立てた。
ちょうど半年前、入社日での出来事。真男は西ビルに入っている小さなIT企業“黒井システム株式会社”を訪れた。社長の黒井が彼を 開発室へ案内すると、社員たちはプログラムに没頭している。納品日なので、追い込みの真っ最中なのだ。社員の井出が真男を見て、 「オタクがマ男(まおとこ)?」と話し掛けて来る。社長からのメールで、入力ミスで名前が「マ男」になっていたのだ。マ男が困惑して いると、少し離れたデスクから、藤田が微笑んだ。
黒井はリーダーの阿部に「仕事のイロハを教えてあげてください」と頼んで去った。それまでニコニコして愛想の良かった阿部は、社長が 去った途端に「リーダーか、もしくは神と呼べ」と偉そうな態度に豹変し、マ男を激しく罵って仕事を押し付けた。マ男が仕事の内容を 尋ねようとすると、「テメエで何とかしろ」と突き放された。マ男が与えられた机の引き出しを開けると、「殺される」という文字が ビッシリと書き込まれたノート。井出は彼に、そこが入社1週間で音信不通になっている社員の机だと教えた。
マ男が挙動不審な社員の上原を見つけると、井出は「上原も時間の問題かな。まあ奴隷みたいに扱き使われたら、誰だっておかしくなる から」と言う。経理の瀬古は会社の金を使い込んでいる噂があるが、社長の愛人だから許されているという。「あのババアが笑った時が、 お前の最後だ」と井出は言う。彼は「藤田は俺の後輩。俺の次に出来るかな。ぶっちゃけ、ここは俺で回ってるようなモンだから」と 得意げに語った。名前を尋ねると、井出は「シャア・アズナブル」と答える。彼は熱烈なガンダム・オタクだった。
阿部はマ男に、「ダイナテック・システムの柴田に10時までにディスクを届けろ」と命じた。それは9時50分のことだ。「1秒でも遅刻 したらクビだぞ」と言われたマ男は急いで柴田の元へ向かう。だが、既に阿部からメールで届いており、柴田は「今までディスクで納品 したことなんて無かったよね」と言う。マ男が戻ると、阿部は「現物を届けて仕事が完成するんだよ」と荒っぽく告げた。
マ男はタクシー代の領収書を瀬古に請求するが、「営業でもないのに落ちるわけないじゃん」と言われる。設計書の読み方を井出に教えて もらおうとすると、「分かんねえ。無理じゃねえ?」とあっさり言われる。阿部は「今日中にモジュール1本完成させないと帰れると思う なよ。定時なんてものは都市伝説だ、バカ」と告げ、井出が「デスマ成立」と小声で言う。井出は阿部の腰巾着で、彼の前では常に調子を 合わせた。デスマーチとは死の行進。不眠不休の過酷な残業が続くことを、IT業界ではそう呼ぶのだ。
昼の時間になってマ男が食事に出ようとすると、阿部は「仕事もロクにできねえのに飯は食うのか」と嫌味を言う。藤田が「コンビニ行く けど、何か買ってくる?」と優しく声を掛けたが、マ男は遠慮し、昼食抜きで済ませた。マ男はロビーで開いたままの手帳を見つけた。 そこには、阿部が下請け会社からキックバックを受け取っていた過去や、井出は勤務中に見ていたアダルトサイトからウイルスを移されて 顧客データを大量に流出した過去が記されていた。それは瀬古が社員の起こしたトラブルについて書き綴った手帳だった。
マ男が夜遅くまで仕事をしていると、阿部の作った販売管理システムでエラーが出た。阿部に報告すると、彼は上原に責任を被せて「お前 が作り直せ」と怒鳴った。仕事を終えて食堂に立ち寄ったマ男は、ブラック会社の特集記事が掲載されている雑誌を見つけた。読むと、 「残業が当たり前」「何日も徹夜が続くことがある」「情緒不安定な社員がいる」「必要経費が認められない」「同僚のスキルが低い」 「従業員の出入りが激しい」という全ての項目が該当していた。マ男は、自分がブラック会社に入社したことに気付いた。
マ男は高校の時にイジメを受けて登校拒否を繰り返していたが、やがて中退し、ニート生活に突入した。母・佳子がトラックにひかれて 死亡し、マ男は8年間のニート生活を終わらせて就職することにしたのだ。初日の仕事を終えて帰宅した彼は、父に「楽しかったよ、 歓迎会やってくれてさ」と嘘をついた。マ男はプログラマーの資格を取得したものの、中卒で8年間もニートだったため、どの会社でも 不採用だった。しかし黒井だけは、彼を雇ってくれた。
2日目、マ男が会社に行くと、藤田が現れる。彼は仕事をするため、会社に泊まっていたのだ。「大変だと思うけど、腐らずに」と藤田は マ男を励ました。開発室に入ると、阿部と井出は彼が来るか来ないか賭けをしていた。その日のノルマを始めようとすると、阿部は納品 したシステムの修正を要求してきた。何とか夜遅くになって仕事を仕上げようとしたマ男だが、井出が担当しているバッチが無い。それが 無いと先へ進めないのだが、井出は作っていなかった。阿部は「お前がやれ」と言い、井出を連れてキャバクラへ繰り出した。
マ男は会社に泊まって仕事を続けるが、翌朝に出社した阿部は激しく罵倒する。疲労感に打ちひしがれていると、藤田が朝飯を買って来て くれた。阿部はマ男を上原の隣に移動させ、井出にエアコンを付けさせる。それは、上原の腋臭をマ男に浴びせる嫌がらせだった。マ男は 辞めようかと考えるが、藤田が「彼が体を壊すとリーダーの評価にも関わるんじゃないですか」と阿部に告げ、席を戻させた。
藤田に感謝するマ男に、井出は耳元で「あいつ、ゲイなんだ。気に入られたら、それはそれでキツいんじゃない?」と囁く。しかし、それ は嘘で、藤田は携帯の待ち受けに彼女との写真を使っていた。開発室に戻ろうとすると、阿部が井出に「もっと優秀な奴が見つかったん だよ。どうせ扱き使うなら、優秀な奴の方が俺たちが楽できるだろ」と、マ男をいびって辞めさせようという目論みを話していた。その日 から徹夜を続けて黙々と仕事に取り組んだマ男は、たった一人でプログラムを完成させた。
その3日後、彼は社長からプロジェクト・リーダーに抜擢される。入社2週間での大出世だが、マ男は困惑する。藤田に相談すると、彼は 「リーダーってのは指図するんじゃなくてみんなを引っ張っていくんだ。君には人を引き付ける力がある」と言う。マ男はリーダーを 引き受けることにしたが、それを知った阿部は激怒する。すると藤田が「次のプロジェクトだけリーダーの下で勉強させてもらえたらと いうことです」とフォローした。
マ男は阿部に同行し、クライアントと会った。222日は掛かるというプロジェクトを1ヶ月でやるよう言われ、阿部は軽々しく「お任せ ください」と引き受ける。クライアントと別れた後、彼はマ男に「それがサラリーマンだ、バカ。完璧なる縦社会なんだ。上から言われた 仕事は、何があっても納期までにやるしかない。それが下の者が生き残る道だ」と言う。スケジュールについて尋ねると、「俺には秘策が あるんだよ」と彼は述べた。
バックアップのために、派遣会社から中西という女性がやって来た。彼女を交えて、マ男は自分が立てたスケジュールを会議で見せる。 しかし阿部は「俺たちに頼っていたら間に合わないぞ」と開き直り、勝手に仕事量を減らして上原に回す。さらに阿部は、別の仕事もマ男 に回した。そんな中、マ男は中西から「上原の腋臭が気になるんです」と相談される。彼は、「考えておきます」と返答した。
厳しいスケジュールが続く中、上原が「辞めたい」と言い出す。数日前から、彼の机の上に消臭液が置かれるようになっており、それが 辛くなったのだ。マ男は、イジメを受けていた高校時代を思い出した。阿部と井出は、何も知らないとうそぶいた。しかし藤田が「それ なら犯人は中西さんしかいない。社長に言って辞めてもらおう」と言うと、中西に好意を寄せていた井出は自分たちの仕業だと白状した。 藤田は彼らに上原への謝罪を要求し、その問題は解決された。マ男は中西の机を移動させ、腋臭の匂いから遠ざけた。
いよラストスパートに差し掛かった頃、井出が缶コーヒーをパソコンにこぼしてデータが吹っ飛んだ。しかも彼はバックアップを取って いなかった。マ男は負担の少ない阿部と井出に仕事量を増やしてもらおうと考えるが、冷たく拒絶される。すると藤田が「これはチャンス ではないかと。今回のプロジェクトでリーダーはマ男君の指導をしているわけですから、やり遂げればリーダーの指導が良かったと社長は 考えるのではありませんか」と語る。阿部は仕事量の増加を承知し、何とかプロジェクトは完遂した。
打ち上げに出掛けたマ男の携帯に、中西から「折り入ってお話があります」というメールが届いた。告白されるのかと浮かれたマ男だが、 中西は藤田が好きだと打ち明け、力になってほしいと頼んできた。打ち上げが終わったところで彼女は藤田に告白するが、「君の気持ち には応じえられない」と言われた。翌日、中西は松葉杖で出社し、「精神的に辛くて」と言う。
この後、マ男は予想だにしなかった史上最大のデスマに遭遇することとなった。その始まりは、大手企業から早大出身のエリート・木村が 転職してきたことだった。マ男は阿部から、木村の教育係を命じられた。真面目で勤勉な若者に見えた木村だが、そうではなかった。木村 はマ男と2人きりになった時、「30歳までに起業しようと思ってるんです。でも大手にいたんじゃ思うようにならない。で、しょぼい奴ら の上に立って零細企業を乗っ取るっていう手もあるなあって」と明かした…。

監督は佐藤祐市、原作は黒井勇人、脚本は いずみ吉紘、製作は金田宏昭&山崎浩一&旗啓祝&山田良明&喜多埜裕明、プロデューサーは 井手陽子&稲田秀樹、エグゼクティブプロデューサーは豊島雅郎、撮影は川村明弘、編集は田口拓也、録音は金杉貴史、照明は阿部慶治、 美術は太田喜久男、音楽は菅野祐悟、主題歌「ストロベリー」はTOKYO MOOD PUNKS。
出演は小池徹平、マイコ、田辺誠一、品川祐、池田鉄洋、田中圭、中村靖日、千葉雅子、森本レオ、北見敏之、朝加真由美、須賀貴匡、 庄司智春、窪園純一、鳥木元博、浜近高徳、しのへけい子、瑠川あつこ、片岡明日香、金井淳郎、Bコース、瀧口友里奈、 植松孝行、伊原侑蔵、重久元太郎、東加奈子、李愉未、宮下修司ら。


インターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」の書き込みを基にした作品。
新潮社から発売された映画と同じタイトルの著書が原作として表記されているが、その本はスレッドの書き込みを書籍化したものだ。
マ男を小池徹平、中西をマイコ、藤田を田辺誠一、阿部を品川祐、井出を池田鉄洋、木村を田中圭、上原を中村靖日、瀬古を千葉雅子、 黒井を森本レオ、マ男の父を北見敏之、母を朝加真由美、柴田を須賀貴匡が演じている。
品川の相方の庄司智春が、クロージング・クレジットのラストに特別出演している。

導入部で、マ男は2ちゃんねる(Bちゃんねる)にスレッドを立てる。 これは実際の原作者が行った行為を再現しているのだが、そこをなぞる意味が全く無い。
同じ2ちゃんねるのスレッドを映画化した『電車男』の場合、それをネットで見ている連中が応援するという描写があった。ところが 本作品の場合、ネットで見ている連中の書き込みは示されるが、それだけだと全く意味を成していないし、書き込んでいる連中は登場 しない。
また、その書き込みを受けて、マ男が何か行動を起こすわけでもない。
マ男の書き込みは、ナレーションの代わりとしての意味しか持っていない。
だったら、文字表記よりもナレーションの方がいい。

黒井システム株式会社を訪れたマ男を黒井が開発室へ連れて行った時、社員たちは追い込みの真っ最中でプログラムに没頭 している。
そこで「紹介されても全員が無視する」ということを示したのに、その直後、井出が向こうから明るく話し掛けるので、その仕掛けが 台無しになっている。
その後、デスマという言葉が出て来ると、軍隊姿のマ男が細い崖道を行進する妄想シーンが挿入される。
そのような演出が何度かあるが、こういうのを入れるなら入れるで、そこは笑えるモノになるべきなんだけど、中途半端な装飾なので、 単に邪魔なだけになっている。
もっとマンガ的表現を誇張すべきなのに、突き抜けてないんだよな。

マ男が黒井に雇ってもらうシーンで、「マ男が母を事故で失ったことを涙の演技で語って同情を誘う」というコミカルな描写にしてあるが 、それは「母親の死をきっかけに就職を決意した」という部分が不真面目なモノに見えてしまうし、同情を誘う芝居をするのも、マ男の キャラからすると違和感がある。
その手の計算が出来る男なら、もっとマトモな会社に就職できていたんじゃないのかと。
社会生活の経験が無くて不器用で、利口じゃないから、そんな会社にしか就職できなかったんでしょ。だったら、そこは「ここもダメかと 半ば諦めていたけど、なぜか雇ってくれた」という形にしておくべきだ。
だって、それだと黒井は「中卒で何の経験も無い彼を雇ってくれた、温情のあるいい人」になってしまう。
だけど実際には、そこはブラック会社で、どんどん人が辞めているから、マ男みたいな奴でも雇ってもらえたんでしょうに。

っていうか、黒井システムって、ブラック会社に該当するんだろうか。
プログラマーの世界だと、納品日が迫ったら徹夜が続くのは当然のことじゃないかという気もするんだが。
IT関係に限らず、例えばテレビ局でも、スタッフが会社で椅子を並べて仮眠している姿が番組で写ったりするし。
それに、この会社は納品日をキッチリと守っているし、マトモなプログラムを手抜きせずに完成させている。

黒井システムでホントに理不尽なのは、阿部だけなんじゃないか。
井出は単に仕事の能力が低いだけ。瀬古はマ男のタクシー代を払ってくれなかったけど、これも必要の無い仕事をやらせた阿部が諸悪の 根源だ。
この会社って嫌がらせを繰り返す横暴な阿部さえいなけりゃ、そんなに酷い会社ではない。残理不尽さや醜悪さが、阿部だけに集中して しまっているように思える。
しかも、どんな時でも優れた立ち振る舞いでフォローしてくれる藤田という孔明キャラな先輩までいて、逃げ場が用意されているん だよな。
ホントにブラック会社なら、そういう「心休まる場所」も無いはず。

阿部が自分を追い出そうとしていることを知った時、マ男は「あの時、僕に残された道はただ一つ。ソルジャーとなってデスマと戦うしか なかった」とモノローグを語るが、全く理解できない。
なんで、それしか道が無いのか。
そりゃあ再就職は困難かもしれないけど、それは「プログラマーとしては」ということであって、職種を選ばなければ、何かあるんじゃ ないかな。
それに、ぶっちゃけ、またニートに戻ればいいだけのことだし。
「そこで仕事を続ける以外に選択肢が無い」というのは、ちょっと良く分からないな。

途中で「なんか、みんな仲良くなったな」「マ男、何気に楽しそう?」というスレッドの書き込みが表示されるが、実際、そうなんだよな 。
序盤は理不尽さや横暴さにマ男が苦しめられるという展開が続いたが、途中から、何となく楽しそうな雰囲気になってくるのだ。
それはブラックなコメディーとしての楽しさじゃなくて、普通に「その会社、何となく楽しそうだ」という感じなのだ。
そして、マ男にも余裕が見えてしまうのだ。
そりゃダメだろ。

会社を乗っ取ろうとする木村の野心が明らかにされ、そこから最大のデスマに突入していくのかと思いきや、その後にマ男が中卒だと バレて社員たちからバカにされるという展開があり、木村の野心の話から逸れてしまう。
正直、この展開って邪魔でしょ。
もう最初から中卒が明らかになっている状態にした方がいいよ。
デスマの原因は木村なんだから、彼が登場したら、もう他のところに目を向けている場合じゃないよ。そこに集中すべきだ。

あと、そこが最大のデスマと言ったけど、ちっとも最大のデスマに見えないぞ。
「そして廃人」とかマ男は書き込んでいたけど、そこまで追い詰められているようには見えないぞ。
それに、精神的に追い込まれる最大の問題は、仕事じゃなくて胃がんの父親が入院したことだし。
仕事だけならクリアできそうだったのに、それがあったから急に「ああ、もうダメ」と倒れている感じなのよね。その入院を受けて、 限界値までのグラフが急にグンと伸びている印象なのよ。
それって、なんか違うんじゃないか。

しかも、木村のせいで無茶なスケジュールでの仕事を強いられ、そこに父親の入院が重なったことが「限界」なのかと思ったら、それも 違うんだよな。
なんとマ男は、「藤田さんが会社を辞めることが限界だった」ときたもんだ。
いやあ、見事に同調できねえ展開だ。
そんなトコに限界ポイントがあるとは、お釈迦様でも分かるまいて。
っていうか、そんなのが答えなら、分かりたくもねえし。

でも、何より問題なのは、その後だ。
黒井システムをブラック会社と呼べるかどうかは置いておくとして、タイトルがそうなんだから、ブラックとして受け入れると しよう。
しかし、そのブラック会社を、なんと監督は「人間が成長するには良い場所」と全面的に肯定してしまうのだ。
社会問題にまでなっているブラック会社を容認して、それどころか称賛までする勢いなのだ。
アホですか。
一番の理不尽は、予想だにしない場所にあったよ。

「みんな仕事を押し付け合ったり、いがみ合ったり。自分のことばっかり。だからブラック会社なんだよ」と終盤になってマ男は言うが、 それって解釈が間違ってるから。
あと、そこで泣かせに入るのは、演出として間違ってるから。
この映画に感動なんか要らないから。
それにしても、ブラック会社を称賛してしまうような監督の下で仕事をしなけりゃならないってのは、ある意味、ブラックな職場かもね。

(観賞日:2011年3月26日)


第3回(2009年度)HIHOはくさい映画賞

・最低助演女優賞:マイコ
<*『山形スクリーム』『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』の3作での受賞>

 

*ポンコツ映画愛護協会