『誰も守ってくれない』:2009、日本

1月24日、東京都豊島区の船村家に刑事達がやって来た。18歳の息子・直人が小学生姉妹殺人事件の容疑者として浮かび上がったからだ。 父・礼二と母・澄江が困惑する中、捜索令状を見せて家に上がり込んだ刑事たちは直人の部屋へ向かう。15歳になる直人の妹・沙織は、 学校で恋人の園部達郎たちと楽しく過ごしていた。しかし担任から連絡を受けて事情を知らされ、帰宅することになった。
東豊島署暴力犯捜査係の刑事・勝浦卓美は娘へのプレゼントを購入し、後輩の三島にからかわれる。2人はインド料理店で暴れたチンピラ のトオルを見掛けて後を追い、二度と暴れるなと脅して解放した。そこへ電話が入り、2人は警察署へ向かう。勝浦は明後日から休暇を 取って家族旅行へ行く予定だ。彼は三島に「家族最後の旅行になるかも」と漏らす。別居中の妻が離婚届を用意しており、娘が家族旅行で 仲直りするよう勝浦に促したのだった。
東和新聞の梅本孝治や佐山惇たちは、デスクから「小学生の姉妹殺害の犯人が18歳の少年らしい、犯人は未成年だから、そのことを頭に 叩き込んで取材を始めてくれ」と指示を受けた。テレビでは船村家の前から生中継が始まった。東豊島警察署に戻った勝浦と三島は、係長 の坂本一郎から容疑者家族の保護を命じられる。勝浦たちは「どうして容疑者の家族を守るのか」と不満を漏らした。
坂本、勝浦、三島が船村家に到着すると、現場はマスコミや野次馬で騒然としていた。その時、現場リポーターは少年が逮捕されたことを 伝えた。直人が玄関から連行されていき、マスコミが押し寄せ、野次馬が糾弾の声を浴びせた。勝浦たちは裏口から家に入った。そこへ 家庭裁判所や区役所の人間が来て、礼二と澄江に離婚と再婚の手続きを促した。マスコミに追われることを避けるため、離婚を成立させて 、妻の戸籍に夫が入るのだ。迅速に手続きが行われ、2人の苗字は船村から大野に変更された。
刑事課一係の刑事たちは、家族を別々の場所へ移動させて事情聴取することにした。勝浦と三島は、沙織をホテルへ連れて行くよう指示 された。就学義務が免除された沙織だが、なぜ学校へ行けないのかと反発した。ホテルへ行くことも嫌がり、母親に「ここでお兄ちゃんを 待っていようよ」と告げた。勝浦が彼女を連れて外に出ると、マスコミが容赦なく押し寄せた。記者の責めるような質問が、沙織に次々と 向けられた。車に乗り込んで出発すると、報道車を乗せた数台の車が追跡してきた。
勝浦と三島は報道車を振り切り、用意されたホテルに到着する。待ち受けていた刑事たちが沙織の事情聴取を始めようとするが、すぐに マスコミが押し掛けてきた。勝浦は再び沙織を車に乗せ、待機場所の指示を待つことになった。三島が家宅捜索に回るよう命じられた後、 勝浦は仕方なく沙織を自分のアパートへ連れ帰った。同じ頃、梅本は佐山に、勝浦の住所を突き止めるよう指示していた。
沙織が「携帯電話を忘れてきた。メールを読まれたら死ぬ」と言い出したため、勝浦は船村家へ戻ることにした。その間彼は精神科医を している知人・尾上令子に沙織を見てくれるよう頼んだ。勝浦は携帯を見つけた後、三島から坂本係長の伝言を聞かされる。事件があった 日は両親が留守で、沙織は家にいた。帰ってきた兄貴を見たはずだから、そっちで証言を取れというのが坂本の指示だった。
勝浦が船村家を去ろうとした時、澄江がトイレから出てこないことに捜査員たちが気付いた。勝浦がドアをこじ開けると、澄江が自殺を 図っていた。慌てて勝浦は心臓マッサージを試みるが、澄江はそのまま命を落とした。アパートに戻った勝浦は令子を外に呼び出し、母親 の自殺を沙織に伝えるべきかどうか相談する。令子は「いずれ分かることだから私から話す。家に行きましょう」と告げた。
勝浦は沙織を車に乗せ、令子の家へ向かった。勝浦は気付いていなかったが、梅本と佐山が尾行していた。令子が母親の自殺を話そうと した時、沙織の携帯に達郎からの電話が入った。沙織は達郎から澄江の自殺を知らされ、ショックを受けた。インターホンが鳴り、勝浦が 出ると、梅本たちが立っていた。梅本は「家族にも連帯責任がある。謝らせるべきだ」と沙織を出すよう要求した。
勝浦が拒否すると、梅本は3年前の事件を持ち出した。3年前、勝浦は捜査のためにヤク中の男を泳がせ、そのせいで子供が死んでいた。 それは坂本の指示でやったことであり、勝浦は早く逮捕させてほしいと何度も頼んだのだ。しかし坂本にストップを掛けられ、勝浦が尾行 している中で、男は目の前にいた子供を殺したのだ。勝浦は3年前の事件以来、しばしば手が震えるようになっていた。梅本は「あんたら 警察は容疑者のことしか考えていない。犯人の家族も死ぬべきだ。犯罪者の家族は迫害されて当然でしょう」と言い放った。
勝浦は特別捜査本部へ出向き、坂本に沙織の待機場所を指示するよう求めた。しかし坂本は「妹の聴取はウチでやる。早く兄貴のことを 聞き出せ」と命じた。勝浦は苛立ち、「なら自分でやってくださいよ。アンタの点数稼ぎに付き合っていられない」と言って立ち去ろうと した。すると坂本は、早刷りの新聞を勝浦に見せた。そこには3年前の事件のことが書かれており、「容疑者保護に疑問」という見出しが 付いていた。それは梅本が書いた記事だ。
坂本は「今度は停職処分じゃ済まないな。私が何とかしてやる。妹を離れて東京を離れろ。マスコミの手の届かない所へ連れて行くんだ」 と勝浦に指示した。保護2日目の朝、勝浦は沙織を車に乗せてアパートを出発した。一方、インターネット上では直人の個人情報が晒され 、彼だけでなく妹も糾弾する動きが高まっていた。勝浦は沙織を連れて、家族と共に宿泊するはずだった西伊豆の「ペンション本庄」に 到着した。本庄圭介と久美子夫婦が経営する海辺のペンションだ。
勝浦はペンションに入ると、夫婦の息子の仏壇に手を合わせた。3年前の事件で犠牲となったのは、本庄夫婦の息子だった。勝浦は毎年、 息子に手を合わせに来ている。本庄は「警察のことは恨んでる。でも貴方は上司の命令に従っただけだ」と穏やかに告げた。勝浦は沙織が 容疑者の妹であることを明かし、「彼女も事件の被害者だと思っています。貴方にすがる思いでここに来ました」と述べた。本庄夫妻は 夕食の際「あのことから逃げたら負け犬だ。何も悪いことしてないのに。だから頑張ろうって」と口にした。
保護3日目の朝、勝浦は窓の外で写真を撮っている男を目にした。勝浦は本庄夫妻にパソコンを貸してもらい、三島に電話で尋ねながら 事件に関するスレッドをチェックする。掲示板には直人や沙織の名前や住所・顔写真が公開されており、勝浦と沙織がペンション本庄に いることも書き込まれていた。さらには、勝浦の個人情報まで掲載されていた。勝浦の携帯に、娘・美菜から電話が入った。美菜は、自宅 に攻撃的な電話が掛かって来たこと、家に押し掛けてきた人物がいることを話した。
本庄は勝浦に、「出ていってくれませんか。やっぱり人殺しの夫婦といるわけにはいかない。警察はウチの子を守ってくれなかったのに、 犯人の妹は守るんですか」と述べた。彼は感情的になり、「ホントはアンタの顔も見たくねえんだ、出てけ!」と怒鳴った。ペンションに 石が投げ込まれ、窓ガラスが割れた。勝浦が外を見ると、ネットで場所を知った男たちが集まり、写メールを撮影していた。
勝浦は、ペンションのことを掲示板に書き込んだ犯人が沙織だと気付いた。勝浦が「どうしてそんなことをするんだ?」と問い詰めると、 沙織は「刑事さんも困ればいいんだ!あたしのお母さんを奪ったくせに」と泣き叫んだ。三島が刑事課一係の刑事・稲垣浩一を連れて ペンションに現れた。直人が口を割らないので、沙織から情報を聞き出そうというのだ。「答えろ、協力しないとお前も同罪だからな」と 稲垣が高圧的な態度で事情聴取を行うが、沙織は「何も知らない」と言う。稲垣は「こいつも腐ってんだ」と悪態をついた。
その夜、ネットで場所を知ったという達郎がペンションを訪れた。恋人と会えたことで、沙織の表情が緩んだ。翌朝、勝浦たちが眠って いる隙に、達郎は沙織を連れ出した。彼は「どこへ行くの?」と困惑する沙織をホテルの一室に連れて行き、「動くなよ」と告げて去った 。その部屋は、ネット住民が仕掛けた盗撮カメラとパソコンによって、インターネットで生中継されていた…。

監督は君塚良一、脚本は君塚良一&鈴木智、製作は亀山千広、プロデューサーは臼井裕詞&種田義彦、アソシエイトプロデューサーは 宮川朋之、ラインプロデューサーは古郡真也、製作統括は杉田成道&島谷能成、撮影は栢野直樹、編集は穂垣順之助、録音は柿澤潔、照明 は磯野雅宏、美術は山口修、VFXディレクターは山本雅之、音楽は村松崇継。
主題歌『あなたがいるから YOU WERE THERE』Word & Arranged by Robert Prizeman、Music by Takatsugu Muramatsu、Performed by リベラ LIBERA。
出演は佐藤浩市、柳葉敏郎、木村佳乃、志田未来、松田龍平、石田ゆり子、佐々木蔵之介、佐野史郎、津田寛治、須永慶、掛田誠、 水谷あつし、伊藤高史、浅見小四郎、井筒太一、渡辺航、佐藤裕、東貴博、大河内浩、佐藤恒治、長野里美、冨浦智嗣、野元学二、 菅原大吉、西牟田恵、平野早香、貞包みゆき、平手舞、須永祐介、山根和馬、浮田久重、井上康、荒井萌、柄本時生、ムロツヨシ、 青木忠宏、渡仲裕蔵、松岡努、阿部六郎、田崎正太郎、松本真由美、貞平麻衣子、飯嶋耕大、河口舞華、小山田伊吹、 藤原進一朗、吉田晋一、海老原敬介、積圭祐、堤匡孝、浅里昌吾、青木一、徳永淳、横塚真之介、安岡直 、平良千春、大村美樹、吉村玉緒、江澤規予、熊谷美香ら。


『容疑者 室井慎次』の君塚良一が監督と脚本を務めた作品。
勝浦を佐藤浩市、本庄を柳葉敏郎、令子を木村佳乃、沙織を志田未来、三島 を松田龍平、久美子を石田ゆり子、梅本を佐々木蔵之介、坂本を佐野史郎、稲垣を津田寛治、佐山を東貴博、東和新聞のデスクを大河内浩 、礼二を佐藤恒治、澄江を長野里美、達郎を冨浦智嗣、家庭裁判所の所員を野元学二、区役所の職員を菅原大吉が演じている。

この映画を見て思ったのは、「リアリティーって何かね?」ということだ。
監督は『踊る大捜査線』シリーズで「あたかもリアリティー」を上手く構築することに成功していたが、そこには「軽妙なテイストだから 」ということも大きく関係していた。
今回はシリアス一辺倒で社会派な作品なので、現実とは異なる「あたかもリアリティー」でやっていくにしても、かなり神経質になる必要 がある。
ところが、『踊る大捜査線』シリーズよりも雑になっているのではないかと感じる。

まず冒頭、刑事たちが船村家に押し掛け、その場で未成年である長男を逮捕・連行していくところからして、リアリティーを 感じない。
教師から連絡を受けた時の沙織の表情を見る限り、「兄が逮捕された」というのを他の生徒たちの前で告げられている感じだったし、だと すれば、それもメチャクチャだ。
テレビでは自宅の前から中継が始まるが、そんなことも有り得ない。
まだ逮捕もされていない未成年の自宅前から生中継なんて、そんなの今までに見たことが無いぞ。
大体、まだ逮捕されていないのに、どこから情報が漏れたのかと。
ホントなら、そこに勝浦たちがパトカーのサイレンを鳴らしてやってくることも有り得ないんだし。

直人の逮捕直後に船村夫婦の離婚・再婚の手続きをやるってのも、嘘臭いんだよなあ。
マスコミが押し掛ける騒ぎを作るヘマをやらかすようなボンクラ警察が、そんなところだけは異様に迅速に対応するのかと。
勝浦たちは沙織をホテルへ連れて行くことになるが、当然、車で出る時にマスコミが押し寄せることになる。
そういう状況を警察が作ることは有り得ないと思うのよ。
だって、連行される犯人の顔はコートで警察が隠しているけど、家族は顔をさらしたまま外に出ることになるんだぜ。

っていうか、沙織を撮影してどうすんのよ。どうせマスコミは沙織の写真や映像を流すことなんて出来ないんだからさ。そこで群がるのも 不自然だぞ。
ここで報道の車が追い掛けてきてカーチェイスってのも、娯楽性を出したかったんだろうけど、そんなの有り得ないよ。
大体、沙織の車を追跡して、それで何がしたいのかと。
それに、あんな暴走をしていたら、警察は道交法違反で逮捕できるでしょ。

沙織の入ったホテルの部屋にマスコミが押し掛けてくるが、なんで簡単に嗅ぎ付けられてるんだよ。
カーチェイスでは撒いたはずだよな。ってことは、警察内部から情報が漏れているのか。
そうとしか考えられないぐらい、すぐにマスコミが到着しているぞ。
沙織は達郎からの電話で母の自殺を知っているが、ついさっき自殺したばかりなのに、もうニュースで報じられている。これも信じ難い 状況だ。
やっぱり警察内部で、情報をマスコミにリークしている奴がいるとしか思えないぞ。

梅本は「犯人の家族も死ぬべきだ。犯罪者の家族は迫害されて当然でしょう」と言い放っている。
そういう意見を持つ人間がいるのも分かるけど、それを誇張しすぎたせいでバカバカしく陳腐になっている。
声高に主張したのが大失敗で、もう少し控え目な態度で描写すべきだったんだよ。
あるいは、マスコミの中でそういう考えを持つキャラを置くとすれば、その近くに反対意見や懐疑的態度を示すキャラを配置してバランス を取っておけば良かったのに。

坂本は自分の出世のために、沙織を利用しようと考えている。
「誰も守ってくれない」ってことだから、沙織にとって敵という位置付けにされていても、それは間違いではない。
周囲を敵だらけにするのは別に構わない。
ただ、坂本のキャラは妹に対してではなく、勝浦に対しての敵という印象が強いんだよな。
沙織を追い詰めていくために配置されている敵という印象は全く受けない。

直人が連行された後、沙織は「どうして私が学校に行けなくなっちゃうの?」とか「お兄ちゃんも家族なんだから待っててあげようよ」 とか、いかにも「私は何も知りません、お兄ちゃんは何もやっているはずがありません」という態度だったのに、実は兄の犯罪を知って いたことが終盤に入って明らかになる。
そういう設定が明らかになると、もはや単純に「彼女の事件の被害者」として見ることができない。
「そりゃあ糾弾されても仕方が無いぞ」とさえ思ってしまう。

稲垣が沙織に対してやたらと高圧的な尋問をしており、それも警察を敵にしたいのは分かるけど、なんか嘘臭い。
実際の取り調べでそんなことがあるのかもしれんけど、「15歳の容疑者家族に対して、そこまで脅すような尋問をするかね?」と思って しまう。そこにリアルを感じられない。
それが「あたかもリアル」を狙ったのか事実に基づいたリアルを狙ったのかは問題じゃない。
重要なのは、映画を見ている間、それが映画の中でのリアルとして伝わってくるかどうかなんだよね。

この映画で特に酷いのが、ネット住民に関する描写だ。
ネットで勝浦の家族の情報が晒された後、妻と娘の家に電話が掛かったり人が押し掛けたりする。
ネット住民はペンションに押し寄せて投石し、写メールを撮影しまくる。
ホテルの一室で沙織の様子を生中継し、部屋に押し掛けて勝浦に殴り掛かる。
もうメチャクチャだ。
ネット住民ってのは基本的に、ネットの中だから暴走できるのよ。
現実社会で暴走できないから、ネットで暴れるのよ。

そりゃあ「ネットで犯行予告して大量殺人をやらかす」というタイプのキチガイ殺人犯もいたけど、そういう輩と「掲示板で祭りを起こす ネット住民」を一緒にしちゃイカンよ。まるで別モンだからね。
祭りを起こして騒ぎたがる奴らは、ネットで乱暴者になっているところで大抵はオシマイなのよ。ペンションに投石するとしたら、それは ネットで祭りを起こすような連中とは別の奴だよ。それに、ネット住民による攻撃ってのは本人に向けられることが大半だし、家族に 向けられる場合も、その家族の対応が誠実で無かった場合だ。
で、そこを百歩譲って沙織が攻撃されるとしても、もっと陰湿にやると思うぞ。ネット住民の攻撃ってのは、基本的に陰湿だ。そんなに アクティブに現実社会で行動を起こすのは変だ。
あと、たかが「小学生姉妹を殺した少年」というだけでは、そこまで大きな祭りにならないと思うよ。
例えば「少年が姉妹を陵辱していた」という変態性や、「姉妹の生首を切断して部屋に飾っていた」という猟奇性がプラスされていれば、 話は別だけどね。

製作サイドは社会派映画とエンターテインメントの融合を目指したらしいけど、報道車とカーチェイスを繰り広げるとか、ネット住民が 刑事に殴り掛かるとか、そういうのはエンターテインメントとの融合じゃなくて、ただ作品を陳腐にしているだけだ。
とにかく、監督が描きたいテーマは良く分かるけど、あまりにも過剰に誇張しすぎたせいで、訴えたいメッセージに心が動かされない のよ。
それと、色々なサイトにペンションの名前や住所だけでなく写真まで掲載されているのに、そこにマスコミが全く押し寄せないのも変だろ 。序盤で容疑者の家まで押し掛けていたテレビ関係者が後半は全く登場しなくなるのも、フジテレビが製作に関わっているからテレビを 悪者に出来ないってことなのかね。
実際には、今でも最も問題があって影響力が強いのは、相変わらずネットじゃなくてテレビなんだよ。なのに最終的にはネットだけを悪者 にしている偏向的な描写にしている時点で、この映画の真摯な姿勢にも疑問符が付くね。
っていうか、「容疑者家族の保護」という問題を描いていたはずなのに、なんで後半に入ると「ネット批判」にテーマが摩り替わってん のよ。

(観賞日:2010年10月25日)

 

*ポンコツ映画愛護協会