『THE CODE/暗号』:2009、日本

川崎にある探偵事務所5は、創立60年を迎える。探偵たちに名前は無く、3桁の番号で呼ばれる。川崎市で連続爆破テロ事件が発生し、犯人グループは政治犯の釈放を要求した。他にも複数の場所に爆弾が設置されていたため、市長の依頼を受けた探偵501は仲間たちを派遣した。情報科学研究室には暗号化された犯人グループの通信内容が届けられたが、短時間での解読は困難だった。部長である探偵507は、部員たちからコード解読を要請された。会長の孫娘・瞳に数学を教えていた507は、次々に3つの爆弾の解除キーを割り出した。最後の1つは誰もが無理だと感じる難問だったが、それも507は解読してみせた。
507の解読によって犯人グループの居場所も判明し、事件は解決された。501は507に、ある配列パターンを撮った写真を見せる。それは暗号の一部だが、507も見たことが無いパターンだった。その写真は上海支部から送られてきた物で、依頼主は「青龍コンス」という地下マフィアの一員だった。507が上海行きを希望すると、501はバックアップの探偵と共に行動する条件付きで認めた。上海に到着した507は、迎えに来た探偵523と合流した。上海支部で待っていたバックアップの探偵とは、会長のことだった。
523は507に、依頼主が美蘭という女性であること、青龍コンスのボスの女であることを教えた。しかし523は危険なので依頼を断り、彼女の資料も全て燃やしていた。507が美蘭を見つけるために街へ出ると、情報屋が接触してきた。金を渡して情報を貰った507は劇場へ行き、ステージで歌っている美蘭の姿を確認した。507は美蘭を尾行して屋敷に潜入し、暗号全文を見せてほしいと告げる。すると美蘭は、「もういいの。その暗号を見た者は死ぬわ」
美蘭は「私と関わった男は皆死ぬ。だからこうやって閉じ込められてるの」と話す。507が危険を冒す覚悟を口にすると、美蘭は「私を守ると約束できる?私をずっと苦しめて来た、この暗号の謎から」と言う。507が「貴方を守ると約束します」と告げると、彼女は背中に彫られた暗号を見せた。そして彼女は、それが生き別れた父の唯一の手掛かりであることを明かし、父を捜してほしいと依頼した。美蘭によると、暗号解読を試みて大勢の人間が命を落としているという。
507がトラップ・コードを意識しながら解読を始めた直後、ボディーガードが侵入者の存在に気付いた。507は窓から逃げ出すが、一味に包囲される。507は拳銃を向けられるが、謎の男が一味を全て射殺した。男は507に背後から近付いて拳銃を突き付け、「暗号のことは忘れなさい。記憶の中に残っていれば、奴らと同じように死ぬ」と警告して立ち去る。一方、会長は大切な人から預かった南部8ミリ弾を523に見せ、それがきっかけで探偵になったことを明かす。彼が幼い頃、椎名という男が「これからは自分のことは自分で守るんだぞ」と告げて弾丸を渡し、姿を消したのだった。
青龍コンスのボスである李は、息子の小龍から「なぜ美蘭にこだわるのです?暗号なら記録し、解読も完了しています」と質問される。「では、なぜ解読した場所へ送った者が帰って来ない?何かが足りないのだ。鍵は、まだ美蘭にある」と李は述べた。507は情報屋に金を渡し、青龍コンスが表向きは貿易会社であること、裏では香港最大の地下組織だが新興勢力に押されて落ち目になっていること、李が旧日本陸軍の軍資金を探していることを知った。
507の元に美蘭から助けを求める電話が掛かり、受話器の向こう側では銃声が響いた。507が屋敷に急行すると警護の連中が射殺されており、美蘭はボスに自由を求めたこと、抵抗して殴られたこと、すると窓の外から何者かが警備の連中を狙撃したことを語る。507は彼女を連れて、屋敷から逃げ出した。駆け付けた青龍コンス連中が追い掛けようとすると、謎の男が全員を射殺した。
507は情報屋が用意した場所に美蘭を匿い、暗号の解読に取り掛かる。一方、会長は旧友である公安の揚警部を訪ね、殺人事件を報じる新聞記事を見せた。犯人が殺害に使ったのは、現在は入手不可能な南部8ミリ弾だった。会長は揚に、被害者の情報が欲しいと告げた。507は黒子のように見えた刺青の点を繋ぎ、それが経度と緯度を示していることを突き止めた。李は美蘭の居場所が判明したことを小龍に知らされ、「お前が行って連れ戻せ」と告げた。
小龍は隠れ家に乗り込み、507と美蘭に拳銃を構えた。美蘭は507を殺さないと約束させ、組織へ戻ることを承知した。しかし507は美蘭の手を引っ張り、情報屋と共に隠れ家から脱出する。情報屋の知らせで駆け付けた523が車で駆け付け、3人を拾って逃走した。謎の男は隠れ家にいた一味を全滅させ、「お前の親父に届けろ」と小龍に手紙を渡した。暗号文になっている手紙を読んだ李は、「やはり生きていたか、椎名」と呟いた。
1945年冬、陸軍中野学校の一期生である椎名は、陸軍省の吉岡から極秘指令を受けた。それは旧日本陸軍の莫大な軍資金を隠し、守ることだった。「我々にとって戦争は過去形ではない。これからは地下に潜り、再戦の火蓋を切る時期を待つ」と吉岡は椎名に告げた。そんな出来事を回想した李は、「今日から屋敷を完全武装しろ。間もなく屋敷で戦争が始まる」と小龍に言う。さらに李は、「お前は美蘭を追って財宝を探せ」と命じた。
深夜、屋敷に乗り込んだ椎名は一味を全滅させ、李に拳銃を突き付けて「久しぶりだな、吉岡」と告げた。吉岡は命令に背き、同志を裏切っていた。椎名が引き金を引こうとした時、会長が現れた。ずっと捜し続けていたことを会長が話すと、「思い出話は後だ。邪魔をしないでもらいたい」と椎名は言う。裏切り者に死の制裁を加えようとする椎名に、会長は「どんな時でも人を恨むなと教えたのは誰なんですか」と声を荒らげた。椎名は静かに「絶対に人を裏切るな。そう教えたのも私だ」と告げ、吉岡を射殺した。
会長は拳銃を構えるが、椎名を撃つことは出来なかった。彼が南部8ミリ弾を返すと、椎名は「私を止めてみろ」と告げて走り去った。少年時代、戦争で両親と離れ離れになった会長は、靴磨きとして働いていた。そこへ客として来た椎名は、財布を忘れた代わりに両親を見つけてやると約束した。椎名が両親の死を報告すると、会長は泣き出した。すると椎名は、「俺たちの所へ来い。これからは俺たちがお前の家族だ」と告げた。
507たちは暗号解読で割り出した村へ行き、旧日本陸軍の使っていた洞窟を調べる。壁に刻まれていた文章を確認した後、507たちは麓に戻ろうとする。すると美蘭が、「この風景、見覚えがある」と口にした。一行は空き家に入り、507は壁の文章を使って暗号を最後まで解読した。しかし、それを知った情報屋が小龍と手下たちを呼び寄せた。情報屋は小龍の兄弟分であり、507の行動を探るために潜入していたのだ。美蘭を人質に取られた507は、「村外れの洞窟にある北通路を目指せ。そこに扉がある」と教える…。

脚本・監督は林海象、脚本は徳永富彦、製作は大和田廣樹、プロデューサーは湊谷恭史&森重晃&田村淳&久山あゆみ&宍戸錠、撮影は柴主高秀、照明は蒔苗友一郎、美術は愛甲悦子、録音は石貝洋、編集は今井剛、監督補・脚本は久万真路、協力プロデューサーは山下徹二郎、音楽は めいなCo.。
出演は尾上菊之助(五代目)、稲森いずみ、宍戸錠、松方弘樹、松岡俊介、斉藤洋介、テイ龍進、廉叔良、方舟波、佐野史郎、貫地谷しほり、中沢青六、柏原収史、上原歩、津田寛治、宮迫博之、加勢大周、夏生ゆうな、鈴木リョウジ、虎牙光揮、金井良信、原田喧太、吹越満、佐伯新、坂井真紀、窪塚俊介、成宮寛貴、櫛山晃美、福満大樹、鰐淵晴子、桃生亜希子、汐見ゆかり、小川洋夫、奥山潔、金子功、室千草、Duncan Edmond、Maia Lynch、Eric McCready、阿部孝夫、小松拓也、木村貴史、荻原真治、山内亜美、岡田麻央秋山奈々、波多江清、丁成俊、茅厳平ら。


『私立探偵濱マイク』シリーズを手掛けた林海象と映像探偵社による作品群『探偵事務所5』の劇場版第2作。
507を尾上菊之助(五代目)、美蘭を稲森いずみ、会長を宍戸錠、椎名を松方弘樹、情報屋を松岡俊介、523を斉藤洋介、小龍をテイ龍進、李を廉叔良、揚を方舟波、501を佐野史郎、瞳を貫地谷しほりが演じている。
他に、511役で柏原収史、520役で津田寛治、522役で宮迫博之、529役で加勢大周、532役で夏生ゆうな、555役で虎牙光揮、575役で吹越満、577役で坂井真紀、590役で窪塚俊介、591役で成宮寛貴が出演している。

たぶん林海象監督は、宍戸錠が日活ダイヤモンド・ラインの一員としてバリバリに活躍していた頃の無国籍アクション映画をイメージしていたんだろうとは思う。そういうノリが好きなのも、探偵物やハードボイルド映画が好きなのも、良く分かる。
特定のジャンルをこよなく愛し、それを模倣したいという純粋で無邪気な気持ちは、「熱烈なファン」として捉えれば、とても微笑ましい。しかし、映画人としては、そこで終わってもらったら困るのだ。
この映画は、監督の趣味嗜好、大好きなジャンルについては強く伝わって来るのだが、「素人が好きな対象を真似してみました」という段階に留まっている。
これが例えば、初めて映画を撮る青年の自主制作であれば、それでも構わないだろう(っていうか、初心者の自主制作映画として捉えれば、相当に質が高いとは言えるけど)。
しかし、日活が配給して全国公開される商業映画であり、キャリアを積み重ねたプロの映画監督の作品なのだから、それが素人っぽさ満開ではマズいだろう。

会長の回想シーンが入った時点で、椎名と謎の男が同一人物であることはバレバレになる。
美蘭が父を回想するシーンが入った時点で、その父親が椎名であることはバレバレになる。
顔は見えないようにしてあるが、セリフは喋るので声でバレバレになるのだ。
たぶん最初から、バレバレでも構わないという意識で作っているはずだ。本気で隠そうとしたら、もっと頑張るだろう。
「謎の男の正体がバレバレ」という部分も、昔の日活無国籍アクション映画を模倣しているってことだろう。

ひょっとすると林海象監督は、自分の好きなシーンを撮ったり、自分の好きな台詞を喋らせたり、自分の好きな役者を起用したら、それで満足なのかもしれない。
そんな風に感じた理由は、あまりにも作りが雑だからだ。
まず、美蘭、会長、椎名の年齢設定がメチャクチャだ。1945年の時点で、会長は少年、椎名は大人だ。椎名を30歳だと仮定しても、現在のシーンでは90歳を超えていることになる。
90歳にしては、あんなにバリバリと動けるのはおかしいでしょ。それに、美蘭との年齢差も、親子にしては離れすぎている。
そもそも、椎名は任務を全うするために娘と別れたんでしょ。ってことは、任務を受けた直後に離れているはずだ。だったら美蘭だって、もうババアになってなきゃ辻褄が合わないぞ。

例えば、これが現代じゃなくて1970年代や1980年代という時代設定なら、「椎名の運動能力がジジイにしては異様」とか、「椎名の娘にしては美蘭が若すぎる」という問題は解消される。
しかし登場人物が携帯電話を使っている上、終盤には会長が「あれから60年か。俺だって伊達には生きちゃいねえぜ」と言っているのだ。
つまり、時代設定は現代ってことが明らかにされているのだ。
だから、やはり前述した問題は解消されないのだ。

そもそも、会長が少年時代に、既にオッサンだった椎名と会っているという設定の時点で無理があるのだ。
会長役の宍戸錠は1933年生まれで、椎名役の松方弘樹は1942年生まれ。ようするに、宍戸錠の方が松方弘樹より9つも年上なのだ。
それでも、その2人ぐらい年を取ると、「同年代」というキャラ設定なら大きな違和感は抱かずに済んだだろう。でも、これが「少年と大人」の年齢差になると話が違う。
現在のシーンで椎名が会長に「坊主か。大きくなったな」と言うんだけど、違和感ありまくりだよ。幾ら松方弘樹に老人メイクを施しても、その無理は全く隠し切れていないぞ。
無国籍映画として捉えるにしても、年齢設定の不自然さは甘受しかねる。

ぶっちゃけ、「宍戸錠と松方弘樹を探偵映画で共演させたい」という気持ちに関しては、かなり共感できる。
1960年代や1970年代の日本映画が好きな人なら、日活ダイヤモンド・ラインの一員だった宍戸錠と、東映の実録任侠映画でトップスターになった松方弘樹の共演というのは、引き付けられるモノがある。だから、この2人を共演させるのは大歓迎だ。
しかし、それなら2人の共演する価値を貶めないような配慮が必要だろう。
それが2人に対する礼儀ってモンだ。

他の面々に関しても、まず稲森いずみは歌姫の役なのに歌が上手くない。斉藤洋介は関西弁が上手くない。そこは本人たちに対して、撮影の前に歌や関西弁の練習を積ませるべきだろう。
っていうか、そもそも斉藤洋介に関西弁を喋らせなきゃいけない必要性も、稲森いずみに歌わせなきゃいけない必要性も無い。
どうしても上手くならないのなら、関西弁じゃなくてもいいし、歌手の設定じゃなくてもいい。簡単に変更できるポイントだろう。
あと、美蘭は日本人だけど中国人として暮らしているはずなのに、中国語よりも日本語が堪能だ。堪能どころか、日本人として思えない流暢な日本語を話す。そこも雑だと感じる。
日活の無国籍アクションであれば、その辺りの雑な感じも味わいとして受け入れられたかもしれないけど、この映画では無理。

話の作りも色々と雑。
まず、501が507に暗号の一部の写真を見せておきながら、「危険だから」と上海行きに難色を示すのは矛盾している。そもそも523は依頼を断ったのなら、写真を日本に送っているのが変だ。
川崎市で活動している探偵事務所なのに、上海にだけ支部があるのは不自然だ。
探偵事務所に暗号解読班として大勢のメンバーが揃っている時点で設定として無理があるが、そこは受け入れるとしても、上海に支部があるのなら、そこにも暗号解読班がいるべきだろう。

507が劇場で歌っている美蘭の姿を確認した後、尾行して屋敷に潜入するのは不可解な行動だ。美蘭は依頼人なのだから、普通に接触して依頼内容を聞けば済むはずだ。
接触しようとして排除されたり、あるいは接触しようとしたらヤバい連中が警備していて近付けないとか、そういう手順があった上で「だから屋敷に侵入する」という行動を取るなら納得できるけど、そこをスッ飛ばしちゃってるからね。
っていうか、そもそも依頼人と会って詳細を尋ねるのは、暗号解読班の仕事ではない。それは全てバックアップの探偵がやるべき仕事だ。
あと、結果的には美蘭って「接触しようとしたら命を狙われる」という女ではあるんだけど、それなら上海支部に来て仕事を依頼することからして無理なはず。「私と関わった男は皆死ぬ。だからこうやって閉じ込められてるの」と言うけど、じゃあどうやって上海支部に行ったのか。ずっと警備が見張っているなら、自由な行動なんて取れないはずだろうに。

タイトルが『THE CODE/暗号』であり、暗号を巡るサスペンスのはずなのに、暗号解読の面白さは全く味わえない。
まず冒頭、暗号解読を部員に要請された507は、あっさりと解読を終わらせる。
暗号は4つあって全てタイプが異なるのだが、それぞれの暗号がどういうモノかは全く分からない。彼は解除キーの配列を部員に告げるのだが、何がどうなって解読できたのかはサッパリ分からない。
だから「どうやら507はキレ者らしい」ってことだけはボンヤリと伝わるけど(それさえもボンヤリだ)、謎解きの醍醐味は皆無である。

その後には美蘭の暗号を解くメインのストーリーが開始されるが、やはり暗号の詳細は分からないし、何のヒントも与えてもらえないまま507が解読を開始する。
「互いのブロックが相互に関係している」とか「互いの暗号を隠す役割を担っている」などと独り言を喋るけど、そんなのは何のヒントにもならない。
507が配置の組み替えに頭を悩ませても、こっちには何をどう悩んでいるのかサッパリ分からない。
美蘭が「私の背中、ホクロだらけでしょ」と言い、507は「いや、これはホクロじゃない。これも刺青の一部だ」と告げて、それがヒントだと判明するんだけど、そのシーンまで観客にはホクロの存在さえ教えてくれなかったし。

壁の文章を使って暗号を解読するのも、扉の暗号を解読するのも、その場で507が手掛かりに気付き、すぐに解読作業を開始するので、こっちは考える余地が全く無い。
「どうやら解読作業が進んでいるらしい」ってのを、ただ淡々と見せられるだけだ。
ようするに林海象という人は、暗号解読というミステリーの面白さには全く興味が無いのである。
彼が描きたいのは、「ハードボイルドな雰囲気」であり、「スタイリッシュな雰囲気」であり、「オシャレな雰囲気」なのだ。

「そもそも雰囲気だけで勝負できる映画なんて稀」とか、「雰囲気だけで勝負するにしても雰囲気作りが雑」とか、そういう問題を全て置いておくとしても、雰囲気で勝負しようとするのであれば、「暗号解読ミステリー」だと観客に誤解させるようなことは徹底して避けるべきだろう。
ところが、むしろ507に「今まで誰も遭遇したことのない暗号を解読してみたい」「解読不能な暗号を解読すること、それが全ての暗号解読者の夢です」などと喋らせて、そういう面白さを追及するんだろうと誤解させる方向へ導くのだ。
っていうか、そもそも雰囲気だけで勝負しようとしている人が、「暗号」を重要な要素に掲げたシナリオなんて作っちゃダメだろ。

507が序盤に受け取った探偵七つ道具はそんなに利用されないし、椎名の持つ異次元の戦闘能力を馴染ませるには周囲の意匠が著しく不足している。
話が進むにつれてどんどんグダグダになっていくし、507は暗号解読班なのにアクション主体の構成にするから主人公が今一つ活躍できない状態になってしまう。
そもそも尾上菊之助はアクション向きの役者じゃないし、クライマックスに入ると実質的な主役は宍戸錠と松方弘樹になる。
「林海象の熱狂的なファン」と「お気に入りの出演者を見ることが出来れば、それだけで満足」という人なら、オススメの映画である。

(観賞日:2015年1月28日)

 

*ポンコツ映画愛護協会