『ジオラマボーイ・パノラマガール』:2020、日本

16歳の渋谷ハルコは、東京の高層マンションで父のアキヒコ、母のフユミ、妹のナツと暮らしている。ナツに「いいの、7時半だよ」と起こされた彼女は、慌てて学校へ行く準備を始める。一方、一軒家で暮らすケンイチは、自転車で登校する。彼はテスト中にいきなり立ち上がり、「僕、学校辞めます」と山形先生に宣言する。山形が困惑していると、ケンイチは「思ったんです。僕に学校は必要ないなって」と告げて教室を出て行く。すぐに山形が追い掛けて来て、教室に戻るよう説いた。するとケンイチはキスして狼狽させ、「まだ17のガキなのに」と強要されたように装って学校を出て行った。
ハルコは学校で親友のカエデと会い、同級生の男女が恋仲なのではないかと噂する。「恋したいな」と2人が話していると、親友のマルが合流する。3人は「ロマンチックな恋がしたい」という気持ちで一致し、カエデは親戚から貰った小澤健二のレコードをハルコに貸した。ケンイチはスケボーを持ったまま町を歩く女性たちを観察し、2人組に狙いを定めた。しかしオドオドしながら「ちょっと時間ない?」と言うと、「バーカ」と笑われた。
ケンイチはマユミという年上の女性目が合い、向こうが笑顔を浮かべたので声を掛ける。マユミに「今のナンパのつもり?怪しい宗教勧誘の人だよ」と言われたケンイチは、「どっか行かない?」と誘う。スケボーは上手いのかと問われ、「持ってたらカッコイイかなって」と彼は答えた。マユミはケンイチを連れて、カフェに行く。そこへキンヤという男が来て、マユミに「何してんの?」と尋ねる。「さっき声掛けられて」とマユミは答え、ケンイチは軽く笑う。ケンイチはキンヤに殴られ、反撃しようとするが全く歯が立たなかった。彼はキンヤに凄まれ、腰が抜けてしまった。
夜、ハルコはナツ&ナツの友人のタイラとテレビゲームで対決して敗れ、コンビニへ買い物に行く。その帰り、ケンイチはハルコとすれ違い、その直後に倒れ込んだ。ハルコが救急車を呼ぼうとすると、ケンイチは飛行機を眺めて立ち上がる。ハルコが「もし良ければウチで手当てなり」と言うと、彼は「大丈夫です」と告げる。ハルコは「じゃあ何も無いんですけど、良かったら」と買ったばかりの漫画雑誌とお菓子を渡し、礼を言って去る彼を見送った。ハルコは母に頼まれた牛乳を飲み、ケンイチの学生証を拾った。
帰宅したケンイチは、呆れる姉のサカエに怪我を手当てしてもらう。サカエは勝手に学校を辞めたことにも呆れており、「そういうトコ、パパそっくり」と言う。彼女はケンイチに、「来週、ママの病院、一緒に行く?ちゃんと話してよ」と述べた。ハルコは帰宅し、寝室でケンイチの学生証を眺めて浮かれた。翌日、登校したハルコは、昨晩の出来事をカエデとマルに話した。するとカエデとマルはケンイチを見に行こうと誘い、恋に発展するのではないかと冷やかした。ハルコは照れて、「好きとかじゃないですから」と否定した。
ケンイチは家でカップラーメンを用意し、「何してんだろ。間違えたかも」と学校を辞めたことを後悔する。彼が泣き出すと、クラブから朝帰りしたサカエが「何してんの」と呆れる。「夜遊びかよ」とケンイチが批判すると、看護師のサカエは「こっちは明日から3連勤なんだから」と反論した。ケンイチは風呂掃除の当番をサボっていると指摘され、「これからやろうと思ったの」と言う。「やるやる言って、結局やんないでしょ。学校辞めて、昼までウダウダして。都合悪くなると、すぐ逃げる」とサカエに説教されたケンイチは、「うるせぇ。分かったから」と自分の部屋に逃げ込んだ。
ケンイチは外出してスケボーで遊び、飽きてゲーセンに行く。サイゼリアで食事を取った彼は、またマユミに会いたくなった。ハルコはケンイチに会いたくなり、カエデとマルを伴って彼の学校へ向かった。途中でケンイチが歩道橋の下を通過するが、ハルコは目撃しても彼だと気付かなかった。ハルコが第一高校の校門前で見張っていると、カエデとマルはすぐに帰ってしまう。ケンイチはマユミをナンパした場所へ行き、すぐに彼女が現れたので「タピオカミルクティー飲まない?」と誘った。
ハルコは学生証に記載されたケンイチの自宅へ向かい、サカエに不審者扱いされて水を浴びせられる。ハルコは学生証を見せて誤解を解き、家に上げてもらった。マユミはケンイチをアパートへ連れ帰り、「大学の友達の家で、留守がちなので勝手に使っていい」と話した。ケンイチはコーラを飲んでからマユミに体を近付けてキスを迫り、スカートの中に手を入れた。ハルコはサカエから、父は2年前に死んで母は入院中だと聞かされた。
マユミはケンイチを蹴り飛ばし、「幾ら払う?」と尋ねる。ケンイチが「それは」と言葉に詰まっていると、彼女は「私なら簡単にヤレると思った?最低」と言い放った。ハルコはトイレに行くフリをしてケンイチの部屋に忍び込み、物色しようとする。ケンイチが帰ってきたことを知った彼女は咄嗟にベッドの中に隠れるが、すぐケンイチに見つかった。ハルコが帰ろうとするとサカエは「今週末、暇?」と尋ね、友達が渋谷でやっているクラブイベントのチケットを渡して「ケンイチも来るし」と話す。ハルコが歩いているとケンイチが追い掛けて来て、「夜も遅いし暗いんで駅まで送ります」と言う。ゴキブリが道にいたので、2人は狼狽した。ハルコはケンイチと手を繋ごうとするが、勇気が出ないまま駅に着いてしまった。
翌日。ケンイチがホテルの清掃係としてアルバイトをしていると、マユミが男と現れた。彼女はケンイチに気付いて、笑みを浮かべた。ホテルを出たマユミは、男を突き飛ばして同じ車に乗らなかった。ハルコはカエデとマルから、早く告白するよう言われる。ケンイチの元に戻ったマユミは、「しっかり働いてるじゃん」と声を掛けた。「そっちも稼いでるみたいじゃん」とケンイチが返すと、マユミは「何、その言い方。せっかく仕事紹介してあげたのに」と口にした。
ケンイチが「今夜会えない?渋谷でイベントがあってさ」と誘うと、マユミは「連絡する」と答えて去った。ケンイチは外国人の同僚から「彼女?」と問われ、「まあね」と即答した。大規模デモのニュースを目にした同僚は、「東京、危険だね。大丈夫かな」と不安を示す。ケンイチが「好きな女の子さえいれば、別に何だっていいんだよ。世界がどうなろうと、知ったこっちゃない」と軽く言うと、彼は「お前、ヤバいな」と評した。
その夜、ハルコはマルと合流し、イベント会場へ赴いた。マルが男と話し込んでいる時、ハルコはマユミから声を掛けられた。「誰かと待ち合わせ?ボーイフレンド?」と質問されたハルコは、「違います。でも」と言う。マユミはハルコに口紅を塗り、自分のイヤリングをプレゼントして「じゃあ、楽しんで」と去った。ケンイチが会場に姿を見せたので、ハルコは笑顔になる。しかしケンイチがマユミとキスしたので、ハルコはショックを受けて会場を出た。
ハルコがビルの屋上に行くと、先に来ていたリョーヘイという男が「1人?」と問い掛ける。「友達と来た」とハルコが答えると、彼は「もしかして高校生?」と訊く。ハルコが「20歳」と嘘をつくと、リョーヘイはヘアメイクのアシスタントだと自己紹介した。酔っ払っているハルコは「出ようぜ、ここ」と言い、リョーヘイを連れ出した。ケンイチはマユミと共に、タクシーで日比谷へ向かっていた。マユミは窓から顔を出して笑いながら大声で絶叫し、ケンイチは彼女にキスした。
ハルコはリョーヘイを渋谷PARCOへ連れて行き、スマホで一緒に写真を撮る。浮かれていた彼女はキスされて我に返り、「ごめん私、彼氏いて。ごめんなさい、間違えました」と逃げ出した。マユミはケンイチを連れて、マンションに戻った。ケンイチが「君はこんな風に誰とでもするの?君が良く分からない」と言うと、彼女は「分かろうとしたって無駄。私だって自分が分からないんだから」と語る。「君って一回幾ら?。買い占められるなら買い占めたい」とケンイチが告げると、マユミは「マジ受けるんだけど。結局、気味もお金で買おうとしてるじゃん。悪いけど、すっごく高いから」と述べた。
ケンイチが「もうやめてほしい」と頼むと、マユミは軽い調子で「たかがセックスじゃん。自分の体使ってバイトするんだから、マックでバイトするのと同じじゃん」と告げる。ケンイチが「違う」と反発すると、彼女は「何が違うの?」と尋ねる。「だって、悲しい」というケンイチの言葉にマユミはため息をつき、「人がどうしようと勝手じゃん」と不機嫌になった。ケンイチが無言になると、彼女は「さっきのことだけど。値段。好きな人はタダ。それだけ」と口にした。
早朝、ハルコは埠頭で寝そべっているのをカエデに発見され、フユミが怒っていたと聞かされる。彼女はケンイチに彼女がいたことを話し、「そんで、初めてお酒飲んで、初めて男の子とキスした。そんで逃げて、ここにいます」と告げた。ハルコとカエデは自転車を盗んで二人乗りし、警官に見つかった。ハルコは飲酒もバレて補導され、フユミに怒られた。マユミは弁明するが許してもらえず、「門限は6時、お小遣いは卒業するまで無し」と通告された。高校は3日間の自宅謹慎で、狙っていた大学の指定校推薦は駄目になった。色んなことが上手くいかないことにハルコは腹が立ち、母と口を利かなくなった。
カエデはハルコに、1日100個しか販売されない『マルキン』のシュークリームを手に入れてフユミの怒りを鎮めてもらおうと提案した。2人が店を探していると、下校中のナツ&タイラに遭遇した。タイラは再開発で店が潰れたと教え、いい場所があると告げて建設中の高層マンションへ案内する。4人は人目を忍んで潜入し、ナツは空いている部屋を秘密基地にしたと話す。4人は大きな物音を出してしまい、作業員に気付かれそうになった。
ハルコはカエデと2人になり、「キス、どうだった?」と質問される。「一瞬だったし、覚えてない」とハルコが言うと、カエデは「好きじゃなくても、男の子とキスしたかった?」と訊く。ハルコが「意味分かんないよ」と口にすると、彼女は「あいつのこと、諦めた?」と問い掛ける。「それは、まだ分かんない」という答えに、カエデは「じゃあ、まだ好き?」と追及する。「なんでさっきから意地悪なことばっかり言うの?」とハルコが困惑すると、カエデは「嫉妬してるのかも。悔しい。ハルコに、こんなに好きになられるなんて」と話す。ハルコがキスすると、カエデは嫌がって「ビッチ」と呟いた。
ケンイチはマユミとセックスし、翌朝を迎えた。しかし彼は全く喜べず、「悔しい、僕のこと全然好きでもないのに、君は平気であんなことするから」と漏らす。マユミが何食わぬ顔で「やりたかったんでしょ?みんなおんなじ」と言うと、彼は「僕はそんなんじゃない」と否定する。マユミは「そんなとこも一緒。セックスだけの方がマシ」と告げ、今日はツケにしといてあげる」と付け加えた。ケンイチが「僕と付き合わない?」と誘うと、彼女は少し間を置いてから「付き合うわけないじゃん、好きでもないのに」と軽く笑った…。

監督・脚本は瀬田なつき、原作は岡崎京子『ジオラマボーイ・パノラマガール』(マガジンハウス刊)、製作は千葉伸大&新井重人&本田拓夫&押田興将&有馬一昭、エグゼクティブプロデューサーは遠藤日登思、プロデューサーは松田広子&樋口泰人、共同プロデューサーは佐藤崇行&村上凌太、脚本協力は藪下雷太、撮影は佐々木靖之、録音は田伸也、美術は安藤真人、編集は今井俊裕、音楽は山口元輝。
出演は山田杏奈、鈴木仁、成海璃子、大塚寧々、森田望智、斉藤陽一郎、滝澤エリカ、若杉凩、きいた、遊屋慎太郎、平田空、持田唯颯、黒田大輔、水原睦実、鶴町憲、アンドリー・アドルフ、五十嵐真志、名和風歌、村川宏樹、堀田貴子、美南レイラ、納富彩華、マコト・クーパー、岩上瑞輝、河内僚太郎、川松陽南、蓬田直史、鹿島麟太郎、苗野友司、土居健蔵、平田響、和道巧、青木夏芽ら。


1988年に『平凡パンチ』で連載された岡崎京子の同名漫画を基にした作品。
監督・脚本は『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『PARKS パークス』の瀬田なつき。
ハルコを山田杏奈、ケンイチを鈴木仁、サカエを成海璃子、フユミを大塚寧々、マユミを森田望智、アキヒコを斉藤陽一郎、カエデを滝澤エリカ、マルを若杉凩、リョーヘイをきいた、キンヤを遊屋慎太郎、ナツを平田空、タイラを持田唯颯、山形を黒田大輔が演じている。

岡崎京子の漫画は、時代の雰囲気にマッチしていたから人気が高かったという部分は大きいんじゃないかと思っている。だからというわけでもないのだろうが、この作品は雰囲気だけで引っ張って行こうとする類の映画になっている。
なぜケンイチが急に学校を辞めるのか、なぜナンパに挑戦するのか、その理由はサッパリだが、そこを深く追求しても意味が無い。
なぜなら、そもそも明確な理由なんて無いからだ。
この物語は基本的に、「何となく」で成立しているのだ。

冒頭、ハルコの語りで彼女のシーンが描かれるが、すぐにケンイチか登場する。再びハルコのパートになり、またケンイチに戻る。
そしてケンイチが教室を出た後、彼が橋を歩いて来ると、ハルカの姿が映し出される。
そして開始から6分辺りで、「僕、神奈川ケンイチと」「私、渋谷ハルコが」「この一瞬」「こんなふうにすれ違った」と2人の語りが交差する。
でも、その前にケンイチの登場シーンで彼にもナレーションを担当させておかないと、構成としてスムーズとは言えないんじゃないか。

「こんなふうにすれ違った」の後には、「彼は見下ろさなかったし、彼女は見上げることは無かった」とナレーションが入り、2人が声を 揃えて「でも、そんなことはありふれた出来事である」と言う。
その辺りの表現は、何となく古い青春映画、もしくは自主映画っぽいなと感じさせる。 ひょっとすると、あえて古めかしさを出そうとしたのか。 渋谷や日比谷の風景も、何となくノスタルジックな雰囲気を出そうとしているように感じるし。

ハルコが橋で倒れたケンイチに近付いた時、「これが渋谷ハルコ」「神奈川ケンイチの」「具体的なファースト・ミートである。彼は彼女を見上げ」「彼女は彼を見下ろした。つまり」という2人の語りが入る。
そして声を揃えて、「お互いの視線が交錯した」と語る。
そこも意図的にやっているのかもしれないけど、なんかダサくないか。そもそも、そういう語りって無くても良くないか。
いや、それが作品の雰囲気を形成する大きな要素になっているのは間違いないんだけどさ、なんか古いなと。

ハルコは学校でカエデから、小沢健二のレコードを貸してもらう。カエデは「親戚のおじさんのレコード」と説明しているが、マルも含む3人が普通にオザケンの『ラブリー』を歌えている。
ちっとも現代の女子高生っぽくないが、そういう趣味の仲間ってことなのか。
3人が「マスター・カエデ、フォースをお与えください」などと『スター・ウォーズ』ごっこを始めるのも、現代の女子高校生っぽさは無い。
ハルコとカエデが「パン屋、襲撃しよう」「納屋、燃やしちゃう?羊をめぐる冒険もしちゃう?」「いざ、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドへ」という村上春樹の著書を連想させる会話も、ちっとも現代の女子高生っぽくない。

マユミがケンイチを連れ込んだ友達の家には、栓抜きを使わないと蓋が開かない瓶コーラがある。東京を代表するランドマークとして東京タワーが写し出されるが、スカイツリーの存在は無視している。
原作漫画が1988年の発表なので、その時代設定なのかと思う人がいるかもしれない。
しかしオザケンの『ラブリー』は1994年リリースなので、そうではない。それに、スマホを使うシーンはあるし、インスタという台詞も出て来る。
間違いなく、これは時代設定を現代に置き換えているのだ。

ただ、現代に置き換えているのに、前述したようにハルコたちの趣味は「現代の東京を生きている女子高生」という印象を全く感じない。また、スマホで写真を撮るシーンはあるが、電話で話したりメールを打ったりするシーンも無い。
「どっちなの?」と言いたくなるぞ。
そこまで「現代っぽさ」を薄めようとするぐらいなら、いっそのこと原作と同じ1980年代後半の時代設定にすれば良かったんじゃないかと思ってしまうのよね。
オザケンの曲を挿入歌として使ったのは岡崎京子との関係性を意識してのことだろうけど、そこは別のアーティストに変更してさ。

ネタバレだが、最後にハルコが1人で家に帰ろうとすると、追って来たケンイチが「送るよ」と告げる。2人が駅に着くと、ケンイチは「電車さ、家と逆方向、乗ってみない?」と持ち掛ける。
原作と大きく異なる結末であり、物語を唐突に放り出さずに終えようとしているわけだ。
ただ、そこで「今から2人の関係が発展するかも」みたいな予感を匂わせるのは違うんじゃないかと。
だってケンイチは、ついさっきまでハルコの存在さえ覚えていなかったんだよ。そんな奴が急に「ハルコに気があるかのような態度」を見せたら、それは単に軽薄な奴のナンパな行動でしかないでしょ。

前述したように雰囲気だけで引っ張って行こうとする類の映画で、ストーリーは空虚さに満ち溢れている。
シラケ世代のようなドラマとしての陳腐さは一向に構わないのだが、雰囲気作りに失敗していることが全てだと言っていいだろう。中途半端にノスタルジックで、現代への調整が出来ていない。
あと、ハルコは魅力的で応援したくなるけど、ケンイチは浅薄で身勝手で不愉快な奴にしか思えないんだよなあ。とどのつまり、「山田杏奈だけは良かったけど」という感想になっちゃうかな。
ああ、それとカエデ&ナツ&タイラがビルの屋上から未確認飛行物体を目撃してエンドロールに突入し、山田杏奈&滝澤エリカ&平田空&持田唯颯のエンディングテーマ合唱が入る部分も、そこだけCMとして切り取りたいぐらいの雰囲気はあるね。うん、そこもいいね。

(観賞日:2022年6月11日)

 

*ポンコツ映画愛護協会