『交換ウソ日記』:2023、日本

都立青徳高校2年E組の瀬戸山潤は、自分の机に「移動教室でこの席に座る君へ」と書いた手紙を入れた。2年A組の黒田希美は移動教室で彼の席に座り、手紙に気付いた。手紙を開くと「好きだ!」と大きく書いてあり、希美は激しく狼狽した。彼女は親友の松本江里乃に、瀬戸山に告白されたら付き合うかと尋ねる。希美は「無いな」と一蹴し、瀬戸山がモテモテなのは分かるが冷たそうだから興味が無いと語った。希美は家に帰ってから、頭を悩ませた。
希美は「ありがとうございます。でも、ごめんなさい。瀬戸山くんのこと、よく知らないので」と手紙を書き、瀬戸山の靴箱に入れた。瀬戸山は後輩から告白され、「俺、好きな人いるから」と断った。希美はクラスメイトの女子たちが、そのことを話しているのを耳にした。数学の移動教室で2年E組へ赴いた彼女は、「俺のこと知らないなら、知って欲しい。付き合って下さい」と書かれた手紙を発見した。希美は動揺しながらも、「どうして私なんですか?」と尋ねる返事を書いた。
希美は放送部員なので、手紙には「返事は放送室前のリクエストボックスに入れて下さい」と書いた。するとボックスに入れられた瀬戸山の手紙には、「前からずっと気になってた。友達からでもいいから俺のことを知って欲しい」と綴られていた。希美は「友達から、なら」とOKした上で、「噂されたりするのは苦手だから、最初は手紙だけでいいですか?」と提案した。すると瀬戸山はボックスにノートを入れ、そこには「これからよろしく!」と書かれていた。
希美はノートを見て喜ぶが、文章の最後に「このノートが終わったら、もう一度、松本に告白するから」と書いてあるので顔を強張らせた。瀬戸山が好きな相手は、生徒会長を務める江里乃だったのだ。希美は勘違いだと伝える手紙を書き、瀬戸山の靴箱に入れようとする。しかし瀬戸山と遭遇して「松本、なんか言ってなかった?ノートとか」と訊かれ、何も知らないフリをした。咄嗟に「たぶん、返事あるんじゃないかな。もうすぐ」と彼女が口にすると、瀬戸山は嬉しそうに胸を撫で下ろした。
希美は江里乃に成り済まし、瀬戸山との交換日記を始めた。彼女は瀬戸山が自分と同じマキシマム・ザ・ホルモンのファンだと知って喜ぶが、全く知らないように装った。学校で先輩の矢野大翔と遭遇した希美は、「久しぶり。なんか意外と会わないね」と話し掛けられた。よそよそしい態度を取る希美に、彼は「こんな感じで卒業するのは嫌だから、また色々喋らない?先輩と後輩として」と持ち掛けた。希美が困っていると、矢野は「いいや、気にしないで」と立ち去った。
希美が放送室でホルモンの曲を掛けると、それを聴いた瀬戸山は笑顔になった。希美は交換日記を続ける中、クラスメイトの優子&沙耶&萌に誘われてカラオケ店に出掛けた。すると部屋ではクラスメイトの米田&鈴木&石井、それに瀬戸山が待っていた。しかし瀬戸山は他の面々と違って、まるで楽しむ様子が無かった。米田は彼を冷やかすように、「松本さんも来れたら良かったのにな」と告げた。希美は一緒に歌おうと優子たちに誘われ、矢野が好きだったから聴いていたという歌はどうかと言われると愛想笑いで誤魔化した。
部屋を出た希美は、瀬戸山から「ヘラヘラして誤魔化してばかりでイライラする」と苛立ちをぶつけられた。自分の意見は無いのかと非難するように言われた希美は、何も言葉を返さずに黙り込んだ。他のメンバーが延長する中、希美は帰ることににした。すると瀬戸山は自分も帰ると言い出し、一緒に店を出た。彼は希美に、「さっきは言い過ぎた」と謝罪した。しかし彼は、なおも自分の意見を言わないことに関しては批判した。希美が笑い出したので瀬戸山は理解できず、困惑しながらも頬を緩ませた。
瀬戸山は希美に、サッカー部だったが辞めたことを話す。彼は「妹がいて、幼い頃に母を亡くした」「最近になって祖母が足を悪くした」などと語り、「家のことをやらなきゃいけなくなった。続けたかったけど、どうしようもなかった」と言う。すると希美は、「今は無理でも、必ず出来る日は来るよ」と告げた。瀬戸山と希美は、交換日記で球技大会について語り合った。青徳高校には、「優勝トロフィーを撫でてから告白すると両想いになれる」という言い伝えがあった。今度の大会は第35回を記念して、PTAが総合優勝のクラス全員に購買で使える1000円分の引換券を用意していた。2年E組でもA組でも、生徒たちは優勝を目指して張り切っていた。
希美は優子から、あまり米田と江里乃を近付けたくないと言われる。優子は中学の時から米田が好きだと打ち明け、協力を頼まれた希美は快諾した。優子は米田から今度の日曜日に遊園地へ行かないかと誘われ、喜んでOKした。しかし瀬戸山も来るので江里乃を誘えないかと言われ、顔を曇らせた。優子は希美に、5人ならデート感が無くなるので来てほしいと頼まれる。希美は困惑するが、仕方なく承諾した。日曜日、希美は瀬戸山に嘘がバレないよう気を付けながらも、遊園地を楽しんだ。瀬戸山と江里乃が楽しそうに喋る様子を見た彼女は、寂しい気持ちになった。希美は瀬戸山と2人になり、「何でもいい」とばかり言っているくせに皆を幸せにすると賞賛された。
希美は矢野から『1分間声トレ』という本をプレゼントされ、声の仕事を目指してはどうかと勧められた。彼女は本を参考にして、自宅でトレーニングを始めた。英語が得意な希美は、瀬戸山から勉強を教えてほしいと頼まれた。瀬戸山は「次に赤点を取ったらヤバい」と言い、希美は図書館で落ち合う。すると瀬戸山は夜まで妹と祖母が2人だけで心配なので、自分の家に行かないかと持ち掛けた。希美が家に行くと、瀬戸山の妹である美久から「クラスに好きな人がいるけど上手く話せない」と相談された。希美は彼女に、「自分の気持ちに嘘をつかないことかな」とアドバイスした。
瀬戸山は希美を送って行く時、矢野からアナウンススクールのパンフレットを貰っていたことに触れた。希美が「私には無理だよ」と言うと、彼は「やる前から諦めんなよ。俺、黒田の放送、好きだよ」と告げる。瀬戸山は希美に、サッカーを辞める時に抵抗したことを打ち明けた。彼は父と喧嘩になり、祖母が庇って妹にまで気を遣わせ、ようやく諦めたと話す。それでも「なんで我慢しなきゃいけないんだ」と思うことがあるが、希美から「またやれるよ」と言われて楽になったと彼は語った。その日を境に、希美は江里乃として交換日記に書き込むペースが大幅に落ちた…。

監督は竹村謙太郎、原作は櫻いいよ『交換ウソ日記』(スターツ出版文庫)、脚本は吉川菜美、製作代表は橋敏弘&安倍純子&弓矢政法&菊地修一&池邉真佐哉&岡ア剛之&緒方寛治&長嶋潤二、エグゼクティブ・プロデューサーは吉田繁暁&渡辺信也、企画は新垣弘隆、企画・プロデュースは石田聡子&刀根鉄太、プロデューサーは細井菜都記&大脇拓郎、撮影は板倉陽子、照明は木村匡博、美術は遠藤真樹子、録音は小川武、編集は橘樹陽児、音楽は遠藤浩二、主題歌『ただ好きと言えたら』はKERENMI&あたらよ。
出演は高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、平子祐希(アルコ&ピース)、板垣瑞生、木内舞留、増井湖々、高橋大翔、木村風太、ダンディ坂野、赤松新、市川理矩、有香、三谷侑未、仲吉玲亜、下田彩夏、岩崎友泰、前川莉珠、木下紗菜、久保和支、坂口千晴、田中心平、荻野紗那、渡邉大器、赤澤巴菜乃、純乃あみ、井上拓海、田中海凪、東ノエル、木原夏海、清水大登、田中智也、新井真悟、星豪毅、川代峻平、岸本舜生、瀬隆吉、新井元輝、安達木乃、前田龍平、薮内大河、山下夕越、安曇輝真、吉開一生ら。


櫻いいよの同名小説を基にした作品。
TVドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』などを演出して来た竹村謙太郎が、初めての映画監督を務めている。
脚本は『私がモテてどうすんだ』『ハニーレモンソーダ』の吉川菜美。
瀬戸山を高橋文哉、希美を桜田ひより、江里乃を茅島みずき、米田を曽田陵介、優子を齊藤なぎさ、矢野を板垣瑞生、沙耶を木内舞留、萌を増井湖々、鈴木を高橋大翔、石井を木村風太が演じている。数学教師の役でダンディ坂野、ラジオ局のディレクター役で平子祐希(アルコ&ピース)が出演している。

原作は2013年に発表されたケータイ小説。
2000年代にはケータイ小説が大流行し、Yoshiの『Deep Love』シリーズや美嘉の『恋空』、メイの『赤い糸』などが次々に映画化された。
しかしポンコツであることが広く知られた影響なのか、やがて下火になっていった。
そんな中、とっくにブームが終わったはずのケータイ小説が2023年に映画化されたのは、TikTokで話題になったことがきっかけだ。
ただ、それよりも「原作を出しているスターツ出版が積極的に動いたから」ってのが大きいのかもしれないけどね。

希美が最初の手紙を発見する時点で、「瀬戸山が女子生徒からモテモテ」という印象は全く示していない。その後の瀬戸山の登場シーンでは「キラキラしている男」と感じさせる演出があるものの、「モテモテの男」という見せ方とは少し違う。
さらに言うと、モテモテでも希美が好きかどうかは別問題だ。
そりゃあ手紙を見た希美の反応を見れば、彼女も瀬戸山が好きってのは分かる。ただ、そういうことじゃなくて、見せ方としては上手くないんじゃないかと。
具体的な方法としては、最初に瀬戸山がモテモテで希美も好意を抱いていることを示し、その後で手紙を発見する流れにすれば良かったんじゃないかと。希美が手紙を発見する手順って、そんなに焦って冒頭で描かなきゃいけないわけでもないんだし。

根本的な問題として、瀬戸山が江里乃と間違えて希美に手紙を出すのは無理がある。
どういう経緯で、自分の席に座っているのが江里乃だと誤解したのか。本気で好きになったのなら、そこはキッチリと確認するはずだし。
あと、相手の名前を書かず、「移動教室でこの席に座る君」に対して愛を告白するのも不可解だし。テメエは名前も知らないような相手に告白しちゃうのかと。
しかも、相手が断っても全く諦めずにグイグイと行くぐらいなら、手紙じゃなくて直接的な方法を取ればいいだろ。こいつが「机に忍ばせた手紙」という形で気持ちを伝えるってのも、キャラ設定からすると引っ掛かるんだよね。

希美は友達からの関係を承諾して「最初は手紙だけで」と提案するが、「なんでだよ」と言いたくなる。
スマホがあるんだから、電話とかメールとかで連絡を取ればいいだろうに。
これが「まだスマホが普及していない時代の設定」の話ならともかく、普通にスマホを使っているんだからさ。そこは呆れるほどの御都合主義を感じる。
瀬戸山がノートを用意する段階で「このノートが終わったら、もう一度、松本に告白するから」と書き、ここで初めて告白相手の名前を出すのも、これまた分かりやすい御都合主義だ。

希美がノートを見て瀬戸山の勘違いに気付くと、「交換ウソ日記」というタイトルが表記される。その後に、江里乃が生徒会長として仕事をしている様子が映し出される。
これはキャラ紹介として、タイミングが遅い。
一方、希美が放送部員なのは、最初の手紙を読む段階で放送室に入っているので、そこで分かる。ただし、他の放送部員が全く出て来ないのは不自然。
放送室が映る度に、そこにいるのは希美だけなんだよね。
まだ希美が「友達付き合いが下手で独りぼっち」みたいな設定ならともかく、そうでもないし。

粗筋で書いたように途中で矢野が登場するのだが、こいつの出し方も希美との関係の説明も下手過ぎる。
わざわざ映画オリジナルのキャラを用意しておいて、その扱いが雑すぎるのよ。
その関係について希美が友人から色々と言われるカラオケ店のシーンも、描写が雑だわ。
そもそも、優子たちが平気で瀬戸山の隣に希美を座らせているのは変でしょ。そうなると、「瀬戸山が女子からモテモテ」という設定がブレちゃうでしょ。優子たちがみんな彼氏持ちならともかく、そうじゃないんだし。

希美は瀬戸山からサッカー部だったが辞めたことを聞かされた時、まるで初耳のような反応を示す。
だけど瀬戸山は学校のモテモテ男であり、しかも希美は彼に惚れているんでしょ。だったら、その程度の基本的データは既に持っているはず。
何なら好きな相手なんだから、妹がいることや母を亡くしていることなんかも知っていて不思議ではない。そういう情報は希美が調べなくても、瀬戸山に惚れている女子たちの間で広まるだろうし。
なので、瀬戸山の話す内容が初耳みたいな希美の反応には、違和感を覚える。

瀬戸山が「サッカーを続けたかったけど辞めざるを得なかった」と漏らすと、希美は「今は無理でも、必ず出来る日は来るよ」と告げる。それは励ましの言葉として発せられており、瀬戸山は元気を貰っている。
だけど冷静に考えると、ちっとも励ましにならんのよね。
だって、瀬戸山にとって大切なのは、きっと「高校で部員の仲間と共にサッカーをやる」ってことであって。
いずれ出来る日が訪れたとしても、それが社会人になった後だったりしたら、きっと瀬戸山からすると「今さら」になる可能性が高いんじゃないかと。

粗筋で書いたタイミングで球技大会の存在が大きく取り上げられ、それに向けて生徒たちが張り切る様子が描かれる。
だったら、そのまま球技大会の当日に向けて話を進めるべきだろう。何なら「生徒たちが張り切る様子」から一気に当日まで飛んでもいいぐらいだ。
しかし実際には、その後に全く別のエピソードを挟んでいる。それは構成として、間延びしているようにしか感じない。
だったら、球技大会について取り上げるのは後回しにして、挿入されるエピソードを先に描けば良かったんじゃないかと。

たまに「希美は嘘がバレないように慌てて誤魔化す」というシーンもあるものの、申し訳程度に留まっている。基本的には、「瀬戸山との楽しい交換日記が続く中、実際に対面しての関係でも距離が縮まっていく」という幸せな話が続く。
瀬戸山は江里乃が好きなはずなのに、希美の口をつまんでみたり、お団子にした頭をポンポンしてみたりと、もはや付き合っているか好きじゃなかったら成立しないような行動を何度も取る。
そういうことを平気でやれちゃう奴が、江里乃に手紙でしか告白できないってのは、キャラとして破綻してないか。
っていうか、前半が終わった段階で、まだ瀬戸山が江里乃に手紙のことを何も言っておらず、嘘がバレてないのも設定として無理筋で、もはや破綻していると言えなくもないけどね。

とにかく、あらゆる所で丁寧さや繊細さに欠けている。昔のプログラム・ピクチャーなのかと言いたくなるぐらい、シナリオが粗いのよ。
まさか、原作がケータイ小説なので粗い仕上がりで、それを踏襲しているってことだったりするのか。そういう形の変な原作リスペクトだったりするのか。
ここまで「お花畑満開」みたいな青春恋愛映画は、ホントに久しぶりに見たよ。
まあ「さすがはケータイ小説だな」と、変に嬉しくなっちゃったんだけどね。

それまで希美の学業に関しては全く触れていなかったのに、何の脈絡も無く急に「英語で満点を取ったテスト用紙が教師から返却される」という描写が入る。
何の意味があるのかと思っていたら、「瀬戸山が英語を教えてほしい」という手順に繋げる。
それまで希美は放送部にいるだけで自分の声や希望の仕事について全く描写は無かったが、急に矢野が本を持ってきて声の仕事を勧める。
そこから希美が自宅でトレーニングを始めたり、八木がアナウンススクールを勧めたりという手順に繋げる。
ちゃんと全体の構成を考えて計算しているとは到底思えないほど、話の展開が行き当たりばったりな状態になっている。

粗筋で書いたように、瀬戸山が自宅での勉強を終えて希美を送って行く時、アナウンススクールの件に触れる。自信の無さそうな様子の希美に対し、瀬戸山は「黒田の放送、好きだよ」と告げる。
このシーンは、この出来事だけで終わってもいい。
しかし、その直後に瀬戸山はバスケのゴールを見つけ、希美にシュートのやり方を教える。体が密着する指導に、希美はドキドキして膝から崩れ落ちる。その後には、「サッカーを辞める時に云々」と瀬戸山が打ち明け、希美の言葉で楽になったと告げる手順がある。
1つのシーンに、多くの要素を詰め込み過ぎているのよ。

終盤、瀬戸山は交換日記に「きちんと話したい。だから、あえて聞く。お前、だれ?」と書く。
だけど彼は、もう相手が希美だと分かっているんだよね。それなのに、その文言だと、まるで相手を責めるような印象が強いのよ。
実際に非難したいのならともかく、そんなつもりは全く無いんでしょ。だったら、その文章は明らかに間違いだよ。
っていうか、自身の間違いに気付いた時点で、希美に話せばいいだろ。そんなトコまで交換日記を使う必要なんか無いでしょ。
それに、彼は自分が人違いをしていたことに対して、申し訳ない気持ちも抱いているんだよね。それなのに「あえて聞く。お前、だれ?」という問い掛けは、すんげえ嫌な奴に感じるぞ。っていうか、なんか行動の筋が通っていないようにも感じるぞ。

この他にも無理のあり過ぎる展開、脱力を誘うだけのバカバカしい展開の連続である。いちいち細かく書いて行く意欲も失せるほどだ。
ボンクラな私でも、ここでキュンキュンさせたいんだな、ハラハラドキドキさせたいんだなってことぐらいは分かる。お世辞にも丁寧とは言えないものの、そこだけを点として捉えれば、大きく間違えているわけでもない。
しかし組み立ての作業が疎かになっているので、綺麗な線としては繋がっていない。
エンドロールの後には、卒業して就職した希美がラジオDJの仕事をしている様子と、彼女が瀬戸山と交際している様子が描かれる。
でも、こんなのは完全なる蛇足だ。そんなことに尺を使うぐらいなら、周囲のキャラクターをもう少し丁寧に扱った方がいいよ。

(観賞日:2025年5月30日)

 

*ポンコツ映画愛護協会