『神の左手 悪魔の右手』:2006、日本

その夜、山辺(やまのべ)イズミは眠っている弟ソウの苦しそうな声を聞いて目を覚ました。「どうしたの」とイズミは弟に呼び掛ける。 ソウには、人間の悪意を夢で予知する力があった。彼は夢の中で、アユという少女が夜道に落ちていた人形を拾う様子を見ていた。ソウは 「ダメだ、いけない」と呟く。帰宅しようと歩き始めたアユは、誰かに追われている気配を感じて怯え、身を隠した。
その時、コンテナの上にいた男が、鉤爪でアユの首の後ろを突き刺して吊り上げた。「やめろー!」と叫ぶソウの喉元から、大量の血が 噴き出し、イズミは悲鳴を上げた。部屋に来た両親のゴロウとカオルは、息子の様子を見て顔を引きつらせた。ソウは救急車で病院へと 運ばれた。ソウは以前からイズミに、「お姉ちゃん、僕もうすぐ死ぬんだ。夢で見たんだ。でもお姉ちゃんなら僕を助けることが出来る。 よく分かんないんだけど、赤い携帯電話が大事なんだ」と語っていた。
久保田光一郎と7歳の娘モモは、山の中に建つ古びた洋館に暮らしていた。モモは足が悪くて歩くことが出来ず、ずっとベッドで過ごして いた。仕事から帰宅した光一郎は、モモが大好きなケーキを差し出した。「新しい絵本だよ。これを描いていて遅くなったんだ」と黒い スケッチブックを見せると、モモは「嬉しい。早く読んで」とせがむ。「でも、パパは絵が下手だし、お話も変だし」と光一郎が言うと、 モモは「そんなことないわ。モモ、パパが書いた絵本が大好き。だってドキドキするんだもん」と告げた。
光一郎は絵本を読み始めた。女の子に拾われた人形が、彼女を鉤爪で首を刺して吊り上げ、殺害するという話だった。モモは「とっても 面白かった。だって、このお人形さん、モモにそっくりなんだもの」と感想を述べ、「また早く次の絵本を描いて。早く見たい」と言う。 ソウが病室で目覚め、「いけない」と叫ぶが、また意識を失った。廊下に出たイズミが振り向くと、ベッドからソウが消えていた。彼女は 廊下を歩いていくソウを見つけて後を追うが、見失ってしまった。
イズミがある部屋を覗き込むと、女がギャグを噛まされ、両手足をベッドに鎖で拘束されていた。医者の服を着た男が女の腹部をハサミで 切り裂くのを見て、イズミは音を立ててしまう。気付いた男が追い掛けてきたので、慌ててイズミは逃げ出した。その時、「お姉ちゃん」 とソウの声がした。声が聞こえたボイラー室へ向かうと、背後からハサミの音がした。身を隠したイズミは、赤い携帯電話を見つける。 それを拾い上げると、ハサミ男が彼女の顔に切り付けた。
イズミは悲鳴を上げ、そこで目が覚めた。昼間の病室で、イズミは仮眠を取っていたのだ。そこへ刑事の古川が来た。ソウの首が勝手に 裂けたというイズミの説明に納得できず、「信じたいが、信じるわけにはいかないんだ」と彼は言う。携帯電話があるのではないかと 考えたイズミはボイラー室へ行くが、警備員に見つかって追い出された。その警備員が赤い携帯を取り出すのを見て、イズミは驚いた。 警備員は妻からの電話で口ゲンカを始め、その電話を投げ捨てた。
イズミは壊れた携帯電話を拾う。すると、そこからソウの声が聞こえてきた。ソウは「僕の夢と、その携帯電話は、あの世のどこかで 繋がってるみたいなんだ」と語った。「どうすればいいの」とイズミが訊くと、ソウは「捕まっている女の子を助けてあげて。悪い人から 逃げられないみたいなんだ。お姉ちゃん、急いで。黄色い電車に乗って、行けるところまで行くんだ。そこに悪い人の住む町がある」と 説明した。イズミは電車に乗り、終着駅で降りた。
児童養護施設「エンジェルハウス」で働くヨシコは、沈んでいる様子を園長の清美に見られ、「他の子供たちに悪い影響を与える」と注意 される。施設からアユが失踪したため、ヨシコは落ち込んでいるのだ。「アユちゃんがいなくなったのに何も無かったようになんて、私 には出来なくて」と彼女が言うと、清美は「彼女を捜すのは警察の仕事で、貴方の仕事じゃないの。他の子供たちが不安にならないように 、普通にしていることなの」と諭した。
光太郎はコンビニで店番をしながら絵を描いていた。古川はイズミが弟を襲った犯人だと疑い、捜索を開始した。浴衣姿で祭りに行く少年 を見たイズミは、かつてソウが言った言葉を思い出す。彼は見た夢の内容について、「お姉ちゃんは遠くの街に、悪魔を退治しに行くんだ 。青い携帯電話を持ってる青い女の人と出会ったんだ。その人が白い家に連れて行って、お姉ちゃんは僕を助けてくれるんだ。夢の中では 僕は小さな女の子で、足を折られてベッドから逃げ出せない。でもお姉ちゃんが来て助けてくれるんだ」と語っていた。
イズミは、尋ね人のビラを配るヨシコを目にした。彼女は青い服を着て、青い携帯電話を持っていた。イズミがソウの夢について語ると、 ヨシコは「アユちゃんのことかなあ。分かったわ。一緒に白い家を捜そう」と言う。ヨシコも毎晩、アユが助けを求める夢を見ていたのだ 。光太郎はミワコのケーキ店でケーキを購入した。そこへヨシコとイズミがやって来た。ヨシコはケーキ店の娘なのだ。ヨシコは常連の 光太郎を知っており、店を出て行く彼に挨拶した。イズミは、ヨシコの家で泊めてもらうことになった。
山の中を歩いていたキエとヨウコは、甘い匂いに気付き、近くにあった山小屋へ入った。テーブルに並んでいるケーキを見つけた2人は、 勝手に食べ始めた。そこへ男が現れ、斧でヨウコの首を切り落とした。切断部から血が吹き出し、ケーキの上に飛び散った。男は逃げよう としたキエを捕まえ、ケーキを斧に乗せて強引に食べさせる。幾つも食べさせられて、キエは嘔吐した。さらに男が食べさせようとすると 、キエは「もう無理」と弱々しく言う。男は彼女の首も切断した。
遅くなって帰宅した光太郎は、モモに「新しい絵本を考えに出掛けていたんだ。すごく面白い話を思い付いたから、徹夜で描く」と言う。 「ちょっとだけでいいから、お話して」とモモがワクワクした様子で言うので、光太郎は「ちょっとだけ。モモちゃんの大好きなケーキが 一杯出てくるお話なんだよ」と言い、早く寝るよう告げた。彼はキエとヨウコの生首を見ながら描いていたが、翌朝、モモに「どうしても 顔が上手く描けなかったんだ。仕事から帰ったら描くなら」と告げて外出した。
目を覚ましたイズミは、古川と刑事たちが来たのを窓から目撃し、裏口からヨシコと共に逃げ出した。イズミの携帯には「急いで、ケーキ をたくさん食べる人の家だ」というソウの声が入った。ヨシコは、すぐに光太郎のことを思い浮かべた。モモは光一郎の絵本が見たくなり 、這って階段を下りた。光一郎はバイトの藤本に「帰っちゃダメかな。気になって」とドアの鍵を見せ、後を任せて店を出た。
水を飲もうと冷蔵庫を開けたモモは、そこに入っていた生首を発見した。光一郎の家に辿り着いたイズミとヨシコは、モモの悲鳴を聞いて ドアを開ける。2人が来たので、慌ててモモは生首を隠し、「こっち来ないで」と叫んだ。2人が「助けに来たの。パパは怖い人?」と 尋ねると、モモは「パパは優しい人」と答えた。帰宅した光太郎が家に入るとイズミとヨシコの姿は無く、モモはベッドに入っていた。 モモは寝ているフリをするが、冷蔵庫を開けた光太郎は異変を察知した。
光太郎は寝室に戻り、何があったのか教えるようモモに求めた。モモは「知らないお姉ちゃんたちが勝手に入ってきたの」と打ち明けるが 、「どこにいるの」と訊かれると「知らないわ、何も知らないわ」と強張った顔で答えた。イズミとヨシコは屋根裏部屋に隠れていたが、 アユの死体が吊るされているのを見つけ、声を出してしまう。2人は光一郎に見つかり、監禁されてしまった。
夜、光一郎はキエたちが首を切断されてケーキになる絵本をモモに読み聞かせる。「次の絵本も面白いんだよ。お姫様をさらいに来た2人 の悪い魔女の話なんだ。罰として地下室で王様に殺される話なんだ」と彼は語る。モモはイズミたちのことだと察知するが、光太郎は「誰 のことだい?」と言い、「これから絵本を書くよ」と寝室を去った。一方、病院ではソウがベッドから姿を消していた。
光一郎の家にやって来た古川は裏口から侵入し、鎖で拘束されているイズミとヨシコを発見した。古川は2人を助けようとするが、光太郎 に斧で惨殺された。光太郎はイズミとヨシコを床に磔にして、その体に釘打ち機で何本もの釘を打ち込んだ。光一郎はモモの寝室へ行き、 王様が2人の魔女を釘で打って磔の刑にする絵本を読み聞かせた。「パパが殺したのね。今までのお話も全部、本当にあったお話なのね」 とモモが言うと、光一郎は恐ろしい形相に変わり、「絵本に出てくる女の子は、全部お前なんだよ」と凄んだ…。

監督は金子修介、原作は楳図かずお、脚本は松枝佳紀、製作は泉英次&関雅彦&森重晃、プロデューサーは 平田樹彦&成田尚哉&吉原勲、企画協力は佐々木志郎&江上英樹(小学館・「IKKI」編集部)、撮影監督は高間賢治、編集は矢船陽介、 録音は岩丸恒、照明は上保正道、美術は及川一、視覚効果は松本肇、特殊メイク・造形デザインは藤原鶴声、擬斗は深作覚 (日俳連・アクション部会)、音楽はWataru Hokoyama。
出演は渋谷飛鳥、小林翼、前田愛、清水萌々子、田口トモロヲ、小木茂光、楳図かずお、菅原大吉、山本奈津子、根岸季衣、松金よね子、 渡来敏之、紗綾、かでなれおん、今井春奈、野木太郎、 白坂奈々、ナカヤマミチコ、渡辺紀栄、広澤葵、戸田比呂子、佐久間麻由、神谷美花、齊藤あきら、鷲巣知行、藤江百香、川連廣明、 野村啓介、三上邦彦、上沖俊、中島舞、清水沙映、芹沢花、梅田愛子、西浦駿、河田義市、安川祐香、日和佐裕子、新家子一弘ら。


楳図かずおの同名漫画を基にした作品。
原作は『錆びたハサミ』『消えた消しゴム』『女王蜘蛛の舌』『黒い絵本』『影亡者』の5話で構成されているが、映画は『黒い絵本』を ベースにして、『錆びたハサミ』の要素も少し取り入れている。
那須博之が監督を務める予定だったが、2005年2月27日に肝臓ガンで死去したため、助監督時代からの後輩である金子修介が代役を引き 受けている。
イズミを渋谷飛鳥、ソウを小林翼、ヨシコを前田愛、モモを清水萌々子、光一郎を田口トモロヲ、古川を小木茂光、ゴロウを菅原大吉、 カオルを山本奈津子、ミワコを根岸季衣、清美を松金よね子、警備員を渡来敏之、アユを紗綾、キエをかでなれおん、ヨウコを今井春奈、 藤本を野木太郎が演じている。原作ではソウが主人公だが、映画版ではイズミが主役になっている。
終盤、光太郎の働くコンビニへ来る絵本作家の役で、原作者の楳図かずおが登場する。
で、登場するだけで、なんか笑える。

冒頭シーンに登場する渋谷飛鳥、小林翼、紗綾が揃いも揃って大根な芝居をするので、のっけから「あちゃあ」という気分に させられる。
その3人だけじゃなくて、前田愛、清水萌々子、かでなれおん、今井春奈といった面々も、ホラー映画の芝居が全く出来ていない。
何より、リアクションが弱すぎるってのが辛い。
怖がるリアクションが弱いってのは、ホラー映画では大きなマイナスなんだよな

あと、病院でソウを追い掛ける時の渋谷飛鳥、光一郎の家へ向かう時の彼女と前田愛の走り方が、失笑してしまうぐらい下手。
「走り方が下手って何だよ」と思うかもしれないが、たぶん実際に見たら貴方も笑うだろう。
だって、弟を必死で追い掛けているはずなのに、腕をしっかりと振ってマラソンしてるみたいなフォームだし、急いでいるはずなのに ジョギングみたいだし。
全力疾走しろよ。

ソウが「僕の夢と携帯電話は、あの世のどこかで繋がってるみたいなんだ」と言うと、イズミは全く驚かず、すぐに受け入れる。そして 「ソウを助けるために、その女の子を助ければいい」という解釈によって、ソウの指示に従って町へと向かう。
すげえな、この子の感性は。
ソウが語ることに関して、疑うことを知らないのね。
この子、それだけじゃなくて、両親に何も言わずに出掛けたせいで警察から失踪扱いされるとか、なかなかの不自然っぷりを見せて くれる。

イズミに限らず、登場人物には不可解なセリフ、不自然な行動が多い。
アユは夜道で人形を拾うが、そんな真夜中に、なぜ一人で外を出歩いていたのか。
古川に娘を疑われたカオルは「逃げただなんて」と怒るが、「必ず見つけ出します」と言われると途端に「ありがとう ございます」と丁寧に頭を下げる。
キエとヨウコが勝手に光一郎の小屋に入ってケーキを食べ始めるのもメチャクチャだ。

コンビニで藤本に聞き込みをしていた刑事は2人いたのに、光一郎の家に来るのは古川だけってのも不自然だ。
しかも彼は玄関から訪れず、そのまま裏へ回って勝手に侵入する。
あと、モモが光一郎の描く人殺しの絵本を楽しそうに聞いているのも相当に変なんだが、それは「普通」として受け入れなきゃ いけないんだろうか。
それって、実はかなりハードルが高いような気がするぞ。

そのように、登場人物には「何故そんな行動を取るのか」「どういう流れでそんなセリフが出てくるのか」と首をかしげたくなる箇所が 目立つ。
ただし考えてみれば、楳図かずおの漫画って、キャラが不条理なセリフを吐いたり無理のある行動を取ったりすることって、そう 珍しくなかったような気がする。
でも、それって漫画だと、何となく受け入れることが出来たんだよな。
それはたぶん、楳図かずおの漫画だと、その迫力に押し切られたんだろう。そこを強引に突破できてしまうだけのパワーがあったん だろう。
そういうパワーが、この映画には感じられない。なんせ芝居が下手だし。
そこを強引に突破しようとするなら、例えば、もっと仰々しい演技を付けるってのは一つのアイデアだったかもしれない。昔の大映ドラマ みたいに、大げさでクドいぐらいの演技をさせるのだ。そこで臭さを出してしまえば、その不自然さで、行動やセリフの不自然さを成立 させてしまうことが出来たかもしれない。
そもそも楳図かずおの漫画のキャラって、かなりアクが強くてクドいんだし。

スプラッター・ホラーだと聞いていたが、そこも全然物足りない。っていうか、すげえ安っぽい。
ヨウコが斧で首チョンパになるシーンなんて、人形バレバレだ。もはや意図的に人形であることをアピールしているのかと思うぐらい、 その人形の生首をアップで捉えている。
残酷描写をしょっぱくしているのは何なのか。見せないんじゃなくて、ハッキリと殺人を見せた上でしょっぱく演出してる。
今の技術なら、特殊メイクでも使って、もうちょっとマシな残酷描写が可能なはずだから、わざとやってるんだろうなあ。
ただし、それが笑いに転化するところまで突き抜けているかというと、そうでもなくて、ただ安いだけ。
あと、なかなか殺人犯の姿を見せないメリットが何も無い。光一郎が絵本を読んだ時点で彼が犯人であることはバレバレなんだから、アユ のシーンはともかく、キエとヨウコのシーンでは姿を見せた上で殺人を描写した方がいいのに。

ゾクゾクする怖さは無いし、薄気味悪さも無いし、スプラッターの味わいも無いし、グロテスクも無い。
怖くもないし、笑えるわけでもない。
脚本を書いた劇団アロッタファジャイナの主宰者・松枝佳紀は那須博之の最後の弟子らしいが、『ピンチランナー』『デビルマン』という ポンコツ映画を生み出した師匠から、そういうダメなセンスだけを受け継いでしまったのか。
あと、金子監督って若い女優を可愛く撮ることに神経を使う監督というイメージがあったんだけど、この映画の渋谷飛鳥は、ちっとも 魅力的に見えない。

終盤、イズミが包丁で腹を刺されて倒れると、その口から眼球がギョロリと覗き、彼女の体を突き破ってソウが出現する。 そこだけ急に非現実なのね。
で、ソウは「我が左の手は、正しき者を蘇らせる神の左手。我が右の手は、悪しき者を滅ぼす悪魔の右手」と決め台詞を口 にするが、すげえ陳腐。
原作でもそういうセリフを言ってるんだけど、そもそも芝居が下手な上に、そこまでは普通に喋っていたのに、そこだけ急に仰々しい 台詞回しになるのでねえ。
だったら例えば、エフェクトを掛けて声を変えちゃうとかさ。

っていうか、台詞回しだけの問題じゃなくて、ソウの左手と右手に関する伏線が皆無だから、あまりにも唐突。
正しき者を蘇らせる神の左手が使われたシーンも無いし、悪しき者を滅ぼす悪魔の右手が使われたシーンも無いし、それについてソウが 話すシーンさえ無いし。
なんで伏線を張っておかないのかなあ。
そもそもソウじゃなくてイズミを主役にした時点で不都合は生じていると思うけど、それでもソウの神の左手&悪魔の右手の能力に関して 流れを作っておくことは出来たと思うんだよなあ。
「イズミが主役の企画だったから」というのは、言い訳にならない。
あと、ソウは「お姉ちゃんなら僕を助けることが出来る」とか言ってたのに、テメエで病院を抜け出してイズミとモモを助けてるじゃ ねえか。だったら最初から、そんなこと言うなよ。

田口トモロヲだけが孤軍奮闘しているという印象だが、いっそのこと、根岸季衣もそっちサイドの人間にしちゃえば良かったんじゃないの 。
たぶん、この2人をそういうポジションに配置すれば、それだけでも相当に不気味な空気を醸し出してくれるぞ。
それって、本来、この映画にあるべき怖さとは異質なものかもしれない。
だけど、それぐらいしか、この映画が救われる道は無さそうなんだよな。

(観賞日:2010年12月15日)

 

*ポンコツ映画愛護協会