『あさひるばん』:2013、日本

昭和58年、宮崎。城北高校野球部の面々は、練習に励んでいた。監督の阪元雷蔵が県予選の会議で出掛けると、部員たちは大喜びする。北小の子供たちが人文字を作るために校庭へ来ると、部員の浅本有也、日留川三郎、板東欽三たちは「混ぜてもらおう」と盛り上がった。監督の娘でマネージャーの幸子は困惑するが、結局は参加した。翌日、新聞には小学生の「北小」という人文字を撮影した写真が載った。だが、その近くには部員たちによる「バカ」の人文字も写り込んでいた。雷蔵は部員たちを叱責し、罰走を命じた。走り出した部員たちは、陽気に歌い始めた。
平成25年、浅本は釣りから帰る途中、居酒屋「とまり木」の女将である長友寿美に声を掛けられる。浅本が仕込みの準備を手伝っていると、寿美は「宮崎に帰りたいと思わないの?」と問い掛ける。すると浅本は、「負けたのは、お前のせいだ」と板東に責められた高校時代の出来事を思い出した。浅本は居酒屋の2階に事務所を構える興行会社「マインド企画」の社長だが、所属芸人のオモロー栗山が手紙を届けに来た。手紙を読んだ浅本は激しく動揺し、事務所へ赴いた。
浅本が改めて手紙を読んでいると、宮崎刑務所の北山という刑務官から電話が入り、受刑者の板東が話したがっていると聞かされ、浅本は驚いた。板東は泣きながら、3年前にタチの悪いチンピラを殴って傷害罪になったこと、そのせいで30年も務めた警察を懲戒免職になったことを話す。板東は浅本と同じ手紙が届いたこと、「母は人生の最期を迎えようとしております」と書かれていたことを語る。「仮釈放は2ヶ月後だが、それじゃ間に合わん。何とかしてくれ」と頼まれた浅本は、「無理だよ」と告げた。
怒った板東に電話を切られた後、浅本は高校時代を思い出す。3年の夏、県予選決勝で北高は9回裏まで4対1と城南高校をリードしていた。投手の浅本は満塁で4番バッターを迎え、板東から「初級に真っ直ぐは投げるな」と指示された。しかし浅本は直球を投じてしまい、逆転サヨナラ満塁ランニングホームランを浴びてしまった。浅本は所属タレントを引き連れ、慰問という名目で刑務所を訪れた。黒塗りの車から男が降り、刑務所長たちが迎える様子を浅本は目撃した。県選出の衆議院議員で法務副大臣を務める野沢七郎だと聞き、浅本はサヨナラホームランを打たれた相手だと気付いた。
浅本は板東を腹話術人形に化けさせ、刑務所から脱獄させようと試みた。しかし出る直前に気付かれ、板東は連れ戻された。その様子を見ていた野沢は、所長と北山から「貴方がサヨナラ勝ちした時の対戦相手です。当時の女子マネージャーが重い病で、会いたいというのが脱獄の動機らしいです」と説明された。野沢は運転手の田所に、阪元幸子の消息を調べるよう頼んだ。板東は所長から2泊3日の外出許可を貰い、刑務所を出ることが出来た。
浅本と板東がマインド企画の芸人たちと別れた直後、日留川がバイクで現れた。彼は所長が別居中の妻だと明かし、板東を見張って連れ戻すよう頼まれたのだと語った。藤元総合病院へ出向いた3人は、幸子の娘で手紙の送り主である有三子と会った。有三子の案内で病室を訪れた3人は、幸子と再会する。すっかり衰弱している幸子を見た3人は、思い出の歌で励ました。病室を出た3人は、暗い気持ちになる。日留川が「さっちんは、もうダメかもしれん」と口にすると、板東は腹を立てて掴み掛かった。
3人は有三子に誘われ、喫茶店へ移動した。浅本と日留川は枕元にあった結婚式の案内状に気付いており、「おめでとう」と彼女に告げる。有三子は3人に、母も気に入ってくれた相手だが、明後日の結婚式は延期しようと考えていることを明かす。板東が2日後に式を挙げるなら出席したいと言い出すと、彼女は3人を歓迎した。しかし3人が雷蔵のことを口にすると、「来ないと思います」と彼女は言う。幸子が高校を卒業して妊娠に気付き、何も言わずに家を出て以来、雷蔵とは会っていないらしい。
病室へ戻った有三子は幸子から、式は必ず挙げてほしいと頼まれる。浅本、日留川、板東は、雷蔵に結婚式への出席を承諾してもらうため、会いに行こうと決める。しかし有三子の父親は自分だと全員が主張し、言い争いになった。翌朝、3人は有三子が2人の男に連れられて車に乗る様子を目撃し、慌てて後を追う。3人が車を停めて男たちに襲い掛かると、有三子は慌てて制止する。松尾と尾松という男たちは、雷蔵が営む醤油蔵元の従業員だった。彼らは雷蔵の間に立って、動いてくれていたのだ。
板東が「俺たちは父親のような物」と言い出したので、有三子は3人を連れて牧場へ行き、婚約者である獣医の村木透に紹介する。有三子は3人に、そこで結婚式を挙げるつもりだと話した。一方、幸子が主治医の安永と話していると、野沢が見舞いに現れた。野沢と幸子は、中学時代から密かに交際していた。野沢は幸子に結婚を控えた娘がいると知り、「ひょっとして」と口にする。幸子は軽く笑い、「んなわけないでしょ」と否定した。
有三子は雷蔵を訪ねるが、「幸子とは縁を切った。もう、お前とも会うことは無い。結婚相手と幸せに暮らせばいい」と言われる。浅本、日留川、板東は雷蔵に挨拶し、自分たちに任せるよう有三子に告げた。3人が幸子を許すよう頼むと、雷蔵は「あいつが家を出た後、女房は死ぬまで自分を責めていた」と語る。「最後のチャンスです。考え直して下さい」と3人が頭を下げると、「口出しするな。どんげな資格があるんか」と雷蔵は言う。3人が口々に有三子の父だと主張すると、雷蔵は怒鳴り付けて追い出した…。

原作・監督は やまさき十三、脚本は塙五郎&やまさき十三、製作は都築伸一郎&大角正&岡本昭彦&奥野敏聡&斎藤裕&鈴木賢二&石川豊&松尾宏之、企画は久保雅一、チーフプロデューサーは三宅川敬輔、プロデューサーは武田千明&古澤泉&浜本正機、撮影は鈴木達夫、照明は三上日出志、録音は井家眞紀夫、美術は小林久之、編集は河原弘志、音楽は山下康介。
主題歌『どんまい』作詞・作曲:石井竜也、編曲:金子隆博、歌:米米CLUB。
出演は國村隼、板尾創路、山寺宏一、桐谷美玲、西田敏行、松平健、斉藤慶子、間寛平、雛形あきこ、温水洋一、秋本奈緒美、上島竜兵、鳥羽潤、竹富聖花、國本鍾建、清水めぐみ、猪野学、瀬野和紀、斉藤直太、井手雅紀、荻野友樹、安井秀和、田中良一、高橋巨典、オモロー山下(現・インタビューマン山下)、サイクロンZ、村田秀亮(とろサーモン)、ツジカオルコ、湊ゆかり(ビューティーメーカー)、戸波雄輔(ちきんなんばん)、森恵美、岡崎彩、吉丸裕美、前田晶子、榎本鱒太、濱田明良、日高陽一、桃山なおき、五島哲也、小倉鈴子、黒岩保雄、松元裕樹、塩見耕読、坂本益造、小林真由ら。


松竹の人気シリーズだった『釣りバカ日誌』の漫画原作者、やまざき十三が72歳にして初めて監督を務めた映画。
『極道の妻(おんな)たち 赫い絆 』『現代仁侠伝』の塙五郎が、やまざきと共同で脚本を担当している。
浅本を國村隼、日留川を板尾創路、板東を山寺宏一、有三子を桐谷美玲、雷蔵を西田敏行、野沢を松平健、幸子を斉藤慶子、北山を間寛平、寿美を雛形あきこ、安永を温水洋一、刑務所長を秋本奈緒美、松尾を上島竜兵、村木を鳥羽潤、高校時代の幸子を竹富聖花、尾松を國本鍾建が演じている。

やまさき十三は漫画原作者としてデビューする前に、東映東京制作所で働いていた。
映画監督希望だった彼は早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、東映の助監督として数多くのTVドラマに参加していた(塙五郎も同じ現場で仕事をしていた)。
やがて脚本も執筆するようになったが、労働争議の影響で監督昇進が絶望的になったため、退社したという経緯がある。
だから、彼に取って映画監督ってのは長年の夢だったわけだ。
ちなみに、松竹の就職試験に落ちて東映の契約社員になっているので、そこも含めて「ようやく」ってことだね。

松竹は『釣りバカ日誌』シリーズが終了して以降、看板となるシリーズ映画を生み出すことが出来ていない。
『釣りバカ日誌』シリーズの終了に備えて公開した2008年の『築地魚河岸三代目』は興行的に失敗し、1本だけで終了してしまった。
『男はつらいよ』シリーズから『釣りバカ日誌』シリーズへと続いた「いかにも松竹らしい喜劇映画」の流れが、途絶えてしまったのだ。
そんな中、やまさき十三が監督しているわけだから、持ち込まれた企画ではあるものの、松竹としては「上手く行けばシリーズ化も」と目論んでいたはずだ。

この映画、かなり『釣りバカ日誌』シリーズを意識させるような内容になっている。
そもそも、やまさき監督自身が『釣りバカ』のサイドストーリー的な作品という認識でメガホンを執っている。釣りの要素を入れるってのも、最初からの考えだ。
『釣りバカ』のハマちゃん役だった西田敏行、アニメ版のハマちゃん役だった山寺宏一の起用も、もちろん意図的なモノだ。
『釣りバカ日誌』シリーズのファンだった観客層を取り込もうという狙いが、あざといぐらいに見えてくる。
しかし興行的に惨敗を喫し、評価に関しては「そもそも批評が出るほどの人数に見られていない」という状態で、シリーズ化の目論みは脆くも崩れ去った。

國村隼、板尾創路、山寺宏一、松平健が同い年ってのは、あまりにも無理がある設定だ。
実年齢で言うと、1953年11月生まれの松平健が最年長で、その2学年下が國村隼。そこから6学年下が山寺宏一、その2学年下が板尾創路だ。つまり、かなり年齢差が大きいわけで。
実年齢が離れていても、同級生に見えれば問題は無いよ。でも、明らかに違うわけで。浅本が「相変わらず老けてる」と日留川から指摘される台詞で言い訳しているけど、何のリカバリーも出来ていないよ。
そりゃあ昔の映画だと、実年齢を無視したキャスティングなんて珍しくも無かった。
でも『逆境ナイン』に登場するサカキバラ・ゴウの名言を借りるなら、「それはそれ、これはこれ」だ。

映画は野球部の練習風景からスタートし、幸子と雷蔵はハッキリと存在をアピールする形で写し出される。
しかし肝心の「あさひるばん」は、練習シーンだと全く分からない。雷蔵が去った後、3人が並んでニヤッとする時に、初めて存在を認識できる。その理由は、名札に「あさ」「ひる」「ばん」と書いてあるのが見えるからだ。それだけであり、3人一括りの扱いだ。個々の性格や特徴は全く示されない。
そこは少しでいいから、それぞれの特徴を示しておくべきじゃないかと。
メインの3人が「あさひるばん」と呼ばれていることも、チームの中で特に3人が仲良くしていることも、特に言及することは無いままサラッと流されてしまう。後の展開を考えれば、いかに3人が幸子と親しかったのかをアピールしておくことも重要なはずだが、そういう意識も見られない。

オープニングでは部員たちが「人文字に混ぜてもらおう」と浮かれる様子が描かれるが、「そんなに楽しいことかな」と思ってしまう。
ひょっとすると、「バカ」の人文字で悪戯することが楽しいということだったのかもしれない。
でも、だったら最初から「悪戯しようぜ」という意識を明示しておくべきで。
っていうか、そもそも人文字を巡るエピソードで、何を描きたかったのかと。罰走で陽気に歌い出したところでタイトルに入るので、「マジですか」と言いたくなったわ。

現在の浅本が登場すると、すぐに負けたことを責められた高校時代の回想シーンが挿入される。
それなら現在のシーンからスタートして、回想シーンで初めて高校時代に触れる構成の方が良かったんじゃないか。
その後、浅本が板東からの電話を受けるシーンがあり、日留川は単独で登場シーンが用意されている。そして浅本が板東を連れて刑務所を出てから、日留川が合流する形を取っている。
だけど、それは「3人の再会」として上手い見せ方だと思えない。
浅本をメインに据えて、板東は彼に電話を掛ける形で登場させたのなら、日留川も何かの形で彼と絡むように初登場させた方がいい。

っていうか、そもそも板東が刑務所に収監されているという設定からして、違うなあと感じる。
大体さ、警官がチンピラを殴っただけで懲戒免職どころか刑務所行きで3年も食らってるって、不可解に思えるし。
おまけに、元警官という設定が全く活きていないし。
そこは、普通に「手紙を貰った浅本が宮崎へ戻り、同じように手紙を貰った日留川&板東と再会する」という形で良かったんじゃないかと。変に手間を掛けたことが、無駄に話をゴチャゴチャさせているように感じる。

それと、なぜ浅本が手紙を受け取った時点で、送り主や手紙の内容を全く明かそうとしないのかがサッパリ分からない。
板東が電話で手紙の内容に言及する時点でも、まだボンヤリした状態になっている。刑務所長が野沢に事情を説明する時点で、ようやく「野球部の女子マネが重い病で」という事実が明らかにされる。
そこまで送り主や手紙の内容を隠したまま引っ張る意味が全く無いでしょ。
っていうか浅本が手紙を読んだ時点で送り主と内容を明示し、そこで初めて高校時代の回想シーンを入れる形でもいいし。

あと、手紙を受け取ったのは浅本&日留川&板東だけで、他の部員には届いてないんだよね。だから、3人しか病院に行かないんだよね。
なぜ3人だけに手紙が送られたのかと言えば、それは幸子に惚れていたからでしょ。だったら、それを回想シーンで示しておくべきでしょ。
そこまでに何度も高校時代の回想シーンがあったけど、その中で「3人が彼女に惚れてる」と示す様子なんて皆無だったわけで。だから、ピンと来ないのよ。
サヨナラ負けとか、喧嘩とか、そんな回想よりも、「あさひるばんが仲良しだった」「3人とも幸子に惚れていた」ってことを示す作業の方を優先すべきじゃなかったかと。

刑務所長が日留川の妻だという設定は、まるで活きていない。
浅本が刑務所で野沢を見掛けても、特に何があるわけでもない。
野沢が北山と所長から「脱獄を試みたのは貴方がサヨナラ勝ちした相手で云々」と説明されるのは、かなり不自然な手順になっている。
そういう諸々を考慮すると、刑務所関連のエピソードはバッサリと削除した方がいいんじゃないかと。
で、幸子の見舞いに訪れた時に初めて高校時代の回想シーンを入れて、そこでは浅本&日留川&板東&幸子の関係描写だけに絞る。そして、その後で野沢のことを知り、サヨナラ負けに関する回想シーンを入れる構成にすれば良かったんじゃないかと。

あさひるばんが幸子の見舞いに赴いた時、旦那のことを全く気にしていないのは不自然だ。
ひょっとすると、幸子が高卒で娘を産んだこと、旦那が分かっていないことを、事前に知っていたという設定なのか。その辺りがハッキリしないので、彼らの反応や行動に違和感が残る。
で、そこがボンヤリしたまま「有三子の父親は自分だ」と全員が言い出すので、「どういうこと?」と首をかしげてしまう。
「有三子の父親は分かっていない」という情報を聞いていないのに、そんなことを言い出すのは、どういう理屈なのかと思っちゃうのよ。喫茶店で有三子と話した時に、なんで父親のことを尋ねないのかと思っちゃうのよ。

っていうかさ、「有三子の父親が誰なのか分かっていない」という事実を3人が以前から知っていたとしても、だからって「父親は俺」と主張するのは、やっぱり違和感がある。
だってさ、そんなことを主張できるのは、幸子と肉体関係があった奴だけに与えられる資格でしょ(そういうのを資格と呼んでいいのかどうかは微妙だが)。
こいつらが3人とも高校時代に肉体関係を持っていたとすると、幸子は相当なアバズレってことになるだろ。
でも実際は肉体関係なんて無いわけで、だったら父親だと主張するのは変でしょ。変っていうか、かなり頭のイカれた奴でしょ。

そもそも、3人が有三子の父親になりたがる理由は何なのかと。「いきなり父性に目覚めた」とか、そんなキテレツな理由でもあるまいに。
「幸子が大切だから、何とか力になりたい」ってことなんだろうとは思うけど、何しろ3人と幸子の強い結び付きが全く伝わって来ないもんだから、ピンと来ないのよ。
あと、3人とも幸子に惚れていたってことみたいだけど、そこまで強く「有三子の父親になる」と主張すると、今でも恋心が残っているように見えるのよ。
で、そうなると、浅本は寿美、日留川は奥さんへの気持ちは、どうなるのかと。
板東に関しては、初めて有三子と会った時のデレデレ顔がスケベ心にしか見えなかったので、そういう意味で引っ掛かるし。

終盤、浅本が結婚式への出席を懸けて、雷蔵と釣りで勝負する展開が待ち受けている。
どうしても西田敏行に釣りをさせたったんだろうけど、「そんなトコまで『釣りバカ』を意識するのか」と、こっちが恥ずかしくなってしまった。
そのシーンまで、雷蔵の趣味が釣りということさえ描かれていなかったので、まあ取って付けた感の強いことと言ったら。
あと、自分の方から「ワシと勝負するつもりか」と言い出しているけど、すんげえ頑固親父だったので、そんなことを釣りで決めるようなキャラには見えなかったぞ。

結婚式の直前、あさひるばんトリオが「そろそろ父親のことをハッキリさせとこうぜ」ってことで、同時に「すまん」と謝る。
だけど、こいつらが有三子の父親ってのは最初から嘘ってことが分かり切っていたわけで。
そこで「実は嘘でした」という手順を普通に描かれても、「何を今さら」っていうか無意味だわ。
むしろ、その手順を普通に入れるってことは、本気で「3人が有三子の父親かもしれない」というミスリードのつもりだったのかと、ある意味で驚かされるわ。

野沢が最後まで「立派な人物」として好意的に描かれているんだけど、それは違うでしょ。
こいつは高校時代、避妊せずに幸子とセックスして、別れた後は全く気にせずに生きて来たわけで。だから今になって、幸子に娘がいると知って驚いているわけで。
しかも、有三子が自分の娘だと気付いても、父親だと名乗り出ることも無ければ、認知しようという意識も無い。それは幸子や有三子への気遣いや罪悪感から来る遠慮ではなくて、単に自身のキャリアを優先する保身にしか見えないのよ。
あと、幸子にしても、高校時代にライバル高の4番と付き合っていたのに、何食わぬ顔で部員たちと接していたわけで、あまり好感の持てる女ではないなあ。

(観賞日:2016年10月6日)

 

*ポンコツ映画愛護協会