『リベンジ・リスト』:2016、アメリカ

オハイオ州のメザーヴ知事は支援者の前で「4年で殺人事件は半減。強盗事件は3割減。麻薬とギャングを街から一掃した」と自信満々に語り、喝采を浴びた。パイプラインの建設に反対する住民から抗議された彼は、「パイプラインは州の経済に必要だ。水の問題については、環境保護庁の数値と比べるべく独自に調査を開始した」と語る。調査を依頼されたのは、スタンリー・ヒルの妻であるヴィヴィアンだ。スタンリーとヴィヴィアンには一人娘のアビーがいて、彼女は夫のマイクとの間にジミーという息子を設けていた。
スタンリーはクライスラーのコロンバス工場で工場長を務めていたが、ホンダに転職するためカリフォルニアへ行って面接を受けた。面接から戻った彼は、迎えに来たヴィヴィアンに合格したことを伝えた。地下駐車場に戻ったヴィヴィアンは、停めてあった車が無くなっていたので困惑する。車は少し離れた場所に停まっていたが、タイヤがバンクさせられていた。そこへ1人の男が現れ、航空券を買う金が足りないので3ドル貸してくれと頼む。ヴィヴィアンは財布を取り出すが、スタンリーが断った。すると男の仲間2人が現れてスタンリーを殴り付け、ヴィヴィアンはナイフで刺殺された。一味は財布を奪い、車で逃走した。
スタンリーはコロンバス市警察でギブソン刑事の事情聴取を受け、ウォーカー刑事が調書を取った。後日、ギブソンはスタンリーを警察署へ呼び出し、検問でラリっていた男を捕まえたと告げる。その男がスタンリーの目撃した車に乗っていたため、面通しのために呼んだのだ。スタンリーは顔にハエの刺青がある男を見て、妻を殺した犯人だと断言した。だが、すぐに男は釈放されたため、スタンリーはギブソンに激しく抗議する。ギブソンは「奴を連れ戻しても解決しない」と冷たく告げ、激怒するスタンリーを立ち去らせた。彼はウォーカーに、「容疑者はレミ・Kのメンバーだ。棚上げするしかない」と語った。
スタンリーは帰宅した後、車でヴィヴィアンが殺された現場に行く。家に戻った彼は壁を破壊し、隠しておいた武器を取り出した。彼は昔の仕事仲間であるデニスに電話を掛け、情報を集めてほしいと依頼した。彼は理髪店へ行き、店主のデニスと会った。スタンリーは妻のため、デニスと一緒にやっていた仕事から足を洗っていた。デニスは復讐に燃えるスタンリーを説得しようとするが、気持ちが変わらないと悟ってヤクの売人のリストを渡した。
リストを見たスタンリーは、ハエの刺青男がチャーリー・ローズであること、仲間の黒人がネイサン・ミリガンであることを知った。彼は酒場へ行き、ネイサンの姿を確認した。気付いたネイサンは逃亡を図るが、スタンリーに捕まった。スタンリーが「バッグか、金か」と詰め寄ると、彼は「何も知らねえんだな」と不敵に笑う。スタンリーはチャーリーの居場所を教えるよう要求するが、ネイサンが拒むので拳銃を構えた。しかし「さっさと殺せよ」と凄まれると、彼は引き金を引けずに迷いを示す。パトカーのサイレン音が響く中、デニスが来て「3分だ。どうする?」と尋ねる。ネイサンが逃亡を図ると、スタンリーとデニスは同時に発砲して射殺した。
スタンリーとデニスがネイサンの遺体をゴミ箱に捨てて燃やす様子を、バーの男が密かに携帯で撮影した。デニスはスタンリーから「俺に構うな。1人でやれる」と言われ、「運は続かない。相棒が必要だ」と諭した。スタンリーがネイサンの所持品を調べると壊れた携帯電話があり、デニスはデータの復元を引き受けた。バーの男はレミの元へ行き、ネイサンが殺されたことを報告した。レミは助けなかったことを咎め、手下のカティヤに男の指を切断させた。彼は側近に写真を見せ、「奴らを調べて家族も犬も皆殺しにしろ」と命じた。
翌日、スタンリーはアビーと会い、ヴィヴィアンの遺品を整理したいと言われる。「明日、行くからワゴン車を借りていい?」と頼まれ、スタンリーはキーを置いて行くと告げた。デニスはスタンリーを理髪店へ呼び、地下の武器工房に連れて行く。「残り2人を仕留めたら、奴らの報復が始まるぞ。旅券を用意するなら南へ逃げろ」と彼が言うと、スタンリーは「大丈夫だ。心配ない」と返した。彼らは3人目の犯人が、ラース・レイノルズという男であることを突き止めていた。
データの復元が終わると、ネイサンの携帯電話には1つの番号しか登録されていなかった。スタンリーはラースかチャーリーだと確信し、電話を掛けた。すると相手はタトゥー・ショップの店主で、スタンリーが「ラースは?」と尋ねると「今はいない」と告げた。ギブソンとウォーカーはレミに呼び出され、「俺たちを守る約束だろ」とネイサンが殺されたことを非難した。彼はメザーヴの息子の眼前で恋人が中毒死したパーティーの動画を保存しており、「犯人を捕まえないとビデオをネットに流す」と脅した。
スタンリーがタトゥー・ショップへ行こうとすると、デニスから電話が入って「店で警報が鳴った。先に行ってくれ」と言われる。車で移動中のメザーヴは、秘書に「次の会見でパイプラインの調査結果は問題ないと発表する。計画続行だ」と告げる。彼はギブソンからレミが「ネイサン殺しの犯人を捕まえないとビデオを流すと脅されている」と知らされ、「上手く収めろ。警部に昇進させてやる」と語った。スタンリーはタトゥー・ショップへ行き、ラースやチャーリーの名前を出す。店主は不審を抱き、ラースにメールを送った。
デニスが理髪店に行くと、チャーリーと手下たちが待ち受けていた。銃を向けたチャーリーから仲間の情報を吐くよう要求されたデニスは、隙を見て襲い掛かった。彼は手下たちを一掃するが、チャーリーには逃げられた。スタンリーはタトゥー・ショップに来たラースに銃を向けられるが、襲い掛かって制圧する。彼がナイフを突き付けて「チャーリーは?」と詰問すると、ラースは「奴の鞄がある」と口にする。ラースが隙を見て抵抗を試みたので、スタンリーは彼を始末した。
ラースの鞄を持って店を出たスタンリーは、デニスと連絡を取って解体屋で合流した。鞄の中には大量のドラッグと札束が入っており、スタンリーは「これを餌にしてチャーリーをおびき出す」と告げた。次の朝、彼は教会へ行き、ルーミス神父に「大昔、俺はヤバい仕事をした。その因果でヴィヴィアンは殺されたのか」と尋ねる。ルーミスは「どんな罪を犯そうと、貴方は赦されてる」と言い、告解を勧めた。アビーはマイクの車で母の遺品を取りに行き、スタンリーの拳銃やチャーリーたちの資料を目にした。
アビーたちが車で去ろうとすると、レミの手下の2人組が来て発砲した。2人組が逃亡した直後、スタンリーが帰宅した。幸いにもマイクが肩を撃たれただけだったが、アビーはスタンリーに「狙われてるのね?次は私、それともジミー?」と責めるように告げる。スタンリーは「お前たちは安全だ」と言うが、アビーは「これでも?」と反論する。スタンリーは彼女に、ホテルへ行くよう指示した。ギブソンはメザーヴに、「犯人は自動車工場の工場長でした。昔は秘密工作員でした」と報告した。相棒もいることを彼が話すと、メザーヴは「始末しないと、お前はムショ行きだ。プロを雇え。幾らでも払う」と指示した。
レミはタトゥー・ショップからドラッグが盗まれたと聞き、チャーリーに電話を入れて「今夜中に取り戻せ。さもないと殺すぞ」と凄んだ。スタンリーはチャーリーにメールを送り、クラブ『ハウス・オブ・ソウル』まで1人でドラッグを取りに来るよう要求した。デニスは店のカウンターでチャーリーを待ち受け、メールでVIPルームに行くよう指示した。VIPルームに入ったチャーリーは、先客の男が持っている鞄にドラッグが入っているのではないかと怪しむ。彼の視線に気付いた男と手下は、警戒する態度を示した。
スタンリーがVIPルームに乗り込むと、店員が勝手に入らないよう注意に来た。スタンリーが店員を捻じ伏せると、男が発砲した。店員は死亡し、デニスは男を射殺した。スタンリーは手下を始末し、デニスと共にチャーリーを制圧した。スタンリーはチャーリーを脅し、レミの命令だと聞き出してから殺害した。スタンリーとデニスは狙って来た数名を始末し、騒ぎになっているクラブから脱出した。デニスは「復讐は終わりだ。国外へ逃げろ」と促すが、スタンリーは「まだ終わってない」と口にした…。

監督はチャック・ラッセル、原案はイヴァン・ゴティエ、脚本はポール・スローン、製作はマイケル・メンデルソーン&ロバート・カーライナー、製作総指揮はリシャール・リオンダ・デル・カストロ&パトリシア・エバリー&ビル・ブロマイリー&ネス・サバン&シャナン・ベッカー&リチャード・サルヴァトーレ&ニック・ヴァレロンガ&イヴァン・ゴティエ、共同製作総指揮はリンダ・ファヴィラ&アンソン・ダウンズ&ダマ・クレア、共同製作はジョニー・マーティン、製作協力はナタリー・ペロッタ&マシュー・シルヴァーマン、撮影はアンジェイ・セクラ、美術はダニエル・B・クランシー、編集はグレッグ・ダウリア、衣装はマンディー・ポーリーン、音楽はハイム・メイザー。
主演はジョン・トラヴォルタ、共演はクリストファー・メローニ、レベッカ・デモーネイ、アマンダ・シュル、サム・トラメル、パトリック・セント・エスプリト、アサンテ・ジョーンズ、ポール・スローン、ルイス・ダ・シルヴァJr.、ジョーダン・ウェイレン、ジェイデン・ブレイク・コクラン、キャロライン・ケイン、ロバート・フォーテ・シャノン三世、ステイシー・レヴィ、ジェームズ・ローガン、ドリス・モルガド、トミー・ラフィッテ、ジョージアナ・ブレント、エリザベス・イレーネ、リサ・リエ・イエサカ、ジョゼ・W・バイヤーズSr.、ロバート・オッペル、デリック・ギリアム、メリッサ・ボローナ他。


『ブレス・ザ・チャイルド』『スコーピオン・キング』のチャック・ラッセルが監督を務めた作品。
脚本は『ザ・ヴィジランテ 世界最強の私設軍隊』のポール・スローン。
スタンリーをジョン・トラヴォルタ、デニスをクリストファー・メローニ、ヴィヴィアンをレベッカ・デモーネイ、アビーをアマンダ・シュル、ギブソンをサム・トラメル、メザーヴをパトリック・セント・エスプリト、ウォーカーをアサンテ・ジョーンズ、レミをポール・スローン、チャーリーをルイス・ダ・シルヴァJr.が演じている。

地下駐車場でスタンリーとヴィヴィアンを襲う連中の行動は、色々と引っ掛かる。
まず、車を移動させ、タイヤをパンクさせる意味が良く分からない。
また、1人が歩み寄って「航空券を買う金が足りないから3ドル貸してくれ」と声を掛ける意味も良く分からない。いきなり背後から襲えばいいだけでしょ。どっちにしろ襲っているんだし。
あと、素顔を晒しているのもボンクラにしか思えない。「どうせ裏から手を回して釈放されるから」ってことなんだろうけど、だとしても出来るだけリスクは避けた方に決まっているでしょ。

結局、そのせいでスタンリーに復讐されているんだから、やっぱりボンクラなのよ。
あと、スタンリーを殺さずに殴るだけで済ませるのも、ボンクラでしかないし。そこで殺さずに済ませることのメリットなんて、何も無いでしょうに。
ボンクラと言えば、警察も同様。
警察はチャーリーを逮捕した時点で、すぐにレミ・Kの手下であることは分かるはず。なのでスタンリーを呼んで面通しをさせた後にチャーリーを釈放するのは、ものすごくボンクラな行動にしか見えない。

序盤で「スタンリーはデニスの昔の仲間で、その仕事を妻のために辞めた」という設定が明らかにされた時点で、「その仕事はカタギじゃなくて、何かしらの形で戦闘に関わっていたんだろうな」ってのは簡単に予想できるだろう。
いわゆる「ごく普通の人だと思ったら、戦闘能力の高い人だった」というパターンを使っているわけだ。
それは、世界中で腐るほど使われているパターンだ。そして「身内を殺された主人公が復讐に乗り出す」というパターンも、世界中で腐るほど使われている。
そんな2つのパターンを組み合わせたのが、この映画である。
だが、2つを組み合わせても相乗効果は得られていないし、どっちの方向から見ても雑で穴だらけだ。

スタンリーがヴィヴィアンの死を悼む様子は、ほとんど見られない。彼の頭の中は、ほぼ「怒りと憎しみ」で占められている。
「復讐劇なんだから、それで何か問題が?」と思うかもしれないけど、大いにあるでしょ。「妻の死で悲嘆に暮れ、喪失感を引きずる」という要素が皆無に等しいのなら、復讐のきっかけは「妻の殺害」じゃなくてもいいでしょ。
そこはスタンリー自身が命を狙われて殺され掛けたという形にしておけばいいでしょ。そうすれば、悲しみの感情はゼロで済むんだから。
ただ、それぐらいスタンリーは復讐心に狂っていたはずなのに、ネイサンから「さっさと殺せ」と凄まれると、射殺を躊躇するんだよね。
いやいや、そこで及び腰になってどうすんのよ。そこは容赦なく殺さないと、キャラがブレるだろ。

デニスはスタンリーから「俺に構うな。1人でやれる」と言われた時、「逃げ道の確保は?敵がマトモな武器を持っていたら?もし仲間がいたら?」と問われる。そういうデニスの指摘に対して、スタンリーは真正面から答えることが出来ない。
なぜなら、そういうことを何も考えていなかったからだ。彼は特殊部隊の元工作員なのに、怒りに我を忘れてしまい、まるでプロとしての仕事が出来ていない。
「感情が先走る」ってのがキャラの魅力や共感に繋がるならいいけど、ただスタンリーがバカに見えるだけだ。
復讐心を燃やそうと、プロとしての仕事を冷静にこなしてくれないと、「特殊部隊の元工作員」という設定が死ぬでしょ。素人丸出しの不用意な行動を繰り返すなら、むしろ「何の戦闘経験も持たない平凡な自動車修理工」にでもしておいた方がいいでしょ。

武器工房での会話からすると、どうやらスタンリーは復讐に乗り出した時点で、「犯人の3人組だけじゃなくて、他にも仲間がいる」ってことは分かっていたようだ。
だったらデニスが指摘するように、「3人を仕留めても終わらない。必ず報復がある」ってのも分かるはず。
なのに彼は「大丈夫だ、心配ない」と軽く言うが、「テメエだけの問題じゃねえだろ」と言いたくなる。
なぜアビーの家族が狙われるとは考えないのか。それもプロとしては失格だろ。
まずはアビーたちの安全を確保しろよ。スタンリーがボンクラすぎて、ちっとも応援する気が湧かないぞ。

スタンリーはデニスの理髪店でリストを見た時、チャーリーに気付く。そして車で移動中、ネイサンのファイルを見ている。
そこを分けておく意味は無いでしょ。一気に「犯人グループを割り出す」という手順を片付ければいい。
だから、データの復元が終わった時、携帯電話の近くにラースのファイルが置いてあるという見せ方も違う。そのタイミングで初めて「3人目はラース」と明かすんじゃなくて、最初の段階で3人とも明かしちゃえばいい。
あと、なんでネイサンだけは居場所が簡単に分かったのか、それはサッパリ分からんぞ。
まさか、「酒場に立ち寄ったら、たまたまネイサンがいた」ってわけでもないでしょうに。

レミはバーの男が撮影した写真を手下に見せて、ネイサンを殺した犯人を見つけ出すよう命じる。その後、彼はギブソンとウォーカーを呼び出し、犯人を捕まえるよう要求する。
でも、その後デニスの理髪店にチャーリーたちが待っているシーンがあるのよね。
ってことは、レミの手下は犯人に辿り着いているんでしょ。だったら、ギブソンたちに逮捕を要求する意味なんて無いでしょ。
どうせ逮捕が目的じゃなくて、始末するのが目的なんだし。

ドラッグの入った鞄を見つけたスタンリーはデニスと「これを餌にしてチャーリーをおびき出す」と話すシーンは、どこかノリノリな様子が感じられる。
なので、帰宅してから妻のビデオを見て彼の辛さや悲しみを表現しても、取って付けたような印象しか受けない。
そんな彼はアビーが荷物を取りに来ると分かっているのに、平気でチャーリーたちの資料や拳銃を机の上に放置している。それもプロとしては、あまりにも不用意だ。
いや「プロとして」ってのを抜きにしても、父親としても不用意極まりない。

アビーが車で去ろうとした時、そこへ来た刺客の2人組が発砲して早々に逃げ出すのはアホすぎる。
スタンリーを殺しに来たはずなのに、なぜ相手が確実にスタンリーであることも確かめず、仕留めたことも確かめずに去るんだよ。
そもそも、その家にスタンリーが住んでいることは分かっているんだから、そんなに焦って発砲する必要も無いでしょうに。一刻を争うような状況でも無いでしょ。
そこでアビーとマイクが襲われたのに、スタンリーはホテルに行くよう指示するだけで、確実に娘たちの安全を確保するような行動は取らない。これもプロとして完全に失格だ。

クラブにチャーリーに誘い出すスタンリーとデニスの作戦は、あまりにもアホすぎる。
わざわざ派手に暴れて、騒ぎが大きくなるようなことをやっている。そのせいで、無駄に被害者が出ている。
VIPルームにいた男も、スタンリーを止めようとした店員も、事件に何の関係も無いでしょうに。
だけど、そういう面々を巻き添えにしても、スタンリーは全く気にしちゃいないんだよね。
復讐さえ果たせれば、他の奴らがどうなろうとお構い無しなのだ。

当然のことながら、スタンリーは最終的にメザーヴを始末する。その後、彼は警官隊に包囲されても武器を捨てようとせず、銃弾を浴びる。
しかし死ぬことは無く、病院に収容されて極秘に医療刑務所へ移送されることになる。その前にウォーカーが殺しに来るが、スタンリーと駆け付けたデニスが始末する。そしてデニスの手引きにより、スタンリーは海外へ逃亡する。
でも、メザーヴの悪事って暴露されないままで終わってるよね。
スタンリーとしては、復讐が終わったから、それはどうでもいいってことなのかね。

(観賞日:2022年2月14日)

 

*ポンコツ映画愛護協会