『モンスタートラック』:2016、アメリカ&カナダ
油田掘削会社テラヴェックス社のリース・テネソン社長は、オハイオ州パケスカロックの掘削場所へ呼び出された。チーフのダウド博士は彼に、心配はないが一応は報告しておきたいのだと告げた。あと少しで油脈まで到達するが、それには水の層を通過する必要がある。3千メートルの地下に水があるのは極めて稀であり、生命体がいる可能性も考えられるとダウドの助手は説明する。しかしテネソンが「掘り進めばいいだろう。問題があるのか」と軽く言うと、ダウドは「問題はありません」と告げた。
作業が再開されると助手は生物発光に気付くが、ダウドは「違う」と否定した。しかし水圧が急上昇し、未知の生物が地上に飛び出して爆発事故が起きた。翌朝になり、警備員のバークが生物の1匹を捕獲したが、まだ2匹が残っていた。野生生物局に知られたら掘削が中止になるため、テニソンは内密にするよう頼んだ。高校生のトリップは両親が離婚し、母のシンディーと2人で暮らしている。彼は田舎町での貧しい暮らしに辟易しており、出て行くための車を欲しがっていた。シンディーにはリック保安官という恋人がいて、それもトリップにとっては苛立ちの種だった。
トリップは車の解体工場で働いており、オーナーのウェザーズと仲良くしている。ウェザーズは掘削場所の事故で潰れた車を運び込み、トリップがエンジンを気に入ると「お前にやろう」と告げた。トリップは古いトラックをガレージで保管しており、それにエンジンを積み込もうと考えたのだ。修理を始めた彼は、テラヴェックス社で働く父のウェイドが事故について取材を受ける様子をテレビのニュースで目にした。ウェイドは詳細について「何も分からない」と言うだけだったが、父が町にいると知らなかったトリップは驚いた。
翌日、珍しく登校したトリップは同級生のメレディスから声を掛けられるが、相手の名前さえ覚えていなかった。トリップは自分を慕う同級生のサムから、駐車場の車に大きな穴が開けられて事件になってることを聞かされた。車からはガソリンタンクが抜き取られており、捜査に当たるリックは不良の仕業だろうと告げる。トリップは解体工場で夜中まで車の組み立て作業に没頭していると、外で大きな物音がした。警戒しながら外へ出たトリップは、ドラム缶を積んだ場所に何かが潜んでいることを知った。
慌てて地下の格納庫に避難したトリップだが、そこにタコのような触手を持つ巨大なモンスターが入り込んだ。トリップは地下室に閉じ込めて通報し、リックと保安官補たちが駆け付ける。しかし格納庫には何もおらず、リックたちは信じようとしない。リックは「俺に恥をかかせて楽しかったか。親父みたいになりたくなかったら態度を改めろ」と怒鳴り付け、その場を去った。次の日、生物学の自習で指導を任されたメレディスに、トリップは新種の生物は滅多に見つからないのかと質問する。大きな海の生物が見つかる可能性について彼が訊くと、「陸上では動けないから有り得ない」と彼女は答えた。
トリップは夜の解体工場で油を地面に撒き、モンスターをおびき出そうとする。モンスターは姿を現し、プレス機の上でドラム缶の油を飲み始めた。その様子を見たトリップは、危険性が無いと感じて頬を緩ませた。その直後、モンスターの咆哮に驚いたトリップは誤ってスイッチを落としてしまい、プレス機が作動してしまう。慌てたトリップは、モンスターを引きずり出して救出した。トリップが説明すると、モンスターは助けてくれたことを理解した様子だった。
トリップはモンスターがテラヴェックス社の車を嫌っていると気付き、石を投げ付けた。するとモンスターは、彼の真似をして石を投げた。バークは保安官事務所へ行き、巨大な生き物にフェンスを壊されたので目撃情報は無いかと質問する。保安官補たちはウェザーズの解体工場から通報があったことを、笑いながら話した。トリップは自分の話を信じてもらうため、モンスターを台車に乗せて保安官事務所へ運ぼうとする。しかしモンスターは嫌がって逃げ出し、ロープで引っ張ろうとするトリップを投げ飛ばした。
そこへバークと部下たちが現れ、目撃した生物について尋ねる。トリップは「姿は見てない。コヨーテか何かだろう」と言うが、バークたちは勝手に捜索する。モンスターはトリップが組み立てていた車の下に隠れ、トリップはバークたちに気付かれないよう移動させる。そこへメレディスが現れ、生物学の暗記カードを渡そうとする。ウェインが「取り込んでいるんだ」と言うと、彼女は家まで送ってほしいと頼む。「車が無い。これは動かないけ」とトリップは言うが、モンスターがエンジンのような音を鳴らした。
バークたちに怪しまれたため、トリップはメレディスを車に乗せた。「変なことになってる」と彼が口にすると、好意の表現だと誤解したメレディスは「私も感じてる」と興奮した様子を見せた。トリップがモンスターに「行け」と指示すると、車は走り出した。すぐにバークたちが追って来るが、モンスターは山に逃げ込んで撒いた。ハンドルを握っても操縦できないことにメレディスが困惑すると、トリップはモンスターが潜んでいることを教えた。メレディスは驚愕するが、自宅である牧場の納屋を使わせた。
トリップは当初、モンスターを車から引っ張り出そうと考えていた。しかしアイデアを思い付き、モンスターが使いやすいよう車を改造することにした。ダウドはテニソンに、採掘場所の地下に生物の住んでいた洞窟があり、地上の湖から入ることは可能だと説明する。既にモンスター2匹は確保されており、その研究もダウドは進めていた。翌朝、メレディスが納屋に食事を運ぶと、トリップはモンスターがトラックのエンジン代わりになることを話して実際に走らせた。彼はモンスターに、クリーチという名前を付けた。
トリップは父に会いに行こうと考えてクリーチの車に乗り、メレディスも同行する。トリップがガソリンスタンドに立ち寄ると、クリーチは大量に油を飲んで暴走した。ガソリンは化学物質が入っており、それで興奮したのだとトリップたちは推測した。クリーチはサムの父であるゲルドンの自動車販売店へ突っ込み、数台の車を踏み付けて走り去った。ダウドは捕まえたモンスターたちを研究し、手を振ると挨拶を返して来たので驚いた。
トリップとメレディスはウェイドに会い、事故現場でに何があったのか尋ねた。するとウェイドは、「地中深くにあった何かを掘り出したが、詳しいことは分からない」と告げた。すぐにトリップたちは、テラヴェックス社がモンスターを捕まえようとしている目的を悟った。ウェイドはバークたちに連絡を取り、トラックを渡すようトリップに告げる。父が自分を売ったと知り、トリップは憤慨する。バークたちが力ずくで連行しようとすると、クリーチが吠えて車が動き出した。
トリップとメレディスは車に乗り込み、駆け付けたリックたちの前から逃走した。トリップはバークやリックたちに追われるが、貨物列車の通過を利用して撒いた。2人はメレディスの父が狩りの時期だけ使う山小屋へ避難し、トリップは車で夜を明かそうとする。クリーチが川へ飛び込むのを見た彼は、「住んでいた場所に帰してやる」と約束した。ダウドはテニソンに、捕獲したモンスターに集団知能があることを報告する。テニソンは呆れた様子を見せ、モンスターを処分することを告げた。
次の朝、トリップとメレディスが目を覚ますと、クリーチが姿を消していた。クリーチは車を動かして山小屋を去り、テラヴェックス社へ向かっていた。トリップとメレディスは携帯のアプリで追跡し、テラヴェックス社に侵入する。モンスター2匹が地下倉庫のコンテナに捕まっているのを知ったトリップたちは、クリーチが仲間を助けるつもりだと確信した。クリーチは警備隊の発砲を受けて動きを停止し、テニソンが収容するよう命じた。
テニソンはトリップとメレディスがスマホで撮った写真を消去し、「警察に行っても無駄だ」と告げて脅しを掛けた。ダウドは解放された2人に接触し、「君たちの味方だ。あの生物は見殺しに出来ない」と告げる。トリップが「3台のトラックさえあれば彼らを元の場所に戻せる」と言うと、ダウドは手助けを引き受けた。トリップは残り2台のトラックを入手するため、ウェザーズに協力してもらう。差し押さえリストを見たトリップは、ずっと自分を馬鹿にしていた男のトラックを没収した。
差し押さえリストには、モンスターを乗せられるトラックが他に見当たらなかった。そこでトリップはゲルドンの店に目を付け、サムに頼んでトラックを提供してもらったトリップたちは店でトラックを改造し、ダウドはモンスターのコンテナを積んだトレーラーを盗んで合流する。クリーチと他の2匹の様子を見たトリップたちは、それが親子だと気付いた。トリップたちは改造トラックにモンスター3匹を入り込ませて出発し、バークたちの追跡を受けて逃走する…。監督はクリス・ウェッジ、原案はマシュー・ロビンソン&ジョナサン・エイベル&グレン・バーガー、脚本はデレク・コノリー、製作はメアリー・ペアレント&デニス・L・スチュワート、製作総指揮はケイル・ボイター&ジョナサン・エイベル&グレン・バーガー、共同製作はカート・ウィリアムズ、製作協力はロリ・スカウリー&ベイジル・ブライアント・グリロ&ブルック・ウォーリー、撮影はドン・バージェス、美術はアンドリュー・メンジース、編集はコンラッド・バフ、衣装はティッシュ・モナハン、音楽はデヴィッド・サーディー。
出演はルーカス・ティル、ジェーン・レヴィー、バリー・ペッパー、トーマス・レノン、ロブ・ロウ、ダニー・グローヴァー、エイミー・ライアン、ホルト・マッキャラニー、フランク・ホエーリー、アリーヤ・オブライエン、ダニエル・ベーコン、ファウスティノ・ディ・バウダ、ジェディダイア・グッドエイカー、サマラ・ウィーヴィング、ルアイリ・マクドナルド、ステイシー・スカウリー、タッカー・アルブリジー、クリス・ゴーティエ、スコット・ペイティー、ライアン・カウイー、アドリアン・フォルモサ、マヤ・アロ、フィル・グレンジャー、ダニエル・ボアロー他。
『アイス・エイジ』『ロボッツ』のクリス・ウェッジ監督が、初めて手掛けた実写映画。
脚本は、『彼女はパートタイムトラベラー』『ジュラシック・ワールド』のデレク・コノリー。
トリップをルーカス・ティル、メレディスをジェーン・レヴィー、リックをバリー・ペッパー、ダウドをトーマス・レノン、テニソンをロブ・ロウ、ウェザーズをダニー・グローヴァー、シンディーをエイミー・ライアン、バークをホルト・マッキャラニー、ウェイドをフランク・ホエーリーが演じている。この映画を製作したパラマウント・ピクチャーズは、当初はアニメーション映画として企画していた。そのためにパラマウントは、ブルースカイ・スタジオからクリス・ウェッジを招聘した。
ブルースカイ・スタジオは20世紀フォックス傘下なのに、そこから呼んで来たわけだから、かなり期待していたんだろう。
途中で企画は実写に変更されたが、それでもクリス・ウェッジを交代させなかったのは、自信があったんだろう。
しかし残念ながら興行的に大惨敗を喫し、なんやかんやで1億1500万ドルもの赤字を出す羽目になった。最初のシーンで、早くも未知の生物は地上へ出現する。ただし、この時点では生物の姿をハッキリと見せずに片付けている。
トリップが対面するタイミングで観客も初めて見る形にした方が望ましいので、当然と言えば当然の演出だ。
ただ、その時点でバークが1匹を捕獲しており、つまりテニソンやバークたちは生物の姿を見ているってことになる。それなのに、その生物の異常性(巨大なタコという形状や、陸上でも生きていることなど)に全く言及せずに済ませるのは、かなり不自然だ。
それと、なぜ3匹だと断定しているのかも分からない。テニソンたちが見ていなかっただけで、気付かない内に他にも逃げ出した可能性は無いのか。トリップは謎の生物を捕まえるため、解体工場の地面に油を撒く。
だが、なぜ油でおびき寄せることが出来ると思ったのか、その根拠が乏しい。
初めて生物と遭遇したシーンでは、そいつの好物が油だと感じさせるような描写は何も無かったはずだ。高校の駐車場では車からガソリンタンクが抜き取られる事件があったが、それが生物の仕業だと推理した様子も見られない。
せめて「ひょっとすると油を狙っているのでは」とトリップが推理したことを示す台詞でも入れておかないと、そこは強引さが過ぎる。トリップとメレディスがテニソンに捕まって解放された後、ダウドが接触して協力を申し出る。捕まったモンスターを研究して知能があることを知り、助けたいと考えるようになったからだ。
ベタベタな展開ではあるが、それは一向に構わない。問題は、ダウドの心情変化を描くためのシーンが少ないってことだ。
もちろんメインはトリップとクリーチの交流なので、ダウドに多くの時間を割いていられないという事情はあるだろう。しかし後半に 入って寝返るのなら、もう少し丁寧に描いておく必要がある。
「学者だから未知の生物を見殺しに出来ないと考えるのは当然だよね」という観客の理解に頼っている部分が、かなり大きいぞ。キャラの動かし方で言うと、もっと失敗しているのがリックだ。こいつは当初、トリップに対して冷淡で偉そうな態度を取り、モンスターの存在も全く信じない。
彼がトリップを信じなかったり怒鳴り付けたりするのは、「愛情はあるが不器用なだけ」とか、「正しい方向に導きたいと思っているが誤解している」とか、そういうことではない。単純に、性格の悪い奴、嫌な奴なのだ。
そんな彼は終盤に入るまで、トリップへの態度や考え方を全く変えようとしていない。それなのに、バークが追跡する途中で邪魔な彼を車ごと崖下に突き落とすと、そこから急にトリップを助けるようになる。
だけど、それは唐突だし強引すぎる。
そもそも、それは単純に「バークに怒ったから」というだけでしかないし、トリップを信じたからではないのだ。なので、最終的に彼が「トリップの味方」というポジションに移動しているのは、まるで納得できないのよ。それでも、この2人に関しては、ちゃんとキャラクターとして着地させているだけマシだろう。
それどころじゃない人物がいて、それはウェイドだ。こいつはトリップの父親で、母親とは離婚している。彼の使われ方は、「トリップがクリーチの情報を得るため接触したら、バークに息子を売る」という役回りになっている。そこでトリップはウェイドに失望し、後で涙を流す。それ以降、ウェイドが話に絡んでくることは無い。
つまり、名誉回復のチャンスも与えられないまま、投げっ放しになっているのだ。
どうせ扱いこなせていないので、それなら最初から「シンディーは離婚している」というだけにして、父親なんて登場させなきゃ良かったんじゃないかと。
っていうか、実はシンディーにしても、登場シーンの後は全く出て来ないのよね。両親の扱いが、ものすごく雑だわ。「モンスタートラック」と言えば、一般的にはクラッシュカーレースで使われるバギーのことだ。
「そんなモンスタートラックに本物のモンスターが入り込む」という、友達同士のバカ話で誰かがパッと思い付きそうなアイデアを映像化したのが、この映画である。
企画の発端がバカみたいなアイデアであろうと、それが面白い映画に繋がる可能性は充分に考えられる。っていうか、そのアイデア自体は決して嫌いじゃない。
しかし残念ながら、そこを膨らませようとか活かそうという意識が全く見えない。この映画が抱えている一番の問題点は、「モンスタートラックにしている意味が乏しい」ってことだ。
トリップはクリーチが使いやすいように車を改造するが、それで改造する前と何が変化したのかというと、特に見当たらない。
もちろん「車を走らせやすいようになった」という変化はあるのだが、それがストーリー進行の上で大きな意味を持つのかというと、それが見えないってことだ。
例えばクリーチが小さな怪物で、「それを乗せたトリップが車で逃げる」ってことでも、物語の展開そのものは、大して変わらないのだ。ようするに、モンスターがトラックに入らなくても、単純に「子供たちと一緒に逃げる」というだけで同じような話が成立してしまうってことなのだ。
その設定が意味のあるモノとして使われるのは、ほぼカーアクションに限定されている。
だったら、ベタベタかもしれないが、「モンスタートラックのレースに出場する」というアイデアが真っ先に思い付くし、それでいいんじゃないかと思うのだ。
トラックが普通では有り得ない動きを見せるってのも、レースで使った方が映えるはずだ。しかし、そっちの方向は全く見ていない。レースに出場させなくても、「異常な動きをする車に周囲の人々が驚いたり翻弄されたりする」とか、「秘密がバレないように子供たちが四苦八苦する」といった内容にする方向性は、容易に思い付く。
しかし、そういう方向性も乏しい。バークは早い段階でトリップを疑っており、トラックに何かあるのも気付いている。
もちろん、それらは私のようなボンクラ頭の持ち主でも簡単に思い付くアイデアなので、もっと捻ったアイデア、凝ったアイデア、斬新なアイデアで味付けしてくれるなら、そっちの方がいいに決まっている。
しかし、そういうモノが無いのだ。モンスタートラックという設定にしたことは、別の厄介な問題まで発生させている。それは、「主人公を高校生にせざるを得ない」ってことだ。
この映画は明らかに低年齢層の子供向けとして作られているので、それなら主人公は小学生にでもしておいた方が望ましい。だが、小学生だと車を運転できないので、「運転できる最低ラインの子供」ってことで高校生に設定しているのだ。
実際には本人が運転するというよりクリーチが動かしているのだが、それでも「小学生が運転しているように見える」ってのは、倫理的にマズいってことだろう。
何しろ、児童向け専門会社のニコロオデオン・ムービーズが製作に参加しているしね。高校生を主人公に据えるなら、それならそれで「高校生が主人公」という設定を意識した上で話を構築すればいい。
ところが、主人公を高校生にしておきながら、一方で「低年齢層の子供向け」ってことが重視されているため、トリップの中身が小学生になっているのだ。
その結果として、当然のことながら「高校生にしては、あまりにも幼稚すぎる」というキャラになっている。
それは不自然だし、トリップという男から魅力を奪っている。実は「高校生にせざるを得ない」と前述したが、そこを簡単に解決できる方法はあるのだ。
それは「主人公を小学生にして、その父親を同行者として配置する」ってことだ。
それなら運転役は父親が担当して、小学生の主人公とモンスターによる交流のドラマを描くことも出来るはずだ。
ジュブナイル的な作品だからって、大人が同行しちゃいけないってわけではない。どうしても大人を排除したいのなら、そのポジションを「高校生の兄」にでもすればいいだけだ。この映画がやろうとしているのは、ザックリ言えば「子供たちが悪い大人たちからモンスターを助けて、元の場所に戻すために奔走する」という話である。
どこかで聞いたような話だと思った人も、少なくないだろう。その通りで、これはまるっきり『E.T.』なのである。
今さら『E.T.』の亜流をやっている時点で引っ掛かるモノはあるが、むしろ直後の二番煎じではないからこそ、まだ何とかなる可能性はあるかもしれない。『E.T.』の亜流だからと言って、それで全否定するべきではないだろう。
ただ、そこにカーアクションの要素を持ち込んだら上手く融合せず、他には何も無いのだから、それで勝負したら惨敗するのも当然だろう。(観賞日:2018年4月14日)