『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』:2012、アメリカ

カリフォルニア州ロングビーチ。消防士のジェレミー・コールマンは消火活動を無事に終え、同僚のクレイグ、アダムと宴会のための買い出しに赴いた。クレイグたちが給油に向かい、ジェレミーは顔馴染みであるカルヴィンの店に入り、彼の息子であるデニスと挨拶を交わす。そこへ新興ギャングのヘイガンが、手下のボイドとショーンを連れて現れた。ボイドとショーンは拳銃を構え、動かないようジェレミーたちに要求した。
ヘイガンはカルヴィンに、「この店が欲しいと言ったが、お前は断った」と告げる。カルヴィンは「この辺りはクリップスが仕切ってる。ショバ代も払ってる。電話するから、彼と話してくれ」と言い、電話を掛ける。ヘイガンは携帯を受け取ると「俺に逆らったら全員殺す」と言い、デニスとカルヴィンを射殺した。ヘイガンはジェレミーの処置を手下たちに任せ、店を出た。ジェレミーは隙を見て逃亡し、銃弾を浴びて転倒した。そこへクレイグたちの車が通り掛かったので、ボイドたちは逃げた。
ロングビーチ警察のマイク・セラ警部補は、カレン・ウェストレイク地方検事からヘイガンが逮捕されたことを知らされた。担当は別の刑事だったが、セラは「俺が引き継ぐ」と言う。ヘイガンは留置所に入って来た囚人から、弁護士のゲザースが用意したメモを密かに受け取った。ジェレミーが面通しを行う際、セラ、ウェストレイク、ゲザースが同席した。ヘイガンはジェレミーの社会保障番号を読み上げ、彼を脅した。しかしジェレミーは全く臆せず、「あの男が犯人だ」と証言した。
ウェストレイクはセラに、ジェレミーが8歳の時に両親を火事で亡くしていること、他の家族がいないことを告げた。彼女はジェレミーと会い、「数年前、ヘイガンはアーリア系ギャングを組織した。セラが相棒のジャクソンと一緒にメンバー数名を逮捕し、証人にしようとした。するとヘイガンはジャクソンと妻を殺害した」と説明した。セラが「ヘイガンは異常だ。誰でも容赦なく殺す」と言うと、彼女は「貴方の証言が必要よ。証人保護プログラムで守る」と告げる。ジェレミーは証人になることを承諾した。
ジェレミーは「ジェレミー・ダグラス」という身分証を与えられ、ルイジアナ州ニューオーリンズへ移り住んだ。8ヶ月後、彼はセラから、「裁判が2週間後に早まった」という連絡を受けた。ジェレミーは安堵し、連邦捜査官のタリア、ミューレンズ、パーカーたちと握手を交わした。モーテルへ戻ったジェレミーは、タリアとセックスに及んだ。2人は密かに交際中だった。タリアはジェレミーと共に車で外出し、拳銃の撃ち方を教えた。
ジェレミーとタリアがモーテルに戻ると、殺し屋のロバートとダーレンが狙撃して来た。タリアが撃たれ、ジェレミーはダーレンを撃った。ロバートはダーレンを車に乗せ、その場を去った。しかしダーレンが助からないと悟り、注射で安らかに絶命させた。ミューレンズはジェレミーに、「タリアは軽傷だ。君の情報を漏らした証人保護プログラムの職員が、証拠隠滅のために殺された。対策は練ったが、安全のために彼女とは距離を置け」と告げる。ジェレミーが「引き離すつもりか。タリアに会わせろ」と声を荒らげると、ミューレンズは「彼女は飛行機に乗った。もう戻らない。君は別のIDで、他の町へ行ってもらう」と述べた。
ミューレンズとパーカーはジェレミーに、町を出るための荷作りを促した。ジェレミーが外に2人を待たせて荷物をまとめていると、そこにヘイガンから電話が掛かって来た。彼は「俺が刑務所に入っても手下がいる。お前と恋人の元に殺し屋を送る」と言い、ジェレミーとタリアに関する詳細な情報を語った。裁判での証言を中止するよう脅されたジェレミーは、「俺が貴様を殺す」と言い放った。ジェレミーはミューレンズとパーカーの元へ戻らず、そのまま逃亡した。
ジェレミーはロングビーチに赴き、黒人ギャングのウォレス&シャーロッドに接触した。ジェレミーは「銃が欲しい」と持ち掛けるが相手にされず、暴行を受けた。しかしジェレミーが「ヘイガンを殺したい」と言うと、彼らはボスであるラマーの元へ連行した。ジェレミーは「ヘイガンが死ねば、アンタらの手柄だ。俺が消してやる」と言い、自分が幽霊のような存在と化していることを口にした。ラマーは彼を信用し、銃を売った。
ジェレミーはエイツ・クラブを張り込み、タリアに電話を掛けた。タリアは保護下に戻るよう諭すが、ジェレミーは「君は安全だ。もう携帯は捨てる。二度と連絡しない」と告げて電話を切った。携帯電話を捨てた後、ジェレミーは店を出て来たボイドに銃を突き付けた。ジェレミーはヘイガンの居場所を吐くよう要求するが、隙を突かれて攻撃を受けた。ジェレミーは反撃し、ボイドは絶命した。ジェレミーはボイドの頬に、ナイフでクリップスの復讐の印を刻み付けた。
ショーンが車で突っ込んで来たので、ジェレミーは運転席に向かって何発も発砲した。銃弾を浴びたショーンは死亡し、ジェレミーは携帯のGPS履歴でオビスポ通り2736という住所を確認した。一方、ヘイガンはクレイグの寝室に忍び込み、何度も激しく殴打した。次の朝、ジェレミーはテレビのニュースで、クレイグが意識不明の重体に陥っていることを知った。彼はアダムと接触し、「家には戻るな。ウチの消防署は狙われてる。警察に護衛してもらえ。俺の消防装備を公園のベンチ裏に置いてくれ」と述べた。
セラは部下から、ボイドたちの殺害現場に残されていた指紋の照合結果を聞かされた。指紋がデータベースから消去された身元不明の人物と合致したことを知らされたセラは、すぐにジェレミーの仕業だと推察した。タリアは昨晩の非通知番号を調べてもらい、ロングビーチへ向かう。ジェレミーはオビスポ通り2736の自動車修理工場に乗り込むが、ヘイガンの手下ケインに襲われた。すぐにジェレミーは反撃し、ケインを拘束した。ヘイガンはロバートから、タリアがロングビーチへ来るという情報を知らされた。ジェレミーはケインを拷問し、「弁護士ならヘイガンの居場所を知っている」と聞き出した。ジェレミーはケインを始末し、ゲザースの元へ向かう…。

監督はデヴィッド・バレット、脚本はトム・オコナー、製作はランドール・エメット&カーティス・ジャクソン(50セント)&ジョージ・ファーラ&マシュー・ローズ&アンドリュー・ディーン、共同製作はブランドン・グライムズ&クリスチャン・デ・ガリェゴス&フレデリック・U・フィアースト&ガス・ファーラ、製作総指揮はステパン・マーティローシアン&レミントン・チェイス&テッド・フォックス&フレドリク・マルンベリ&ダニエル・ワグナー&ジェス・ローゼンタール&マーティン・リチャード・ブレンコウ&マイケル・ブレンコウ&マーク・スチュワート&アンソニー・ガダス&ブレット・グランスタッフ&ジェフ・ライス&ブラント・アンダーセン&ジェームズ・ギブ&ゼヴ・フォアマン&ナディーン・デバロス&ジェン・リー&バリー・ブルッカー&スタン・ワートリーブ&製作総指揮はスティーヴン・イーズ、共同製作総指揮はマイケル・ボッティー&ブライアン・サックス&ヴァンス・オーウェン、製作協力はコーリー・ロスバート&ライアン・ブラック、撮影はクリストファー・プロブスト、編集はポール・ハーブ、美術はネイサン・アマンドソン、衣装はミア・マドックス、音楽はトレヴァー・モリス。
出演はジョシュ・デュアメル、ブルース・ウィリス、ロザリオ・ドーソン、ヴィンセント・ドノフリオ、ジュリアン・マクマホン、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン、リチャード・シフ、ヴィニー・ジョーンズ、ジェームズ・ルジュール、エリック・ウィンター、アリー・ヴァーヴィーン、ボニー・サマーヴィル、ヨハンス・マイルズ、ケヴィン・ダン、ナムディー・アソムガ、スコット・マーティン、ダニー・エッパー他。


『トランスフォーマー』シリーズ3部作のジョシュ・デュアメルが主演を務めた作品。
『コールドケース』や『メンタリスト』など数多くのTVドラマで演出を手掛けてきたデヴィッド・バレットが監督を務めている。
脚本のトム・オコナーは、これがデビュー作。
ジェレミーをジョシュ・デュアメル、セラをブルース・ウィリス、タリアをロザリオ・ドーソン、ヘイガンをヴィンセント・ドノフリオ、ロバートをジュリアン・マクマホン、ウォレスをクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、ラマーをカーティス・“50 Cent”・ジャクソン、ゲザースをリチャード・シフ、ボイドをヴィニー・ジョーンズ、クレイグをジェームズ・ルジュール、アダムをエリック・ウィンターが演じている。

冒頭、火事の現場で消防士たちが「奴はどうした?」「店主の物を取りに戻った」と言っており、燃える建物の中から箱を掲げて得意げに出て来るジェレミーの姿が写し出される。
わざわざ燃えている建物に戻るという危険を冒してまで取りに行くぐらいだから、どれだけ大切な物なのかと思いきや、それは高額な酒の入った箱。しかも店主は、「君にやるよ」と口にする。
その程度の物を取りに、ジェレミーは危険を冒して取りに戻ったのかよ。「もっと大事な物だと思って取りに戻った」というわけじゃなく、酒の箱だと分かった上で持って来ているしね。
そんで酒をプレゼントされると、消防士たちはヒューヒューと盛り上がり、ジェレミーは「俺の家で楽しむぞ。レッツ・ゴー」と言う。
なんだ、その主人公に全く好感を持たせようとしないオープニングは。コメディーならともかく、そうじゃないのに、そこの緊張感と真剣さの無さは何なのか。
キャラによっては、ある程度の軽さは有りだし、魅力に繋がることもあるけど、ジェレミーの場合は「マイナスになる軽薄さ」でしかない。

ヘイガンは登場した時点から、あまりにもボンクラだ。まず、強い力を持つギャングのボスであるはずなのに、たかが小さな店一軒を手にいれるために、わざわざ自ら出張っている。そして銃を使って脅迫し、「店を渡せ」と要求する。
そういうのは、デカい組織のボスが自らやるようなことじゃないぞ。
しかも、カルヴィンとデニス親子は殺すくせに、なぜかジェレミーだけは手下に任せるという不自然な行動。
それは詰めが甘いというか、ジェレミーを逃がすための御都合主義というか、まあ後者だろうなあ。
セラが「奴はクレイジーだ。誰でも容赦なく殺す」とヘイガンのことを称しているけど、あのレベルまでイカれた奴になると、「もはやデカい組織のボスなんて務まらないだろ」と思っちゃう。ある程度の狂いっぷりはいいけど、ただのバカになっちゃってるよ。ヘイガンのキャラは、一匹狼か、もしくは「組織の中でもズバ抜けてイカれた幹部や手下」というポジションの方が適している造形だろう。

ヘイガンは社会保障番号を読み上げてジェレミーを脅すが、何の効果も得られていない。
ジェレミーは全く動揺することなく、「あいつが犯人だ」と強い口調で言い放つ。
そこは「簡単に情報を入手できるヘイガンの組織力や、それを使って脅迫する卑劣さ」を示すことには繋がっているけど、どうせ効果が無いんだから、そこで見せてもあまり意味が無い。
どうせ後で同じように「情報を仕入れて脅す」というシーンはあるんだし。

面通しでヘイガンが社会保障番号を読み上げるシーンには、「決して脅しに屈しないジェレミー」ってのをアピールする意味も込められているのかもしれない。
そこに限らず、ヘイガンから電話で「お前と恋人の元へ殺し屋を送る」と脅されても「その前に俺が貴様を殺す」と言い放つなど、ジェレミーは絶対にビビらない。
「強靭な精神力と溢れる正義感を持ったヒーロー」としてジェレミーを描きたいんだろうとは思うけど、目の前で2人を殺し、個人情報も楽々と入手できるギャングのボスが相手なのに、まるでビビらないどころか逆に殺そうとするぐらいの強さを見せられちゃうと、「お前はホントに単なる消防士なのか」と言いたくなってしまう。「実は元ネイビーシールズ」とか「実は元CIA工作員」という設定でもあるのかと思っちゃう(そんな設定は無い)。
そんでジェレミーが「お前を殺す」とか強気なことを言っちゃうせいでクレイグが意識不明の重体にされちゃってるし、ロクなもんじゃねえぞ。

そもそも、ジェレミーの消防士という職業設定は、ほとんど意味が無いモノと化しているんだよな。最初に消火活動のシーンがあるだけで、すぐに証人保護プログラムに入るから別のIDを持つ人間になっちゃうし。ヘイガン一味に狙われたり逆襲を図ったりする中で、消防士としての知恵や経験が活用されるわけでもないし。
終盤になってヘイガンのアジトに火を放つシーンで、一応は消防士の設定を活用している。
ただし消防士が自ら放火するってのは、幾ら敵を始末するためであっても、いかがなものかと。しかも過去に両親を火事で亡くしている設定まであるのに。
っていうか、その「過去に両親を火事で亡くしている」いう設定も、まるで機能していないし。

「数年前、ヘイガンはアーリア系ギャングを組織した。セラが相棒のジャクソンと一緒にメンバー数名を逮捕し、証人にしようとした。するとヘイガンはジャクソンと妻を殺害した」というウェストレイクの説明は、「脅しに屈してセラはヘイガンの起訴を断念した」ってことを言いたいのか、ちょっと目的が良く分からない。
そんで、その後で「貴方の証言が必要よ。証人保護プログラムで守る」と語るけど、「起訴しようとした刑事と妻が殺された」とビビらせた直後に「証言が必要なの」と協力を求めるって、会話の運び方がおかしいだろ。段取りとして「セラの過去」に関する説明を盛り込んだせいで、ギクシャクした形になったという印象が強いぞ。
しかも、そこでセラの過去について語っているけど、起訴に至らなかったことをセラが悔やんでいるとか、相棒を殺された復讐心に燃えているとか、そういう形で後の展開に大きな影響を及ぼすわけでもない。ぶっちゃけ、そんな設定が無くても、ほぼ支障は無い。
っていうか極端に言ってしまえば、セラがいなくても成立しちゃうぐらいだし。

8ヶ月後のシーンに移ると、ジェレミーはタリアと深い関係になっている。
そりゃあ「保護証人プログラム下で恋愛はダメ」ってわけではないけど、「裁判が2週間後に早まった」と聞かされて安堵した後にタリアとの情事を見せられると、「それなりに楽しくやってたんじゃねえか」と言いたくなってしまう。
あと、現地での世話人的な立場だったタリアが、保護対象であるジェレミーと深い関係に陥るって、それは捜査官としてどうなのよ。

ロバートはダーレンが撃たれると、ジェレミーを始末することよりも相棒を連れて逃げることを優先するのだが、それは殺し屋の行動として違和感がある。そこまで相棒への思い入れが強いキャラ描写があるわけでもないし。
そこで相棒を救うことを優先しようとするなら、「相棒を殺された復讐心に燃えて云々」という展開に持って行くべきだろうに、そういうことも無いし。そこはキャラの動かし方が不可解。
その後、ロバートがダーレンを救おうとして、状態を見て「麻酔を増やそう」と言い、ダーレンが拳銃を向けて「本当に麻酔なのか」と訊くとロバートが「もう助からない」と明かし、覚悟したダーレンに注射を打って立ち去るというシーンがあるんだが、そこに時間を割く意味は何なのか。ロバートへの同情心でも誘いたいのか。
目的がサッパリ分からんよ。

ジェレミーはタリアと距離を置くよう促されると、「一緒にいた方が安全だ。引き離すつもりか。彼女に会わせろ」と感情的になる。
だが、なぜ一緒にいた方が安全だと思えるのか。むしろ「自分と交際したせいでタリアが狙われた」と責任感や罪悪感を抱き、自ら距離を置くことを考えるようなキャラにしておけよ。
そんで、そこで「一緒にいた方が安全だ」と怒ったくせに、後で電話して「君は安全だ。もう電話しない」とか言い出すんだから、矛盾してるじゃねえか。「その間に気持ちか変化したってことかもしれんけど、そういう気持ちの変化は描写されていないし。
それと、タリアのことで怒る前に、「証人保護プログラム下にあるのに情報がダダ漏れしている」ってことに怒れよ。
「対策は練った」と言われても、もう信じられないのが普通じゃないかと。

ジェレミーはミューレンズたちから逃亡した後、ロングビーチでウォレスたちに銃を売って欲しいと持ち掛ける。その時点では、なぜ彼がウォレスたちに声を掛けたのかが分かりにくい。
実は、冒頭でカルヴィンが口にしていた「クリップス」ってのが、ラマーの率いる黒人ギャングの名前なのだ。
しかし、それに関する説明が無いので、しばらくは「クリップス」と「ラマーの一味」が合致しないまま観賞することになってしまう。
そこは冒頭で「クリップスは黒人ギャングでボスはラマー」ってのを説明しておくか、ジェレミーがウォレスたちと接触した時点で「彼らがクリップス」ってことを提示するか、どちらかの作業が必要だろう。

ミューレンズはジェレミーに「タリアとは距離を置くべきだ」と告げ、タリアを別の場所に移動させているのに、ジェレミーが携帯電話に掛けると普通に通じている。
本気で「安全のためにタリアをジェレミーから引き離すべき」と考えているなら、携帯も通じないような対応を取っておくべきだろうに。
あと、ジェレミーもジェレミーで「君は安全だ」と言ってるけど、電話を掛けておいて、それは無いわ。もし敵に傍受されていたら、それで終わりでしょうに。
実際、タリアはちっとも安全じゃなくて、行動がダダ漏れだし。

っていうか、そもそもタリアの存在意義とか、ジェレミーとの恋人関係ってのが弱いんだよな。
たぶん「ジェレミーが脅され、身を守るために逆襲を開始する」ってことよりも「恋人を守るために敵を倒そうとする」という形の方がいいという考えがあるんだろうけど、2人の関係描写が薄いので、その動機に対して引き付けられる力も弱くなってしまう。
それなら、保護証人ブログラムに入る前からの恋人や家族が命を狙われるという設定の方が、いいんじゃないかと。
うっかりすると忘れそうになってしまうんだけど、タリアって連邦捜査官なのよ。
「連邦捜査官を守るために、ただの消防士がギャングに立ち向かう」って、図式として変でしょ。

(観賞日:2014年12月15日)

 

*ポンコツ映画愛護協会