『ネメシス/S.T.X』:2002、アメリカ

ロミュラン帝国の評議会では、軍のスラン指揮官がシンゾン法務官の率いるレムスとの同盟について意見を述べていた。ロミュラス人である彼は同盟賛成派であり、レムスの軍事力を得ることで惑星連邦に対抗できると主張する。しかし政府は既に同盟を否決する決定を下しており、ハイレン政務長官は「政府の決定に軍が口出しするな。我々はシンゾン軍を奴らの住処である暗黒の惑星に追い返す」と鋭く告げた。評議委員のタルーラが政務を理由に出て行った後、ハイレンは議事を進行しようとする。しかしタルーラが机上に残した装置から毒ガスが放出され、議会場にいた面々は全滅した。
エンタープライズEではライカー副長とカウンセラーのトロイが結婚し、付き添い役のピカード艦長は披露宴で挨拶する。結婚式には仲間であるデータ、ジョーディー、ウォーフ、ビヴァリーの他、ビヴァリーの息子であるウェスリーやエル・オーリアンのガイナンも出席している。トロイの母の故郷であるベタゾイド星での祝宴へ向かう途中、エンタープライズEは異常なポジトロニック・サインを感知した。非常に微弱だが、それはコラリン星系の第三惑星であるコラルス星から発信されている。ポジトロニック波は通常、アンドロイドからしか発信されないものだ。
調査に向かった場合、ロミュランの中立ゾーンをかすめることになる。ピカードは「しかし連邦域だ。構わん」と言い、調査に向かうことを決定する。星に接近してスキャンしてみると、ポジトロニック波の発生源は6ヶ所だった。コラルス星には、ヒューマノイドによるワープ以前の集落が複数ある。ジョーディーから転送が危険であることを知らされたピカードは、データとウォーフを伴ってシャトルで惑星に向かう。星に降り立った3人は、バギーでポジトロニック波の発信源に到着した。
周囲を捜索すると、アンドロイドの腕や足が見つかった。最後に辿り着いた場所には、データと瓜二つの頭部が転がっていた。機能は停止しておらず、頭部はデータと同じ声で喋った。その星に住む武装集団が攻撃して来たので、ピカードたちは応戦しながら逃亡して艦に戻った。ジョーディーがパーツを組み立てて調べると、機械そのものはデータと同じだった。しかしポジトロニックは古く神経経路も未熟であり、ジョーディーは「彼はプロトタイプでしょう」とピカードたちに話す。データが名前を尋ねると、そのアンドロイドは「B-4だ」と答えた。どうやって惑星に辿り着いたという質問には、「何も知らない」という言葉が返って来た。星に行く前のことも、何も覚えていないという。
艦隊司令部のジェーンウェイ提督から通信が入り、ピカードはロミュラスへ行くよう指示される。正式に招待された外交任務だという。「どうやら帝国の内政に異変が生じているようだわ。シンゾンという新任の政務長官が連邦の外交使節を要求して来たの。しかもシンゾンはレムスよ」とジェーンウェイは困惑した様子で言う。ロミュラス星へ向かう途中、データがピカードたちにレムス人のことを説明する。レムス星の反面は常に太陽に照らされて高温のため、居住には適さない。そこでレムス人は反対側の暗黒面で暮らしている。ロミュラン帝国の階級制度では、レムス人は最下層に位置付けられている。ビカードたちは、レムス人がロミュランの協力者と手を組んでクーデターを起こしたのだろうと推測した。シンゾンに関しては、軍歴の一部しか情報が無い。
ビカードの指示を受けたジョーディーは、データの記憶プログラムを全てB-4にダウンロードした。ビカードはB-4にもデータと同じ自己実現パラメータが備わっている可能性があり、上手く行けば同じ能力を持たせることが出来ると考えたのだ。既定の座標に到着したエンタープライズEはロミュラスとの交信を試みるが、何の応答も無い。辛抱強く待っていると、強力な戦艦が近付いてきた。無愛想なレムス人の副長官はエンタープライズEと通信し、転送座標を送って来た。
ロミュラス星に転送したピカードたちの前に、シンゾンが現れた。シンゾンはピカードたちに、「統合について話し合いたい。私は互いの平和を望んでいる」と言う。彼はレムス人ではなく地球人であり、しかも若き日のピカードに瓜二つだった。シンゾンはピカードに、「明日、2人だけで話し合おう。いや、1人だけで」と言う。彼は手を傷付けてデータに自分の血液サンプルを渡し、その場を去った。艦に戻ったビヴァリーが血液を調べた結果、シンゾンはピカードのクローンだと判明した。
シンゾンはスランに「評議会を抹殺するのに力を貸したのは、連邦を攻撃する機が熟したとお前が言って来たからだ。それなのに、なぜ動かないんだ?それに、なぜエンタープライズを呼んだ?」と追及されるが、何も答えようとしなかった。シンゾンは静かな口調で「お前は忍耐を学ぶ必要がある。毎日18時間、監視の下で労働を強いられれば、忍耐などすぐ身に付く」と言い、スランを退出させた。
スランに同行したドナトラ司令官を部屋に残したシンゾンは、「スランには忠誠心が無い」と口にする。ドナトラが「どんなことをすれば私の忠誠心を信じてもらえます?」と誘惑しようとすると、シンゾンは「お前は女じゃない、ロミュランだ。私に忠誠を尽くせば報いてやる。スランを見張れ。少しでも背信の兆しを見つけたら抹殺しろ」と威嚇するように言う。ドナトラは部屋を去る際、自分に触れられたシンゾンが苦悶している様子を目にした。
シンゾンはピカードと会い、「ロミュランは何らかの形で君のDNAを手に入れ、私を作り上げた。時が来たら摩り替えようとしたんだよ。ロミュランのスパイを艦隊に送るつもりだった。しかし政権が交代し、計画は中止された」と語った。「なぜレムスに送られたんだ?」というピカードの質問に、シンゾンは「もう必要が無いからさ。ロミュランは私を鉱山に放り込んだ。私を酷使し、死なせるために。この世の地獄だったよ。私はレムス人の奴隷と共に、重労働と飢えを強いられた」と語った。
シンゾンは「子供だった私に何が出来ただろうか。連行されてから10年、私は太陽も星も見られなかった。ロミュランの看守が奴隷より憎んだのが私だ。だが、1人だけ見方がいた。それが今の副長官だ。彼は私を守り、生きる術を教えてくれた。暗黒の地で、私はレムス人という兄弟を得た」と話す。「統合はレムス人の解放のためか」とピカードが訊くと、シンゾンは「私は人生の全てを、そのために捧げて来た。軍隊を編成し、ロミュランを脅かす存在になった。奴らは自由などくれない。だから奪ってやった」と述べた。
エンタープライズEに戻ったピカードは、メインコンピュータに無許可のアクセスがあったことを知らされる。だが、その犯人も目的も全く分からないという。狙われたプログラムの中に、機密情報は含まれていなかった。ピカードはジョーディーから、センサー記録にセラロン放射線が含まれていることを聞かされる。それは全生物を滅ぼしかねない危険な物質だ。ピカードはデータやジョーディーたちに、兵器の詳細を調べて対抗手段を講じるよう命じた。
シンゾンがセラロン放射線を装備していることが分かったため、ピカードはビヴァリーに「彼を信じたいが、目的が平和なわけがない」と告げた。シンゾンは副長官の能力を使ってトロイの思考に入り、彼女を強姦した。彼はB-4を母艦のシミターに転送し、ダウンロードを部下に命じた。さらにシンゾンはピカードも転送し、彼を拘束して血液サンプルを採取した。シンゾンはB-4に気付いたピカードに「あのアンドロイドは罠だ。見事に引っ掛かってくれた」と述べた。
シンゾンは「俺たちは、もう誰にも跪くつもりは無い。ロミュランにも連邦にも。我らは戦いに生きる種族だ。そして必ず勝つ」と言い、ピカードの元を去る。データはB-4に化けて警護役を倒し、ピカードを解放する。彼はピカードに「この船全体がセラロンの放射装置になっています」と言う。「盗まれた情報は?」とピカードが尋ねると、彼は「シンゾンはまだ通信を傍受できると信じてる。それを利用して偽の艦隊情報を送る手配をしておきました」と述べた。
データはジョーディーが作った緊急転送装置のプロトタイプを取り出し、ピカードに渡す。装置が一人用だと気付いたピカードは、データに返して「戻る時は一緒だ」と告げた。2人は敵の攻撃艇を奪い、シミターから脱出した。エンタープライズEに戻ったピカードは、ビヴァリーからシンゾンの体について説明を受ける。シンゾンの体は可変リボ核酸で構成されており、一定の年齢に達したら加齢速度が増していく仕組みになっているという。それは早くピカードに追い付くための仕組みだ。
計算では30年を飛び越えることになるはずだが、そのシステムが上手く起動せず、シンゾンの細胞は崩壊が始まっていた。つまり、彼は死を迎えようとしているのだ。生き延びるための方法は、完全にDNAが適合する相手、つまりピカードからの骨髄移植しか無い。細胞の崩壊が速度を増していることをビヴァリーから聞かされたピカードは、「ここへ来る」と確信する。一方、データはエンタープライズEにとって危険な存在となったB-4の機能を完全に停止させた。
ジョーディーはピカードたちに、何でも覆うことの出来るバイオジェニック・パルスというシンゾンの兵器について説明する。ピカードは「シンゾンは地球を破滅させる気だ」と断言した。遮蔽を解除する方法は何も無いとジョーディーは言う。ピカードは数で対抗するため、宇宙艦隊が集結する地点へ向かうことにした。彼は「最終兵器を使わせてはならない。それが全てに優先する」と口にした。クルーは準備を整え、シンゾン軍との決戦に備える…。

監督はスチュアート・ベアード、TVシリーズ創作はジーン・ロッデンベリー、原案はジョン・ローガン&リック・バーマン&ブレント・スピナー、脚本はジョン・ローガン、製作はリック・バーマン、共同製作はピーター・ローリットソン、 製作総指揮はマーティ・ホーンスタイン、撮影はジェフリー・L・キンボール、編集はダラス・ピュエット、美術はハーマン・ジマーマン、衣装はボブ・リングウッド、視覚効果監修はマーク・O・フォーカー、音楽はジェリー・ゴールドスミス。
出演はパトリック・スチュワート、ジョナサン・フレイクス、ブレント・スピナー、レヴァー・バートン、マイケル・ドーン、ゲイツ・マクファーデン、マリナ・サーティス、ケイト・マルグルー、ロン・パールマン、トム・ハーディー、ディナ・メイヤー、ジュード・チコレッラ、シャノン・コクラン、アラン・デイル、ジョン・バーグ、マイケル・オーウェン、ロバートソン・デイーン、デヴィッド・ラルフ、J・パトリック・マッコーマック、ウィル・ウィートン他。


スター・トレックの2番目のシリーズ「The Next Generation(新スタートレック)」の劇場版第4作にして最終作。
『スタートレック』の劇場版としては10作目。
これまでの『新スタートレック』の劇場版は、TVシリーズに携わっていた人物が監督と脚本を務めて来た。
しかし今回は初めて外部から招聘し、脚本を『グラディエーター』『タイムマシン』のジョン・ローガン、監督を『エグゼクティブ・デシジョン』『追跡者』のスチュアート・ベアードが務めている。

ピカード役のパトリック・スチュワート、ライカー役のジョナサン・フレイクス、データ役のブレント・スピナー、ジョーディー役のレヴァー・バートン、ウォーフ役のマイケル・ドーン、ビヴァリー役のゲイツ・マクファーデン、トロイ役のマリナ・サーティスはTVシリーズのレギュラー。
TVシリーズ『スタートレック:ヴォイジャー』にキャスリン・ジェインウェイとしてレギュラー出演していたケイト・マルグルーが、同じ役で登場(ジェインウェイは艦長から宇宙艦隊本部の提督に昇進している)。
アンクレジットだが、『新スタートレック』シリーズに準レギュラーとして出演していたウーピー・ゴールドバーグが同じガイナン役で登場する。ウェスリー役で登場するウィル・ウィートンも、『新スタートレック』に同じ役で出演していた。
他に、ヴィセロイをロン・パールマン、シンゾンをトム・ハーディー、ドナトラをディナ・メイヤー、スランをジュード・チコレッラ、タルーラをシャノン・コクラン、ハイレンをアラン・デイルが演じている。

邦題は『ネメシス/S.T.X』であり、『スタートレック』シリーズの劇場版であることは分かりにくい。
これは意図的に分かりにくくしているのだ(DVDでは『スター・トレック ネメシス』という邦題に変更されている)。
何しろ、日本じゃ『スタートレック』は全く受けないので、独立した映画だと思わせた方が、まだ少しは観客動員が見込めるというのが配給会社の考えだったのだろう。
トレッキーしか見ないような映画を劇場公開して客を呼び込もうってのは、大変なことだったんだろうと思うよ、いやホント。

前述のように外部の人間を監督と脚本家に起用したのは、内部の人間が作っていると、いつまで経ってもトレッキーにしか見てもらえず、映画の興行成績が伸びないという事情からだろう。
そこで外の人間を入れることで新しい風を吹き込んでもらい、マニアじゃない観客も呼び込もうという狙いだったんだろう。
公開当時は、「これがヒットすれば続編の可能性も」という状況だった。
しかし残念ながらトレッキーにも一見さんにも不評で興行的に惨敗したため、これでシリーズは打ち止めとなった。

「なぜレムス人のリーダーがピカードのクローンなのか」というのが謎なのだが、それに関しては「ロミュランは何らかの形で君のDNAを手に入れ、私を作り上げた。時が来たら摩り替えようとしたんだよ。ロミュランのスパイを艦隊に送るつもりだった」というシンゾンの説明で済まされる。
いやいや、「何らかの形で」って、そこ、重要なポイントでしょ。
普通に考えたら、連邦と敵対しているロミュランがピカードのDNAを入手するのは、とても困難な作業のはずだ。
その方法について「何らかの形」で済ませちゃうのかよ。

シンゾンの装備しているセラロン放射線は全生物を滅ぼすことの出来る超強力な物質らいんだが、その脅威はセリフで語られるだけで、それを証明するための作業は用意されていない。
恐ろしさの一端さえ実際に見せられることは無いので、どれぐらい凄い兵器なのかってことがピンと来ない。
しかも全てを遮蔽する兵器も持っているし、本当はシンゾンって圧倒的に強くて恐ろしい敵のはずなんだけど、「宇宙の危機」という感じが全く伝わって来ない。

それと、「連邦vsレムス軍」というのが最終決戦のはずなんだけど、実際はエンタープライズE&ロミュランの援軍2隻とシミターが戦っているだけなんだよね。
全勢力を投入した総力戦じゃなくて、スケールの小さな戦艦バトルなのよね。
シミターには強力な兵器があるので1つの艦だけで充分なのかもしれんけど、派手さという意味においてイマイチってのは事実だ。
それと、写し鏡の関係であるピカードとシンゾンが互いの思考を読み合う高度な知能戦があるのかと思ったら、そんなのも無いし。

あと、シンゾンって些細なことでヒステリックになっちゃうし、個人的な感情が先走っちゃうし、「強力な軍を率いるカリスマ性があってスケールの大きいボス」という印象を受けない。
人間としての底の浅さや奥行きの狭さが感じられてしまうんだよな。
辛酸を舐めて復讐心を激しく燃えたぎらせているはずなんだけど、そういうドロドロとした情念、マグマの如く沸き立つ執念ってのも弱いし。

それと、シンゾンって地球を破壊しようとしているんだけど、そこへの執着には「なんで?」と思っちゃうんだよな。
彼の中にあるのはピカードへの私怨であり、それを晴らすために地球を破壊しようと目論んでいるはず。
つまり、地球の破壊は、目的達成のための手段に過ぎないはずなんだよな。
ところが、いつの間にか、なし崩し的に地球の破壊そのものが目的化しちゃってる気がするんだよな。

シンゾンが死に掛けているという設定もマイナス。
ピカードを使って生き長らえることも出来ておらず、そんな中で戦闘を仕掛けて来るわけだが、エンタープライズが攻撃されてる間も、彼は着実に死へ向かっている。
彼の方が、ある意味では追い詰められているんだよね。
「もうすぐ死ぬから何も怖くない」という意味での強さ、恐ろしさはあるのかもしれないが、そういうことのアピールも見られない。
それと、「シンゾンはピカードのダークサイド」ということへの言及があるけど、そこも上手く活用できていないし。

今回の作品ではデータが死ぬのだが、彼がピカードに一人用の緊急転送装置を差し出し、ピカードが「戻る時は一緒だ」と返すシーンで、とても分かりやすいフラグが立っている。
それは別にいいとしても、データのプロトタイプであるB-4が登場し、その記憶プログラムをダウンロードしていることによって、「そのB-4が後継者になる」ってのも透けて見えてしまう。
プロトタイプが後を引き継ぐってのが見えた上でデータの死を描かれても、感情は揺り動かされないなあ。

本作品は、トレッキーではない新参者、TVシリーズを知らない一見さんにも分かりやすい映画にしようという意識で作られたのだろう。
だから、あまり小難しい話や複雑な人間関係を用意せず、シンプルに勧善懲悪をやろうとしている。
スチュアート・ベアードを監督に起用したのは、アクションの要素を強めることによって、トレッキー以外の観客を引き付けたいという考えがあったのだと思われる。

「分かりやすい話にしよう」とか、「アクションの要素を強くしよう」ってのは、トレッキー以外の観客を呼び込むための戦略としては、そんなに間違った判断ではないと思う。
ただ、そもそも「今さら一見さんを取り込もうとしても無理でしょ」という気がする。
完全に仕切り直して一から物語を始めるとか、そういうことならともかく、これまでのシリーズがあった上で今回の物語になっているわけで。
やっぱりシリーズを見ていない人にとっては、分かりにくいことは否めないのよね。

例えば序盤に描かれるライカーとトロイの結婚にしたって、初めて見る人は2人の歴史なんか知らないから、何の感情も沸かないだろう。
ピカードが艦長だとか、データがアンドロイドだとか、そういうのはすぐに分かるだろうけど、
「明らかに人間ではないウォーフはどういう種族なのか」
「ポジトロニック波とは何なのか」
「連邦とロミュランの関係はどういう状態なのか」
「副長官の能力は何なのか。レムスでは彼だけが持っている能力なのか」
など、新参者には理解が難しい事柄はとても多いはずだ。

だから、この映画は「相変わらず新参者には分かりにくいけど、新参者を取り込むために変化を持ち込もうとして多くのトレッキーが望むような内容から外れている作品」になってしまっているのだ。
ってことは新参者もトレッキーも満足させられないわけで、そりゃあコケるのも仕方がないだろう。
ただし、『新スタートレック』以降のTVシリーズの劇場版が1本も作られていないことも含めて、もう時代が『スタートレック』を望んでいなかったのかもしれない。

(観賞日:2013年10月7日)

 

*ポンコツ映画愛護協会