『トロル2 悪魔の森』:1990、イタリア

セス・ウェイツは幼い孫のジョシュアに、ゴブリンが登場する絵本を読み聞かせた。森の中で道に迷ったピーターという若者が、邪悪なゴブリンの一団に遭遇する物語だ。セスはジョシュアに、「ゴブリンに追われたピーターは必死で逃亡し、転んで気絶した。目を開けると美しい少女がいて、ピーターは恋に落ちた。しかし少女の正体は、姿を変えたゴブリンだった」と語る。「昔の話でしょ」とジョシュアが言うと、「ゴブリンは今もいる」とセスは真剣に告げる。
セスが「ピーターは少女に飲み物を与えられ、緑色の血を流して半分植物の状態になった。それが大好物のゴブリンたちは、ピーターを食べた」と話していると、ジョシュアの母であるダイアナが寝室にやって来た。「おじいちゃんが」と言い掛けて、ジョシュアは慌てて口を塞いだ。セスは半年前に亡くなっており、ジョシュアは祖父の幽霊と話していたからだ。「おじいちゃんが見えるんだ」とジョシュアは説明するが、ダイアナは信じようとしなかった。
ジョシュアはダイアナ、父のマイケル、姉のホリーと共に暮らしている。マイケルの希望で、夏休みには26人しか住んでいないニルボグという農村で過ごす予定が入っている。ジョシュアはゴブリンが怖くなり、窓の外を確認した。すると男が貼り付いていたので、ジョシュアは慌ててシーツに隠れた。その男はホリーの恋人のエリオットで、彼女の部屋へ侵入しようとしていたのだ。筋トレをしていたホリーはエリオットの登場に驚き、「私は好きだけど両親は貴方を嫌って。仲間とベッタリだしね」と告げた。
エリオットの友人たちが窓から顔を覗かせ、「ピザ屋へ行こうぜ」とホリーを誘う。ホリーは呆れ果て、エリオットに「ベッドまで連れて来る気?」と告げる。エリオットが明日から旅行だろ」と言うと、彼女は「1ヶ月、向こうの家族とウチが家を交換するの」と説明した。エリオットが一緒に行きたがると、ホリーは父に伝えておくと言い、友達は連れて来ないよう約束させた。しかし翌日、出発の時間から1時間半を過ぎてもエリオットが現れなかったので、マイケルは家族を車に乗せてニルボグへ出発した。エリオットは仲間のアーノルド、ドリュー、ブレントと共に、キャンピングカーでニルボグに向かっていた。
ジュショアは車で移動中、顔から緑の血が流れて右手から枝が生えた。家族はゴブリンに変貌するが、それは彼の夢だった。窓の外に目をやったジョシュアは、セスが「皆を止めろ」と書いた紙を持って立っているのを見つけた。ジョシュアはマイケルに車を停めてもらい、セスの元へ走った。セスは「こんな所に来てはいけない。大変なことになるぞ」と警告するが、ジョシュアは家族に促されて車に戻った。ホリーはエリオットが仲間と一緒にいるのを発見するが、冷たく無視した。
一家はニルボグに入り、ジョシュアが「家に帰りたい」と言っても両親は聞き流した。4人は家を交換する家族の元へ行き、マイケルは相手の父親に握手を求めた。しかし父親は握手を拒否して「遅刻だ」と言い放ち、母親も冷淡な態度を示した。ニルボグの家族はマイケルたちに鍵を渡し、車で去った。息子はジョシュアにボールを投げるが、そこには「食われる前に食え」と書かれていた。一家が家に入ると、食事が用意されていた。
マイケルたちが「食べよう」と席に着くと、ジョシュアはセスから「あれを食べさせてはいかん。ピーターと同じ目に遭う」と警告された。「どうやって?」とジョシュアが困ると、セスは「考えるのに30秒だけやろう」とマイケルたちの動きを止めて姿を消した。ジョシュアが料理に小便を浴びせたため、家族は食べずに捨てた。マイケルは激怒し、ジョシュアを厳しく叱責した。エリオットたちはキャンピングカーを森の近くに停め、テレビを見て時間を潰していた。アーノルドは退屈を感じ、外に出て煙草を吸う。森を走るシンディーという女を目撃した彼は、すぐに後を追って捕まえた。
シンディーは「奴らに毒を飲まされた」と言い、そこへゴブリンの群れが現れた。アーノルドはゴブリンの群れに「彼女に手を出すな」と告げるが、槍で胸を突き刺された。シンディーは怪我を負ったアーノルドを連れて逃亡し、教会風の家を見つけて足を踏み入れた。するとクリーデンス・レオノール・ギールグッドと名乗る女が現れ、ドルイド族の末裔だと自己紹介する。アーノルドが病院に連絡してほしいと頼むと、彼女は「ニルボグに病院は無いわ。みんな自力で治すのよ」と不気味な笑みを浮かべた。
クリーデンスは大量の湯気が出ているコップを差し出し、特効薬なので飲むよう促した。それを口に含んだシンディーは苦悶し、植物に変身した。クリーデンスは動けなくなったアーノルドに、「私の子供たちの食事になったのよ」と教える。そこへトロールの群れが現れ、シンディーを食べ始めた。ホリーが部屋にいると、鏡にセスが現れた。ホリーは部屋を飛び出し、両親に「おじいちゃんが鏡に現れた」と訴える。しかし父は全く信じず、ホリーを叱り付けた。
ホリーが「この部屋は嫌よ」と言うと、ジョシュアは自分が代わりに使うことを申し出た。ジョシュアが鏡に向かって呼び掛けると、セスが出現した。彼が「この村から家族が出て行くよう仕向けるんだ」と言うと、ジョシュアは「おじいちゃんからママたちに言ってよ」と頼む。「ママは昔からワシの言うことを聞かん。あんな男と結婚して」とセスは話し、照明が突如として暗くなると「悪霊の力が充満している。行かないと」と姿を消した。
朝食の材料が何も無いので、マイケルはジョシュアを連れて買い物に出向く。キャンビングカーにも食料が無く、ドリューが買い物に行く。するとパトカーを運転していたフリーク保安官がドリューに声を掛け、買い物だと聞いて「だったら送ろう」と告げる。彼はドリューをパトカーに乗せ、まだ朝食を取っていないと聞いてハンバーガーを差し出した。フリークは商店まで送り、ハンバーガーを食べたドリューと別れた。ドリューはコーヒーやベーコンを買おうとするが、店主は「コーヒーは悪魔の飲み物だ」「ニルボグは菜食主義だ」と言う。彼は特製牛乳を勧め、「無料だ。旅行者は大歓迎だ」とドリューに渡した。
ドリューが体の異変を感じながら店を出ると、外にいた男たちは「アーノルドからの伝言だ。教会風の家に来い。森を抜けた場所にある」と告げた。アーノルドは口を植物に塞がれて喋れなくなっており、クリーデンスによって鉢植えのような状態にされていた。マイケルは近所の商店へ行くが、「教会に行っています」という貼り紙があって店主は不在だった。マイケルが店主の帰りを待つ間、ジョシュアは車のサイドミラーを見てセスを呼び出そうとする。鏡に写る「ニルボグ」の文字を見た彼は、「ゴブリン」の綴りの逆だと気付いた。彼はマイケルが椅子で転寝を始めたのを見て、その場を離れた。
ドリューは教会風の家へ向かう途中も、ずっと体調の異変を感じていた。彼は牛乳を飲もうとするが、すぐに吐き出した。クリーデンスは特製ケーキを持ってダイアナの前に現れ、近所の住人だと自己紹介した。ジョシュアは大きな倉庫を見つけ、天井裏に潜んで密かに観察する。するとニルボグの住民が集まっており、その中には家を交換した家族の姿もあった。ベルズという男は人々に、「人間は肉を食って自らの体を汚し、不治の病を植え付ける」などと語る。ジョシュアはベルズたちに気付かれ、捕まってしまった。
ホリーはキャンピングカーへ行き、エリオットに「私か仲間、どっちにするの?」と選択を迫る。エリオットが「何の話?」と軽く言うと、彼女は怒って殴り倒した。ベルズたちは特製アイスクリームを用意し、ジュショアに食べるよう要求する。そこへマイケルが駆け付けると、ジョシュアは「彼らは怪物だ。僕を食べようとしている」と訴える。マイケルがジョシュアを連れて立ち去ると、ベルズは仲間に「慌てるな。夜まで待とう」と告げた。
車を運転していたマイケルはホリーを見つけ、キャンピングカーに向かう。彼はエリオットに、「娘との約束を破ったな。話があるなら家まで来い」と告げた。ドリューが意識朦朧の状態で教会風の家に辿り着くと、アーノルドは必死で呼び掛けた。アーノルドが「女が戻る前に早く逃げよう」と言うと、ドリューは植木鉢を引きずった。そこへクリーデンスが戻り、ドリューを弾き飛ばして失神させた。彼女は「友達のためにミルクセーキを作るわ」と言い、チェーンソーでアーノルドの体を切断した。
ジョシュアたちが家に戻ると、ダイアナが村人の面々を呼んでパーティーを開いていた。ベルズが用意された料理を食べるよう勧めると、ジョシュアは「食べるな。みんな化け物だ。食べたら死んでしまう」と叫ぶ。マイケルは彼を叱責し、部屋に行くよう命じた。ジョシュアは鏡に向かって呼び掛け、セスに助けを求めた。しかし鏡を突き破ってゴブリンが出現したため、彼は腰を抜かした。そこへ実体のセスが現れ、斧でゴブリンを退治した。彼はパーティーの部屋に火炎瓶を投げ込もうとするが、気付いたベルズが阻止する。ベルズは呪術を使い、セスを消そうとする。セスは魔法の力でベルズに火を放ち、姿を消した…。

監督はドレイク・フロイド(クラウディオ・フラガッソ)、原案&脚本はドレイク・フロイド(クラウディオ・フラガッソ)、製作協力はブレンダ・ノリス&デヴィッド・ヒルズ(ジョー・ダマト)、撮影はジャンカルロ・フェランド、Art director美術はマックス・スローイング(マッシモ・レンティーニ)、編集はヴァニア・フレンズ(ヴァニオ・アミチ)、衣装はローラ・ジェムサー、音楽はカルロ・マリア・コルディオ。
出演はマイケル・スティーヴンソン、ジョージ・ハーディー、マーゴ・プレイ、コニー・マクファーランド、ロバート・オームズビー、デボラ・リード、ジェイソン・ライト、ダーレン・ユーイング、ジェイソン・ステッドマン、デヴィッド・マッコネル、ゲイリー・カールソン、マイク・ハミル、ドン・パッカード、クリスティーナ・レイノルズ、グレン・ガーナー、ミシェル・アブラムス、L・ウィリアムズ、エリー・ケース、ギャヴィン・リード、メリッサ・ブリッジ他。


『モンスター・ドッグ』『ゾンビ4』のドレイク・フロイド(クラウディオ・フラガッソ)が監督&原案&脚本を務めたイタリア映画。
アンクレジットだが、妻のロゼッラ・ドルーティーも脚本に参加している。
タイトルは1986年にエンパイア・ピクチャーズが公開したB級映画『トロル』の続編っぽいが、実際は何の関係も無い。
ジョシュアをマイケル・スティーヴンソン、マイケルをジョージ・ハーディー、ダイアナをマーゴ・プレイ、ホリーをコニー・マクファーランド、セスをロバート・オームズビーが演じている。

そもそも『トロル』が大してヒットたわけじゃないし評価が高いわけでもないはずなのに、なぜ便乗するような商法を採用したのか疑問だ。
ただ、あまりの酷い出来栄えで「史上最低の映画」とまで評されたことが幸いしたのか、後にマニアックな人々からカルト映画として注目される現象が起きた。
これを受けて、大人になったマイケル・スティーヴンソンが「また映画界に復帰できるかも」と勘違いしてしまい、ブームを追い掛けたドキュメンタリー映画『Best Worst Movie』を撮っている。

クラウディオ・フラガッソはイタリア生まれのイタリア育ちで生粋のイタリア人なのに、急に「アメリカで英語の映画を撮りたい」と思い付いてしまった。
しかし彼は英語を全く話せないし、アメリカで映画を撮影するためのコネや資金力も無い。
それでも行動力と決断力だけは充分すぎるぐらいあったので、すぐに製作をスタートさせた。アメリカ映画を偽装するために監督名をドレイク・フロイドにするという、マカロニ・ウエスタンのようなこともやっている。
ところが英語が分からないもんだから、脚本の台詞は変なトコが多いし、役者とも上手く意思疎通できない。なので「低予算だから云々」という以外の部分でも、色々と問題が起きている。

まず序盤から、ズッコケる羽目になる。
オープニングから早くクリーチャーが登場するのだが、それがトロルじゃなくてゴブリンなのだ。台詞でも字幕でも、ハッキリと「ゴブリン」と言っている。
これはマイケルがジョシュアに読み聞かせている御伽噺に登場する怪物だか、最初に登場させるんだから、もちろん本作品のメインとなる存在だ。そこでゴブリンを紹介しておいて、トロルをメインのクリーチャーにすることなど無い。
つまり『トロル』と無関係なだけに留まらず、トロルが登場しない映画なのに『トロル2』を堂々と名乗っているのだ。
言っとくけど、日本の会社が勝手な邦題を付けたわけじゃなくて、原題が「Troll 2」だからね。

さて冒頭から登場するゴブリンだが、セスは「邪悪で恐ろしい魔物だ」と解説する。しかし、その見た目はこれっぽっちも怖くない。
棒を持ってピーターを追い掛けているので、行動としては「恐ろしい魔物」に合致している。顔のデザインも、いかつく造形している。でも、フォルムや服装が何となくユーモラスなのよね。
しかも、その後は基本的にニルボグの不気味な住民たちが行動する様子ばかりを描いており、ゴブリンはたまにしか出て来ないし。
だったら最初からゴブリンなんて登場させず、「ニルボグの不気味な住民がジョシュアたちを襲って食おうとする」という話にでもしておけよ。

冒頭からセスの幽霊が登場しており、その語も何度か彼が登場してジョシュアに警告する。
だけど、ゴブリンだけでファンタジーの要素は充分に足りているのよ。そこに幽霊という要素を加えると、話が無駄に混雑してしまう。
これが例えば「ゴブリンに殺された男の幽霊」といったキャラなら、まだ分からんでもないよ。でも、セスってゴブリンとは何の関係も無いはずで。
なので、そもそも「なぜゴブリンが今も生きていると断言しているのか」ってトコからして、ツッコミを入れたくなるのよね。

セスは何の根拠も無く「ゴブリンはいる」と言っているだけなので、孫を怖がらせるだけの迷惑なジジイでしかない。
もちろん、こっちは最初から「ゴブリンは実在しており、ニルボグでジョシュアたちを襲う」という展開が待ち受けているのを知っている。知っているから、「セスの言葉は正しい」と受け取ることが出来る。
でも、それじゃあホントはダメなわけで。
セスが「ゴブリンは実在する」とジョシュアに教えるのなら、もうちょっと説得力を持たせた方が絶対に得策だ。

セスはジョシュアの前に何度も現れ、「ニルボグへ行くな」とか「料理を食べさせるな」と警告する。それだけに留まらず、なんとセスは時間を止めるなどの魔法も使い始める。
だけど魔法が使えるのなら、最初からそういう力で一家を止めろよ。
そんでセスはジョシュアに「考えるのに30秒だけやろう」と言い、マイケルたちの動きを停止させて姿を消す。マイケルは考えた末、料理に小便を浴びせる。
でもセスか時間を停止させてから小便を浴びせるまでに、1分以上が経過しているんだよね。
セスは「30秒だけやろう」と言ったのに、なんで1分以上も時間が停止しているんだよ。

エリオットはホリーに「一緒に行きたい」と言ったのに、実際は悪友たちと一緒に行動している。ウェイツ家とは別に、キャンピングカーでニルボグへ向かう。
そんな行動を取るぐらいなら、もはやニルボグを行き先にする意味さえ無いだろ。こいつらの動かし方が、あまりにも下手すぎる。まあ他のキャラも、そんなに上手な動かし方は出来ていないけどさ。
そんで悪友のアーノルドは森を走るシンディーを見つけ、後を追って捕まえる。冒頭シーンがあるんだから、そこは「シンディーは姿を変えたゴブリン」という設定にしておくべきだろ。
あとゴブリンの投げた槍が胸に突き刺さったのに軽傷で済むって、どういうことだよ。そこはアーノルドを死なせておけよ。

セスはジョシュアに、トロールは人間を半分植物の状態にして食べると説明している。
だけどレオノールに騙されたシンディーは、完全に人間の姿を失うのよね。
彼女が変身した後には、「緑色の液体に浸されたペラペラの何かが床に落ちている」というシーンがある。それがシンディーの変身した姿ってことなんだけど、もはや植物ですらないぞ。
超が付くほどの低予算映画で、質の高い特殊効果を用意するのは無理だったんだろうと思うけど、それにしても酷いわ。

幽霊だけで余計だと感じるのに、ドルイド族の末裔を名乗るクリーデンスというキャラも登場する。ゴブリンだけに集中すればいいものを、なぜか変なキャラを投入する。
どうやらクリーデンスもゴブリンの一味で、それだけでなく住民は全てゴブリンらしい。つまり、普段は人間の姿に化けているってことなんだろう。
しかし、シンディーを食べる時は最初からゴブリンの姿で現れるし、ジュシュアにアイスを食べさせようとするシーンではゴブリンと人間が混じっている。どういうことなんだよ。
あと、マイケルが駆け付けた時にはゴブリンが姿を消しているけど、どういうことなんだよ。

マイケルはジョシュアが捕まっている現場へ駆け付けた時、明らかに「そこにいる連中は怪しい」と感じた反応を見せている。警戒心をハッキリと見せている。しかし家に戻った彼は、村人たちがパーティーで盛り上がる様子を見ると笑顔になる。
どういうことだよ。さっきの出来事は、もう忘れてしまったのかよ。
あと、クリーデンスがケーキを持って行ったのに、まだダイアナは食べていなかったのかよ。
それも変だろ。なんでクリーデンスは彼女にケーキを食べさせず、さっさと立ち去っているんだよ。

ゴブリンは人間をそのままじゃ食べられず、植物に変える必要がある。
そのため、ウェイツ家の面々に正体がバレても、「殺すために一斉に襲い掛かる」という展開には突入しない。籠城したウェイツ家に外からサンドウィッチを投げて「食べろ」と要求したり、クリーデンスが美女に変身してブレントを誘惑したりという行動を取る。
一気に畳み掛けてもいい時間帯で、ダラダラしてしまうのだ。
そのくせ、夜になると家に突入して襲い掛かるんだから、ホントにデタラメだよなあ。

(観賞日:2021年1月4日)

 

*ポンコツ映画愛護協会