『テン』:1979、アメリカ

ジョージ・ウェーバーはアカデミー賞を受賞するほどの作曲家。売れっ子として忙しい日々を送っている。ある日、彼は町で美しい花嫁ジェニファーを見掛ける。彼女はまさにジョージの理想とする10点満点の美女だった。
バカな行動のせいで恋人の歌手サムとケンカしてしまった彼は、ジェニファーを追い掛けて彼女の新婚旅行先であるメキシコへ飛ぶ。海で偶然彼女の夫デビッドを助けたジョージは、それをきっかけにジェニファーと知り合う。だが彼女はジョージの思っていた女性とは全く違っており…。

監督&脚本はブレイク・エドワーズ、製作はブレイク・エドワーズ&トニー・アダムズ、音楽はヘンリー・マンシーニ。
主演はダドリー・ムーア、共演はジュリー・アンドリュース、ボー・デレク、サム・ジョーンズ他。


子供っぽくてエロでドジな男が、理想と現実の差にもてあそばれる、ちょっとエロ度数高めの大人のコメディー。
だが、繰り出される軽妙なギャグはことごとく不発。
ジョージの行動もてんでデタラメだし、内容もスッカラカン。

オシャレなコメディを撮る監督として評価されている(はずの)ブレイク・エドワーズだが、実はかなりハズレが多いんだよなあ。
タイトルの『テン』って、まさか100点満点で10点の作品という意味じゃ無いだろうな。
それぐらい面白くないぞ。

まさかとは思うが、ひょっとして「色気ムンムンのボー・デレクが撮りたい」という理由だけで、この映画を作ったんじゃないだろうな(たぶん正解だと思う)。

 

*ポンコツ映画愛護協会