『永遠に美しく…』:1992、アメリカ

女優マデリーン・アシュトンの楽屋に学生時代からのライバル、へレン・シャープが訪れた。有名な美容整形医アーネスト・メンヴィルを連れていたヘレンは彼との婚約を自慢する。しかし数か月後、アーネストはマデリーンと結婚した。婚約者を奪われたへレンは過食症にになり、療養所に入ることに。
7年後、50代になったマデリーンは完全にオバサンとなり、アーネストは遺体に死化粧を施す仕事ばかりをやるようになっていた。ある日、へレンから出版パーティへの招待状が届く。そこで見たヘレンは別人のようにスリムで美しくなっていた。ショックを受けたマデリーンは「本当に美しくなりたいのなら」とエステの社長がくれた一枚の名刺を思い出す。
名刺の主リスル・フォン・ルーマンはマデリーンに若返りの秘薬を渡す。それを飲んでたちまち若返ったマデリーンだったが、アーネストと口論になった挙げ句、階段から突き落とされて死亡する。だが彼女はすぐに生き返る。秘薬の副作用で、不死身の体になってしまったのだ…。

監督はロバート・ゼメキス、脚本はマーティン・ドノヴァン&デヴィッド・コープ、製作はロバート・ゼメキス&スティーヴ・スターキー、撮影はディーン・カンディー、美術はリック・カーター、視賞効果はケン・ラルストン、メイクアップはディック・スミス、音楽はアラン・シルヴェストリ。
出演はメリル・ストリープ、ゴールディ・ホーン、ブルース・ウィリス、イザベラ・ロッセリーニ他。


タイトルは「とわにうつくしく…」と読む。
かなりヌルいコメディ。だって笑うシーンが一つも無いんだもんなあ。
ポイントは不死身となったマデリーンとへレンの体がメチャクチャになる展開で、首が180度回転したり、胴体に大きな穴が開いたりしながら普通に会話するんだけど、これもヌルい。そこを笑いのツボにしなきゃいけないのに、中途半端な扱いで終わる。

話の流れもガタガタだし、テンポも悪すぎ。SFX以外に見るべき点が無い。
ブラック・コメディらしいけど、どこが?
それと、どうでもいいけど、メリル・ストリープは秘薬を飲んでもあんまり若返ったように見えないよな。

 

*ポンコツ映画愛護協会