『ダークタワー』:2017、アメリカ
屋外で楽しく遊んでいた子供たちは、指示を受けて基地に集められた。子供たちが装置に固定されて悲鳴を発すると、暗黒の塔を攻撃するビームが放たれた。それはニューヨークに住む少年のジェイクが見ていた夢で、彼は地震で目を覚ました。ここ最近、ニューヨークだけでなく世界各地で地震が頻発していたが、原因は不明だった。ジェイクは暗黒の塔が登場する夢を何度も見ており、それを絵に描いて記録していた。学校で同級生のルーカスにからかわれた彼は、いきなり殴り掛かって教師に制止された。
ジェイクは塔の攻撃と地震が関係していると考えていたが、精神分析医のホッキチスは父親の死が原因で見ている夢に過ぎないと告げる。外に出たジェイクは、夢に出て来た偽の皮膚を持つ男を目撃する。ホームレスから「君のような子供を連れ去りに来る。奴らは君の能力を欲しがっている」と警告された彼は、急いでバスに乗り込む。彼が帰宅すると友人のティミーが待っていたので、家に招き入れる。すると母のローリーと再婚相手のロンが、ジェイクのことで口論していた。ジェイクはローリーとロンから別のクリニックへ行くよう勧められるが、時間の無駄だと考えていた。ジェイクの父は消防士で、ガス爆発から住民を救おうとして命を落としていた。
眠りに就いたジェイクは、黒衣の男が草原に倒れている戦士を始末する夢を見た。場面が切り替わると、森の中で男が「俺たちの負けだ」と弱音を吐き、父親が「塔がある限り、お前が倒れる限りは違う」と励ましていた。2人は黒衣の男の気配を察知し、拳銃を構えた。だが、黒衣の男は「ガンスリンガーよ」と呼び掛けると、触れることもなく父親の方を殺害した。しかし息子には魔力が効かず、黒衣の男は立ち去る。ガンスリンガーが発砲すると、男は弾丸を掴んで「塔は崩壊する」と言い残した。
現実世界の屋敷が最後に一瞬だけ登場したところで、ジェイクは夢から醒めた。彼はガンスリンガーと屋敷の絵を描いてティミーに見せるが、相手にされなかった。ジェイクはネットに屋敷の絵をアップし、情報を得ようとする。しかしクリニックの職員が来訪したため、ロンが呼びに来た。職員のジルがジェイクに挨拶し、運転手のトビーを紹介する。ジルとトビーの様子を観察したジェイクは、2人が人間の皮膚を被った偽人間だと確信した。
ジェイクは荷物をまとめるフリをして自室にローリーを呼び、「2人は夢に出て来る偽人間だ」と訴えるが信じてもらえない。パソコンに屋敷の情報が入ったのを確認したジェイクは、バスルームの窓から逃亡する。彼は追って来るトビーを撒き、屋敷に辿り着く。屋敷は廃墟となっており、ジェイクは足を踏み入れた。すると謎の機械が置いてあり、目的地の入力を求めるメッセージが表示された。ジェイクが夢で見た1919という数字を入力すると、「中間世界」という行き先が表示された。一方通行というアナウンスの後、壁に穴が開き、まばゆい光を放った。ジェイクは穴の向こうにスニーカーを投げ込むが、何も起きなかった。
その直後、壁や床の板が粉々に砕けて、ジェイクを包み込んだ。ジェイクが必死に抵抗して叫ぶと、板は離散した。彼が光の向こうに飛び込むと、穴は消えてしまった。ジェイクはスニーカーを回収し、砂漠を歩き始めた。黒衣の男のウォルターは基地に戻り、手下のピムリに追跡している子供の情報を聞く。そこへ手下のティラナが現れ、地球の端末によるポータルの不正使用があったことを伝える。ウォルターはピムリに、近くの端末に繋ぐよう命じた。
水筒を見つけたジェイクが水を飲んでいると、夢で見たガンスリンガーのローランドが現れて拳銃を突き付けた。ジェイクは怯えながら「貴方を夢で見た」と言い、絵を見せた。するとローランドは「もうガンスリンガーは存在しない。夢に騙されたな」と告げ、その場から去る。しかし追い掛けたジェイクが黒衣の男について口にすると、彼は態度を豹変させて「奴が寄越したのか。奴はどこだ」と詰め寄った。ジェイクは慌てて「夢で見ただけです」と説明し、絵を見せた。
1年前から夢に見ていることを語ったジェイクが「彼は何者?」と尋ねると、ローランドは「魔導士だ」と答える。彼は「林の先にある村へ行くぞ。夢を解読できる者がいる」と言い、ジェイクは同行する。ウォルターはニューヨークで端末のある屋敷を調べ、ジェイクの血が付着した木片を回収した。彼は偽人間の集まる建物へ赴き、責任者のセイヤーと会う。彼は町の端末が部外者に使われたことを話し、木片を舐めて犯人の情報を得るよう命じた。絶大な能力を持つ少年の血だとセイヤーが言うと、ウォルターは「だから通過できたのか」と理解した。すると偽人間の女は、仲間が少年と揉めた出来事があったことをウォルターに知らせた。
ローランドはジェイクを連れて霧の森を進んでいたが、ウォルターの手下である獣人間たちが現れると身を隠した。森には遊園地の残骸が残っていたが、ジェイクの質問を受けたローランドは「世界が変わる前の物だ。これが何かは誰も知らない」と告げた。「貴方が戦うのを見た」とジェイクが言うと、ローランドは「最後の抵抗だった。父を失った」と話す。「塔に関わる戦いなの?」という問い掛けに、彼は「そうだ」と答えた。
ウォルターはジルとトビーに会い、子供を取り逃がした件について尋ねる。「こちらの正体を知っているかのようで」とジルが弁明すると、ウォルターは子供の情報を渡すよう要求した。彼は名前と住所を知ると、ジルとトビーに殺し合いを命じて立ち去った。ジェイクが地面に何か分からないまま絵を描くと、ローランドは地図だと教える。彼は「円の内側はお前や俺たちの世界で、暗黒の塔が全ての中心にある。強いエネルギーによって、外界から我々を守っている。外界には多くの怪物がいて、ウォルターは塔を破壊することで侵入させようと企んでいる」と説明した。
ジェイクは自分もウォルターの野望を阻止する仲間だと考えていたが、ローランドは「俺がウォルターを殺す」と告げた。ビームが発射されるのを見たローランドは、それが地震と関係していることをジェイクに告げる。深夜、ジェイクに亡き父親の幻覚に襲われるが、駆け付けたローランドが発砲して救う。幻覚はローランドの父親に変化するが、彼は動じずに発砲して消し去った。その直後、今度は怪物が現れて襲って来るが、ローランドが怪我を負いながらも射殺した。
ローリーとロンが帰宅すると、ウォルターが待ち受けていた。ローリーは彼を見て、ジェイクの描いた男だと気付いた。ウォルターは魔力でロンを始末し、ローリーにジェイクの部屋へ案内させる。彼は魔力を使い、ジェイクが過去に室内で取った行動を確認した。ローランドはジェイクを連れて村に辿り着き、最も能力の高いアラという女に絵を見せてウォルターの居場所を突き止めるよう頼む。ウォルターはピムリとティラナに、ローランドとジェイクを見つけ出すよう命じた。
アラはジェイクの心に語り掛け、特殊な能力の持ち主だと教える。彼女はジェイクに心を開かせて彼の見た映像を共有し、ウォルターが北の荒野にいることを突き止めた。徒歩で行くと半年以上も掛かる距離だが、ジェイクはニューヨークある敵のポータルを使うことを提案した。ローランドはニューヨークへ自分たちを送るよう求めるが、村のポータルを使えば敵に気付かれるため一部の村人たちは不安を抱く。しかしガンスリンガーには従う掟があるため、村長はポータルからローランドとジェイクをニューヨークへ送ると決めた。
タヒーンたちが村を襲撃し、家屋に火を放った。ローランドは敵に連れ去られそうになったジェイクを救出し、ポータルへ入った。2人はニューヨークにあるレストランの厨房に飛び出し、町へ出た。ジェイクは初めての光景に困惑するローランドを治療してもらうため、病院へ連れて行く。ウォルターはローランドたちがポータルを使って逃げたことを知り、ティラナを抹殺する。重傷を負っていたローランドだが、すぐに治療を切り上げて病院を去った。
ローランドはバスの中でジェイクから鎮痛剤とビタミン剤を受け取り、一気に口へ運んだ。ジェイクはポータルを見つけるため、以前に話し掛けて来たホームレスを捜すことにした。一方、ウォルターはアラの前に現れてジェイクがニューヨークのキーストンにいることを聞き出し、彼女を始末して立ち去った。ジェイクはホームレスと会い、質問を投げ掛ける。ホームレスは怯えて何も答えなかったが、彼の見た映像を共有したジェイクは情報を得た。ジェイクが家に戻ると、ローリーの殺された痕跡が残っていた。ウォルターはジェイクの怒りを喚起するため、わざと痕跡を残しておいたのだ…。監督はニコライ・アーセル、原作はスティーヴン・キング、脚本はアキヴァ・ゴールズマン&ジェフ・ピンクナー&アナス・トマス・イェンセン&ニコライ・アーセル、製作はアキヴァ・ゴールズマン&ロン・ハワード、エリカ・ハギンズ、製作総指揮はG・マック・ブラウン&ジェフ・ピンクナー、共同製作はカリ・トーマス、撮影はラスムス・ヴィデベック、美術はクリストファー・グラス、編集はアラン・エドワード・ベル&ダン・ジマーマン、衣装はトリッシュ・サマーヴィル、視覚効果監修はニコラス・アルサディー、音楽はトム・ホルケンボルフ。
出演はイドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、ジャッキー・アール・ヘイリー、トム・テイラー、クローディア・キム、フラン・クランツ、アビー・リー、キャサリン・ウィニック、マイケル・バルビエリ、エヴァ・カミンスキー、ニコラス・ハミルトン、ホセ・ズニーガ、デニス・ヘイズバート、ベン・ギャヴィン、ニコラス・ポーリング、インゲ・ベックマン、アルフレード・ナルシソ、ロビー・マクリーン、マーク・エルダーキン、マシュー・トムソン、カール・タニング、レオン・ヴァン・ダー・ワット、レモハン・ツィパ、ロバート・ホワイトヘッド他。
スティーヴン・キングの同名小説を基にした作品。
監督は『ルルの冒険 〜黄金の魂〜』『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』のニコライ・アーセル。
脚本は『フィフス・ウェイブ』のアキヴァ・ゴールズマン&ジェフ・ピンクナー、『ある公爵夫人の生涯』『悪党に粛清を』のアナス・トマス・イェンセン、ニコライ・アーセル監督による共同。
ローランドをイドリス・エルバ、ウォルターをマシュー・マコノヒー、セイヤーをジャッキー・アール・ヘイリー、ジェイクをトム・テイラー、アラをクローディア・キム、ピムリをフラン・クランツ、ティラナをアビー・リー、ローリーをキャサリン・ウィニックが演じている。ジェイクはホッチキスに夢のことを語る時、既に暗黒の塔だけでなく黒衣の男の存在や偽人間(人間の皮膚を被った連中)についても説明している。
でも、偽人間に関しては「顔を気にする大人たちがいる」ってことを見せているだけだし、黒衣の男に至ってはチラッと顔を見せただけに過ぎない。
つまり、「ジェイクの夢に黒衣の男や偽人間が登場しており、そいつらは悪い奴らだ」ってことを示すには、観客に与える情報が全く足りていないのだ。
それも当然で、何しろ冒頭で描かれている夢のシーンは、2分にも満たないのだ。
そりゃあ、情報量が少ないのも仕方が無い。ここで問題になるのは、そんなに短い時間でまとめなきゃいけないのかってことだ。
答えは簡単で、そんなことはないのだ。
その倍以上、5分ぐらい使っても、何の支障も無い。っていうか掴みのシーンとしては、そのぐらい使ってもいい。
そうすれば、ダーク・ファンタジーの世界観で観客を引き込むことも出来るし、敵の存在を充分にアピールしておくことも出来るし、一石二鳥だろう。冒頭シーンの情報量が足りていないことは、「それをジェイクが何度も見ており、地震との関連を確信している」という設定の説得力にも影響を及ぼしている。
ホントは1度じゃなくて、せめて2度は夢のシーンを描いてから「ジェイクが地震との関係を確信する」とか「現実世界に登場した偽人間に怯える」という手順に繋いだ方が望ましい。
でも尺の都合で難しいのなら、せめて冒頭シーンにもう少し時間を使い、「夢なのに現実と思わせるディティールの細かさ」や「ジェイクの恐怖心の強さ」を示しておくべきだ。ジェイクは父親を亡くしているのに、序盤から同居している大人のオッサンがいる。夢のシーンだけでなく現実シーンも説明不足なので分かりにくい部分があるが、このオッサンはローリーの再婚相手のロンだ。
まあジェイクのロンの関係については、丁寧に説明しなくても何となく分かるだろう。
ただ、それが分かっても、あることが引っ掛かる。それは「ジェイクが父を亡くしたのって、そんなに前じゃないはずだよね」ってことだ。
何が言いたいかっていうと、「ローリーは旦那を亡くしてから時間が経たないのに、もう再婚したのかよ」ってことだ。それは前の旦那に対して、誠実さに欠けちゃいないかね。
ひょっとすると「前夫とは以前から不和だった」という設定なのかもしれんけど、それはそれで問題があるし、ローリーと前夫の関係に関する説明は無いし。ジェイクは別世界へ飛ばされて戻れなくなったのに、それを全く気にする様子が無い。「これでいいんだ」と捉えて、何の不安も見せずに歩き始める。
現実世界に嫌気が差していたのかもしれないが、とても物分かりがいい少年である。メルヘンの主人公もビックリするぐらい、順応性が高い。
ただ、そもそも彼は何を目的として動いているのか、それが良く分からない。
ローランドに会うと「貴方に会いに来た」と言うが、会って何がしたいのかと。ジェイクの目的が「ローランドに会うこと」なら、それは彼と会った時点で達成されている。「世界各地で起きている地震を止めたい」とか、そんな考えで動いているわけでもないしね。
たぶん、「不思議な夢の謎を解明したい」ってことなんだろうとは思うよ。
ただ、そう解釈するためには、観客がものすごく歩み寄って脳内補完しなきゃダメなのよ。
なんでもかんでも詳しく説明することが常に正しいわけじゃないけど、この映画は手抜きが過ぎるわ。それはミステリアスな魅力ってのとは全く別物だ。ウォルターはニューヨークへ赴いた時、ベンチで母親と一緒にいる少女を見つけて「憎め」と命じる。ジルとトビーに会った時には、殺し合いを命じる。彼は魔導士なので、そう命じられた相手は従うのだ。
でも、それはウォルターにとって何の意味がある行為なのか、まるで分からない。
単に戯れとして命じているだけなのか。それぐらいしか理由は思い付かないが、仮に戯れだとしても陳腐だとしか感じない。
ウォルターの非情さをアピールするための性格付けなのかもしれないが、完全に外している。冒頭の夢では、何かの施設の庭で遊んでいた子供たちが拡声器からの音を聞き、基地へ向かう様子が描かれる。子供たちは装置に座って器具を取り付けられ、悲鳴を上げると基地から塔に向かってビームが放たれる。
そんな様子を冒頭で描いたんだから、後から具体的な説明を入れるのは当然だろう。
しかし、この映画では何の説明も無いのだ。だから最後まで、それがどういう状況なのかはサッパリ分からないままになってしまうのである。
それは手落ちだと断言できるぞ。そこに限らず、とにかく本作品は説明が全く足りていない。世界観の根幹となる基本設定でさえ、マトモに解説する気が無いのだ。
だから中間世界が何なのかも良く分からないし、暗黒の塔の存在意義も全く分からない。
中間世界は過去に大きな変化があったらしいが、その詳細は不明。
ジェイクが訪ねた屋敷には屋敷の壁には「深紅の王を讃えよ」という文字が書かれているが、深紅の王が何なのかは原作を読んでいなきゃ分からない。偽人間が塔の中で皮膚を被り、人間を装っている理由も全く分からない。
現実社会に混じるためには人間を装うべきだろうけど、あっちの世界じゃ別に不要な細工じゃないのか。
中間世界だと、偽人間ってのは普通に知られている存在なんでしょ。だったら、本当の姿を隠している意味なんて無いはずで。
他にも、挙げたらキリが無いぐらい分からないことだらけであり、その大半は「原作だと説明があるのに映画では端折っている」ってのが原因だ。この映画が興行的に惨敗した最大の原因は、原作ファンから不評を買ったことにある。
原作物の映画が原作ファンから批判される理由は、どんな作品でも共通している。それは「原作と別物になっている」ってことだ。
この映画も、原作を読んでいた人からすると「一部の設定やキャラの名前を借りただけで、まるで違うじゃねえか」ってことになるだろう。
例えるなら、『DRAGONBALL EVOLUTION』みたいなモンだわな。あるいは『ゴルゴ13 九竜の首』みたいなモンか(後者の例えは別に要らなかったんじゃないか)。原作はローランドが暗黒の塔を探索する物語なので、その部分からして大きく改変されている。
壮大なスケールでボリュームたっぷりの内容なので、それを95分で収めようとすること自体に無理があると言ってもいいだろう。実際、かつては3部作として企画されていた時期もあるぐらいなんだから。
でも不思議なことに、どうやら原作者のスティーヴン・キングは、この映画に好意的な感想を持っているらしい。
過去の映画では批評家の絶賛を浴びた『ジャイニング』でさえ批判し、「満足できる映画化作品が無い」ってことで自ら監督を務めて『地獄のデビル・トラック』を作ったような人なのにね。
年を取って、丸くなったのかね。原作と別物にして説明を省きまくり、95分という尺で収めるのであれば、もっと開き直ってアクションに特化するのも1つの手じゃないかと思うのよ。
次から次へとアクションシーンを並べ、勢いとパワーで最後まで押し切るジェットコースタームービーにしてもいいんじゃないかと思うのよ。
でも残念ながらテンポは悪いし、無駄にダラダラと喋っているだけの時間帯も多い。
肝心のアクションシーンも、独特な格闘スタイルを持ち込むわけでもなく、斬新な映像表現を使うわけでもない。特殊な武器を使うわけでもなく、VFXの飾り付けに凝るわけでもない。ローランドは、ごく普通の銃を、ごく普通に発砲するだけ。ケレン溢れる見せ方をしているわけでもない。
ウォルターの方は魔力を使うが、終盤までは「命令に従わせる」というだけなので、見た目の面白味は無い。
終盤、ローランドとの対決では、ようやく念動力を使って見栄えのする攻撃シーンが訪れる。ここではローランドのガンアクションもウォルターの魔力と上手く絡み合い、ようやく面白味が生じる。
でも、そのシーンだけで、それまでに抱えた大きすぎる負債を全てチャラにするのは絶対に無理でしょ。(観賞日:2019年5月7日)