『ダーク・プレイス』:2015、イギリス&フランス&アメリカ

1985年。8歳のリビー・デイは母のパティーから、ベッドで「愛してる。絶対に忘れないで」と言われる。リビーは刑事の事情聴取を受け、「ママや姉を殺したのはベンだね?」と質問された。現在。リビーは家族を兄に惨殺された有名人となり、寄付金が集まったおかげで働かずに成長した。しかし貯金が500ドルを切り、弁護士から「前に言ったように、働いた金で補充していれば破綻せずに済んだ。家賃も遅れてる」と告げられる。リビーは金を得るために自叙伝を執筆したが、30年も前の事件なので全く売れていなかった。弁護士は彼女に、「これがチャンスかもしれない。新しい人生の始まりだ」と述べた。
リビーの元には、500ドルを出すので会合に来てほしいと記された手紙が届いた。リビーは送り主のライル・ワースに電話を掛け、彼が営むコインランドリーで対面した。リビーが会合の内容について尋ねると、ライルは「殺人の謎に興味を持つ面々がいる。君の事件は人気がある」と話す。ベンは現在も刑務所に収監されているが、リビーは彼が有罪だと確信していた。リビーが千ドルを要求すると、ライルは会合で質問させてくれたら700ドルまで出すと持ち掛けた。金が必要なリビーは、その条件で承諾した。
1985年、カンザス州キナキー。リビーは母のパティー、兄のベン、長姉のミシェル、次姉のデビーと共に農場で暮らしていた。ベンは髪を染めるなど母に反抗的で、ミシェルとデビーは批判的だったが、リビーは彼に懐いていた。現在。リビーはライルの案内で、殺人クラブの会合へ赴いた。ライルは殺人クラブについて、「有名事件のファンの集まりで、元刑事や探偵、調査官や弁護士もいる。みんなで事件を解き明かす」と説明した。さらに彼は、自分に掛けた保険金が必要な人のため、手を貸す殺人犯が存在することを語った。
事件が起きた時、リビーは母の寝室の窓から逃げて無事だった。ベンはアリバイが無く、警察に対して反抗的だった。リビーが「ベンが殺すのを見た」と証言したため、ベンは逮捕された。物証は欠落していたが、悪魔崇拝も影響して有罪になっていた。殺人クラブの中には、リビーが2歳の時にパティーと離婚した元夫のラナーが犯人だと考える者もいた。殺人クラブの面々はベンが無罪だと確信しており、ライルは「釈放のために、あと3週間で新しい証拠を出したい」とリビーに言う。経費削減で10年以上前の証拠は破棄される。ベンの事件は、あと3週間が期限なのだ。
ベンが殺したと確信しているリビーは、「馬鹿げてる」と吐き捨てて立ち去った。しかし後日、彼女はライルの元へ行き、「事件を調べる。3週間だけ協力する」と持ち掛けて報酬を要求した。ライルはラナーを見つけてほしいと要請し、300ドルを提供する。修理工場から車を出すためにプラス500ドルをリビーが求めると、ライルは金を渡してベンとの面会を依頼した。リビーは金のために、仕方なく承諾した。ベンはリビーを歓迎し、「恨んでる相手もいるが、その中にお前はいない」と告げた。
ベンは右腕のタトゥーについてリビーに問われ、「昔の恋人の名前だ。文通から始めた。結婚するつもりだった」と答える。「兄さんが犯人ね?」というリビーの質問に、ベンは「いいや」と否定する。しかしリビーが上訴しなかった理由について訊くと、彼は黙り込んだ。リビーは「兄さんは嘘の塊だわ」と非難し、刑務所を去った。1985年、ベンは年上の恋人であるディオンドラと家族に内緒で交際していた。ディオンドラから「クリシーを知ってる?」と訊かれた彼は、「僕が手伝ってる美術クラスの子だ」と言う。ディオンドラは「警察が女の子への悪戯で探してるそうよ」と語るが、ベンには何のことか分からなかった。
ディオンドラは妊娠しており、詮索好きなミシェルへの嫌悪感を口にした。彼女は殺意まで口にした後、ベンに「彼女には何も話すなと言って」と要求した。「この町を出ましょう」と彼女が持ち掛けると、ベンは即座にOKした。ディアンドラは生活費について、ラナーに貰うことを提案した。ベンが「農場で働いてる」と話した。するとディアンドラは馬鹿にしたように笑い、遊びに来た友人のトレイに「彼は何も知らない」と言う。ディアンドラとトレイは、ラナーがドラッグを売っていることを知っていた。ディアンドラはベンに、ラナーを見つけて金を貰うよう要求した。
現在。リビーはライルから、事件の調査記録を読むよう促される。リビーが「バカバカしい。犯人は誰だと思ってるの?」と問い掛けると、ライルは「クリシーの父のルー・ケイツだ。暴行罪で服役した前歴がある」と答える。リビーがクリシーを全く覚えていないと知った彼は、調査記録を読むよう改めて要請した。リビーはクリシーの旧友を詐称し、彼女の母親に電話を掛けた。リビーはクリシーの勤務しているストリップクラブの住所を聞き、ライルと共に赴いた。ライルから「ベンから性的悪戯を受けたり悪魔崇拝の儀式に参加させられたりしたか」と質問されたクリシーは、全て事実だと証言した。
1985年。パティーは姉のダイアンに付き添われて警察署を訪れ、ベンに局部を触られたと訴えている少女が4人いること、悪魔崇拝の儀式に参加させられたとも証言していることを聞かされる。信じられないパティーは、被害者であるクリシーの家を訪れた。クリシーと両親は、彼女を激しい口調で糾弾した。現在。リビーは事件の起きた夜に、母から「愛してる」と言われたことを良く覚えていた。当時のリビーは夢遊病なので母は一緒に寝ていたが、そんな言葉は滅多に言わなかったからだ。リビーはミシェルの日記を読み、ベンの恋人であるディアンドラを批判している文章を読む。そこで初めて、リビーはベンに恋人がいたことを知った。
1985年。パティーがケイツ家から自宅へ戻ると、ラナーが来ていた。パティーが帰るよう言うと、ラナーは「テキサスへ行く金が要る」と告げる。しかしパティーは住宅局の差し押さえに加えてベンの弁護費用が必要になったため、金銭的な余裕など全く無かった。パティーが「お金なんて無い」と拒否すると、ラナーは財布から金を抜き取り、彼女を罵って立ち去った。現在。リビーはラナーのいる簡易宿泊所へ行くが、禁じられている酒を持ち込んで追い出されていた。
リビーが宿泊所の管理人に行き先を尋ねると、有毒廃棄物の捨て場だろうと告げられる。リビーはラナーに会い、事件の真相を語るよう要求した。ラナーは馬鹿にしたように笑い、「何があったか誰も知らない」と言う。彼が「お前のママは大金を持ってた。生命保険金はどこへ?」と口にすると、リビーは「ベンの弁護費用に」と告げる。ラナーは「俺は農場でタダ働きして、養育費を求められた。トレイは賭けの元締めで、金は奴に払う」と語った。リビーが去ろうとすると、彼は「ディオンドラを見つけたか?悪魔崇拝者なら、妊婦と胎児を殺すだろ」と述べた。
1985年。ベンはディオンドラとトレイに導かれ、酒場でラナーと会った。トレイはラナーにギャンブルで多額の貸しがあり、「ベンに金を渡さないと、痛い目に遭わせるぞ」と凄んだ。ラナーはベンから「ディオンドラが妊娠した」と告白されると、「お前の子か?金持ちの娘が、なぜお前なんかと一緒にいる?」と告げた。酒場を出たベンはディオンドラとトレイに誘われ、悪魔崇拝の儀式に参加した。2人は牛を惨殺し、ベンも「男になれ」と言われて加わった。
パティーはベンの部屋を調べ、悪魔崇拝の言葉が書かれたノートを発見する。ノートには被害者とされている少女たちの名前が記されており、さらに室内からは幼女用の服が何着も見つかった。彼女は住宅局のジョセフから電話を受け、「ベンのことは特別な方法で救うことが出来る」と告げられる。現在。リビーはライルと電話で連絡を取り、ディオンドラが1985年から行方不明になっていることを聞く。彼女はクリシーの訪問を受け、ベンと付き合ってキスしたこと、「これきりだ」と言われてデートは断られたこと、腹を立てて友人たちに嘘を話したことを告白した。1985年。パティーはジョセフに紹介されたカルヴィン・ディールと密会し、「息子さんを守るには良い弁護士を雇う金が必要だ。貴方が勇敢なら、家族を救う助けが出来る」と告げられる…。

脚本&監督はジル・パケ=ブランネール、原作はギリアン・フリン、製作はステファーヌ・マルシル&シャーリーズ・セロン&A・J・ディックス&ベス・コノ&マット・ジャクソン&アジム・ボルキア&マシュー・ローズ&キャシー・シュルマン、製作総指揮はピーター・サフラン&ジンジャー・スレッジ&ジリアン・ロングネッカー&トビン・アームブラスト&ガイ・イースト&ナイジェル・シンクレア&アレックス・ブルナー&マティアス・エーレンバーク&ホセ・レヴィー&ニコラス・ヴァイバーグ&ジェフ・ライス&トビー・ムーアズ&製作総指揮はオズヴァルド・リオス&ロブ・ウェストン、共同製作総指揮はセザール・カナヴァティー&カルロス・ガルシア・デ・パレデス&リカルド・クレインバウム、共同製作はジェニファー・バーマン&ジェイソン・バビスチェスキー&ギャビー・カントン、製作協力はジョアン・ポドモア&リアン・ウィリアムズ、撮影はバリー・アクロイド、美術はローレンス・ベネット、編集はビリー・フォックス&ダグラス・クライズ、衣装はエイプリル・ネイピア、音楽はBT。
出演はシャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツ、クリスティーナ・ヘンドリックス、タイ・シェリダン、スターリング・ジェリンズ、コリー・ストール、グレン・モーシャワー、シャノン・クック、ドレア・ド・マッテオ、ショーン・ブリジャース、アンドレア・ロス、J・ラローズ、ジェニファー・ピアース・マトゥス、ナタリー・プレヒト、マディソン・マグワイア、ロリ・Z・コルドヴァ、デニース・ウィリアムソン、ジェフ・チェイス、アドリアン・“アディー”・ミラー、ローラ・カユーテ、リチャード・ガン、マイケル・クラブツリー他。


ギリアン・フリンの世界的ベストセラー小説『冥闇』を基にした作品。
脚本&監督は『マルセイユ・ヴァイス』『サラの鍵』のジル・パケ=ブランネール。
リビーをシャーリーズ・セロン、ライルをニコラス・ホルト、若き日のディオンドラをクロエ・グレース・モレッツ、パティーをクリスティーナ・ヘンドリックス、若き日のベンをタイ・シェリダン、若き日のリビーをスターリング・ジェリンズ、ベンをコリー・ストールが演じている。

序盤から構成が無闇に入り組んでおり、観客を引き込む力が失われている。
最初にリビーがパティーから「愛してる」と言われるシーンがあり、次にリビーが刑事の尋問を受けるシーンがある。現在のシーンに移り、リビーが金欠になっていることが提示される。
彼女がライルと会った後、1985年のデイ家の朝食シーンが描かれる。そのまま事件発生まで回想劇を続けるのかと思いきや、朝食シーンだけで済ませる。
また現在に戻り、リビーが殺人クラブの会合を去った後、1985年の彼女が窓から逃げる様子が本人視点のPOV映像で描かれる。現在へ戻った後、今度は1985年のベンが小屋へ行って男女3名と会う様子が描かれる。
この時点で、かなりの混迷状態だ。

まず、過去のシーンを細切れにして小出しにしている効果が全く感じられない。
例えば冒頭で事件を描き、次に回想シーンを挟む時には、事件が起きるまでの様子を描くという形でもいい。
リビーが逃げる時のPOV映像については、全く意味が無いし、不自然に浮いている。
ベンとディアンドラが互いに手紙を書いているシーンや(この時に2人の姿は写らない)、ベンが小屋へ行くシーン、ミシェルがパティーに「ベンの噂を知っているか」と問い掛けるシーンは、根本的におかしい。それをリビーは知らないはずなのに、まるで彼女の回想の如く挿入しているのは、構成として破綻していると言わざるを得ない。

ベンが小屋に行くシーンについては、なぜ彼がそこへ行ったのか、そこにいる男女が何者なのか、サッパリ分からない。会話の内容も、かなりボンヤリしている。
たぶん、ベンが悪魔崇拝を疑われた理由を説明する狙いがあるんじゃないかとは思われる。しかし、あまりにもボンヤリしているせいで、全く機能していない。
それ以外の箇所にしても、実際の出来事と台詞の説明が食い違う部分もあるので、該当するシーンの描写を避けているという狙いはあるのかもしれない。ただ、この映画の説明の下手さは、それが全く言い訳にならないぐらい酷い。
例えばリビーが殺人クラブの会合に参加するシーンで事件について簡単な説明が入るのだが、そのタイミングで事件を描く回想シーンを挟まないのは、どういうセンスなのかと言いたくなる。

後半に入ってから、ベンが小屋で語った悪魔崇拝の儀式のシーンが挿入される。
それを序盤のセリフで説明しておいて、当該シーンは後半まで引っ張る意味がサッパリ分からない。
ベンが悪魔崇拝に関する行動を台詞で語った時点で、強がって虚勢を張っていることはバレバレになっている。
だから、「実は自ら積極的に参加したわけではなく、ディオンドラとトレイに誘われ、ビビりながら参加しただけ」という様子が後半に入ってから描かれても、特に驚きがあるわけではない。

ベンとディアンドラのクリシーに関する会話も、無駄に分かりにくい。その時点で「ベンがクリシーに性的悪戯をしたという疑いで警察に追われている」という状況だったようだが、その事実を伝える方法が下手すぎる。
ベンは家を出て姿を消している状態だったようだが、それも全く伝わらない。後からパティーが警察に呼ばれて「性的悪戯が云々」と説明されるが、この辺りも見せ方が下手。
この映画の全容が見えにくくなっているのは、ミステリーとしての面白さとは全く別問題だ。必要な情報が提示されていないせいで、無駄に分かりにくくなっているのだ。
あと、回想シーンは時系列に並べられているわけではなく、どうやら行ったり来たりしているようだが、それさえも判然としない。どこのシーンがどこのシーンに繋がるのかは、かなり分かりにくくなっている。

それと、それらのシーンも全てリビーが関与していないので、「誰の回想なのか」と言いたくなる。一部はベンの回想として解釈するにしても、彼も関与していないシーンだって含まれているからね。
リビーもベンも参加していない1985年のシーンを挿入するのなら、それに見合った工夫が必要なはずだ。例えば、リビーが調査記録を読んで、そこに記された文章の補足として映像を入れるとかね。
だけど、そのための作業を怠っているのだ。
っていうか、実は「調査記録を読んで云々」という方法を使っても不自然さは残るので、根本的に無理があるシナリオじゃないかと思うんだけどね。

リビーはベンが家族を殺したと決め付けており、殺人クラブの会合に参加した時も無罪を主張する面々を真っ向から否定する。ベンの面会に赴いた時も、無罪だと言う彼を嘘つきだと糾弾する。
ところが調査記録を読むシーンでは、モノローグで「はにかみ屋で生真面目なベン。人殺しなんか出来るはずがない」と語る。ストリップクラブでクリシーと会うシーンでは、性的虐待や悪魔崇拝を強要されたと証言する彼女に対する「この嘘つき野郎」という心の声が入る。
すっかりベンの無罪を確信する味方になっているが、どういうことなのか。
彼女の気持ちが変化するような、きっかけも流れも見えなかったぞ。だから、ただの分裂症にしか見えない。

そもそも、ベンが無実だと感じたのなら、まずは「彼が殺した」と証言した自身の過去を正確に振り返れよ。当時の記憶を辿り、実際は何があったのか必死で思い出せよ。
あと、まずは罪悪感を抱いたり、ベンに謝ったりしろよ。クリシーを責める前に、まずは自分を責めろよ。
なんで「自分は何も悪くない」みたいな態度なのよ。
こいつは全ての真相が明らかになった後も、ちゃんとした形でベンに謝罪することは無いままなのよね。それはダメだろ。

リビーはミシェルの日記を読んで、ベンにディアンドラという恋人がいたことを初めて知る。
だけど、今まで全く読んでいなかったのか。色んなことをマスコミに質問されたりしただろうし、自叙伝も書いているのに、その時に全くチェックしなかったのか。
あと、本人が日記読まなかったにしても、マスコミが調べればディアンドラという恋人の存在は普通に浮上するだろ。そうなれば、リビーにも質問が来るだろ。
今の今までリビーがディアンドラの存在を知らないってのは、かなり無理があるぞ。

リビーは金のためってことで、今になって当時の関係者に会って話を聞く。それを繰り返すだけで、彼女は犯人や事件の真相を突き止めている。
そんなに簡単に真相を解き明かせるのなら、分厚い調査記録を作成した殺人クラブが本気になれば、もっと早く辿り着いていたんじゃないかと感じるぞ。ライルの言葉が事実なら、その筋の専門家が揃っているんだからさ。
ただ実際には、殺人クラブって何の役にも立っていなんだよね。会合シーンで大勢が出て来るけど、それ以降は全く登場しない。こいつらの存在意義がゼロで、ライルが勝手に事件を調べている設定でも事足りる。
っていうか、もはやライルの存在さえ無意味に近いし。

ディオンドラが登場した時点で、「いかにも怪しいです」という存在をアピールしている。
ミステリーには、「最初から犯人っぽい雰囲気を出している奴は犯人じゃない」というセオリーがある。でも本作品の場合、「いや彼女でしょ」と強く感じさせられる。
本作品の場合、ベンが犯人として逮捕されており、リビーも彼が犯人だと確信している。そんな中でベンが無罪だと主張し、彼はシロだと半ば確定する。
殺人クラブではラナーが犯人と言う女性がいるし、ライルはルーが犯人だと推理しているが、それがミスリードなのは明らかだ。
で、それが「ディオンドラから意識を外させるためのミスリード」という風に感じるのだ。

完全ネタバレだが、終盤になって明らかにされる事件の真相は、「パティーは保険金を残して農場を守るため、ディールに自分の殺害を依頼した。事件の夜、ディールが侵入してパティーを殺した。だが、パティーから聞かされていなかったデビーが現れたので口封じで射殺した。同じ夜、ディオンドラはベンを訪ねており、憎んでいたミシェルを殺害した」というものだ。
この真相が明らかになった時、違和感を覚える。
幾ら恋人であっても、幾ら自分の子を妊娠している状態ではあっても、自分の妹を惨殺した相手を庇って、ベンが殺人の罪を被るだろうか。
あと、「犯人が複数で事情や動機も異なる」ってのは、意外性はあるかもしれないけど、その凝った仕掛けに見合ったほどの面白さは無いのよね。それよりも、「ゴチャゴチャしちゃってるなあ」というマイナスの方が大きい。

(観賞日:2018年5月7日)

 

*ポンコツ映画愛護協会