『ダ・ヴィンチ・コード』:2006、アメリカ
閉館後のルーヴル美術館。館長のジャック・ソニエールは、シラスという男に追い詰められた。シラスは銃を向けて「お前たちは所有権の無い 物を持っている」と言い、ありかを吐くよう要求した。ソニエールがサン・シュルピス教会の聖務室を探すよう告げると、シラスは銃弾を 浴びせて去った。ソニエールは瀕死の状態に陥りながら、館内を移動して作業に当たった。
ハーヴァード大学で宗教象徴学を教えているロバート・ラングドン教授は、講演のためパリを訪れていた。著書のサイン会を開いていた ラングドンの元に、フランス司法警察中央局警部補のジェローム・コレがやって来た。彼は「上司のベズ・ファーシュ警部が専門家の意見を 聞きたがっている」と告げ、ソニエールの死体が写った写真を見せた。彼は異様な状態で死んでいたが、コレは「本人がやった」と説明 する。一方、シラスはある人物に電話を掛け、目的の物がサン・シュルピス教会にあることを伝えた。
マヌエル・アリンガローサ司教は記者のマイケルから取材を受けていた。マイケルは、アリンガローサが代表を務める組織“オプス・デイ”が 秘密結社と呼ばれていることについて質問した。アリンガローサは「厳格にカトリックの教義を守っているだけだ」と説明した。そこに、 ある人物から電話があり、アリンガローサは「シラスが成功した」という報告を受けた。その人物が「伝説は本当だった。薔薇の印の下に ある」と告げると、アリンガローサは「金は今夜渡せる、同志」と返答した。
ルーヴル美術館に到着したラングドンはファーシュと面会し、ソニエールの死体を目にした。ラングドンは、ソニエールがレオナルド・ ダ・ヴィンチの有名なスケッチである「ウィトルウィウス的人体図」を模していると気付いた。裸になったソニエールの胸には、異教徒の 印である五芒星が描かれていた。死体の近くの床には、暗号らしき文字と数字が書かれていた。そこにフランス司法警察の暗号解読官 ソフィー・ヌヴーが現れ、「それはフィボナッチ数列よ」と告げた。
ソフィーはラングドンに「貴方は危険にさらされている」と言い、大使館に電話を掛けるよう指示した。だが、それはファーシュを欺く ための作戦だった。ソフィーはラングドンをトイレに連れ出し、上着に発信器が隠されていることを指摘した。彼女は、ファーシュが ソニエールの残したメッセージを消したことを告げる。消したメッセージとは、「ロバート・ラングドンを捜せ」というものだ。それを 見たファーシュはラングドンが犯人だと決め付け、自白させるつもりなのだという。
ソフィーはラングドンに、自分がソニエールの孫であり、彼が2人を会わせようとしていたのだと語る。2人は発信器を窓から投げ捨てた。 ファーシュたちは、発信器が走行するトラックの荷台に落ちたとは知らず、2人が逃亡したと思い込んで追跡を開始した。美術館に残った ラングドンとソフィーは、殺人現場に戻った。ラングドンは床の暗号を見て、「これはフィボナッチ数列じゃない、アナグラムだ」と口に する。すぐに彼は、「ダ・ヴィンチのモナリザ」という答えを導き出した。
美術館に飾られているモナリザの絵には、またもアナグラムによる暗号が残されていた。ラングドンは再び解読し、「岩窟の聖母」という 答えを得た。岩窟の聖母の絵を調べると、その裏側に十字架が隠されていた。その十字架には百合の紋章があった。ファーシュたちが美術館 に引き返したため、ラングドンとソフィーは車で逃走した。ラングドンは車内で、「その紋章は世界最古の秘密結社、シオン修道会の紋章 だ。彼らは神の力の源を守っている」とソフィーに教えた。
ラングドンたちはアメリカ大使館へ向かうが、そこにも警察が待ち構えていた。ソフィーは車を走らせ、ラングドンをブローニュの森へ 連れて行く。一方、シラスはサン・シュルピス教会へ行き、管理人の尼僧サンドリーヌ・ビエイルと会った。シラスは床にあるローズ・ ラインを壊し、その下を調べた。だが、そこに目当ての物は無かった。
ラングドンはソフィーに、シオン修道会の血塗られた歴史を語る。千年前、十字軍遠征を指揮したのは、シオン修道会が作ったテンプル 騎士団だった。その目的は、キリストの時代に失われた宝を見つけることだ。その後、ローマに戻った騎士団に、教皇は無限の権力を 与えた。しかし14世紀に入ると、肥大しすぎたテンプル騎士団に脅威を感じたバチカンは、抹殺命令を下した。教皇はシオン修道会の宝を 捜索したが、見つからなかった。ラングドンは、その宝が聖杯と呼ばれるものだと説明した。
ラングドンは、美術館で発見した十字架が鍵になっていることを察知した。ソフィーは、そこに書かれている文字が住所だと気付いた。 一方、サンドリーヌはソニエールが死んでいるとは知らず、彼の元へ電話を掛けた。そして「リストの3名に電話しましたが、既に参事は 死んでいると思われます。偽りの情報を聞いた男が床を割っています」と助けを求めた。そこにシラスが現れ、「キーストーンはどこに ある?」と尋ねた。サンドリーヌが「知らない」と返答すると、シラスは彼女を惨殺した。
アリンガローサは、仲間たちと会合を開いた。アリンガローサの計画に巨額の費用が掛かることに、仲間の一人は嫌味を言った。すると アリンガローサは「貴方たちは使命を忘れている。キリスト教の真価が伝えられていない」と批判した。そして彼は「今夜、聖杯は破壊され、 シオン修道会の残されたメンバーも沈黙する。同志と名乗る男が接触してきた」と語る。アリンガローサは、その同志を信頼しており、 「天使」と呼んでいる子飼いのシラスを彼のために送り込んでいた。
ラングドンとソフィーは、鍵に書かれていたチューリッヒ保管銀行へ赴いた。夜間支配人のアンドレ・ヴェルネと会った2人は、その鍵を 差し込んだ後、10桁の暗証番号を入力しなければ金庫が取り出せないことを知った。ラングドンは美術館の床に書かれていたフィボナッチ 数列を入力し、金庫を取り出した。金庫の中には、紫檀の木箱が入っていた。
ヴェルネは警察がやって来たことをラングドンたちに教え、自ら運転するトラックに2人を乗せて脱出させた。トラックの荷台でソフィーが 木箱を開けると、ダ・ヴィンチの発明品であるクリプテックスが入っていた。ヴェルネはトラックを停め、クリプテックスを奪って2人を 殺害しようとする。ラングドンたちは反撃し、トラックで逃走する。
ラングドンはソフィーに、「もう私の手には負えない。聖杯の研究をしている友人の元へ行く」と言う。ファーシュはヴェルネを脅し、 トラックの発信器を作動させるよう要求した。ラングドンはソフィーを連れて、宗教史学者のリー・ティービング卿と執事のレミーが暮らす城 を訪れた。それをキャッチしたファーシュは、アリンガローサに連絡を入れた。
ティービングは、シオン修道会の総長と参事が聖杯の守護者だと語る。彼はソフィーに、最後の晩餐から聖杯伝説が始まったとされている にも関わらず、ダ・ヴィンチの描いた絵には杯が見当たらないことを教えた。そしてティービングは、聖杯とは女性のことであり、絵の中 でイエスの隣にいるのが男ではなく女だと指摘する。その女性は、マグダラのマリアだというのだ。
ティービングは「マリアは娼婦ではない。教会が彼女を貶めただけで、マリアはイエスの妻だった」と説明する。そして「聖杯伝説が キリストの血の入った杯について語る時、それはイエスの血筋を受け継ぐ女性の子宮を意味している」と述べた。ティービングによると、 キリストが処刑された際、マリアは妊娠しており、フランスに逃亡して女児を出産したのだという。「これが、シオン修道会が守り続けて きた秘密だ」と、彼は口にした。
ティービングはラングドンたちが4人を殺した手配犯になっていると知り、「騙したな」と激怒する。ラングドンは「ソニエールはシオン 修道会の総長だったのではないか」と問い掛け、クリプテックスを見せて「何のためのものか教えて欲しい」と申し入れた。ティービング は「キーストーンの中には地図があり、それが聖杯へと導いてくれる」と教えた。
シラスが城に乗り込み、キーストーンを渡すようティービングを脅した。しかしティービングは反撃し、ソフィーが加勢してシラスを昏倒 させた。ティービングはシラスがオプス・デイの一員だと見抜き、ラングドンは「ファーシュもオプス・デイの印を付けていた」と告げた。 城を包囲していたコレと警官隊は、騒ぎに気付いて乗り込んできた。
ラングドンたちはシラスを拘束し、ティービングの車で城から脱出した。ティービングはソフィーに、「バチカンでもなくオプス・デイでも なく、我々は昔から続いてきた戦争に巻き込まれた。一方にシオン修道会、もう一方に高い地位を持つ秘密組織があり、教会を支配して きた。影の議会は昔から、キリストの子孫を見つけ出して殺してきた」と説明した。
ティービングが飛行機を手配し、一行はチューリッヒヘ向かった。機内でラングドンは、木箱の蓋に仕掛けがあることに気付いた。薔薇の 紋章の裏には、「ロンドンにポープの葬った騎士が眠る」といった文字が記されており、墓を飾る球体を探すよう示唆していた。ポープ とは教皇を意味する。ティービングは、行き先をテンプル教会に変更した。
空港に到着すると、ファーシュの連絡を受けた地元の警官隊が駆け付けていた。ラングドンたちは彼らを巧みに騙し、無事に空港から脱出 した。ラングドンたちはテンプル教会に到着するが、球体は見当たらない。そこにあるのは彫像であり、墓ではなかった。そこにシラスが 現れてソフィーを捕まえ、キーストーンを渡すよう要求した。レミーが現場に駆け付けるが、ティービングを殴り倒し、ラングドンに銃を 向けた。レミーはシラスに、ティービングを車のトランクへ連行するよう指示した。
ラングドンとソフィーは、レミーの隙を見て逃走した。レミーは車にシラスを乗せ、「自分は同志だ」と告げた。レミーはシラスをシオン 修道会の宿舎で降ろし、「老人を始末してくる」と告げて走り去る。だが、実はティービングとレミーはグルだった。レミーはシラスに、 自分が仲間だと思わせる芝居をしたのだ。しかしティービングは、仲間だったレミーを毒殺した。そして警察に電話を掛け、「手配中の 殺人犯2名がシオン修道会の宿舎にいる」という偽の情報を教えた。
一方、ラングドンは、ポープが教皇ではなく、詩人アレクサンダー・ポープのことだと気付いた。さらに彼は、メッセージに書かれていた 「騎士」とは、爵位を持つポープの友人ニュートンのことだと察知した。ラングドンとソフィーがニュートンの墓に到着すると、そこに ティービングが現れた。彼は銃で2人を脅し、クリプテックスの謎を解くよう要求した。ティービングの目的は、イエス・キリストが神 ではなく、ただの人間だったという事実を暴くことにあった…。監督はロン・ハワード、原作はダン・ブラウン、脚本はアキヴァ・ゴールズマン、製作はジョン・キャリー&ブライアン・グレイザー& ロン・ハワード、製作総指揮はダン・ブラウン&トッド・ハロウェル、撮影はサルヴァトーレ・トチノ、編集はダン・ハンリー&マイク・ ヒル、美術はアラン・キャメロン、衣装はダニエル・オーランディー、音楽はハンス・ジマー。
出演はトム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、ジャン・レノ、ポール・ベタニー、アルフレッド・モリーナ、ユルゲン ・プロホノフ、ジャン=イヴ・ベルトゥロ、エティエンヌ・シコ、ジャン=ピエール・マリエール、マリー=フランソワーズ・オードラン、 リタ・デイヴィース、フランチェスコ・カルネルッティー、セス・ガベル、シェーン・ザザ、アンドリュー・クラーク、ファウスト・ マリア・スキアラッパ、ジョー・グロッシ、デニス・ポダリデス他。
世界的ベストセラーとなったダン・ブラウンの同名小説を基にした作品。
原作はシリーズの第2作で、1作目は『天使と悪魔』。
映画では先に『ダ・ヴィンチ・コード』が公開され、2作目として『天使と悪魔』が製作されている。
監督と脚本は、『ビューティフル・マインド』『シンデレラマン』に続いて3度目のコンビとなるロン・ハワードとアキヴァ・ ゴールズマン。
ラングドンをトム・ハンクス、ソフィーをオドレイ・トトゥ、ティービングをイアン・マッケラン、ファーシュをジャン・レノ、シラスを ポール・ベタニー、アリンガローサをアルフレッド・モリーナ、ヴェルネをユルゲン・プロホノフ、レミーをジャン=イヴ・ベルトゥロ、 コレをエティエンヌ・シコ、ソニエールをジャン=ピエール・マリエールが演じている。壮大なスケールで展開されるミステリーなのかと思ったら、ウンチクを語るシーンと安手のサスペンス・アクションをくっ付けた作品 だった。
タイトルは『ダ・ヴィンチ・コード』だが、ダ・ヴィンチはほとんど関係が無い。
ラングドンの閉所恐怖症や、シラスの色素欠乏症は、何かサスペンスやミステリーにおいて有効利用される設定なのかと思ったら、まるで 意味が無い。
ラングドンが閉所を怖がるシーンもあるにはあるが、特に効果的だとは感じないし。物語の展開が慌ただしくて、ただウンチクの説明を聞いているだけになってしまう。
テンポの良さではなく、淡白さしか感じられない。それを噛み砕いて消化する余裕さえ無い。
で、説明を聞かされても、「ふーん。それが何か?」と思うだけ。まるで頭に入ってこないのよ。
あと、ここで語られるウンチクって、トンデモ系の説を寄せ集めているようにしか感じられないし。
原作は読んでいないが、この映画を見る限り、もしかしてトンデモ本の部類に入るモノなんじゃないか。ソニエールは一発の銃弾が当たって苦しんでいるだけなのに、なぜかシラスは死を確認せず、さっさと立ち去ってしまう。
ソニエールは瀕死の状態なのに、美術館を歩き回ってヒントとなる暗号を書き、十字架を隠し、自分は裸になったり胸に五芒星を描いたり して(自分の胸に絵を描くって、かなり難しい作業だぞ)、それから死ぬ。
その全ての作業をやるだけの余裕があるのなら、警備員を呼んで助けを求めた方がいいんじゃないか。
あと暗号を残すにしても、自分が絵になる必要は無いよな。ソニエールは異様な姿で発見されるのだが、自分でその作業をやっている様子を、先に観客は見ている。
それに、コレもラングドンに「本人がやった」と説明している。
「この異様な死体は犯人による何かのメッセージなのか、見立て殺人なのか」といったところで、ミスリードとして使えそうなものだが、 そういう使い方は全くしていない。
あっさりしたものだ。ソニエールは「ロバート・ラングドンを捜せ」というメッセージを残すが、そんなことを書いたら、警察にラングドンが疑われるだろうと いう考えは回らなかったのか。
名前を書くのであれば、もうちょっと配慮して書くべきだろ。「そんな余裕は無かった」とは言わせないぞ。面倒なスケッチを模して死ぬ ぐらいの余裕はあったはずなんだから。
手間の掛かる暗号を残したソニエールは、愉快犯でもなければ、ラングドンや警察にゲームを仕掛けているわけでもない。
「ラングドン以外の人物や敵に情報を知られたらマズい」ということなら、そもそも、撃たれる前に何か対策を取っておくべきだったん じゃないのか。既に仲間は殺害されており、自分も狙われることは明白だったはずなんだから。ソニエールが命を懸けて、すげえ手間を掛けて作り上げた暗号を、ラングドンは一瞬で次々に解読していく。
観客が謎解きをするためのヒントも時間も、全く与えられない。
モナリザの文字なんて、見た途端に解読が完了する。
ラングドンが何の苦労も無く、どんどん暗号を解読していくんだから、ソフィーの暗号解読官としての存在価値って、全く無いよな。チューリッヒ保管銀行で「10桁の暗証番号が必要」と言われても、ラングドンはすぐにフィリボナッチ数列を打ち込み、何の苦労も無く 金庫を取り出す。その前にソフィーが「もし暗証番号を忘れたら、どうなるの?」とヴェルネに聞いているので、そこで考え込むシーンを 見せたりして、少しぐらい緊張感を持たせるかと思ったら、まあ淡白なことで。
クリプテックスの5桁の番号も、ラングドンは何の苦労も無く、あっさりと「ニュートン」「球体」というヒントから「apple」と正解を 出す。途中で他の答えを推理するような寄り道も無い。ただ、まあ「ニュートンで5文字の言葉」というと、ワシも「apple」を最初に 連想するけどね。
で、クリプテックスから取り出したメモを読んだラングドンは、すぐに「ロスリン礼拝堂」と答えを導き出す。
ここも、やはり観客が推理する暇は与えられていない。
っていうか、てっきりソニエールを殺した犯人や黒幕、その目的などを探る話なのかと思ったら、そうじゃないのね。ラングドンも ソフィーも、犯人探しなんてどうでも良くて、ソニエールが残した暗号を解いて、最終的に聖杯を見つけ出すのが目的なのね。
ラングドンは犯人と疑われているし、ソフィーは祖父を殺されているんだから、犯人探しに躍起になっても良さそうなものだが、そういう 意識は全く無く、別に自分たちが急いでやらなきゃいけない必要性も無さそうな謎解きをするのね。ティービングが「最後の晩餐でキリストの隣にいるのは女性で、それはマグダラのマリアだ」という説を唱えるが、「そうだったのか」と 驚くようなことは無い。
「バカなことを言ってら」としか思えない。
で、そのティービングの説に、ラングドンは否定的なんだよね。
だから「キリストの子孫が云々」とか聖杯伝説に関する謎解きは、全てティービングが担当してしまう。
っていうか、こちとらキリスト教の信者ではない上に、宗教に対する猜疑心が強いもんで、「イエス・キリストは神様じゃなくて人間」と いうのは当たり前の事実だと思っており、それを今さら「驚愕の真実」みたいに提示されても、ピンと来ないんだよな。
「マグダラのマリアは出産している。キリストの子孫が今も生きている」と言われても、衝撃は受けない。
「いてもおかしくないわな」という、冷めたトーンでしか受け止められない。それに、「キリストは人間だ」というのを隠蔽するために殺人を繰り返している連中がいるってのが、もうバカバカしいとしか 思えない。
もっと元を糺すと、「キリストは神様」と信じている連中がバカバカしいと思ってしまうけど、実際、そういう人たちが多いってことなん だろうな。
あと終盤、「実はソフィーがキリストの子孫だった」ということが明かされるが、こっちは「そりゃあ他にいないだろ」と思う だけで、何の驚きも無い。
他に候補者がいないでしょうに。(観賞日:2009年5月18日)
第29回スティンカーズ最悪映画賞
ノミネート:【最悪のヘアスタイル】部門[トム・ハンクス]
2006年度 文春きいちご賞:第3位
・きいちご男優賞:トム・ハンクス